[2852] アリス空間を彷徨う

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,700文字)


《それって本当に環境にいいものなの?》

■気になるデザイン[42]
 エコエコエコエコ......
 津田淳子

■装飾山イバラ道[56]
 アリス空間を彷徨う
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[35]
 露出補正ってなんだ? その2
 おかだよういち



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■気になるデザイン[42]
エコエコエコエコ......

津田淳子
< http://bn.dgcr.com/archives/20100525140300.html >
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先週かな? テレビを見ていて気になるCMがあった。野球選手のイチローが出演しているNTTグループのCMで「つなぐ。それは、ECOタウン」というもの。いくつかパターンがあるようだが、私が気になったのは、イチローがCDを買いにいくのをやめて音楽データをダウンロード。それがエコ。というような流れのCM。

詳しく見てみようと思ったけど、NTTのサイトにはこのパターンのCMは載ってないなぁ。
< http://www.ntt.co.jp/eco/cm.html >

で、気になって検索したらyoutubeにアップされていました。
< >

......これって、CDっていう物質をなくして、音楽配信にすれば、環境にいいってことなのかしら? なんか安直なような......。

まあ、これはホンの一例なのですが、他にもCMだけでなく、さまざまな印刷物でもそれ以外でも、「環境対応」とか「エコ」とか謳っているものに、いつもちょっと斜に構えて見てしまっている。それって本当に環境にいいものなの?

数年前、製紙業界、印刷業界はもとより、一般にも広く問題となった「(年賀状に端を発する)古紙偽装問題」。まだご記憶にある方も多いと思うが、古紙の配合率が、実際は公称の配合率より低いものがかなりたくさんあった(酷い物だとゼロなんてものも)。

それまで、私も含め多くの人は「古紙をリサイクルしていて、古紙配合率が高ければ高いほど、環境に配慮してるんだ」と思い込んでいた。確かになんとなーく、使い終わった紙をもう一度紙にするっていうイメージは、エコっぽい感じに思える。でも、実際には脱墨の問題などもあり、一概にそう言えないこともわかり、今では古紙配合率が高ければ高いほど環境にいい、という考えはなくなっているだろう。

現に、グリーン購入法も今年見直しが行われ、コピー用紙は古紙100%品でなければダメだったものが、印刷用紙も含め、古紙配合率が引き下げられ、従来の古紙だけ重視の姿勢から変更がなされている(まだ古紙重視ではあるようだけど)。
< http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=12078 >

そしてこのような状況になって、古紙に変わって環境にいい、エコな紙、という代名詞のように使われだしているのが、FSC森林認証紙だ。大手企業が毎年発行するCSR報告書なんかを見ると一番わかりやすいが、「我々はこのような紙やインキ、印刷を使って、環境に配慮した印刷物をつくっています」ということが、巻末付近に書かれていることが多く、ここ2〜3年は、「FSCミックス品」というマークのオンパレードだ。もちろん他のマークもあるけれど。

FSC森林認証紙について、詳しいことはWebで検索してもズラーッと出て来るので割愛するが、簡単に言えば、適切に管理された森林から生産された木材を使って、加工・流通行程も管理してつくられた紙のこと。そうした原料が使われた紙は「FSC森林認証紙」や「FSCミックス品」と銘打たれている。

確かに過度の森林伐採で、環境破壊している現実があり、このような動きはいい面もたくさんある。だから世の中でも、FSC森林認証紙が広まっているのだろう。でも、ちょっと調べてみると、なんだか解せない部分も出てくる。

そのひとつが、「クレジット方式」というもの。FSC森林認証紙は、現状、クレジット方式と呼ばれる方法で「FSC認証紙」のラベルをつけることができる。これは、例えばFSC認証された原料が50、それ以外の材料が50入った紙をつくるとする。すると出来上がった紙100は、すべて両方の材料が混ざった紙になる。でもそのうち50に「FSC森林認証紙」というクレジットができ、それ以外は同じ紙だけどその表記はできない。

確かに原料の半分が認証されたものなんだから、理にかなっているのかなぁ、とも思うけど、なんだかもやもやした感じも残る......。だって、実際、FSC認証紙(ミックス品)と謳っていても、そのうち何割かは認証材じゃないわけでしょ......とか。あと認証されてない材料ってどんなものだろう、とか。

誤解しないで欲しいのは、FSC森林認証紙が悪いと言っているわけでは決してない。逆に基本的にはいいものだと思っている。でも、古紙問題のときと同じ轍を踏まないためにも、それがどんなもので、どう環境に配慮しているのか、ということを、自分でも今一度確かめてみる必要があるのではないか、と思っているのだ。

そして、FSC森林認証紙と銘打たれていなくても、環境に配慮してつくられた紙はたくさんある(というか、環境を考えずにつくっている紙なんて現状あるんだろうか? っていうくらい、製紙会社の人の話を聞いていると、材料も製造工程でも環境に配慮している気がするんだけど......)

