[2842] リバティのいちご泥棒

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《iPad、Adobe CS5、自動車税、5月末は税金ラッシュだ》

■気になるデザイン[41]
 ときめきのポップアップ絵本──最近買った、気になる本!
 津田淳子

■装飾山イバラ道[55]
 リバティのいちご泥棒
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[34]
 露出補正ってなんだ? その1
 おかだよういち

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■気になるデザイン[41]
ときめきのポップアップ絵本──最近買った、気になる本!

津田淳子
< https://bn.dgcr.com/archives/20100511140300.html
>
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まず、最初に謝ります。最近、気になってるデザインがない! トホホ。言い訳をすれば、実は今、『デザインのひきだし10』校了作業のまっただ中。この原稿も、最終の赤字が直ってくるのを待つ合間に書いている次第で。今回は、いろいろあって、かなり進行が遅れてて、ほんっっっっとうに本が出ないんじゃないかと泣きそうになりました(苦笑)。

でも、ゴールデンウィーク中、どこからも電話が来ない、夢のように仕事が捗る黄金週間があったお陰で、なんとか最後、駆け込みセーフとなりそうです(まだ終わったわけじゃないから、ちょっとドキドキしてるけど)。

とまあ、そんなわけで、この数週間、ろくすっぽ外出もできず、楽しみにしていた銀座松屋で開催されていた「ゴーゴーミッフィー展」にも行かれず(横浜巡回のときに、絶対行く!)、他にも見たい展覧会などにもまったく行っていない始末。仕事柄、これはまずいんじゃなかろうか......。

そんな日々ですが、本を買うことだけはやめられず、アマゾンでせっせと本を買っておりました。実は私、twitterを始めてから(@tsudajunkoでやっています)、そこでtweetされる本に、欲しいものがあまりにも多く、書籍代がうなぎ上りです。トホホ。

でも、実際に人と会って、そこで「おもしろかったよ」なんて言われる本は、必ず欲しくなっていましたが、twitterでは「おもしろかったよ」という書き込みを見たら、すぐにアマゾンで買えちゃうから、本当にお財布がまずいことになりますね(苦笑)。

そんな私が最近アマゾンで買って、かなり感動したのがこの本。

「POP-UP CITY』
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/3941087754/dgcrcom-22/
>

タイトル通り、町がポップアップで飛び出す本なのですが、これがすごいんですよ! 大きなビルがドーンとでるとか、ぐるんぐるん回るしかけがあるとか、そういうすごさじゃなく、ギミックがいいんです。

一見開き目は、一軒の家と数本の木が立つ。次のページを開くと、最初の一軒の家はそのまま残っていて、さらに近くにビルが立つ。そのまた次のページを開くと、一軒の家とビルは残っていて、また新たなビルができる、といった感じで、ポップアップするアイテムが、どんどん追加されていく、という仕様なのだ。

という説明がよくわからなかったら、こちらにすごいわかりやすい動画があるのでご覧ください。
<
>

ね、すごいでしょ? ポップアップ絵本の傑作「不思議の国のアリス」などのような派手さはないものの、今までなかった構造(私が知らなかっただけかもしれないけど)に、心がときめきました。うまく原稿が書けない荒んだ心を、そっと癒してくれる(笑)、そんな今回の校了を乗り越えさせてくれたポップアップ絵本でした。

好きなポップアップ絵本としては、こちらも。
「ABC3D」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/1596434252/
>

派手な印刷など何もなく、単にページごとにアルファベットがAから順にポップアップしていくんですが、これまたすごくすてき。上のamazonのURLに、動画もあるのでそちらもぜひご覧あれ。

このふたつ、どちらもネット上に動画があるんですが、やっぱり実物を手にして、自分でどんどんページを繰るほうが、ずっとおもしろい。

昨年、中国の深センに、印刷・製本会社を取材しに行ってきたが、そこではこういうポップアップ絵本を多数手づくりしていた。そう、まさに手づくりで、型を抜いたパーツを、手で糊付し、別の人がそれを本に貼り......といったふうに。これらの本も、中国でつくられているんでしょうねぇ。

というわけで、私が最近気になって買ってしまったポップアップ絵本についてご紹介しました。次回は気になるデザインをリサーチして書きますので、何かみなさんがデザインについて疑問に思っていること、気になっていること、調べて欲しいことがあれば、ぜひお寄せください。誠心誠意調べます!

