[2749] ブラウザ抗争に終焉の日はない

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,000文字)


《私はおにぎりの女神なのであります》

■音喰らう脳髄[79]
 命あってのモノダネ
 モモヨ

■ローマでMANGA[23]
 「ネコノアシ」再始動
 midori

■アナログステージ[25]
 ブラウザ抗争に終焉の日はない
 べちおサマンサ

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■音喰らう脳髄[79]
命あってのモノダネ

モモヨ
< http://bn.dgcr.com/archives/20091124140300.html >
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関東地方に住んでいる方であれば、テレビのニュースなどでご覧になった方もあるかもしれない。

本日(11月23日)朝、東京都荒川区で火事があり、その影響で付近一帯が停電、ケーブルテレビや光などの情報通信も壊滅状態になるほどの影響が出た。

この手のニュースは日常茶飯事なので、さして気にかけてみるようなことではなかろうが、これ、やはり自分がその渦中に置かれるとなると事情が違う。

なにしろこの火事、現場が我が家から百メートル程度、ブロックでいえばお隣のブロックにあたる。つまり、報道でいうところの「付近一帯」に我が家も含まれるわけで、我が家も停電、そして情報断絶状況に陥った。

我が家の場合、東京ケーブルネットワークつまりケーブルテレビの回線経由で、テレビ番組を受信し、インターネットとも繋がっているわけで、こういう突発時、とんでもなく困る。

今回のケースでは、消防車が出動しほぼ消火態勢が整った後、突然の停電だった。だから、原因がわからずに右往左往したし、何よりも私の場合(きわめて個人的なケースなのだが)、デジクリに送るための原稿(つまり、今皆さんが目にしていたはずのテキスト)を書いていたのが停電で消失。これが痛かった。

電気はすぐに復活したが、今度はネットにつながらない。テレビをつけるとアナログテレビは砂嵐状態のまま。で、地上デジタルに切り替えると「信号がきていない」という深夜御馴染みのメッセージが画面上にあらわれる。

で、ケーブルテレビの回線が断たれていることを確信して納得したわけだが、納得したところで、昨夜から朝にかけて打ち込んでいた私の文章は帰ってこないし、何よりも、ケーブル回線が復活してくれないと原稿そのものが送れない。これでは困る。なんとかしなければならない。

ということで、昼前から携帯を相手にポチポチと親指の運動を始めたところ、昼過ぎ断続的ながらもテレビ復活、続いてネットも復活した。で、こうして原稿を綴っているわけだ。こういう状況にこれまで幾度か陥っていて、その度に何とかしなければならない、そう呟く次第だが、結局、何の対応もしてこなかった自分を呪うしかない。

......最前、所用があり近所まで出かけようとしたところ、家を出てすぐのところに消防車が停まっていた。消防車と道の端の道路標識の間には、黄色いテープが幾重にもはられている。封印され未だ通行止めになっていたのである。迂闊だった。火事は思いのほか身近くせまっていたようで、現実は停電や消失した原稿のことをぼやいているような状況ではなかったのである。

情報インフラも大切だが、テレビだのインターネットより、命あってのモノダネ、体が資本である。一家全員の無事を何よりも喜びたい。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >

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■ローマでMANGA[23]
「ネコノアシ」再始動

midori
< http://bn.dgcr.com/archives/20091124140200.html >
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●ネコノアシ、ルッカ・コミックスに行く

ルッカというのはフィレンツェにほど近い小さな町で、町を取り囲む外壁が完璧に残っているので有名だ。

この町で毎年10月末に、町をあげてコミックスフェアが開催される。ローマでも、ルッカコミックスの直前にコミックスフェアがあるけれど、こちらはほぼ商品見本市のようになっていて、グッズコレクターには便利だけれど、新人同人誌や出版社の動向や出版社との交流といった文化的な面がどんどん消えていっている。

