[2815] 文房具の思い出&オススメ文房具

投稿:  著者:  読了時間:27分(本文:約13,000文字)


《デザイン、存在、機能......すべてにおいて、文房具にワクワク》

■?×?×CrossOver Talk[7]
 自分の使ってきた文房具の思い出ってありますか?
 ──「BOXY」のボールペンからスケジュールファイルのハックまで
 杏珠

■ショート・ストーリーのKUNI[76]
 王様と大臣
 ヤマシタクニコ

■デジクリトーク
 勝手におもしろがっているクリップ
 柴田忠男



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■?×?×CrossOver Talk[7]
自分の使ってきた文房具の思い出ってありますか?
──「BOXY」のボールペンからスケジュールファイルのハックまで

杏珠
< http://bn.dgcr.com/archives/20100318140300.html >
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デジクリ読者の皆さん、こんにちは。studio H.M代表のディレクター/デザイナーの杏珠(あんじゅ)です。

今回は、みなさんにとって身近な存在の「文房具」についてのお話です。文房具の思い出から、自分は文房具が本当に好きなんだと思わせてくれた場所、使い方やハックの話を交えてみようかと思います。

●文房具として使っていなかった「BOXYのボールペン」

先日、知人となぜか懐かしいビックリマンチョコの話で盛り上がり、スーパーカー消しゴムの話題に発展しました。小学校の時に、スーパーカーの形をした消しゴムが流行していて、主に2つの遊びをしていました。机の上でぶつけ合って落とす相撲のような遊び。廊下でコースを作って、誰が一番になるか競走するレースなど、当時、クラスのみんなが夢中になっていました。

で、名前はスーパーカーなのですが、モノは消しゴムなので、それを動かすのに道具が必要でした。その道具というのがノック式のボールペンで、ノック機能のボタンを押して戻る反動を使って消しゴムを飛ばしていました。そこで不思議なのが、みんなが「BOXY」シリーズのボールペンを使っていたこと。ノック式のボールペンならなんでもいいんですが......多分、遊ぶために使いやすかったからなんでしょうね。

当時の自分は、みんなが同じものを持っていたとしても「BOXY」のボールペンで、なおかつ本体の色が黒と心に決めていたことが、自分にとっての「ステータス」だったんだと思います(かわいいプライドですね・笑)。そのボールペンを文房具として使っていたかというと......使っていませんでした(笑)。これが、小学校の一番の文房具の思い出です。

「書くための道具」という文房具が、まったく違うことに使われていたこと。それも毎日熱狂的に遊ぶための道具になっているということ。これってすごくないですか? もしかしたら、身の回りの「使っていないもの」とか「普段何気なく使っているもの」が、違う使い方や組み合わせによって、そのモノが生き生きとするなら、これほど嬉しい事はないよなぁ...と思ったんです。

・BOXY限定復刻版ボールペン:「昭和レトロ倶楽部」
< http://retro-club.com/boxy-ball.html >
・スーパーカー消しゴム - Wikipedia
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=30868221 >

●文房具に目覚めた聖地「銀座伊東屋」との出会い

ふと、ある変化に気がつきました。キャラクター入りのふでばこをメッシュのペンケースに変えた時や、鉛筆をシャーペンに変えた時など、文房具を変えると、なぜか大人になった気分になりました。今考えると、背伸びしている感じがして、とてもほほえましいのですが...(笑)そのまま時は流れ、20歳を過ぎた時に、自分にとって文房具に対して衝撃的なことがありました。それは「銀座伊東屋」との出会いでした。

ここが、社会人になって文房具のおもしろさを知った場所です。ビル全体がほぼ、文房具の売り場という「銀座伊東屋」で「デザイン、存在、機能......すべてにおいて、文房具はワクワクするもの」と感じて、自分は文房具が好きなんだなぁ、と思いました。