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp
平日毎日、更新中! デザインのひきだし・制作日記
< http://dhikidashi.exblog.jp/
>

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■装飾山イバラ道[55]
リバティのいちご泥棒

武田瑛夢
< https://bn.dgcr.com/archives/20100511140200.html
>
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今回はMACの話だけれど、Macintoshではなく、化粧品ブランドのM・A・C Cosmetics。装飾的なものが好きでつけたコラムタイトル「装飾山イバラ道」のはずなのに、なかなか装飾物について書くことも少なかったので原点に帰ってみる。

あいかわらずデコラティブなものは好きだけれど、今はファッション界にも美術界にもデコが溢れている気がする。自分の好きな物で世の中溢れるって幸せのはずが、ちょっと違う不思議な感覚なのだ。徐々に自分としてのデコラティブのあり方を考えるようになってきている。

最近久しぶりに「リバティ」の文字を雑誌でみつけて心躍った。昔からある花柄で有名な、あのリバティプリントは現代でも支持され続けている。簡単には描けない緻密で品のある柄が私も大好きだ。

雑誌に載っていたのは、化粧品ブランドのMACと老舗デパートの「liberty of London」のコラボ企画の記事。リバティのプリント柄を使ったパッケージのコスメやポーチの販売があるという(このコラムが載る頃にはあまり商品も残っていないかもしれないのが残念)。

・ギブミーリバティ・オブ・ロンドン
< http://www.maccosmetics.co.jp/whats_new/2179/Whats-New/Give-Me-Liberty-of-London/index.tmpl
>
・リバティ ジャパン
< http://www.liberty-japan.co.jp/top.html
>

今回のMACで使っている柄は、ウィリアムモリス作の「Strawberry Thief (いちご泥棒)」の柄を元にして、現代風にカラーをアレンジしたもののようだ。リバティに関する情報は上記のリバティジャパンのサイトに詳しく載っている。

・MAC限定ポーチ
< http://www.eimu.com/dgcol/lib1 >

上にある白地にカラフルな柄のポーチが今回限定のもの。向かいあう鳥のイメージがとてもリバティらしいし、色を軽くしたところは春物らしくて今風で受け入れられそう。予約ができない商品とのことで、発売日当日に新宿伊勢丹にでかけてしまった。生地はコーティングされていて汚れにくいし、ジッパーには大きな花の持ち手がついていて使いやすい。大小あったうちこれは大きい方だ。他にリバティ柄のリップグロスなどを購入した。

・ネクタイ図柄拡大
< http://www.eimu.com/dgcol/lib2 >

ポーチと一緒に写っている青いネクタイは、うちのだんなさんがロンドンのリバティで買ったもの。このネクタイもよく見ると同じ柄なんですよ。ネクタイだと同じ柄でも綺麗に同系色に色合わせされていてシック。もちろん、私が強引に勧めて買ったわけだけれど、良い記念になっている。実は、私も同じ柄の色違いの布地を2種類買った。いちご泥棒なんて名前のかわいさも素晴らしいし、この柄が大好きなのだ。数多くの花柄があるのに、この柄をMACも選んでいるということは本当に代表的な柄なんだと思う。

●リバティへ行った時のこと

リバティオブロンドンはイギリスのロンドンにある老舗デパートで、私も行ったことがある。パリ旅行の一日を、日帰りでロンドンに使ったのだ。デジクリコラムのパリ旅行記でも、体調が悪かったことぐらいしか触れていなかった日。リバティは憧れの店だったので、ロンドンで最も滞在時間を使った場所だと思う。買い物に時間がかかるのは性分なのでしかたがない。
・LIBERTY
< http://www.eimu.com/dgcol/lib0 >