ルッカコミックスはそうした面でも見るべきものがある。ルッカにはいくけどローマには行かないという作家も多い。

そのフェアに、デ・アゴスティーニの仕事の合間を無理矢理作って行ってきた。コミックス・エージェンシー「ネコノアシ」としての仕事が宙に浮いてしまっている。それだけに、作家さんが集まるコミックスフェアへ行って、実際に対面し挨拶くらいするという行為は再始動にふさわしい。

二年前に、学校の教務課長ジョルジャと立ち上げたコミックスエージェンシー「ネコノアシ」は、発足年にディジタル印刷でカタログと名刺を作って東京の出版社を周った結果、イタリア既成作品をこのまま日本の漫画市場に持ち込むのは無理と痛感し、シッポを股の間に挟んですごすごと帰ってきてそのままだったのだ。

ルッカ行きを決めたところで、デ・アゴスティーニのウェブ部門から「登録者との交流のため、スタンドに来てくれませんか。ウェブに載せるインタビュー画像も撮りたいので(薄謝も出します)」という申し込みもあって好都合。フェアに無料で入場できる。何よりも切符を買うために延々と並ばずに済む。

●久々の列車の旅

ローマテルミニ駅からルッカまで直行の列車はなく、フィレンツェ乗り換えでほぼ四時間。切符はもちろんオンラインで購入し、スタンプして持参する。夜明けに起きて車を運転するのがちょっと辛い。

ローマからフィレンツェまでは高速列車なので一時間半の旅。BAR車でもたもたコーヒーなど飲んでる間に着いてしまう。移動ってどうしてこう楽しいんでしょ。車窓の向こうを移り行く景色は見ていて飽きない。

フィレンツェで近郊距離電車に乗り換え。これが待ち合わせを含めて二時間ちょっとかかる。車窓から景色を眺める時間がたっぷりあるわけ。車内は二列縦並びの席。久しく列車に乗らないうちに、IT化がここにも進み、時速、車内と車外の気温、トイレの使用状況を示すモニターがあった。

出発してすぐ、トイレの使用状況が『Allarme SOS』つまり「SOSサイン」となっていた。最近、レイプ事件が社会面をにぎわしており、列車内での事件もあったばかりで、通路を隔てた席に座っていた男性もモニターを見ていて、ちょっと目で「?」をやり取りした。

車掌に連絡した方がいいのか、こうしてぼーっとしてる間にトイレで悲惨な事が起こっていたらどうしよう......といろいろ想像しているうちに、小一時間ほどしてアラームが消えて「使用可」の表示になった。翌日の新聞にも何も出てなかった。

●緊張のインタビュー撮り

ルッカはルネッサンス期の町並みがそのまま残っている。町を取り囲む外壁の要所にフェアのスタッフや市警がいて、道を尋ねるのに困らない。

昨日からルッカに行っていた、ジョルジャと連絡を取って落ち合う。町の中心の広場(イタリアの中世起源の町はまず広場が中心にあり、その広場に教会と市役所があって、それを取り囲むように町が広がる)に大テントがいくつもあって、それが主な会場になっていた。そのうちの一つがレセプションで、そこでスタッフカードを受け取る。これでどの会場にもフリーで出入りできる。

とりあえずデ・アゴスティーニのスタンドへ行く。
< http://bn.dgcr.com/archives/2009/11/24/01.jpg >

インタビューの時間を決めているうちに、「漫画の描き方コミュ」でやり取りをしていた若者三人が現れた。この三人は、コミュ登録者の中で、「技術的にもあるレベルに達し、本気でプロになりたいと思っている人のみ」のグループを作り、20人集まったうちの三人で、事前にルッカで会おうということになっていた。もちろん全員初対面。これがネット社会の醍醐味だね。

女の子二人に男の一人の三人をイタリア式にハグ。それぞれ持ってきた作品集を丁寧に見る。講談社の外部編集として、学校で七年、生徒の作品を講評し続けてきたおかげで、その場で何が不足しているのかを言えるのが嬉しい。学校で授業を始めたばかりの頃は、悪いのはわかるけど何が悪いのか、どこを直したらいいのかを言葉に変換するのに一週間はかかっていた。