それを機に、大きな街に買い物に出かけるときは大抵「LOFT」「東急ハンズ」「世界堂」の各文房具コーナーに行き、自分が大好きな家電量販店に行くのと同じぐらいワクワクしています。もちろん我が事務所のある地元、練馬の文具屋さんにもちょくちょく顔を出して、いろいろ物色している自分がいます。「これはどんな時に使うといいんだろう?」「アレと組み合わせてみたらどうだろう?」など、妄想力が爆発しています(笑)

・GINZA ITO-YA
< http://www.ito-ya.co.jp/ >

●オススメな文房具と活用事例

1)スケジュールファイル

1日から31日まで、日毎にインデックスついているクリアファイルです。昨年暮れから2ヶ月分のファイルで運用していますが、とてもいい感じです。ペラのクリアファイルに必要書類を入れて、それをこのスケジュールファイルに挟み込むという使い方です。クリアファイルの色を変えることで、重要度の判別も可能になります。

これを使う前は、佐藤可士和さんの本「佐藤可士和の超整理術」でも紹介されていた「フェローズ バンカーズボックス」というA4サイズの用紙が入る段ボール箱に、下敷きで仕切りをして、GTD(Getting Things Done)という仕事術で解説されている「43Folders」という仕組みで管理していました。

ただ、取り出すのに面倒ということと、直下のスケジュールをすばやく確認したいと常々思っていて、今はスケジュールファイルを併用しています。もうすこし使ってみて、使い方のルールがハッキリすれば、スケジュールファイルを増やして行こうかと思います。

ちなみに、書類などの整理方法は「超整理法」の押し出しファイリング形式をつかって整理をしています。「超整理法」で使用されていたのは封筒なのですが、ウチの事務所ではクリアファイル使って整理しています。理由は取り出さなくても、すぐに内容の確認ができるからです。アスクルなどで100枚入りで550円程度で販売しているので、大量に購入して整理しています。

・スケジュールファイル/リヒトラブのAvanti スケジュールファイル
< http://www.lihit-lab.com/ >
・佐藤可士和の超整理術─佐藤可士和 日本経済新聞出版社
< http://www.nikkeibook.com/book_detail/16594/ >
・フェローズ ジャパン バンカーズボックス
< http://www.fellowes.co.jp/Products/BankersBox.html >
・はじめてのGTD ストレスフリーの整理術:デビッド・アレン/田口元
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4576082116/dgcrcom-22/ >
・Getting Things Done(a.k.a. GTD)part(3) Lifehacking.jp
< http://lifehacking.jp/2005/05/getting-things-done-aka-gtd-part-3/ >
・アスクル スタンダードクリアーホルダー 業務用パック 1パック100枚入
< http://askul.jp/product/detail?pid=596223 >

2)はってはがせるノリ

「ポスト・イット」で有名な3M社から出ているこのノリがあれば、大抵の紙がポストイットになります。仮止めや、何度も貼り直しをする場合に重宝します。このタイプの他社のノリも試しましたが、やはり接着具合はこの「はってがせるノリ」が自分には一番しっくりきました。

これは、確定申告などのために、領収書をまとめている方にオススメのアイテムです。市販のリングファイルに、Macを使われている方であれば、スケジュール管理アプリケーションの「iCal」を使い、「日別表示」でその月の1か月分をプリントします。月末にまとめて1か月分出力すれば、そんな手間はかかりませんし、用紙の初日にインデックスシールを貼れば、検索もラクです。
この用紙にリング穴を開けてファイリングし、このノリで領収書を貼り、気がついたことは紙に直接書いておきます。領収書が新たに見つかって、追加で貼るときや、別の日に移動するときにも簡単にはがせて、また貼り直せます。

・3M はってはがせるスティックのり
< http://www.mmm.co.jp/office/adhesive/gr.html >

文房具は使い方によって、本当に用途が広がってきます。今回は長くなるので触れていませんが、手帳のカスタマイズといったら私の考えもおよばないような、すごい使い方をされている方も数多くいらっしゃいます。そういったブログや本を読むのも、またワクワクして面白いですよ。