デパートの外観はチューダー様式の建築で、白と黒のコントラストが素敵な建物。店内もシックで落ち着いた大人の店。日本の百貨店とは少し違って、ファッションのセレクトショップと布地やインテリア雑貨の店が一体になったような雰囲気だった。雰囲気を壊すようなイベント看板やポスターもなく、リバティにふさわしいものしか置いていない印象。

体調が悪いことを除けば、夢のような時間のはずだ。お腹をこわすなんてつくづくもったいない。たぶん小雨の中を二階建てバスの二階に乗り、景色に見とれてオープンエアをびゅんびゅん受けたせいで、身体の芯まで冷えたみたい。しかも、お昼には消化の悪いフィッシュ&チップスだったし。あたりまえなので誰も責める気はないけれど、浮かれ気分に天罰がすぐに降りた感じだった。

話をリバティに戻して、ここは花柄の布地がウリの店でもあるので、柄もののバッグやポーチもお目当てだった。しかし、想像していたようなエコバッグ的なものがなかったのが残念。布が綺麗なんだから、簡単に縫ったような袋で十分なのにそれもない。店員さんも昔からいるベテラン風の人が多く、日本のデパートのような丁寧さはなくとてもドライ。

私がタオルを数枚を買ったら、たたみ直すこともなく積み重ねてそのまま紙袋に入れて渡された。日本だったら丁寧にたたみ直して薄紙に包んでテープでまとめて、それを紙袋へ入れてテープでとめて渡されると思う。軽くショックを受けたけれど、お国柄で違うのも味として受け止めよう。物質的にも接客的にもエコで無駄がないし。

後になって、日本の小田急百貨店でリバティで探していたような、リバティプリントのショッピングバッグをみつけた。当然だけれど、日本には日本人の欲しいものがある! 緻密で精細な柄の雰囲気でリバティの布となんとなくわかり、タグを見ると「INTERMODE Using LIBERTYFABRIC」とあった。

・ショッピングバッグとシュシュ
< http://www.eimu.com/dgcol/lib3 >

さすが日本の商品は日本人のツボを押さえていて、大きさも良いし、布地は裏をコーティングして水分をはじき、汚れにくい加工がされていた。別売りだけれど、お揃いの布地でシュシュ(髪かざり)まであって素晴らしい。写真にもシュシュをバッグに重ねて置いて撮影した。小さく丸められるコーティング生地のバッグは、これから始まる梅雨にいいと思う。調べてみると、INTERMODEはハンカチで有名な川辺株式会社のブランドだったので、細やかな作りはなるほどと思った。

・「INTERMODE KAWABE」
< http://shop.kawabe.co.jp/
>

サイトを探したけれどリバティプリントのものはなく、店舗でまだあるのかどうかもわからない。柄物はみつけた時が買い時だ。リバティのプリント生地はシャツやインテリア商品として多く作られているけれど、本当は生地を買って自分で手作りのバッグにするのが最高なのかもしれない。

そんな手作りのサイトを数多く目にして、手芸族のマメさは私にはないと実感したけれど。今回調べてわかったのは、リバティ関連のイベントにはすごい人が集まるらしく、マニアも多いらしい。布がそんなに人気とは、ミシンでも買うかなぁと思うこのごろだ。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

「デクスター」もおもしろいけれど、やっぱり「アメリカン・アイドル」のシーズン9から目が離せない。審査員のポーラ・アブドゥルが降板したので、いつも涙ぐんでいた彼女にもらい泣きすることもなくなったけれど、後半になってくるとやっぱり感動する。今のお気に入りはクリスタル、ケイシー、リーの3人かな。

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■おかだの光画部トーク[34]
露出補正ってなんだ? その1

おかだよういち
< https://bn.dgcr.com/archives/20100511140100.html
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GWのお休みがあったので、しばらく間が空いてしまいました。前回予告した通り、今回は露出補正について説明します。では、少し露出についてのおさらいから。

