ネタを訪ねて三万歩[65]新型MacProはまだですか?/海津ヨシノリ

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●ソフトもハードも足が速すぎる

年頭にそれとなく「今年は映像にもチャレンジ〜」と、宣言していたのですが、なかなか環境が整いません。要するに、新しいMacProのリリースを待っているわけです。もうさすがにG5は限界。なにせ既に私のメインマシンはMacBookProとなって一年半経っているくらいですから、今更というか、動きが鈍かったのは確かですね。実は、iPodTouch相当のiPodが無料になるキャンペーン中の購入をもくろんでいましたが、考え甘かったです。色々と新製品が出ているので、真打ちは最後なのでしょう。と、勝手に思い込んでいます。

ところで、やりたいと思っている映像関係ですが、とりあえずMacProの新型を購入し、スタンバイできたところで改めてお話ししたいと思います。まっ、それほど大げさなことではないのですが、私なりの思い入れもありますので。もちろん、現在の環境でも作ることは可能ですが、環境が鈍足ということだけでなく、気持ちの切り替えはモノを作る上では大切ですからね。しかし、ハード環境が整ったら、Final Cut Studioの新バージョンのアナウンスが......かもしれませんね。

もっとも、コンピュータ関連機器のイタチゴッコは今更の話ではありませんよね。私も最近はソフトもハードも足が速すぎると痛感し始めており、追いかけるのが少しずつ辛くなってきています。でも、なんとか追いついていないと、現場という土俵から弾き出されてしまいます。



もちろん常用環境の話で、たまにしか使わないものは、使えるならバージョンにはこだわっていません。いや、そこまですべてを最新環境になどできないです。例えば、新バージョンで何が変わったのか分からないと感じたら、新バージョンに込められた新機能など必要としていないということですからね。もちろん知らない不幸ということもあります。

でも、新機能を使ったから良いデザインや、面白いイラストが生み出せるわけではありません。ところが、コンピュータ・グラフィックスの世界は、何も分からない初めての人が学ぼうとするには、あまりにも最初のハードルが高すぎるわけです。仮に要領よく最初のハードルをクリア出来たとしても、次から次へと新たなハードルが目の前に立ちはだかります。そのため、どうしても機能やテクニックばかりが注目されてしまう傾向にあるのが残念です。というより、滑稽ですらあります。

とにかくMacProの新型をゲットしたら、色々遊んでみたいことを今から練り込んでおくことにしています。例えば、ハードディスクをフル実装することは決めています。全部を1TBにするぐらいの勢いで。でも、いざ作品と身構えても色々なことに手を出しているので、撮影のスケジュール調整の難しさが見え隠れしています。お菓子作りのように、思い立ったらお気軽に出来上がるといった感じで作れるとナイスですが、そんな環境を得るにはFinal Cut Studioの10バージョンぐらい先? とか......もうしばらく時間がかかりそうですね。それまではお菓子作りがメインワークになりそうです。

●甘納豆がみつからない

最近、そんなお菓子作り用に秘密兵器を導入しました。なんと、ドーナツ製造器です。もっとも、ワッフルのような作り方のドーナツ製造器なので、正確にはトーラス型のワッフル製造器といったところです。つまり、焼きドーナツです。これがとにかく理屈抜きで面白いのです。生地にシナモンを入れるなど、色々怪しいドーナツを作ることが出来るのが魅力。そこで考えたのが、抹茶に甘納豆を入れた和風ドーナツ。既に抹茶入りは実験済みなので、更にワンポイントの甘納豆入りを試したくなったのです。

ところが、どこを捜しても小さな小豆の甘納豆が見つかりません。スーパーやコンピニは売れ筋しか置いていないので仕方がないのかもしれませんが、本音としては「そんな馬鹿な」と心の中で呟いています。要するに人気がないことの証。そこで少し調べて見ると、若い人の和菓子離れが深刻なのだとか。時代の主流はヘルシー思考なので、植物材料だけの和菓子の方が流行だと思っていました。にもかかわらず、忘れ去られようしているということはイメージがよくないのかもしれませんね。

私自身も洋菓子作りが趣味のようになっていますが、特に洋菓子に拘っているわけではありません。保存を考えての判断なのですが、本当に作りたいのは和菓子。でも、素人が和菓子を作れる範囲は限られています。そうであれば、手軽に作れるレシピの考案にチャレンジしてみることも大切ですね。