環境に配慮した印刷物というのは、どんな面から環境に配慮しているのか、という、見方、考え方の角度を変えてみると、さまざまな答えがでてくるのではなかと思っている。

というわけで、今回はちょっとだけマジメに、環境問題と印刷物のことを書いてみた。気になってずっと調べているけど、なかなか難しい問題ですね。

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp

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デザインのひきだし・制作日記 < http://dhikidashi.exblog.jp/ >

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■装飾山イバラ道[56]
アリス空間を彷徨う

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20100525140200.html >
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少し遅くなってしまったけれど、まだ人気は続いてるみたいなので、GW前に見た「アリス・イン・ワンダーランド」の話です。ネタバレを含みます。

「アバター」はTOHOシネマズ六本木ヒルズで見たので、期待していた「アリス・イン・ワンダーランド」はなるべく良い環境で見たいと思い、IMAXの109シネマズ川崎に行ってきた。吉井さんのコラムにもあったように、日本のIMAXが本来のスケールでないらしいのは残念だけれど、とりあえず今自分が行けるベストな環境で見たいと思ったのだ。

六本木で「アバター」を見た時の、「メガネの枠を感じて視界が狭いのが残念」という問題は今回はなく、軽くて大きいメガネは私にはとても快適だった。しかし、目とメガネの距離を広げたり、自分に見やすいポジション探しはどうしても必要かもしれない。

今回は、座席のポジションが良かったせいか素晴らしい3D体験となった。ここの劇場は中央付近に値段のお高い「エグゼクティブシート(2500円)」があるんだけれど、それのひとつ前の中央より少しズレた座席位置だったので、安い割に条件が良かったみたいだ。座席はタイミングも肝心だけれど、やはりネット予約が確実だと思う。

映画の感想は、すごく分厚い飛び出す絵本を延々と見たような感覚。飛び出てきてウヒャ〜! という感動もそうそう続かないかと思いきや、怪物が襲ってくるリアルさや建造物の奥行き感など、シーンごとに違う立体感を楽しむことができた。怪物のシーンでは、目を細めないと巻き上げる砂が目に入りそうに感じたほどだ。

●空間を彷徨うための時間がもっと欲しい

アリスが不思議の国の森の中を歩くシーンでは、まるでディズニーランドのアトラクションに入ったような感じがした。作り込まれたワンダーランドの中を見渡しながら歩くような感覚だ。

遊園地などのアトラクションで使う造形物は、それぞれの現場ごとに作る必要があるけれど、映画ならば一つの世界を監督の気の済むまで完成させれば、映画館の数だけ同じものを見せることができる。今後はさらに3Dテレビの数だけ増えるのだろう。しかも、アトラクションは何十分も並ぶのにライドに乗るとあっという間に終わるのが普通。映画は2時間も続くので、実はお得なのかもしれない。

しかし、映画だからの辛さもあってどんどん先に進んでしまうので、右側のキノコの背景ばかり見ていると、逆側を見る時間がなかったりする。映画を見た人が皆同じ場所を見ているとは限らないのは2D映画でも同じだけれど、もうちょっと違う意味で画面全体を見るためのゆとりの時間が必要だと感じた。だからファンは何回も見てしまうのだろう。アトラクションに何度も乗るのと同じかもしれない。

そもそもティム・バートンの作品では、一回では細部までは見ることができないくらい画面に要素が詰め込まれている。それは、実世界でも同じことだと気づかせてくれるような感じもする。流れの中では肝心の部分を見逃して生きているかもしれないのだから。

そして、映画が終わっちゃったなぁとながめるエンドロールの時にも楽しみが残されている。画面の周囲に出てくるキノコの映像は、固定カメラのせいか立体感を一番じっくり楽しめるシーンかもしれないので必見だ。

映画の内容では、アリス役のミア・ワシコウスカがどうしたらいいかわからない不安な表情をたたえて話が進んでいく。若くて美人なヒロインなのに、困った顔の広報用映画写真が多いのはなぜだろうと私も最初は疑問だった。しかし映画を見てみると、好き好んで迷い込んだ世界じゃないという物語世界のムードをまじめに伝えるためだとわかった。存在感たっぷりの周囲のキャラクターに囲まれる中で、彼女の気持ちの変化につれて表情も変化していくのがみどころだと思う。