この中の一人の絵をジョルジャがいたく気に入り、ぜひ日本へ持って行こう!ということになった。私はジョルジャほどには押す気にならなかったけれど、ある編集者がすごく気に入るというのは、市場に出すために重要な要素だ。この三人に対面したことに続き、収穫その2だ。

三人との対話の後、デ・アゴスティーニのインタビュー撮りをした。本格的なカメラの前に立ち、マイクを取り付けて答えるというのは、緊張もの。あらかじめ質問を書いた紙を渡されたけど、いざとなると、もたもたしてしまう。なるべくちゃんとしたイタリア語で答えようという、色気を出したりするので余計緊張する。
< http://bn.dgcr.com/archives/2009/11/24/02.jpg >
ジョルジャのインタビュー リラックスしている

出来上がったビデオを見たら、声はうわずり、視線がきょきょと落ち着かなくていかにも素人な姿が映っていた。ジョルジャはでんと構えて、撮られ慣れしてる。学校主催の卒業証書授与なんかで舞台に立って、ライトを浴びながら言葉を発してるからなぁ。まぁ、初体験の収穫。次回は視線を一定に保とう!
< http://bn.dgcr.com/archives/2009/11/24/03.jpg >
いかにも素人なmidori

いちおうデ・アゴスティーニのスタンドでの義務は済ませたので、会場を回った。講談社でも仕事をしてくれた大御所、我らがエージェンシーに期待を寄せてくれて「言われた事は何でもやるよ!」と、報酬に結びつかないのにせっせと作品のアイデアを出し、下書きをしてくれる若き漫画家、デ・アゴスティーニでも一緒に仕事をしている漫画家などと直に会い、握手をしてそれぞれと体温を交換して、これも収穫。

スタンドを回ってるうちに吸い寄せられて、初めて知ったオーストリアの作家、SHAUN TAN。すぐに買ってしまった。古い写真の雰囲気を出している絵で、どこの国と特定できないようにファンタジーを交えて移民の苦悩を描いている絵本。これも収穫。

< http://www.elliotedizioni.com/catalog/title/title_card.php?title_id=58 >
出版社のサイト
< http://nuvoleparlanti.blogosfere.it/2009/02/lapprodo-di-shaun-tan.html >
ブログ

エージェンシーとして、何か具体的に作業をしたわけではなく、約束を取り付けたわけでもないけれど、ルッカコミックスという重要なコミックスフェアにネコノアシが顔を出した、という事実が重要なのだった。

【みどり】midorigo@mac.com

ルッカ行き。ジョルジャは前日に学校の卒業生男子19歳と、彼が運転するキャンピングカーで出発した。この彼、キャンピングカーを運転するのは初めて。すべては宿泊費を浮かせるため。本来なら私も同行すべきところ、家庭があって家を空けられないので一人で電車で日帰りした。労をねぎらうため、彼の好きなおにぎりを作って行った。生シャケに塩を一振りしてを焼いてほぐしたものをすし飯に混ぜて握り、海苔でくるんだ。米酢もみりんもないので、ワインビネガーと砂糖で代用。食べる頃にはお酢がうまくご飯と混ざって、すごくいい塩梅になっていた。この彼にとって、私はおにぎりの女神なのであります。

イタリア語の単語を覚えられます!と言うメルマガだしてます。
< http://midoroma.hp.infoseek.co.jp/mm/menu.htm >

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■アナログステージ[25]
ブラウザ抗争に終焉の日はない

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20091124140100.html >
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「アニキ。最近、ウェブブラウザがアレコレとありすぎて、どれを使っていいのかぜんぜん分からないんだけど、どれがいいんだい?」
「トム、自分が使いやすいのを使えばいいだけのことさ」
「この前まで、インターネットエクスプローラー7を使っていたんだけど、友達から、『え? そんなの使っているの? 火狐使いなよ、火狐』って教えてもらったんだけど、火狐ってなんだい?」