そして、世の中のデジタル化が進む中、こういう時代だからこそ、デジタルとアナログのいい所を組み合わせることで、よりクリエイティブでワクワクすることができると思っています(たとえば、手書きのメモをScanSnapでスキャンしてEvernoteに取り込む、お気に入りの書き味の違うボールペンやシャーペンでアイデアスケッチをしてみる......など)。

オリジナルの使い方を見つけることで、その文具により愛着が湧く。そしてその使い方で、仕事やプライベートにもいいスパイラルが必ず生まれますから、ぜひ、文房具のすばらしい世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか。

【あんじゅ】ask@happy-montblanc.com

東京都出身。デザイン事務所「studio H.M」代表。エディトリアルを中心にデザイン業を営んでます。愛車のSKYWAVE250にPSPのマップラスナビをつけていろんな所に出没しています。大手コンビニエンスストアと某家電量販店でオーディオビジュアル機器(カーナビ、衛星放送機器、テレコ)の販売経験を持つ、妙な経歴の持ち主のディレクター/デザイナー。
『みんなが幸せになれることはないか?』をモットーに、日々自分が気になることを追求し、業種、仕事にとどまらず多方面で物事を追求し、答えを求めている天国思考な人物です。最近はモチベーションを上げるためにはどうしたらいいか? という事もよく考えるようになったので自分で勝手に『モチベーションクリエイター』という肩書を作りました(笑)
機械モノ(PCとかガジェットとか。iPhoneは2台持ち)が大好きで、小学校低学年からの生粋ゲーマー、料理(食べ物)が大好物です。業種、仕事の内容、もちろん仕事でなくとも『ピンっ!』と何かを感じてくれましたら、いつでもコンタクトいただければ嬉しい限りです。

Design × Lifehack × CrossOver Lab(ほぼ毎日更新中!):
< http://happy-montblanc.com/blog/ >
studio H.M作品集:< http://gallery.me.com/powerangix >
Twitter:< http://twitter.com/powerangix >

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■ショート・ストーリーのKUNI[76]
王様と大臣

ヤマシタクニコ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100318140200.html >
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世界の片隅にその存在をほとんど知られていない小さな国がある。
ある日、その国の王様が大臣を呼びつけた。

「王様。何かご用でございますか」
「うむ。実は隣の国の国王から来た手紙を読んでいたのだが、わからないことがあって返事をしようにもどうしてよいかわからないのだ。物知りのおまえに聞けばわかるかと思ったのだ」
「ははっ、光栄でございます。それはどのような内容で」

「『しばらく会ってないが元気かい? ぼくはとても元気だよ。この間のバレンタインデーの成果は37だった。もっともほとんど義理チョコだと思うが、これではホワイトデーがたいへんだ』こんな内容なのだが、私にはさっぱり意味がわからない。バレンタインデーとはいったい何なのだ?」

「ああ、そんなことでございますか。えっと。いつぞや風の噂に聞きましたところでは、それは女性が意中の男性に愛の告白をする日であったような、気がしますな」
「え、女性が男性に」
「さようでございます。最近の女性は積極的になっておりますので、そういうこともごくまれにはあるらしいのです」

「なんとすばらしい。おまえはそういうものがあるということをこれまで私にちっとも言ってくれなかったぞ」
「王様にはちと刺激が強すぎるのではと思いまして。そういうことをする女性ははすっぱな女性に決まっております。かたぎの娘がそういうことをするわけがございません」

「大臣、おまえが私のことを心配してくれるのはありがたいが、少々過保護ではないか。私ももう49歳なのだ」
「え、49歳。いつのまにそんなおっさんに、いや、なんでもない。月日のたつのははやいものでございますな」