カメラに内蔵されている露出計は、どんな明るさの被写体でもすべて、反射率18%のグレーとして値を出しています。だから、画面全体が真っ白な被写体を撮影すると、見た目よりも暗く写りますし、画面全体が黒い被写体を撮影すると、見た目の印象より明るく写ります。

前回の「露出ってなんだ?」ではその辺の難しい感じのことを書いてますので、わからなくなっちゃった人は復習してみてください。ではここから露出補正について......。

カメラ自身は、その被写体が白いものなのか黒いものなのかは知らないですから、露出計で計測した数値に対して人間が判断して調整してやる必要があります。それが露出補正です。

デジタル一眼レフやコンパクトデジカメには、もちろん露出補正機能が付いています。最近では、携帯電話のカメラでも付いているものが多くなってきたようです(トイカメラやiPhoneデフォルトのカメラなど、露出補正機能が付いていないものもあります)。

多くの場合、+/−と印字されたボタンを押しながらダイヤルを回すことで補正をします。+の方向に回すと明るさが増し、−方向に回すと暗くなります。

+に(明るく)補正するということは、具体的に何をするのかというと、今出ている露出値よりも明るくするわけですから、より多く光を取り込む必要があります。絞りを変えずに明るくしようとすると、シャッターを開ける時間をより長くすればいいですし、シャッターを変えない場合は、絞りをもっと開ければ光量は増えます。

例えば、絞りF5.6・シャッタースピード250の露出値で+1(1段明るく)補正する場合、絞りをF5.6→F4にするか、シャッタースピードを250→125にします。

ここで注意しなければいけないのは、光を多く取り込むために、シャッタースピードを遅くするとブレる可能性がより大きくなりますし、絞りを開けるとより被写界深度が浅くなります。実際にプラス補正する時は、手ぶれやピントに注意が必要です。

次は逆の−に(暗く)補正する場合を考えてみましょう。露出計が出した露出値よりも暗くするわけですから、取り込む光を少なくします。絞りで調節する場合はより穴を小さく、つまり絞り込めばいいですし、シャッターで調節する場合は、より速いシャッターを切ればいいわけです。

例えば、先程と同様の、絞りF5.6・シャッタースピード250の露出値で−1(1段暗く)補正すると、絞りF5.6→F8またはシャッタースピード250→500になります。

マニュアルモードであれば、絞りかシャッタースピードを撮影者が自分で調節して補正するのですが、絞り優先やシャッタースピード優先モードなどの場合は、+/−と表示された露出補正ボタンとダイヤル操作で、モードに応じてカメラが絞りかシャッタースピードを調節してくれます。

コンパクトデジカメや携帯カメラのように、液晶モニタに被写体を映して撮影するカメラの場合は、補正量に応じてモニタに映る画像も明るくなったり暗くなったりしますから、イメージがつかみやすいはずです。

難しく感じるのは一眼レフで、ファインダ内ではレンズを通った光をそのまま見ています(生の光がそのまま目に届いています)。当然ですが、補正設定したところで数字が変わるだけで、実際に見ているものの明るさが変化しません。液晶やファインダー内に表示される情報の、露出目盛りのゲージに補正量が表示されますので、それを見ながら補正します。

露出補正の説明だけで、まるまる一冊本が出ているくらいなので、なかなかこの程度の説明では理解しにくいと思います。露出計の特性や測光モードなど、露出補正に欠かせない内容がまだまだありますので、次回も露出補正の説明が続きます。

○WCAN 2010 Photograph Workshop

ここでひとつお知らせをさせてください。来週末、5月22日(土)名古屋で「WCAN 2010 Photograph Workshop」というワークショップを開催します。会場は、名古屋駅からすぐ近くの愛知県産業労働センター・ウインクあいち。

WCAN(ダブキャン)とは"Web Creators Association Nagoya"の略で、普段はWebにまつわる内容のセミナーを中心に開催しています。Webのコンテンツとしても写真や撮影を勉強は大切なので、Webデザイナーやディレクターを対象に写真やカメラ、撮影の基礎のレクチャーから、実際に参加者も撮影しながら学ぶ感じでワークショップを考えています。Webに関係なくとも、写真の勉強がしたい人なら誰でも大丈夫ですので、もし興味がある方がいらっしゃいましたら、是非下記サイトからご参加ください。

イベント概要
< http://2010.wcan.jp/photograph/event/
>
セッション内容
< http://2010.wcan.jp/photograph/session.html
>

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41
>

iPad、Adobe CS5、自動車税と、5月末は各所にいっぱい税金を納めないといけないようで大変ですね。皆さんはもう予約しました?