●すてきな映画グッズ

ティム・バートンの作品は、映画関連グッズもとても人気だ。今回はディズニーだからなおさらで、私も映画公開日よりも前に気に入ったものを注文しておいた。猫好きなのでニマーっと笑っているチェシャ猫のマスコットや、3D加工がしてあるブックマーカー(しおり)など。これは昔懐かしいようなレンチキュラーでできていて、見る角度によって木の上のチェシャ猫が現れたり、体が消えて目と口だけになったりする。撮影が難しかったけれど、写真は部分を拡大したもの。私にとって今一番大事なしおりだ(笑)。

・チェシャ猫 3Dブックマーカー
< http://www.eimu.com/dgcol/book.jpg >
・チェシャ猫 マスコット(顔のアップなので要注意)
< http://www.eimu.com/dgcol/cat.jpg >

レンチキュラーって、私が小学校の時には男子児童の筆箱とか帽子の飾りとして既にあったので、そうとう年代物の技術な気がする。薄いレンズ膜があるせいか厚みがあって、ただの紙よりずっと手応えがしっかりしてる。実際丈夫だと思う。

これからはホログラム技術や、液晶技術の進化&低価格化で映画のグッズももっと進歩していくだろう。しおりや下敷きの薄い板の上でも映画のシーンの動画が動くようになって、音も出るかな。でもそんな騒がしい文房具は学校には持ち込み禁止になりそうだ。

そしてもうひとつ、デコラティブなアイテムを買ったので紹介。「DISNEY COUTURE ディズニークチュール」というディズニーのアクセサリーブランドで出ているキーホールチャームのネックレスだ。これはテレビ通販で購入。実際に届いてみると小さいところにギッシリとキャラクターが詰まっている感じがツボ。カエルやチェシャ猫やEAT MEクッキーなどもちゃんと入っている。TOM BINNSというアイルランド人のデザイナーがデザインしているそうで、一見ディズニーとわからない感じもいい。

・キーホールネックレス
< http://www.eimu.com/dgcol/key.jpg >
・DISNEY COUTURE ディズニークチュール
< http://www.ontime-watch.jp/index.html >

●iPhoneゲーム「Alice In Wonderland - An Adventure Beyond The Mirror」

映画、グッズに続いて試してみたのがiPhoneゲームの「Alice In Wonderland」。
無料のライト版もあり日本語でプレイできるバージョンもある。

・「Alice In Wonderland - An Adventure Beyond The Mirror」
< http://itunes.apple.com/us/app/id349406486?mt=8 >

こういった横に進むタイプのゲームってすごく久しぶりで買うのに勇気がいるけれど、ライト版を試しておもしろかったので有料版も購入した。とてもよくできたゲームで、それぞれのアイテムを使いこなしながら飽きることなく進んでいくことができる。映画に出てくるキャラクターに順番に会える楽しみもあるし、パズル要素とアクション要素のバランスがいい。「An Adventure Beyond The Mirror」と副題がついているように、鏡の表と裏を行ったり来たりするところが横進行のゲームに深みを加えている。

うちのだんなさんにも勧めた。ゲームって自分一人でやるのと、誰かが同じゲームをプレイしているのとでは全然気合いが違う。ゲームそのものとの戦いの他に、横のプレイヤーにも負けてはならないからだ。私は途中で遅れをとっていたのに、最後の難所でひらめいて先にクリアしちゃったのが少し罪悪感。巻き込んでおいて逃げ切ってしまった(笑)。軽い達成感の感じられる良作ゲームで、音楽も良いのでおすすめです。

映画ひとつでいろんな商売が成り立っていて、公開と同時に一斉に放出される。そしてあっという間に次の映画が来る。私は最近ほとんどの場合は流れを見送ってしまっているけれど、今回だけは鳴門の渦潮の渦に巻き込まれたようにアリス・アリス・アリスで楽しませてもらった。

【武田瑛夢/たけだえいむ】 eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

昨晩はかき揚げを揚げてうどんを茹でた。おいしくできたけれど、大変疲れてぐったり。麺と天ぷらはどっちが先に出来上がるのが手順として良いのかいつも悩む。そば屋さんがあのスピードで別々の注文をこなしているのは本当にすごい。

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■おかだの光画部トーク[35]
露出補正ってなんだ? その2