「うん。両親が死んでからおまえたちやさしい家臣に守られて40年。つまり、私はこの城から一歩も出ないまま40年を過ごしたことになる。ところで、バレンタインデーがどんな日かはわかったが、この『義理チョコ』というのは何なのだ」
「はあ。私もそれはさっぱりわかりません。しかし、もしこれが新しい言葉とすると、大臣2なら知っているかも知れません。私はもう79歳ですが、大臣2はまだ若い。72歳です」

というわけで大臣2が呼ばれた。ちなみに、最初の大臣を「大臣1」とする。

「ああ、大臣2か」
「はい、大臣2です」
「おまえならわかるかも知れないと思ってな。『義理チョコ』とは何だ」

「ははっ。義理チョコですか。義理チョコ。義理チョコ。義理チョコ。えー、その、あの」
「どうした。わからぬか。若い人ならわかるはず、と大臣が言っておったが」
「もも、もちろんわかりますとも。これはですね」
「うむ」
「これはもう、だれでも知っている、有名なものです」
「だからどうなのだ」

「話は変わりますが、世間ではインターネットというものがあるそうです」
「うむ」
「地デジというのもあるそうです」
「うむ」
「エコポイントというのもあるとか聞きます」
「だからどうなのだ」

「つまり、義理チョコというのもそういうものの一種でして。島倉千代子と奥村チヨを足したようなもので、人名です。二酸化マンガンを加えると酸素が発生することもありますが、世間ではよくあることなので反対してもどうにもなりません」
「さっぱりわからないが、それではホワイトデーとは何のことなのだ」

「はあ、それですが、さすがに私でもそこまではわかりかねます。義理チョコならなんとかなったのですが。でも、大臣3なら分かるかも知れません。私より若く、まだ69歳ですから」

というわけで大臣3が呼ばれた。

「ああ、大臣3か」
「はい、大臣3です」
「おまえならわかるかも知れないと思ってな。『ホワイトデー』とは何だ」
「ホワイトデーとは直訳すると白い日ですが、それは関係ありません」
「なら、何なのだ」

「これはお笑いコンビの名前です。『ホワイ』と『デー』なのです。『ホワイ』を大阪弁にすると『なんでやねん』となることからも明らかです」
「ほほう」

「ホワイです〜、デーです〜、二人合わせてホワイトデー! しかしまあなんですなあ、すっかり春になりまして。はいはい、そうでんがな。春といえば花粉症ですなー、はいはい、ぼくもすっかり花粉症になりましてね、ほー、そうかいな、君が花粉症に、ほんまかいな、ほんまやがな、うそやと思たらくしゃみしてみよか、カ、フンショ! あ、ほんまやほんまや、花粉症や〜てな感じですな〜〜〜。あ、王様、王様、どうなさいました」
「しくしく...しくしく...」

「ど、どうなさったのですか、おなかが痛いのですか、それともおなかがすいたのですか、食べ過ぎですか」
「うう、みんなして...私が何も知らないと思ってでたらめなことばかり...どうせ私は49歳にもなって、何も知らないんだ、義理チョコもホワイトデーも何も...う...う...うわ〜〜〜〜〜ん!」
「ああ、王様、王様、泣かないでくださいませ」

大臣1も大臣2もあわてて戻ってきた。

「もも、申し訳ございません。われわれも、決してでたらめを言うつもりはなかったのです」
「お許しください。王様と同じく、われわれも世間のことはよくわからないのです。くわしく教えてさしあげたいのは山々なのですが、なにぶん知らないことはどうにもこうにも」

「これでは隣の国の王にどう返信を書けばいいかわからないではないか。返事がなければ、きっと『わー、ホワイトデーとか義理チョコが何のことかわからないんだ、だから返事が書けないんだ。いい年をして何にも知らないんだ、わはははは』と笑われるにきまってる。どうしたらいいんだ。わ〜〜〜ん」
「泣かないでくださいませ。この返信についてはわれわれが何とか」
「知恵をしぼって」
「必ず書き上げてみせます」