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■編集後記(5/11)

2025年 日本の死―近未来シミュレーション・GWに書棚を整理していたら、水木楊「2025年 日本の死」(文藝春秋)という未読の書籍を見つけた。「あと30年で日本という国家は消滅する」「迫真の近未来シミュレーション」と帯にある。1994年2月の発行である。「近代日本史講座」と題する集中講義のスタイルで、1886年から2025年までの日本の40年間を10年ずつ4区分して考察している。日経の取締役論説主幹の筆者による、1994年当時の近未来予測であるが、2010年の現在、残念ながら(幸運ながら、というべきか)予測は大ハズレで、残されたあと15年の"歴史"もいまとなっては意味がない。だが、どうして日本は死んだのだろうか。2007年に日米安保条約が消滅した、鳩山由紀夫もオバマもいないパラレルワールドで、2010年以降は何があったのか。日中国交断絶。防衛庁長官のクーデター。政府予算の大赤字。1ドル540円、海外での資金調達、援助要請も不調。海外への経済難民が激増。金融超引き締めで公定歩合50%。2023年、沖縄県が日本から独立。続いて九州全域、北海道、四国、東北6県+新潟、関東1都7県、中部、関西+中国が次々と独立し日本は8ブロックに分かれ、ゆるやかな連邦制をとる。2024年、日本全域がさらに212の共和国に分裂。2025年、平成天皇退位、新年号は緑永となる。──まことに胸の痛む悲劇的な(そりゃあないだろうとも思える)40年間であった。いったいパラレルワールド日本の何がいけなかったのか?「近代日本史講座」のモンゴル人講師は、日本の最大の問題は、すべて解決策を先送りし、一億総モラトリアムを続けたことであると結論付けた。それは、いまの日本にもあてはまる、超重要な指摘ではないか。つづく(柴田)
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>
2025年 日本の死

・で、翌日は朝からランニング。アームシェルに入れたiPhoneのRunKeeper Free版を起動。使ってみたかったのよ。まずは軽く歩きつつ準備。二駅分(約2km)をのんびり走り、さぁもういいや、今日はこのまま帰ろうと思ったのだが、同走者が誘うので、公園の中をウォーキング。が、一周が約5kmもあり、ずっと歩くほうがしんどいなぁ、と思い始める。ベテランそうな人に抜かされるのはかまわないが、どうみても年上の方、初心者っぽい人(私と同じくぴかぴかのシューズと体型で判断)に抜かされると、ちょっと対抗心。で、走ったり歩いたりと一周し、自宅近くの公園まで戻り、座って休憩したり。トータル10km、2時間。RunKeeperではGPSで取得された経路や1kmごとの平均タイム、高低差、消費カロリーなどが出るのが面白い。Nike+のような用具は不要。サイクリング、ランニング、ハイキング、スキーやスノーボード、水泳などにも使え、消費カロリー計算が違う。通勤時のウォーキングに使っても楽しいのでは? 自動的に結果はサイトにアップされ、結果表示ページをFacebookやTwitterにポスト可能。WiFi Body Scale WBS01無線LAN接続できる体重計を買えば、それらの結果も記録できるようだ。iPhoneアプリの有料版は音声案内があるらしいので気になっている。音楽を聞きながらだと2時間でバッテリー残量20%程度になってしまうのが残念なところ。(hammer.mule)
< http://itunes.apple.com/jp/app/id300235330
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>  とろとろ走りました
< http://www.ttcbn.net/no_second_life/2009/09/-runkeeper-pro-iphone.html
>
紹介ページ発見。音声いいなぁ。