電子浮世絵版画家の東西見聞録[97]中華街で忘年会とストリーミング配信、野菜の重ね煮グラタン
── HAL_ ──

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忙しかったイベント運営を終え、いよいよ年も押し詰まり仕事に加え「忘年会」という、心も体も疲れるイベントが目白押しにやってくる季節です。毎年、私はあまり忘年会には縁がないのですが、一応「ボヘミアン」でも忘年会を企画し開催することになり、私が幹事役を買って出ました。

年末は「ボヘミアン」のメンバーも忙しいだろうし、こぢんまりとした忘年会をゆったりとすればいいと考えて、場所や日時を設定、Mailで各方面に投げたところ、な、なんと23名にもふくれあがってしまったのです。「ボヘミアン」を開始して丸一年、あちこちに少しずつ浸透し、影響力が出てきたということなのでしょうか。きっとその忘年会でも大きなネタ話が待ち構えているでしょうが、それはもう少し先の話。

今回はこれを書いている前日、突然降ってわいた忘年会について。これも、なんと「ボヘミアン」絡み、外側で交流がはじまっていたと言うお話です。声をかけてくれたのは「ディジタル・イメージ」の古いメンバーで、以前から何度か忘年会を開催してくれているデザイナー仲間と一緒に、中華街へ行くので参加しないかというお話でした。「ディジタル・イメージ」の彼女とそのデザイナーは、先日のクリエイターズナイトにも来てくれていて、私が「ボヘミアン」で取材しようと考えていた書道家の小林鷺游さんと、会場内で意気投合していたらしいのです。



当日は土曜日の夕方、年末の週末ともなると中華街は人であふれかえっています。私のアクセスは横浜市営地下鉄関内駅からが便利で、そこから5分ほど歩くと善隣門があり、メインの中華街大通りに入ることが出来ます。彼女たちは元町中華街駅からなので、ちょうど反対側に位置する中華街東門あたりから入ることになります。彼女のリクエストは水餃子で有名な「山東」という店だったので、お互いのアクセス中間地点です。

北門大通りを抜け、善隣門に入ってみてビックリしたのは人の多さでした。前記したように土日は混むのが当たり前、まして年末の夕方です。実は忘年会へのお誘いはお昼頃Mailでいただいていて、土曜日曜もなく「ボヘミアン」の新しい企画に没頭している最中で、この瞬間まで今日が土曜日だということに気がついていなかったのです。

山東(サントン)
< http://allabout.co.jp/travel/travelyokohama/closeup/CU20040728A/
>

こんな日に予約もなしに中華街に入るのは無謀というもの、それに山東は超有名店。もちもちの食感の餃子で有名なのですが、それにもまして土日は並ぶのが必須ということ自体が超有名。さらには、入ってもあまりゆっくりはできないお店なのです。美味しいことは美味しいのですけれどね。一応、山東まで行ってはみたものの、案の定、店の前には20人以上の人が行列を作っていました。我々は大人8人と子供2人という構成、とてもではないけれど無理、無理。

ということで、他のお店を探そうにも人の多さにウロウロするばかり。数店舗に入ってはみたものの席はなく、しかたがないので一緒にいた中華街通のデザイナーの、大通りから少し入った所にしようという提案を受け、どうにか落ち着いた所が四五六飯店でした。ここは、中華街の中にも数店舗、六本木ヒルズにまで出店している大きなお店なので、まあ許容量はあるだろうということで確定です。予想通り空席があり、ようやく円卓を囲むことになりました。

さて話はいきなり変わりますが、その前日のこと、「ボヘミアン」の中でストリーミング配信のできるUstreamというアメリカサイトを検証しようという話が持ち上がり、私も試していたところでした。このサイトでは、なんとiPhoneアプリを使って、どこからでもストリーミング配信ができてしまうのです。
< http://www.ustream.tv/
>
< http://www.ustream.tv/channel/picasso-test-show
>

まだ、どのように使っていったらいいのか明確には分かっていませんが、とにかく簡単でビックリしました。iPhoneで撮影すれば、その場で配信されてしまします。テスト映像として、中華街忘年会の円卓の様子を私のBlogに張りましたのでご覧下さい。
< http://artisthal-blog.blogspot.com/2009/12/blog-post_13.html
>

