[2861] iPadは最初のメジャーアンビエントメディア!

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,800文字)


《「Excel禁止」が業務改善の第一歩だ》

■アンビエントメディアの夜明け[01]
 iPadは最初のメジャーアンビエントメディア!
 川井拓也

■クリエイター手抜きプロジェクト[242]電子書籍編
 電子書籍データをiBooks/i文庫HDに対応させる
 古籏一浩

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[15]
 FileMakerで業務改善だ!
 茂田カツノリ

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■アンビエントメディアの夜明け[01]
iPadは最初のメジャーアンビエントメディア!

川井拓也 / Takuya Kawai
< http://bn.dgcr.com/archives/20100607140300.html >
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「ip2000」とか「ライフスライス」というフレーズが、記憶にある方もおられると思います。ヒマナイヌの川井です。最近はすっかりUSTREAMなイメージですけど、実は今一番興味があるのはTwitterでもUSTREAMでもなくてアンビエントメディアなんです。というわけで、久しぶりにたくさんの出会いをいただいた、古巣の日刊デジクリに復帰して書いてみたいと思います。

2004年にヒマナイヌという企画会社を始め、同時にデジタルハリウッド大学院の教授というのもやっています。このデジハリ大学院で、昨年作ったのがアンビエントメディアラボという研究室です。

今使っているデバイスというのは、パソコンであれiPhoneであれ、何かを入力したらやっと返り値が画像として表示されるという原始的なもの。コンピュータって、もっとインテリジェントでスマートなものじゃなかったっけ? という気持ちが研究の発端です。

コンピュータのイメージが、既にある道具のデジタル化という範疇にすっかり収まってしまっている昨今、こちらのやろうとしていることをもっとアンビエントにサポートしてくれないものか? そんな「人に優しいメディア」を研究しようというのが、うちの研究室のコンセプトです。で、昨年のメンバーとアンビエントメディアの定義というものを作ってみました。それはふたつの条件からなります。

操作していないのに動作している。しかもインテリジェントに。

テレビもラジオも操作していなくても動作しています。でも、それは自分の意図とは関係ありません。アンビエントメディアは、そこにインテリジェントさが求められます。いまどきなら、Twitterのフォロワーがつぶやく近未来の行動情報だけを抜き出し、今夜みなが出かけようとしているイベント情報をさりげなく画面に表示したり、直近でつぶやいたことに関係する情報を先回りして表示したりできるかもしれません。

これまであるもので、それに近いのはパソコンのスクリーンセーバーや、チャンビーのアプリケーション、通信機能を内蔵したデジタルフォトフレームなどでしょう。そして、いよいよこのジャンルに真打ちが登場しました。

それがiPadです。美しくて大きなタッチディスプレイを持ち、通信可能でCPUを内蔵している。iPadは、最初のメジャーなアンビエントメディアになる可能性が高いのです。私はその観点からiPadのアプリケーションを研究しています。

デザイナーのジョナサンアイブは、「人が機械に合わせる必要はありません。機械が人に合せます」と、プロモーションビデオの中で話しています。iPadが活躍するのは会議室、リビング、ベッドサイドだと思います。ウェブや動画を相手に手渡せる感じは、これまでのタブレットパソコンにはない感覚です。会議中に参考サイトや動画を見ながら回覧したり、自宅で家族と写真やアプリを回覧しながら楽しむなどのスタイルは、これまでのデバイスで気軽にできそうでできなかった行為です。

iPadを持っている人は、ケータイかiPhoneを必ず持っています。移動中や外出中はそれを使うことが多いでしょう。電子ブックリーダーや電子ノート、ファイルビュアーとしてのiPadの機能は抜群です。しかし、仕事にはパソコンも並列して使うでしょうから、実はiPadはiPhoneほど触っている時間は多くならないと思います。では、iPadはどのような状態がもっとも多いのでしょう? それは充電器に刺さっている状態です。

