[2826] モーションダイ部に乱入なう

投稿:  著者:  読了時間:14分(本文:約6,800文字)


《どうやら僕には何かの風が吹いているようだ》

■クリエイター手抜きプロジェクト[235]MacOS X編
 小ネタいろいろ
 古籏一浩

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[08]
 モーションダイ部に乱入なう
 茂田カツノリ

■展覧会案内
 第8回TIS公募受賞作品展
 キムラ・グラフィック《ルビ》展


■クリエイター手抜きプロジェクト[235]MacOS X編
小ネタいろいろ

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20100405140400.html >
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今回は、ちょっとした小ネタです。MacOS X Tiger(10.4)/Leopard(10.5)/Snow Leopard(10.6)以降で動作します。多分、LinuxやFreeBSDなどのUNIXでも動作するはずです。便利かもしれないけど、しくじると痛いコードもありますが。

まず、特定の拡張子を持つファイルをコピーするコマンドです。同じ階層にある場合ならcpコマンドでもよいのですが、フォルダも自動的に作成し階層を保ったままコピーしたいことがあります。例えば、少しでもFTPによる転送時間を速くしたい場合などに有効です(私のサイトのハイビジョン映像素材など巨大なデータがある場合に、HTMLファイルだけをすべて入れ替えたいときに使いました)

●拡張子がjpgの画像ファイルだけをコピーする
rsync -rv --include "*/" --include "*.jpg" --exclude "*" コピー元のパス コピー先のパス

●拡張子がgifの画像ファイルだけをコピーする
rsync -rv --include "*/" --include "*.gif" --exclude "*" コピー元のパス コピー先のパス

●拡張子がpngの画像ファイルだけをコピーする
rsync -rv --include "*/" --include "*.png" --exclude "*" コピー元のパス コピー先のパス

●拡張子がhtmlのファイルだけをコピーする
rsync -rv --include "*/" --include "*.html" --exclude "*" コピー元のパス コピー先のパス


次はMacOS Xならではの、.DS_Storeなど. で始まるファイルを削除するコマンドです。


●.で始まるファイルを削除
find ./ -name ".*" -exec rm {} \;


最後は、MacOS X Leopardでは「コマンドキー+Shiftキー+3」で画面キャプチャすることができますが、その際透明な部分まで保存されてしまいます(確かコマンドラインから何か入力すると、この透明部分の設定は変更できるみたいですが)。この透明な部分をPhotoshopで削除するスクリプトが以下のものです。前面にある時にキャプチャーした場合と、背面でキャプチャーした場合で透明部分のサイズが異なります。


●前面キャプチャーの場合
var docW = activeDocument.width.value; // 横幅
var docH = activeDocument.height.value; // 縦幅
var cTop = 25;
var cLeft = 40;
var cRight = docW - 40;
var cBottom = docH - 55;
activeDocument.crop([cLeft,cTop,cRight,cBottom]);


●背面キャプチャーの場合
var docW = activeDocument.width.value; // 横幅
var docH = activeDocument.height.value; // 縦幅
var cTop = 10;
var cLeft = 20;
var cRight = docW - 20;
var cBottom = docH - 30;
activeDocument.crop([cLeft,cTop,cRight,cBottom]);


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

とりあえず、Apple Final Pro 7のページは勉強用に作成。ハイビジョン映像は、いろいろ追加しすぎて2TB HDDがあっという間に空き容量不足。1台で4TB〜8TBとかでないと辛い状態に。AIJS自動化本は、少ないながらもコンスタントに売れる感じです。

・Apple Final Pro 7使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/FinalCutPro7/ >

・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >

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■子だくさんIT社長のFileMaker日記[08]
モーションダイ部に乱入なう

茂田カツノリ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100405140300.html >
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どうも、先週に引き続き今週も木金土と大阪にいた茂田です。

Twitter & Ustream関連の盛り上がりが素晴らしいわけだが、間違いなくその中心のひとつになっているデジタルステージさんで行われているUstream中継の場に、今おじゃましていたりする。前回もご紹介した、Twitterフォロワー抽選ツール「がらぽん」を、この場でもご利用いただいているのだ。ちなみに、神田敏晶さんはいま出演中なのだ。
< http://www.digitalstage.jp/lab/ >

もとはカトキチさんの抽選会でご利用いただいたものを、デジタルステージの平野友康さんがご覧になっており、そこで「あれは誰が作ったんだろう」とつぶやいたのを、フォーカルポイントの方がご覧になって「それは @shigezo に聞いてください」とご紹介いただいた、という流れだ。