「トム、その友人の選択は間違ってはいないが、リアルで火狐なんて喋っているヤツが、本当にいるのかい? その彼は、ピラフのことを炒飯っていうのかい? ちゃんとファイアフォックスと呼びなさい」
「アニキ、ピラフはチャーハンじゃないぞ」
「......。ものの例えだよ、トム」

「そっか、アニキは頭が良いから、例えのレベルが高いぞ! オイラは、ピラフとチャーハンの区別くらいはつくけど、火狐がファイアフォックスのことだって分からなかったよ。それよりファイアフォックスって、どーなの?」
「......。だからいっているだろ、トム。自分で使ってみて、使いやすいもの、自分のWEBパラダイスを快適に過ごせるパートナーかは、自分にしか分からないんだよ」

「そっかぁ。それじゃさアニキ、このチョメってやつはどーなの?」
「チョメ? トム、それはチョメじゃなくて、クロームって発音するんだよ。英語が苦手なのは結構だが、Google Chromeを『グッレチョメ』なんて、どうやっても読みようがないくらい、オマエでも分かるだろ?」
「そっかぁ、クロームって読むんだね! さすがアニキ、物知りだなぁ。日本の偉い人だって漢字を読み間違えちゃうくらいだから、英語なら仕方ないよね! で、クロームっていうのはどーなの? 使いやすいの?」

「だからいっているだろ、トム。最後は自分の好みで決めればいいことなんだよ。オマエはホテルのレストランで、バイキングを食べようとしているときに、『どれが美味しい?』って、いちいち人に訊くのかい? 自分で食べたいものを食べるだろ? ピザが食べたかったらピザを皿に載せるだろ?」
「そっかぁ! そうだよね。うーん、どれがいいのかなぁ......。とりあえず、ファイアフォックスっているのを使ってみるね」
「あぁ、好きにしたまえ」

「アニキ、ここの動画が見たいんだけど、『お使いのブラウザではご視聴できません』って表示されるんだけど、どうしたらいいの?」
「なんだい、なんだい、いまどきそんなサービスをしているところが、まだあったのかい。そこは大人しくインターネットエクスプローラーで使って見ておきなよ」
「アニキ、それなら、初めからインターネットエクスプローラーでいいんじゃない?」
「ボブ、何回同じことを言わせるんだい? いっているだろ? 自分が使いやすいものを使えと。それならばインターネットエクスプローラーを使えばいいだけのことだろ! なんでボクに訊くんだい?!」
「アニキ、オイラ、ボブじゃなくてトムだよ」
「どっちでもいいんだよ!!!」

「あれ? アニキ、今度は『クイックタイムをインストールしてください』って表示されて見れないんだけど、どうすればいいの?」
「どうすればいいの? って、クイックタイムをインストールすれば見れるよ! そんなことも分からんのかね?」
「どこでインストールするの?」
「アップルでもいけよ! 検索エンジンで『クイックタイム』って入力して、エンターキー押せよ! なんで自分で調べる努力をしないんだい? オマエはテスト中に答えが分からなくて、『せんせい、この答えがわからないので、教えてください』って訊くのかね? 訊かないだろ?!」
「あはは、ヤダなぁ、そんな、テスト中に訊くわけないじゃん。それに、いまテスト中じゃないよ、アニキ」
「スミス、オマエ、ちょっとイラっとするヤツだな」
「アニキ、オイラ、スミスじゃなくてトムだよ」
「オマエなんか、なんでもいいんだよ!!!」

「それならば、サファリってブラウザを使ったほうが便利なのかな?」
「トム、オマエ、iPodを使っているだろ? ということは、iTunesを使っているよな? オマケで一緒にクイックタイムもついてくるだろ? なんで見れないの? おかしくね?」
「あ、アニキ... ちょっと言葉遣いが怖くなってきたんだけど......」
「オマエがイライラさせるからだよ」
「ごめん、悪気があったわけじゃないんだ。怒らないでくれよ...」
「あぁ... ごめん、ゴメンよトム、ついカッとなってしまった。で、なんでクイックタイムがインストールされているのに見れないんだい?」