おかだよういち
< http://bn.dgcr.com/archives/20100525140100.html >
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露出補正の話の続きです。

同じ場所(同じライティング・明るさ)で、白い物と黒い物をオートで撮ってみると解りやすいと思います。白は白くなくちょっと暗く写っていますよね?そして黒は黒くなくちょっと明るく写っているはずです。

デスクの周りの物を撮ってみました。まずキーボードをカメラ任せの露出で。
< http://flic.kr/p/84EMuU >
白であるはずのキーがグレーに写り実際よりも暗くなっています。+補正して撮ると、本来の被写体の輝度になります。
< http://flic.kr/p/84BGii >

黒いものはどうでしょう。黒いペンタブレットの上にiPhoneを置いて撮ってみました。
< http://flic.kr/p/84ELBh >
本来の黒ではなくかなり明るめに写ってしまいました。−補正してみると、見た目の印象に近づきました。
< http://flic.kr/p/84EM7o >

図にしてみました。
< http://flic.kr/p/84B3Qt >

一番上のAは被写体です。カメラで自動露出で撮ると、すべてBの反射率18%のグレーに写ります。カメラは被写体にはね返ってくる光量を測っていますが、被写体自体が白いものなのか黒いものなのか判断できません。

そこで、出ている露出の値を元に人間が判断し、白いものであればプラスに、黒いものであればマイナスに露出を修正して、元の被写体の輝度に合わせるのです。これが露出補正です。

絞りやシャッターや露出の考え方と同様、補正に関しても1段→2段と言うように光量を2倍→4倍または半分→4分の1と変化させます。1段刻みでは変化が大きすぎるので、1段を細かく1/3段刻みや1/2段刻みに設定で調節できるようになっています。

液晶に表示されている露出ゲージや、
< http://flic.kr/p/84FZ4f >
ファインダ内の情報にも露出ゲージが表示されますので、
< http://flic.kr/p/84FYVu >

+何段、−何段と自分が補正したい値だけ、ゲージが動くようにダイヤルを回して設定します(Nikonは昔から左が+で右に−。他のメーカーは数学のグラフ同様左が−で右が+になっているはず。機種を変えて撮影する場合は注意が必要です)。

図にあるように、真っ白な部分を測ってその部分を真っ白に再現したければ、+3補正すればよいのですが、全体が真っ白ではなくが、被写体の一部分が真っ白の場合どう測ればよいでしょうか?

カメラには測光モードという機能があります。
スポット測光・中央部重点測光・多分割測光の3つ。
< http://flic.kr/p/84EeUu >
サンプル写真では、真ん中の多分割測光に設定されています。上が中央部重点測光、下がスポット測光。

最近のカメラは賢くなってきていて、多分割測光がデフォルトに設定されているはずです。この測光モードは、カメラに内蔵されているコンピュータに様々な経験値がインプットされていて、画面を何分割かした面をそれぞれ別々に計測して、カメラがデータと照合して露出の値を出していますので、多くの場合これで問題なく、誰が撮ってもほぼ失敗しないように設定されています。

しかし、正確な露出補正をしようとした場合、この測り方では少し困ります。画面全体を測ってカメラが計算した値を出しているので、正確にどの部分の値なのか人間が判断しにくいからです。そこで、スポット測光や中央部重点測光など、自分が測りたい部分をピンポイントで測れるモードを使って、白い部分を測り、その露出値からプラス○段補正するとか、黒い部分を測りマイナス○段補正するなど判断すればより正確に露出補正ができます。

スポット測光と中央部重点測光の違いは、スポットの方がよりピンポイントで計測し、中央部重点測光の方が画面中心部の平均値になります。被写体によって使い分けるとよいでしょう(機種によっては、スポット測光は選択中のフォーカスセンサーの部分を測ることもできます)。

正確に測ったものを正確に補正するだけが撮影ではありません。時には、実際の印象よりも暗めにしたり明るめにしたりした方がよい被写体や、シチュエーションもありますよね。例えば、料理の写真や女性のポートレートなどは、実物より明るめに撮る設定に(+補正)しておいた方がより美味しそうに見えたり、肌がよりきれいに写り喜ばれます。

カメラの露出計と測光モードと露出ゲージをうまく使うと、狙った場所が計測できて思い通りの量を補正できるので、何に使うのか知らないままカメラを使っていた人は、一度カメラの説明書をしっかり読みこんで、露出補正にチャレンジしてみましょう!