実は、さらに偶然古くからの知り合いに出会うなども重なり、運命的なものも感じたりしている。どうやら僕には何かの風が吹いているようなのだ。だからこれに乗り損ねないようにしたいな。

Twitterならではの情報伝搬力が、ビジネスに活きちゃったら大変なことになる、というののひとつの例だろう。これからがさらに楽しみだ。

●やっとこさ到来したデジタル革命かな

もうじき45歳になる僕は、パソコン、そしてインターネットというものが登場し、成長してゆく過程をずっとみている。その間の進化はまさに信じられないほどのものであったが、とはいえこれとは無縁に過ごしている人もまだまだ多いのも事実。

メディアという点だけをみてみても、制作の過程などの裏方作業はパソコンによる変革が起きているが、既存のものも強く生き残り続けている。そして日本は、時代の変革に対して旧勢力がちょっと強すぎたのだろう。そのせいでグローバルな競争に負け、時代の変革に置いていかれたことで、日本の景気全体が悪くなってしまった。

しかし、さすがに時代遅れの旧勢力はどうしょうもなく魅力が落ちてきて、国際競争云々という以前に数字面でどんどん落ち込んでしまっている。プロ野球しかり、大相撲しかり。

こんな状況だからこそ新しいもの、何かの夜明け的なものが待望されるわけだが、それは明らかにTwitter & Ustreamだ。これは間違いない。周回遅れでやっとこさ到来したデジタル革命に違いない。

これからどう流れるのかまったくわからなくて、本当にワクワクする現状だが、しかし一方でランダムに「Twitterやってる人」と聞くと非常に少ない、という事実もある。いまはまだ、先進的で感度が高い人だけが参入している状況だろう。

●ダダ漏れの価値

周回遅れの革命はさまざまな領域に波及しているが、その中で特に報道という分野に絞って考えてみた。

こないだアメリカで朝のニュースを見ていたら、サンフランシスコの町中でビルから蒸気が漏れたという事故の話をしていた。原因はわからないが、とりあえず記者が現場に行き、状況について事実だけを淡々と伝えていた。

こういうのって役立つ情報と思うのだが、日本ではこうした形の報道ってほとんど見ないことに気づく。うーん、なぜだろう。

政治報道も事件報道も、どうもメディア=媒体側が付与したバイアスを明確に感じる。発言の一部だけを無理矢理拡大し、さらに表現まで変えて伝える、という感じだ。実際、何かの事情で取材される側に回ったことがある人は、言ってないことを書かれ、間違った情報を拡散された経験をお持ちだろう。

僕自身も、ある飲食店でバイトしているときにTVの取材を受けたことがある。そのとき思ったのは、ジャーナリズム側には当然に編集権はあるが、これって本当に編集の範疇なんだろうか、いやこれは改ざんというんじゃないかという点だった。

そんな事象は世に多数ある。だからこそ、媒体側が何も加工できない「ダダ漏れ」に価値が出るというものだ。

プロ野球界においても、最近はスポーツ新聞がいい加減な報道をして、それを選手本人が自分のブログで否定する、ということが多々起きている。これは朗報というべきだろう。

素晴らしい時代になったものだと思うが、僕としてはこのパワーをちゃんとFileMakerがらみの商売に活かしてゆきたいな。でも、商売抜きで好きなことやるのも大切だけど。

【しげた・かつのり】 FileMaker公認トレーナー/FileMaker認定デベロッパー。株式会社レクレアル代表取締役。Twitterつながりにて全国各地でのFileMaker講習が実現しそうになっていて楽しみにしている。交通費・宿泊費の追加なしの全国一律料金で行きますのでぜひお声がけくださいませ。本気でFileMaker学んで一生の仕事にしたいと思っている方、その思いを僕にメールください。弟子募集してますので。ちょっとしたことで破門する気の短い師匠ですが、すぐ忘れますので(笑)。

Twitter (個人用)< http://twitter.com/shigezo >
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< http://www.recrear.jp/ >

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■展覧会案内
第8回TIS公募受賞作品展
< http://www.deska.jp/ >
< http://deska.exblog.jp/13250420/ >
< http://www.tis-home.com/cgi-bin/news_2.cgi >
< http://bn.dgcr.com/archives/20100405140200.html >
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会期:3月29日(月)〜4月10日(土)11:00〜18:00
会場:Gallery5610(東京都港区南青山5-6-10 5610番館 TEL.03-3407-5610)
TIS(東京イラストレーターズ・ソサエティ)の公募展、応募人数は1004人、応募総数は625点と過去最高。20名の審査員による選考で37名が入選入賞、今回は大賞はなし。入賞・入選作品6点を展示する。