「ハードディスクがいっぱいなんで、要らないものを消したときに、一緒に削除したんだ」
「じゃぁ見れないな。いま一番簡単な方法は、諦めることだ」
「えええ! 見れないの? この動画は見れないの?」
「見たいなら、もう一回インストールすることだ」
「なんで一つのプレイヤーで見ることができないの? なんでみんなバラバラなの? ブラウザだって、一つに統一すれば迷うこともないのに」
「トム、いまそれを話し始めたら、この原稿が書きあがるのが、今週の土曜日になっちゃうから、いまは訊かないでくれ」
「アニキ、最近、原稿送るの締め切りギリギリだもんね」
「余計なことを言うんじゃない」

「でもさ、10年くらい前は、インターネットエクスプローラーとネットスケープの熾烈な戦いがあったんでしょ? その後はどーなったの?」
「どうなったもなにも、今も名前を変えて戦っているよ」
「どういうこと?」
「オマエがさっきインストールしたファイアフォックスは、ネットスケープの進化バージョンみたいなものなんだよ」
「ほぉ! そーなんだ! なんで名前変えちゃったの?」
「知るか!」

「でもさアニキ、HTMLレンダリングエンジンを統一すれば、ブラウザもひとつになるよね?」
「ハイ?」
「OperaのPrestoは話を置いといたとして、IEはTridentでしょ、FirefoxやCaminoはGeckoだし、Google ChromeはWebKitを元に作っているじゃない。そもそもTridentやGeckoはC++で組んでいるんだし、WebKitだってKHTMLを基にしているんだから、C++で組んでいるんだよね? それなのに、わざわざ敵対するようなブラウザを作る必要はないよね?」
「トム? いったい、なんの話をしているんだい?」

「やだなアニキ、さっきみたいに、『トム、IE MacのHTMLレンダリングエンジンは、TridentじゃなくてTasmanだよ』とかツッコミいれてくれないの?」
「あ、あぁ、そうだよトム、そーなんだよ! よく知っているじゃないか!」
「ちなみに、Webkitはブラウザだけじゃなくて、iTunesやiPhoneにも使われたりしているんだよね。これから、もっともっとWebkitを活用したソフトウェアがでてくるかもね、ワクワク」

「トム? オマエ、なんでそんなことを知っているんだい?」
「それより、アニキはブラウザはなにを使っているの?」
「ボ、ボクかい? ボクはフォルダを開いて、"お気に入り"からブックマークを開くだけの、シンプルなブラウジングだよ...」
「さすがアニキ、フォルダをブラウザにして使うなんて! それより、Webkitがオープンソースされてから......」
「トム! もう勘弁してくれ!」


【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋。
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/ >
< http://twitter.com/bachiosamansa > ←意味不明発言多数

・今回のネタ、何気にリアルであった様子をボソボソと再現。ことの発端は、「なんでマックもウィンドウズも一緒にしないの?」から始まり、「だいたいインターネットするのに『アレを最新にしろだの、アレをインストールしろだの、お使いの環境ではムリですだの、ふざけんな!』と、40代のおばちゃんが怒り狂っていたこと/でもね、これ(ブラウザ)の問題だけは、何年経っても終わりはないんだろうなぁ/自分たちの感覚では「そんなことで...」と、初心を失ってしまっていることが、特に高齢のかたや、ビギナーさんなどには、要らぬ苦痛になったりするもんですよね。GUIやオペレートに力を注ぐことも大切だけど、いがみ合うのではなく、ライバル同士でも手を組んだモノが、後世の大きな礎になっていくのではないでしょうか。

・不思議な縁のつながり...というわけではありませんが、デザフェスからのお付き合いで、かれこれ7、8年近く遊んでいただいているsioux(スー)さんの初めての個展が、来月から始まります。ほぼ一目惚れに近かったsiouxさんの描く絵は、女性の「内面」を「色」という「温かさ」で見事に表現されております。来月の個展のほかに、グループ展などにも出展していますので、お時間あるときに、「色の温かさ」をご覧になってはいかがでしょうか。