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >
22日土曜日、名古屋で写真・撮影のワークショップをしてきました。10時から17時まででしたが、あっという間に時間が過ぎて、奥の深い写真の世界のほんの一部分しか伝えられなかった気がします。また機会があれば撮影会とかもやってみたいですね。
< http://2010.wcan.jp/photograph/report/entry-309.html >

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■編集後記(5/25)

・佐伯弘文「移民不要論」(産経新聞出版、2010)を読む。著者は神鋼電機(現シンフォニアテクノロジー)を育て上げた経済人の立場から、外国人労働者を雇用した実体験もふまえ、移民受け入れに真っ向反対する。いままで論じられて来た移民問題は、少子高齢化、人口減と経済成長の関係、さらには「日本文明(国家)の崩壊」という大問題を考える視点がなかった、それが著者が本書をあらわすことになった理由だ。移民受け入れには労働力確保以外にも、異文化交流による国際化など、プラス面がないわけではないが、それ以上のマイナス面(たとえば治安の悪化、言葉の問題から発する教育現場の混乱、生活習慣の違いから来る地域社会との軋轢など)があり、最終的には日本をなし崩しに破壊させかねない危険性がある。「多民族共生国家」論など、ヨーロッパの惨憺たる現実を知らない人のたわ言に過ぎない。ヨーロッパの移民受け入れ先進国で、移民政策で成功した国はひとつもないという厳然たる事実がある。また、少子化と高齢化社会を日本より先に経験した北欧諸国が、そのもたらす諸問題を解決したのは、移民の受け入れではなく、高負担、高福祉をベースとした工夫された政策動員であったという事実がある。フランスでは、少子化や人口減対策は国内対策で解決している。これらの事実を認識せず、また自国民の多数が失業しているのも直視せず、問題が多発するであろう海外移民を安易に受け入れようと考える人たちがいる。まさに狂気の沙汰だ。著者は「我が国の伝統文化や世界に稀なる『お国柄』のすばらしさは絶対に守り通さなければならない。たとえ万一、経済成長が鈍り、生活レベルが多少落ちてもなにほどのことか」と言う。まさにその通りだ。世界で一番治安のいい国を守りぬこう。民主党も首相もしっかり「勉強」してくれよ。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4819110926/dgcrcom-22/ >
佐伯弘文「移民不要論」

・O方さん、天海釘付け同意メール、感謝であります。読んでいてうなづきまくり。「惚れてまうやろ〜!」に爆笑しましたよ〜。わかる〜〜!/元宝塚トップスター瀬奈じゅんさんの退団後初コンサートに行ってきた。こういうのに行くのはじめて。男役なところが好きだったので、あんまり......と思っていたが、友人に「今後はお芝居が中心になってしまい、踊るところなんてほとんど見られないし、退団後すぐなら男役なところもあるはず。ディナーショーになると踊りも減る」と言われてしまい、行くことに。観客席には宝塚月組生が並んでいた。幕が上がると、宝塚化粧から少しナチュラルになった瀬奈さんが。歌は歌謡曲メドレーで、うーん、やはり男役な瀬奈さんが良かったなぁ......と思ったのだが、宝塚曲メドレーに変わると、朗々とした歌い方のものが多くなり聴いていて気持ちいい。後半も宝塚曲からスタートし、一度聞くとしばらく頭から離れない「アパショナード」の主題歌がかかる。このコンサートの演出は、ショー「アパショナード」の藤井大介先生。マントがとれて別の衣装が下から、という場面があって、このコンサートでも同じようなことをしていたから、マタドールか〜と予測したら、ジーンズの横を付け根まで大きく切ったスリットが印象的なカウボーイスタイル。その時のしてやったり、というような瀬奈さんの表情が良かったよ〜。歌い方も男役のキザったのと、女としての可愛いのを、一瞬ごとにくるくる変化させてて、さすがだなぁと思ったわ。このシーンだけでもいいから映像欲しい〜。男性と絡むより、女性と絡む時の方が、色気出るよねぇ、と友人と意見が一致したさ。城田優も出る「エリザベート」、大阪で待ってるよ〜。(hammer.mule)
< http://www.jun-sena.jp/ >  瀬奈じゅん
< >
アパショナード。消されるかも。やるならとことん
< >
フィナーレも。羽が見たい人に
< http://ja.wikipedia.org/w/index.php?oldid=31557552 >  藤井大介
< http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201005130005 >
服はこれ。この写真の表情は......ちがーう
< http://www.tohostage.com/elisabeth/ >
城田優トート、杜けあきゾフィーの時を狙うぞ