王様の泣き声があまりに大きかったので、それは城中に響き渡った。そして、折しもじゃがいもを納めにきた、じゃがいも農家のじゃがいもそっくりな顔をした男の耳にも届くことになった。

「なんだいなんだい、大臣さまたち。いったい何の騒ぎでいらっしゃる」
「おお、そちの耳にも入ってしまったか。実はこれこれこういうわけで、返事をどう書けばよいものか悩んでおるのだ」
「なんだ、こんなものでどう悩むんだべ。おらなら寝てても書けるべえ」
「なんだと。ほんとうか」

「ああ、『バレンタインデーの成果は37』なんて、どうせさばを読んでるに決まってるから、こっちも負けずにさばを読めばいいこった。ホワイトデーにプレゼントするには、やっぱりピンクのパンティがよかんべなー」
「なな、なんだと!」

大臣3はあっけにとられ、大臣2は真っ赤になり、大臣1はぶっ倒れてしまった。

大臣たちはそれでもほかに手がかりもなかったので、このじゃがいも男のいうことを参考に、王様の手紙を代筆した。
「ぱ・・・ぱ・・・ああ、だめだ。私にはどうしても書けぬ」
「私にも無理です」
「さばを読むといってもどれくらいにすればいいのだろう」
「仮にも国王です。どうせなら大きくしないと」

大臣たちは三日三晩かかってああでもないこうでもないと悩み続け、やっと文面をまとめた。

貴殿におかれましてはお元気でお暮らしの由、何よりにて候。バレンタインデーの成果『37』個とのこと、慶賀の至りに候へども、当方においては控えめに見積もって『35624』個であったことをご報告させていただき候。なお、ホワイトデーにはピンクの

「ああ、だめだ」
「私には書けません」
「どうしたらいいんだ」

いまだに返事は書けていないらしい。

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
みっどないと MIDNIGHT短編小説倶楽部
< http://midtan.net/ >
< http://yamashitakuniko.posterous.com/ >

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■デジクリトーク
勝手におもしろがっているクリップ

柴田忠男
< http://bn.dgcr.com/archives/20100318140100.html >
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姉妹紙「写真を楽しむ生活」のつくり方。発行日の前日(たいてい前夜)に、メインコンテンツである「全国写真展情報」を整理する。全国二百数十か所のギャラリーの写真展を記入したオリジナル「写真展カレンダー」があるから、発行日の翌日から始まる写真展をそこからピックアップして記事の体裁にする。それはデジクリ・データベースを用いて、半自動化してあるから楽な作業だ。「展覧会・イベント」「写真関係イベント」も事前に調べておくから、このときに記事化できる。

そのほかの「新製品・サポートなど」「レビュー・撮影テクニック」「読み物・ニュース」「業界情報」などのカテゴリーは、発行日の午前中に決められたサイト20か所くらいを巡回し、関連記事のタイトルとWebサイト名、URLをクリップしてメルマガの体裁にしてならべる。

「写真を楽しむ生活」のメニューは、写真展や写真、カメラに関するものがメインだが、最近になって情報量が増えて来たのが一番下(編集後記の上)に位置する「そのほかの読み物」である。ここは、まさしくそのほかの情報であり、写真とほとんど関係のないものをランダムに並べている。じつは、このカテゴリーにクリップした情報を入れていく作業が一番おもしろい(ごく一部の読者からも、一番下が一番おもしろいと言われている)。

3月の昨日までの発行は13号である。「そのほかの読み物」は合計132本あったから、1日平均10本くらいクリップを並べていることになる。その内容は、わたしがいま興味あることを並べただけで、読者のことはまったく考えていないというところが我ながら勝手過ぎる。