デフォルトでついているピクチャーフレーム機能は"インテリジェント"とまではいきませんが"操作していないのに動作する"興味深い機能です。これはアプリケーションとしてではなく、iPadのログイン画面にスイッチとして埋め込まれています。iPadでは、スリープから解除させるスライドバーの横に、モノクロのひまわりアイコンのピクチャーフレームボタンがついています。これを押すと、iPadの中にある「写真」が自動でスライドショーされるのです。

iPhotoに比べると、エフェクトが2種類しかないなど表現力は劣るものの、液晶の美しさもあって、自分の写真をシャッフルで表示しているとパソコンとは違った感じがします。特に設定から「顔を拡大表示」をオンにしておくと、自分が狙ったアングルとは違うイメージで、写真が表示されますからよけいに新鮮です。顔認識は、カメラについているよりビュアーについているほうが面白いということが分かります。

このように、Appleは最初からiPadをデジタルフォトフレームにする機能を埋め込んだのです。この連載では、iPadをアンビエントメディアとして使うアプリを紹介していくと共に、アンビエントメディアの在り方について、さまざまな観点から考察をしていきたいと思います。次回は6月21日を予定しています。どうぞよろしくお願いします。

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【川井拓也 / Takuya Kawai】
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mail:kawai@himanainu.jp twitter @himanainu_kawai

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■クリエイター手抜きプロジェクト[242]電子書籍編
電子書籍データをiBooks/i文庫HDに対応させる

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20100607140200.html >
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やっとiPadが届きました。iPadは日本で発売される前にいじっているので、勝手は分かっていました。が、日本のiBooksはちょっと違うような感じです。英語版(?)では、電子書籍ファイル(EPUB)をiPad接続すると、iTunesに表示されるiPadのアイコン/カテゴリ内にドラッグドロップするだけで転送できたのですが──。

日本のiBooksは本体側(iTunes)にEPUBファイルをコピーして、その後同期といった状態でないとうまくいきませんでした。ここらへん、もっとよい方法があるのかもしれません。

iPadの電子書籍リーダーで評判がよいのがi文庫HDなので、早速入れてみました。PDFもちゃんとめくることができます(これは結構いい感じです)。これは、PDFやテキストファイルなどはiTunes経由でドラッグドロップするだけで転送できるという、非常に便利なものになっています。

ということで、iPadのために用意してあった読み物(昔のゲームの制作話/EPUB/PDF/TEXT)をiPadに転送してチェック。まずiBooksから。最初の転送方法で簡単にドラッグドロップできるかと思ったら違っていて、ちょっと手間取りましたが、無事に転送され読むことができました。

が、思わぬ表示が......。EPUB形式のデータで、STANZAなどは文書内にエラーがあっても画面には表示しません。しかし、iBooksではページ内にしっかりとエラーメッセージまで表示されてしまいます。EPUBデータの中身はXHTMLファイルなので、Safari上で表示しエラーがなければOKです。エラーは表示しない方がよいと思いますが、まあ内部のエンジンがWebKitでしょうから仕方ない部分もあるかもしれません。もし、エラー表示しないような裏技があれば知りたいところです。iBooks+EPUBにルビを表示する裏技(?)はあります。

これでiBooksは問題なし......と思ったら、今度はiBooksの本棚で表紙が表示されないという状態に。EPUBの仕様ではOPFファイルの<guide>内の<reference>に表紙を指定すればよい、となっています。EPUBデータを編集するアプリケーションでも、そのようにコード(タグ)を生成します。調べると、以下のサイトに表紙を表示する方法がありました。
< http://d.hatena.ne.jp/tatsu-zine/20100531/1275325773 >

まず、表紙画像を用意した後に、OPFファイル内の<manifest>で使用する画像を定義します。これは<item>タグを使用しIDを割り当てます。ID名はファイル名でも構いません。例えば<item id="title2.png" 〜〜〜>のように定義したとしたら、OPFファイルの先頭で