◎sioux 個展「赤い雫」
< http://sioux.jp/ >
会期:12月15日(火)〜27(日)11:00〜20:00(最終日18:00)12/21休
会場:アートコンプレックスセンター(東京都新宿区大京町12-9)
< http://www.gallerycomplex.com/ >

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■編集後記(11/24)

・毎朝「あらたにす」をチェックする。朝日、日経、読売のニュースや社説を読み比べできるサイトだ。社説の比較はおもしろい。読売は当然だが、日経もだいぶ与党に採点が辛い。民主党機関紙かと揶揄される朝日も、ときどき政府与党を批判するが、アフガン支援については日経、読売が小切手外交だと非難したのに対し、小切手外交という批判は的外れだと反論するように、与党の味方である。「選択的別姓法制化へと動くときだ」「東アジア共同体をともに磨こう」なんてまさしく与党に寄り添っており、23日にとうとう「外国人選挙権--まちづくりを共に担う」というとんでもない社説を掲載した。「多様な生き方を尊重する社会」とか「分権時代の地方自治を活性化させる」とか「よりよいまちづくりのための責任を分かち合う」とか、抽象的でノーテンキなことを並べ立て、だからに外国人選挙権付与の実現に踏み出せという。鳩サンそっくりの感情論で、朝日しては意外にお粗末、全文突っ込みどころ満載だ。参政権は日本国民固有の権利であり、こんな憲法違反の意見が出てくるのさえおかしい。「地方選挙権についても最高裁は95年、立法措置をとることを憲法は禁じていない」というのは、裁判官の単なる意見表明「傍論」(「暴論」と言ったほうがいい)があったというだけのことであり法的拘束力はない。最高裁の判決「本論」は日本国民以外に参政権付与を認めていない。朝日はじめ賛成論者のいう「最高裁が認めた」というのは詭弁である。この社説は説得力がなくお粗末きわまりないが、あえて穴だらけで出して来たのか、なにかの策略なのか。いや、ただ筆者がお粗末なだけでしょう。(柴田)
< http://allatanys.jp/ > あらたにす
< http://www.asahi.com/paper/editorial20091123.html >
「外国人選挙権--まちづくりを共に担う」11月23日付・朝日社説
< http://blogs.yahoo.co.jp/hisao3aruga/30323226.html >
「外国人参政権 地方に限っても禍根を残す」10月10日付・読売社説 じつに正しい。読売サイトでは既に掲載終了なので、転載されたブログを紹介

・火事が! 知らなかった。ご無事で良かった......。/おにぎりの女神!/チョメ!/土曜日に「クリエイターのための法務対談スペシャル」開催。出演者のおひとりが入院されたということで、私が代打に。冗談だと思っていたら、セミナー開始すぐに呼ばれ、逃げるわけにもいかず......拍手までもらってしまった。出演者はお馴染み、おかだよういちさんに、高木先生、「情熱の学校」エサキヨシノリさん。エサキさんは広告代理店出身ということで、高木先生の法務見解にプラスして、広告代理店の裏事情、危険な会話の流れや相手の対応などの話まで聞けてしまうお得なセミナーに。誰もいない会議室や、喫茶店に呼ばれたら要注意。おかださんはタイムリーにも(?)トラブル遭遇中なので、皆興味津々。わかるわかる〜あるある〜の連続。約2時間の濃い打ち合わせにはじまり、2時間のセミナーのはずが延長し4時間。この延長が特に面白かった。そして飲み会で2時間と計8時間の濃い〜時間を過ごした。トラブル事例を共有しつつ、経験値アップとして致命傷にならない程度の痛みを覚え、防衛していこうという話に。社内は固定電話がいいよねぇ、とエサキさん。個々人が携帯電話を持つから、何かトラブルがあったら座席を離れて応答してしまう。ない頃は、座席で青い顔して対応していたら、上司が気づき、何があったか問いかけ、大きなトラブルになる前に解決したもんだが、と。(hammer.mule)