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■展覧会案内
キムラ・グラフィック《ルビ》展 ─デザインを言葉の「視覚的な《ルビ》と位置づけた木村恒久の過激グラフィック展─
< http://www.vanilla-gallery.com/gallery/kimura_t/kimurat.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20100405140100.html >
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会期:3月29日(月)〜4月10日(土)12:00〜19:00 最終日17時
会場:ヴァニラ画廊(東京都中央区銀座6-10-10 第2蒲田ビル4階 TEL.03-5568-1233)
◇トークイベント 4月9日(金)19:00〜20:30
ゲスト:柏木博(武蔵野美術大学教授・デザイン評論家)
入場料:1,500円(1ドリンク付)

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■編集後記(4/5)

・姉妹メルマガ「写真を楽しむ生活」におけるルーチンワークといえば、写真ギャラリーのWebサイトを見てまわることだ。リニューアルされたニコンサロンの「写真展スケジュール」ページの見やすさ、わかりやすさが感動的だ。とりたてて目新しいものではない。縦軸にカレンダー、横軸に5つのニコンサロンを配置し、いつどこでなにがという基本的な情報が一目で分かる。いままではここのサイト、ちょっと使いにくかったので、この改善はうれしい。たかがスケジュールの表示で喜んでしまうのは、スケジュールなど基本情報の表記の不親切さに、いつも腹立たしい思いをするサイトがいくつもあるからだ。へんに凝ったデザインや仕掛けは不要だ。基本情報をすぐにわかるように配置してくれればいい。ということを、この欄で何回書いたかわからないのだが。/やっぱりうちの犬の性格が歳をとって急変したというか、態度が著しく悪くなった。いまも玄関内で吠えまくっている。雷や爆竹の音が聞こえるといった「事件」なら仕方がないが、なんの理由もないのにテラスで吠えて、ガラス戸に飛びついてひっかき、家に入れろと要求する。玄関に入れるとここでも大吠え、じゃ外に出ていろとテラスに戻すとまた吠える。集合住宅ではこの状態はじつにまずい。仕方なくまた家に入れ、疲れるまで吠えてもらう。こっちの神経がおかしくなりそうだ。どういうことだろう。そりゃ、わたしも歳とってから、いらいらする(って、いとうあさこか)(柴田)
< http://www.nikon-image.com/activity/salon/schedule/ >
ニコンギャラリー

・年度末の徹夜続きを越え、ひさびさのオフ。友人と宝塚歌劇観劇。友人はネットやパソコンにあまり興味のない人なので、自然と仕事と離れた会話になる。宝塚の話、スイーツの話、百貨店の物産展、家族や生活の話など。JR宝塚駅は改装工事が終わって、こじゃれた感じになっていたぞ。演目は花組の「虞美人」。突っ込みどころは多々あれど面白かった。長與善郎原作の「項羽と劉邦」ベース。36年ぶりの再演(脚本は変わっている)で、1951年初演からだと観劇者数のべ100万人。懐王のもと、項羽と劉邦が義兄弟の契りを交わし、それぞれ別ルートで咸陽を攻め、秦を滅ぼし、漢ができるまでの話。項羽と劉邦の対比が描かれている。主な登場人物は、項羽側が虞美人草の名前の由来である彼女の虞、軍師の范増。劉邦側が、嫁の呂、軍師の張良、股くぐり韓信(国士無双)、その嫁で殷通の娘の桃娘。四面楚歌(?)のシーンは宝塚的。項羽の絶命シーンが迫力あって良かったよ。虞が天使のような話になっていたが、項羽に連れられ戦場にいたわけで、剛胆な人だったんじゃないかな〜と思ったり、項羽が頭はちょっと弱いけれど義のある人として描かれていたが、そういう時代とはいえ、自業自得なんだよなぁ、とか。劉邦が張良に、武の才能なしに王になりたければ、と覚悟を促すところが印象的だった。張良役の未涼亜希と范増役のベテラン夏美ようがいい仕事してましたわぁ。軍師を中心にした話は面白そう、いや宝塚的には小さくまとまってしまいそうで難しいか......。この「虞美人」は一本もので見応えあったが、ショーは短くて物足りなかったりする。お芝居は面白いんだけど、ショーの楽しさはまた別物だから。(hammer.mule)
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=31365624 >  虞美人
< http://kageki.hankyu.co.jp/gubijin/ >  公演公式サイト(相関図あり)
< http://twitpic.com/1dbb8z >  JR宝塚駅
< http://twitpic.com/1dbb4c >  奥は阪急宝塚駅への歩道橋