<meta name="cover" content="title2.png"/>

と定義します。これでiBooksの本棚に本の表紙が表示されるようになります。ようやく何とかiBooksに対応できました。

次にi文庫HDです。i文庫HDはPDFを表示することができ、最初のページが自動的に表紙として本棚に表示されます。iBooksのように特別なタグを書かなくてもよいので簡単です。i文庫HDはPDFだけでなくテキストファイルも表示することができます。テキストファイルの場合、自動的に縦書きで表示されます。ということで、i文庫HD用に別途テキストファイルを用意しルビ(ふりがな)にも対応させました。i文庫HDでのルビは青空文庫と同じフォーマットなので、ルビを表示したいところで

文庫《ぶんこ》

のようにすれば文庫の漢字にルビがふられます。

ということでiPad用に対応させたものを、さりげなく販売。昔話なので文字だらけです......。1980年代前半の時代を知っている人で、なおかつmz-700というパソコン(当時はマイコンという呼び名だった)を知っている人でないと楽しめませんが。

電子書籍ならAmazonやApple Storeで販売したら、と思う人がいるかもしれません。でも、バイナリデータが付録で入っていたり、いろいろなフォーマットのデータが入っているので多分無理でしょう。バイナリデータをおまけで付けた場合とか、特殊事情がある書籍の場合はApple、Amazonともどうなっているんでしょうか。同人誌販売サイトなら簡単に対応できるのですけど、今回も「Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集」と同じデジコンカートにしました。ZIP圧縮してまとめて販売できるという手軽さからです。


●tiny XEVIOUS for 700の制作昔話
< http://digiconcart.com/dccartstore/cart/info/2561/40462 >

ZIPファイルには以下を入れてあります。
・プレーンテキスト
・i文庫HDに対応したテキスト
・PDF(パスワードロックなど制限なし)
・EPUB(DRMなし)
・AZW(Kindle用)
・InDesignファイル(PDF生成の元データ)
過去の資料スキャンしたものはPDF、EPUB、AZW(Kindle)用のみ

InDesignファイルは、作りが失敗した例なので参考にはならないかもしれません。でも、電子書籍で幅広いフォーマットに対応させたりするのであれば、InDesignが中心となってそれぞれのフォーマットに書き出せるようになった方が楽だと感じました。

電子書籍なら印刷代もいらないし安くなるだろう、どうせ電子データから紙に印刷しているんだから、という人は一度上記のフォーマットに全部対応させて作ってみるとよいでしょう。現状では絵空事に近いと思います。いかんせん、サポートしてくれるプラグインやアプリケーションが少なすぎる上に、書き出せば相当な手直しが必要です。PDFじゃ駄目だ、と文句書いている人もいますが(まあ気持ちは分からなくはありませんが)、実際にはPDFかスキャンデータでないとコスト的にも無理。制作のサポートソフトが少なすぎる現在では結構無理があります。

AdobeがInDesign用で出してくれるみたいなので期待はしておきましょう。
・アドビ システムズ社、雑誌向けのデジタル閲覧技術を発表
< http://www.adobe.com/jp/aboutadobe/pressroom/pressreleases/pdfs/20100602_wired_reader.pdf >

【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

届いたiPadは冷蔵庫に入ってました。iPadはしっかり冷えてました。iPadは生もののようです。ということで、結露していたので数時間待ってから設定しました。設定というか同期も時間かかりました。しばらくは、iPadでいろいろ試行錯誤する感じです。

・Adobe Illustrator CS5使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/IllustratorCS5/ >

・Adobe Photoshop CS5使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/PhotoshopCS5/ >

・Adobe InDesign CS5使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/InDesignCS5/ >

ハイビジョン映像素材についてアンケート(6月末まで)
< http://www.smaster.jp/Sheet.aspx?SheetID=28846 >

Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集 発売中
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >

・電子書籍作成用ページ
< http://www.openspc2.org/eBook/index.html >

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■子だくさんIT社長のFileMaker日記[15]
FileMakerで業務改善だ!