これは、iPhoneの「Ustream Live Broadcaster」*を起動してLiveかLocalを選択、Recordボタンを押すだけです。Local撮影でも、保存時にアップロードを選択すればその場でアップできます。タイムラグはありますが、twitterにもアップできます。もちろん、PCからUSBカメラを使った配信もできます。誰でも簡単に私生活を配信できるなんて、凄い時代になったものです。
*< http://itunes.apple.com/jp/app/ustream-live-broadcaster/id319362690
>

ただ、残念なことにiPhoneだと保存された映像は確認できますが、アップロードされた映像はFLVなのでiPhoneからは見られません。YouTubeは見られるのだから、どうにかなりませんかねぇ。

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◇本日のお薦めYouTube Music フランクザッパ
フランク・ヴィンセント・ザッパ(Frank Vincent Zappa, 1940年12月21日─
1993年12月4日)

ロックギタリストだと思っていたら大間違い、アレンジャーであり非常に多作な作曲家でもあるザッパは、政治や経済にも影響を及ぼす仕事をしていた現代音楽作家だ。誰よりもアメリカを冷静に見ていた男、ザッパに関する記述は膨大な数に上るほど書かれて、それらを網羅して読むことはできない。それほどの影響力の大きかった人だという証だろう。今回掲載するYouTubeはたった1本だが、映像はなく、リストになっているので仕事をしながら最後まで聞き続けて欲しい。その多才さがわかるだろう。
<
>

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◎野菜の重ね煮グラタン

01.jpg今回は、ネットで見つけた野菜調理法を自分流にアレンジしたものをご紹介します。この方法を使うと野菜を美味しくたくさん摂ることができます。調理に用意するのは蒸気を逃さない厚手の鍋です。私が使っているのは、蒸気抜けの穴のないル・クルーゼの鍋です。それに野菜類と塩、それだけです。
< http://www.lecreuset.co.jp/
>

用意した鍋の底に少量の塩を均一に振り、キノコや海藻類を一番下に敷きます。次に茄子やトマトキュウリや豆類、そしてブロッコリーやキャベツなどの葉物、そして芋類、根菜類、穀物、白身の魚や、いか、エビ、貝などの魚介類、そして塩を少し振って愛情をたっぷり注ぎ入れ、蓋をして弱火でコトコト煮えるのを待つだけです。我が家では魚介類は一切加えず、野菜だけで、それも基本的に皮付きのものを使って煮上げていきました。良い香りがしてきたら蓋を開け、野菜がしんなりしていれば出来上がりです。

出汁も入っていないにもかかわらず、煮上がった時のふくよかな味わいは何にもかえることのできない新感覚です。この煮上がった野菜はそのままグラタン皿に並べ、パン粉と粉チーズ少々とオリーブオイルをかけてオーブンで焼いてみました。味付けは重ね煮した時の少量の塩分と粉チーズだけですが、素材の旨味が凝縮された野菜料理が出来ました。

翌朝はお味噌汁の具にしてみたら、これがまた美味しい。ジャガイモを中心にしてコロッケにしてみても良いかと思います。この方法はなぜ美味しいのかということが書いてありましたので引用しますと、野菜の性質を計る尺度に「陰陽論」というのがあるらしく、たとえば根菜は下にむかって成長し体を暖める「陽性」で、葉菜は上に向かって伸びる遠心力で成長し、体を冷やす「陰性」だということで、重ね煮では葉っぱを下に、根っこを上に重ね火を加えることで上に向かおうとする力と下に下がろうとする力が働き、お互いに影響し合って素材の本来の甘みや旨味を引き出してくれる、のだそうです。

下記サイトに詳しく載っていますのでご参考に。
< http://www.wara.jp/ka.html
>

【HAL_】横浜在住アーティスト hal_i@mac.com
Web < http://homepage.mac.com/HAL_i/
>
Web < http://lohasfood.exblog.jp/
>
Web < http://Web.mac.com/hal_i/
>