興味の対象となる物件は、電子出版、iPod、電子ペーパー、健康、自転車、ロボット、鉄道、旅行、宇宙、文房具、本、大型店舗、Twitter、地図、ファストフード、おもちゃ、おもしろ写真・動画、ビール・酒、便利ツール、食べ比べ・飲み比べ、役立ちパソコン周辺機器、発電、SF映画、いたずら、子どもとケータイ問題、おもしろ広告、大画面テレビ、中国のガジェット、探検、珍アイデア......などなど、まじめなものからふざけたものまでもう種々雑多。

情報系サイトを巡回するスピードは速いほうだ。記事を全部読まなくても、必要な情報かどうかは直感的にわかる。ところが、おもしろ系サイトになるとスピードががくんと落ちる。つい記事をしっかり読み込んでしまうからだ。メールマガジンに必要な情報ではないものまで読む。むしろそっちの方が多い。午前中の一時間程度をそれに費やしてしまうこともある。

クリップされた記事は「写真を楽しむ生活」とはほぼ関係ない。読者にはもうしわけないが、わたしの防備録のような位置づけになる。あえて分類せず、その日の気分でランダムに並べる。まことにいいかげんである。ときどきバックナンバーを掘って、必要な情報を探し出す。これは便利だ、と自己満足。

3月に掲載したクリップから、お気に入りをいくつか挙げておきたい。

・ひな人形3万体に出迎えられる(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/02/27/a/ >

・Google Earthで発見した奇妙な風景20選(WIRED VISION)
< http://wiredvision.jp/news/201002/2010022623.html >

・最安ポメラを速攻レビュー(ケータイWatch)
< http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/stapa/20100301_351951.html >

・超便利! ビジネスに役立つ無料ツール エリアを自由に選んで白地図が作
成できる「白地図 MapMap」(INTERNET Watch)
< http://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/biz_tool/20100303_352194.html >

・女の子の服、なぞって破る──「妄撮 for iPhone」が誕生するまで
(誠Biz.ID)
< http://bizmakoto.jp/bizid/articles/1003/03/news007.html >

・経理職の裏話を聴いてきました(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/02/c/ >

・『どうしてこうなった的な画像集』が抱腹絶倒で大人気!(ガジェット通信)
< http://getnews.jp/archives/49991 >

・とても一般人では真似のできないクールな男のアクションムービー「The
Coolest Guy in the World 2」(GIGAZINE)
< http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100307_the_coolest_guy_in_the_world_2/ >

・鳥肌物の超大規模"ピタゴラ装置"動画! 最後の結末は......
(ガジェット通信)
< http://getnews.jp/archives/50359 >

・100円のメモ帳がスゴすぎる(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/07/a/ >

・流氷を追って知床へ! ダルマストーブ列車でオホーツク海岸の旅
(誠Style)
< http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1003/08/news011.html >

・突如現れた巨大カメラのちょっとシャレた仕掛け(GIGAZINE)
< http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100308_big_camera_in_town/ >

・絶滅寸前のホーム喫煙所をさがして(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/09/a/ >

・折りたたんで持ち運びが可能な電動バイク「Yike Bike」(GIGAZINE)
< http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20100309_yike_bike/ >

・おもしろ学会(インタラクション)を見学した(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/11/a/ >

・列車トイレ図鑑(JR九州編)(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/12/b/ >

・中国で見つけた惜しい日本語(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/14/b/ >

・怖すぎです...。世界初のインターラクティブ・ホラー映画「Last Call by
13th Stree」(動画あり)(GIZMODO)
< http://www.gizmodo.jp/2010/03/last_call_by_13th_stree.html >

・パソコンに隠したはずのエッチな画像を根こそぎ暴く探偵ドライブ発売中!
(GIZMODO)
< http://www.gizmodo.jp/2010/03/post_6864.html >

・神田川洞窟のなぞ(Daily Portal Z)
< http://portal.nifty.com/2010/03/16/c/ >

ニフティが運営する娯楽サイト「Daily Portal Z」からのクリップが多い。面白い場所を見つけたり、こんなことしたら面白いに違いないと思った、おばかな役立たずアイデアを実際に試してレポートしたり。おもしろいな。こういうサイトをやってみたかった。思えば、1996年6月から1997年4月まで編集長をやった、なんでもありのインターネットマガジン(と呼んでいた)「WONDER-J」がこんな感覚だったな(と、遠い目)