茂田カツノリ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100607140100.html >
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どうも、このところの連続関西出張を楽しんでいる茂田です。

●「Excel禁止」が業務改善の第一歩だ

Excelは素晴らしいソフトだ。使い方をしっかり覚えれば、その場その場で臨機応変に集計作業をこなすことができる。しかし、たとえば毎月同じ形での集計を実行する場合、まったく同じコピペ作業を繰り返さねばならない。また、常に最新データを閲覧するためのファイル共有機能も、やや不十分である。

一方FileMakerは、ビジネスロジックに合致したデータベース構造を持たせ、さらにその出力結果を所定の形式で出力させるところまで完全自動化できる。また、FileMakerには独特のファイル共有機能があるので、そうした作業の途中経過のすべてにおいて、複数ユーザでの情報共有が可能。Excelのようにファイルをメールで送ったり、共有ドライブに置いて担当者ごとに追加をするといった、煩わしい作業は不要となる。

集計においても、FileMakerは柔軟かつ複雑なものをこなせる。しかし、残念ながら日本においてその活用法の周知がいまひとつであり、Excelに書き出して集計しているという話をよく聞く。せっかくFileMakerに自在な集計機能があり、煩わしいエクスポート、インポート、コピー&ペーストなどしなくても一瞬で結果が得られるのに、もったいない話だ。

「FileMakerに詳しい人」と目されている人のレベル差が大きい点も、問題ではある。もし、頼りにしているデータベース開発者がクロス集計の実現方法をうまく説明できなかったら、ちょっとヤバいと思ったほうがいいかも。

ということで、Excel+手動操作により属人的にこなしていた業務について、FileMakerにそのビジネスロジックを組み込んで自動化させることで、大幅な省力化が可能になる。

この場合、もちろんFileMakerデータベースの開発費はある程度かかる。費用は難易度によるが、僕の会社で請け負う場合は50万円から300万円くらいの範囲となることが多い。これはそれなりの金額だが、人間一人分の仕事を自動化できるなら安いもの。データベースを通じて業務設計をする、と考えてほしい。

これは別に人員削減しようという話ではない。せっかく確保した人材を、機械的な提携業務に押し込めるのはもったいない話だし、機械的かつめんどくさい作業を人に押し付けることは、疲弊感を社内に広めてしまうもの。

僕の会社にも、こうした手動かつ属人的業務からの解放を主眼とする相談を多くいただくが、こうした点を重視する経営者がいる会社は、やっぱり元気で成長性が高いな、と思うのだった。銀行の融資担当者の方も、こうやって業務の自動化・非属人化を進めている企業にプラスな評価を上積みしたらいいんじゃないか、と思ったりする。

●ダメダメな設計にならないよう気をつけよう

ということで、業務改善に大きく役立つFileMakerだが、データベースは設計が命で、これがイマイチだと改善にならない。

ひとつ、わかりやすい指標を示してみよう。日常の業務処理内において「検索」機能を多用するような設計はマズい。検索はデータベースの重要な機能ではあるが、単にデータを放り込んで検索するというのは、FileMakerが素で持つ機能の延長線上に過ぎず、業務効率化のための専用アプリケーションを開発するという話とは次元が異なるのだ。

一般論だが、データのステータスに応じてポータルに表示する、という思想のほうが、より「専用アプリケーション」に近く、結果として得られるユーザインタフェースをみても、この差は歴然としてくる。

また、いわゆるデータモデリングと呼ばれる、データの持たせ方に関わる設計も重要だ。この点でFileMakerは、バージョン7以降で明確なお作法が存在する。これの説明にはそれなりに時間を要するが、大雑把にいうとテーブルオカレンスのグループ分けや、リレーションキーの明確化、といったあたりだ。

もし使用中のFileMakerデータベースが、中心となるテーブルオカレンスから放射状にリレーションを張っているなら、それは絶対に苦労の元であるし、世界中の開発者が頑張って固めてきたお作法に反しているから、ぜひとも再設計してほしい。

お作法を守っていれば、たとえ開発担当者が変更になってもデータベースの改変は可能。しかし、間違った設計のデータベースだと、開発した当人じゃないと何もいじれない。いや、当人にもいじれないことだってある。

ということで、データベースは設計が命。そして世の中には、残念ながら設計が明確に間違っているFileMakerデータベースが多い。だからこそ、僕も熱い想いで講習をしているのだ。