しかし、当面の問題は甘納豆の入手方法。とにかく、大森まで出かければ老舗の専門店があるのですが、お気軽に買うことが出来ないのでは意味がありません。ところで既に死滅しかかっている和菓子(見かたによっては洋菓子)に、カステラの間に羊羹が挟まっているシベリアというものがあります。私はこれが大好きなのです。しかし、高級菓子ではないので、スーパーなどに陳列されている状況しか見たことがありません。当然売上が悪いと店頭から消滅してしまいます。もうこうなったら自作するしかなさそうですね。文化(?)保護のためにも。

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■今月のお気に入りミュージックと映画

"ありがとう " by いきものがかり in 2010
水木しげるの夫人・武良布枝が著した自伝「ゲゲゲの女房」をドラマ化したNHKの朝ドラ「ゲゲゲの女房」の主題歌。十数年ぶりに朝ドラを可能な限り見ています。古き良き時代を思い出させてくれるメロディーのようで、涙腺が刺激されてウルウルになってしまいます。日を追う毎におかしな方向に走り出しているこの国に住んでいると、余計に古き良き時代が本当に懐かしく感じます。

ところで、水木しげる作品と言えば「ゲゲゲの鬼太郎」。でも私にとっての水木しげる作品は「悪魔くん」なのです。TVドラマでメフィストを演じた吉田義夫(メフィスト兄)と潮健児(メフィスト弟)の怪演と、ラテン系ミュージックに仕上がっていたエンディングテーマが印象的で、今も脳裏に焼き付いています。是非実写映画でリメイクしてほしいですね。エロイムエッサイム、エロイムエッサイム、我は求め訴えたり......。

"悪魔くん" by 加島昭・他 in 1966〜1967(日本)
やっぱりこのワクワク感は本物。もちろん45年ほど前の作品なので突っ込みどころは満載ですが、当時の状況から見たらとんでもない予算を使っていることは明白。人気もうなぎ登りであったのに、「悪魔」という言葉をスポンサーが敬遠たそうで、結果として予定されていたシーズン2も日の目を見ずに終了という憂き目を見た現実は、ファンとしては辛いところです。作品の中では「首人形」というマネキンの妖怪が出る第6話が印象的で、当時これを見た子供達はマネキンに対しての恐怖心がトラウマになってしまったと聞いています。

また、10話「シバの大魔神」ではメフィスト役であった吉田義夫の体調不良により潮健児にバトンタッチ(19話にも出演)するアクシデントが発生しました。しかし、シバの神殿を汚したメフィスト兄は収監されるために、メフィスト弟へバトンタッチというストーリー展開に、不自然さはありませんでした。潮健児の怪演が、吉田義夫を凌ぐモノであったからでしょう。ところで、潮健児といえば「仮面ライダー」の地獄大使が有名ですが、私は「仮面ライダー」をほとんど見たことがなかったので、メフィスト弟のイメージの方が強いのです。

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■アップルストア銀座のセッション 6月21日(月)19時より

Made on a Macとして画像処理セッション
海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol. 47

写真画像のイラスト化テクニックとして、Photoshop CS4による様々なファィルタ処理の調製方法のだけでなく、組み合わせと可能性についても整理いたします。また、Photoshop CS4純正環境だけでなく、ユニークなサードパーティー製品なども紹介いたします。予約不要・参加無料・退席自由ですので、気軽に参加してください。

【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
yoshinori@kaizu.com
http://www.kaizu.com(renewed)
http://kaizu-blog.blogspot.com
http://web.me.com/kaizu

○iPad Wi-Fi 32GBがもうじき届く

申し込み受付初日の今月10日に、Apple Store(Online)で既に申し込みをしているので、今月28日には手元に届くはず(と願いたい)。既に友人が米国で購入したという原物を散々拝んでいたので、ワクワク感はそれほどでもないのですが、今年最大のオモチャなのは間違いないですね。ちなみに購入目的は仕事用が8割。関連コンテンツ制作に関わっているからです。ですから、当初は購入予定にありませんでした。世の中本当に明日のことは分からないって感じですね。でも、もしかすると仕事8割がいつの間にか2割に逆転してしまうかもしれません。数ヶ月前から、友人数名とあれこれとイタズラを企んでいるからです。

しかし、こうなると紙に印刷した本という物体は、数年後には本当に神になってしまうかもしれませんね。個人的には紙に印刷された本の方が好きですが、電子Bookになればマニアックな本も沢山リリースされるようになると思います。在庫管理も必要ないですし、なにより膨大な印刷費がいらないわけですから。私はこのマニアックな内容の本に激しく期待しているわけです。私自身も色々とネタを出してみたい考えています。さて、どうなることやら。