子だくさんIT社長のFileMaker日記[09]iPad密輸隊活動報告(その1)/茂田カツノリ

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どうも、相変わらずあちこち首を突っ込んでいる茂田です。

実は話題のiPadを早速入手し、A4プロセッサの切れの良さ、そしてIPS液晶+LEDバックライトのマジ信じられないレベルの美しさに、心を奪われている日々だ。

日本での発売は4月末と言われているのでアメリカから輸入したのだが、その一部始終をご紹介しよう。名付けて「iPad密輸隊」、もちろん僕が隊長だ。結局、合計16台も購入してしまった。

実はiPadを社内DBと連携させて、業務端末として利用するという形でのシステム開発依頼をすでに受注していて、それをなんとか進めるために急ぎiPad現物を入手したわけだが、その関連でいろいろ楽しいことも起きたのだった。



●その前にちょっと自慢っ!

いよいよFileMaker11シリーズの日本での発売も開始され、早速FileMaker11認定デベロッパ試験にも合格した。弊社でもう1名合格者がいるが、FileMaker社のサイトをみると、現時点では日本全体でも5名しか合格者がいないようなので、自慢させてね。

・FileMaker11認定デベロッパが所属する会社(「11」のマルは勇者のシルシ!)
< http://bit.ly/9Vlkhc >

まだ英語の試験しかない状況なので、この合格者は本当の意味でのFileMakerエキスパートだぜぃ。


●iPad密輸作戦その1:発表〜予約

2010年1月28日未明に、スティーブ・ジョブズにより発表されたiPad。実はこの発表会を生で見るイベントがあって、超久しぶりにKNN神田さんとお会いしたあたりから、僕のドタバタな日々が始まったような気もする。

その後、3月12日に米国オンラインストアで予約を受け付け、4月3日に配送されるか店舗に取りに行くという流れが発表された。そこで僕なりに作戦を立案し下記の通り実行したのだが、あくまで自己責任の世界なので決して真似しないように。

僕はカリフォルニアに一応子会社を所有しておりUSクレジットカードもあるから、オンラインストアでの決済は問題ない。問題は配送。理想は店舗に取りに行くことだが、その近辺はちょっと渡米する時間がなさそう。さらに、Twitterで知り合いに声かけたら希望者が集まりすぎ、あっという間に16台になってしまった。これは自分で取りに行くのは無理。

そこで、カリフォルニア在住の友人に頭を下げて、受け取りと転送をお願いすることにした。平和な一般家庭にiPadが16台も届く光景は、なかなか壮絶だし結構迷惑だが、そういうことを快く引き受けてくれるナイスガイなので、思い切り甘えることに。

ということで、配送先をその友人宅にするとなったが、どのような台数制限がかけられるかもわからない。予約開始時間は、アメリカの誰かがアップル社に問い合わせて聞きだしBlogに掲載してくれ、米国西海岸時間3月12日朝5時(日本時間同日22時)と判明していたので、iChatで連絡を取りながら待機。

そしてついに予約開始時間を迎えた。購入操作をしてみると、台数のところに2台しか入力できない。でもこっちには十分な購入者名が揃っているので、落ち着いて購入者を割り振る。届け先である友人宅の個人情報は、うちのスタッフにしか見せられないので、そこでもいろいろアタマを使ったが、なんとかなった。

しかーし、当日待機と伝えたのに連絡来ない購入者が2名。さーて困った。そこでダメもとで自分の名前で再注文入れてみたところ、通ってしまった。一度の注文では2台までだが、分ければなんとかなるようだ。

そんなこんなで、なんとか4月3日配送という形で全員分を確保。請求住所をアメリカにしておけば、日本発行のクレジットカードで決済可能だった。ふー。

その後も無事処理は進み、ちゃんと発売日に必要台数を確保できたのだが、あとから聞いた話では、一人の名義で大量に購入した人は2台を超えたぶんについて強制キャンセルになったそうだ。その人からは「2台を超えた分は強制キャンセルになります」とTwitterで上から目線なメッセージをいただいたが、我々は予定台数を1台も欠くことなく調達成功。へっへっへ、作戦勝ち。ダテに44年10ヶ月も生きてねえぜょ!

●iPad密輸作戦その2:到着〜発送

4月3日にアメリカに配送される予定のiPadだが、なんと3月29日に出荷案内が来てしまい、荷物の追跡状況も確認できる状態になった。

その情報によるとiPadは中国のシンセンにいて、広州もしくは香港の空港からアンカレッジ経由でケンタッキー州のルイスビルに行ったと判明。おおお、これはもしかして早く届いてしまうのかっ。

そんな期待をしつつ追跡情報を追っていたら、ケンタッキーに着いたはずのiPadが、また中国に戻ったりアメリカに行ったり、あちこち移動している。なんじゃこれ〜?

冷静に考えると自分の荷物が戻るわけもないので、これは配送を担当したUPSが個別の宛先を指定されないまま荷物を受け取り、4月3日に的確な配達ができるよう、在庫の引き当てをダイナミックに変更しているに違いないと想像。

ということで、結局のところ早めに到着するということはなく4月3日を迎えた。東海岸では朝9時になってiPadの引き渡しが開始。予約した人は9時〜12時までに取りに来てほしいということだったが、自分の分は確保されているにもかかわらず、前日から並ぶ酔狂なアメリカ人が大勢いて笑った。CNNでもその列を取材した映像が頻繁に流され、お祭り状態だった。

その後、西海岸でも発売開始されたが、僕らのiPadはようやくカリフォルニア州のMatherとかいう、とてつもなく辺鄙な町にずっと置かれていて笑った。結局、友人宅に到着したのは15時過ぎであった。

それだけの価値があるものを置いておいて盗難にでも遭ったら大変なので、到着したらそのままFedexに運んでもらって、日本に旅立たせるという流れになった。しかーし、荷物を全部ひとつにまとめるとなると、金額が高くなるため輸出申請書が大変ややこしくなることが判明。

なんでも、1箱2,500ドルを超えると割と正式な感じの輸出手続きが必須となるそうだ。そこで、送料が割高になるが16台を4台ずつ4箱に分け、無事発送完了。うー、とにかく米国の友人には頭の下がる思いなのであった。

iPadのようなデジタルガジェットが好きかどうかは別として、いままで世の中になかった革新的なものが世に出るということは大きなニュースだし、その現場に参加したいという気持ちは大事と思う。iPhoneにしてもiPadにしても、日本では「一部マニアが騒いでいる」的な扱いになるのは残念ではあるが、まあ傍観者でいたい人はずっとそうしてくれてればいいかなとも思う。

そして日本到着、受け取りのあたりでもさまざまなドラマが展開されたのだが、これについては来週につづくのであった。

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講師:茂田カツノリ

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開催場所:鹿児島県指宿市(会場は調整中)
費用:税込38,000円(予定)
講師:茂田カツノリ

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【しげた・かつのり】 FileMaker公認トレーナー/FileMaker11認定デベロッパー。株式会社レクレアル代表取締役。Twitterが与える人生の変化があまりに大きすぎて驚いている44歳4児の父。

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