○鹿児島指宿でFileMaker講座しますっ!
< http://www.recrear.jp/ >
「お作法を学ぼう! FileMaker再入門講座」
鹿児島県指宿市の熱心なユーザの方のおかげで、FileMaker講習が実現します。九州そして鹿児島県の離島方面の皆様、ぜひぜひご参加ください。7名以上集めていただければ、同様の講習はどこでも開催可能です。

開催日:2010年6月19日(土)9:00〜18:00(予定)
開催場所:鹿児島県指宿市(会場は調整中)
費用:税込38,000円(予定)
講師:茂田カツノリ
※少しだけ空席あります

【しげた・かつのり】 FileMaker公認トレーナー/FileMaker11認定デベロッパー。株式会社レクレアル代表取締役。Twitterが与える人生の変化があまりに大きすぎて驚いている44歳4児の父。あ、もうすぐ45歳だっ。

Twitter (個人用)< http://twitter.com/shigezo >
※FileMaker情報メルマガ配信中! 登録は以下で
< http://www.recrear.jp/ >

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■編集後記(6/7)

・明石散人「日本史快刀乱麻」(新潮新書、2003)を味わい深く読む。「公平」と「平等」の違いは? と聞かれて、わたしは明解に答えられない。いま、この区別がつかなくなっているところに、日本人の倫理観の堕落があると筆者はいう。大辞泉によると、「公平:すべてのものを同じように扱うこと。判断や処理などが、かたよっていないこと。また、そのさま。」「平等:かたよりや差別がなく、みな等しいこと。また、そのさま。」とある。これを読んでもいまひとつスッキリしない。チャンスはみな一律にあり努力した者が報われるのは公平主義、すべての人が一律に平等の権利を持つのが平等主義。どちらか片方の主義だけではやっていけない。人に温かい社会というのは、ふたつの主義がバランスよく混在する社会である。それが本来の日本主義である。と筆者は説く。どうやらわかってきた。この日本主義は公平主義の中の勝者が平等主義を支えるのがポイントである。力のある者が弱者を支えるのは当然であり、この思いやる心が日本人と日本社会の基本理念であり、この国最大の美徳でもあった。しかし、いまの日本人は優しさと甘やかしを区別しないし、厳しいと恐いも同義だと思っている。そのような解釈の曖昧さが公平と平等のバランスを崩し、日本社会が歪みだし、急激に倫理観が失われ始めた。そして、なにかと「権利だ」「差別だ」と声高に喚く人たちの跋扈を許しているのだ。「公平」と「平等」の違いをちゃんと子どもらに教えられないわたしが、えらそうなことは言えませんが。(柴田)
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・川井さん復帰! 期待!/社内に無線LANがなく、iPhoneを持たない友人が、社長から調べるように言われたからと、iPhoneを持つ私にiPadについて質問。PSPやiPhoneをプレゼンツールとして持ち歩いていた人たちだけでなく、一般企業にも浸透し、発売当初から検討されていることに驚いた。ニュースで見た事例には「iPadが欲しかったから、業務用に無理矢理使い道を考えたのでは?」と勘ぐりたいものもあったよ。友人のメールには目的が書かれてあったので、使えるファイルフォーマットとか、ファイルの移動方法や、機密事項でなければ無料アカウントのあるDropboxやSugarSync(先月に日本語対応)、Evernoteとかもいいよ〜とか、たぶんその用途で一番簡単に使う方法はメール添付と件名工夫化だろう、などとメモして返信。実機を持っていないので検証はできないが、iPhoneがあるのでだいたい想像はつく。アプリを使えば、カバーできる事項もあるんだし、仕込みは最初面倒かもしれないけれど、単に使うだけなら問題ないよ〜と。でもでも、社内や出先に無線LANがない場合、クラウドサービスを使ったことがない場合、iTunesを〜となると、分岐点が増え、結構ハードルは高いのかもしれないと思った。iPad導入コンサルタントとか導入サービスとか生まれそうな予感。客先で質問される機会は増えそうだから(Flashコンテンツに関しては既に話題にしている)、iPad買うべきかなぁ......。/3G版は月額費用が必要なことを連絡済み。(hammer.mule)
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