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■編集後記(3/18)

・テレビ朝日の「ナニコレ珍百景」に出て来る動物達がかわいい。なかでも犬や猫がいい。昨夜見て笑えたのは、塀の小さな穴から半身を表の道路側に出している珍な犬。いままでも眉毛犬とか、塀の上で腹這いになって四つ足を塀の外と中に垂らしている犬とか、ニッコリ笑う犬とか。この笑う柴犬「ちぃちゃん」のかわいらしさといったら、じつに感動的であった。耳を伏せて目を細めて、本当にニッコリ笑っているのだ(YouTubeにあったが削除された)。こういう映像を見る度に、うちの柴雑ハニー号(12歳、わたしといい勝負だ)の芸なし、特長なしを嘆くのであった。そして、ここ数日挙動が不審である。いままでは、居間に娘一家の誰かがいる時は、暗くなっていつもは室内に入れる時間になっても、遠慮しているかのようにテラスでおとなしくしていたのだが、3日前から変化が生じた。たまたま幼稚園児が風邪気味で休み、居間で遊んでいる間ずっとガラス戸を前足で掻いて鳴き、吠える。いくら注意してもやまない。幼稚園児が帰ってしまうとおとなしくなった。2日前、また同じ現象が起きた。今度は小2生と園児がいる時だ。昨日、昼過ぎに園児が来たらまた騒ぎ、いなくなると静かになった。もしかして、子どもらに嫉妬しているのか。ためしに犬から見えないところで子どもらと遊んでいたら、なんだか落ち着いているようだ。これは困ったことになった。今日は、お昼には幼稚園児が帰って来る。さて、どうなるか。歳とるとヒトもイヌもやりにくくなる。(柴田)
──いまのところ静かだ 12:48

・iPhone版の「百科事典マイペディア」が発売された。収録項目数約66,000、価格2,000円。ウィキペディアの閲覧ができたり、写真やメモなどオリジナル要素を登録できる「マイ百科事典」も作れるそう。/「コトバンク」のプラグインに、マック版やiPhone版が出たら嬉しいのだが。コンテキストメニューに「コトバンクで検索」を追加できるか試してみようっと。コトバンクで検索できる辞書は52、約48万語。出てこない用語は解説リクエストできる。「デジタル大辞泉」「百科事典マイペディア」「知恵蔵2010」「朝日新聞掲載キーワード」「デジタル版日本人名大辞典+Plus」「朝日日本歴史人物辞典」「美術人名事典」「グロービズのMBA経営辞書」「人材マネジメント用語集」「マーケティング用語集」「ビジネス用語集」「ASCII.jpデジタル用語辞典」「チョコレート・ココア辞典」「とっさの日本語便利帳」「日本文化いろは事典」「ご贈答マナー辞典」「世界遺産情報」「法則の辞典」などなど。「宝塚用語辞典」まであったよ。/実はデイリーポータルZさんから、執筆依頼が来たことあり。一度は書いたような気がする。女性向けサイトからレギュラー依頼が来たこともあった。ギャラは良かったが、このメルマガと仕事とで手一杯だし、自分が他の人にボランティアで執筆お願いしているのに、とも思い、泣く泣く諦めた。その女性向けサイトからは有名人が輩出されていたので、もったいないことしたかな〜とも思っていたり。(hammer.mule)
< http://www.kn-concierge.com/iapptop/ >  百科事典マイペディア
< http://doubleko.blog18.fc2.com/blog-entry-4503.html >  iPhone OS 3.2で
< http://kotobank.jp/ >  コトバンク
< >
関西に住んでいたら見られません
< http://www.sqript.net/ >  ビジネス英語なら。検索は無料