[2877] 新連載・Webディレクター養成ギブス

投稿:  著者:  読了時間:17分(本文:約8,200文字)


《分かった。「沼」なんですよ、すべてにおいて。》

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 手が届く言葉
 べちおサマンサ

■新連載 Webディレクター養成ギブス[01]
 【危機感編】このままだと絶滅危惧種だ!
 蓮井慎也

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べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20100629140300.html >
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●沼美術館のその後

6月12日に引き続き、27日の日曜日、NADiffの4階で開催されている、SWAMP PUBLICATION(武さん&山根さん)の『沼美術館=アーティストブック』へ、その後の様子を拝見しにいってきました。12日は、まだ白面がたくさん残っていた「キャンバス」も隙間なく描き込まれており、仕上がりの一歩手前かな?という感じ。

・SWAMP PUBLICATION
< http://swamp-publication.com/ >

・『沼美術館=アーティストブック』
< http://www.nadiff.com/fair_event/swamp4F.html >

実は、27日は恵比寿に行く予定はなく、会社で残件整理(残件だらけだけど...)をやろうとしていたのですが、前日の疲労がまったく抜けず、だらだらと寝ていることに決定......したにも拘わらず、家でじっとしていることができないので、Twitterで、「@Take_J @swamp_jp 今日はなでっふいかないですか」と呼びかけ。

武さんから「@bachiosamansa いぐよー。まだアトリエで作業してるけど。Ryoさん来るよー。」、山根さんから「@bachiosamansa 僕は2時には着いてます!」と反応が返ってきたので、そそくさと出かける準備開始。

15時頃にNADiffへ到着すると、山根さんとエモ(エモリハルヒコ)さん、呑み仲間(?)のRyoさんがすでに呑んでいた。

「ヤマネは今日もこっちの作業(呑み)に忙しそうだな...」と心の中で呟くも、着いた早々にワタクシもビールを飲み始め、その後、バタバタと鷹野(依登久)さん、武さんが登場し、着々と作業の続きを始める。

・ペインティングに集中する鷹野(依登久)さん
< http://www.flickr.com/photos/50497956@N04/4742318702/ >

・夕方から登場の武さん。この日もペンでアートワーク
< http://www.flickr.com/photos/50497956@N04/4741682581/ >

・作業に集中する山根さん
< http://www.flickr.com/photos/50497956@N04/4741683467/ >

日も暮れていい具合に酔っ払ったワタクシ、山根さんにお願いして、少しだけアーティストブックに参加させてもらいました。自分で描いておきながら、かなりダークだ。漢字一文字で表すと「負」。でも楽しかったです、ありがとう、山根さん。

ワタクシ自身、絵を描いたり、「モノ」を作ったり、自分自身を表現できる術を持っていないので、SWAMPに限らず、クリエイターやアーティストの皆さんの活動は、とても羨ましい。「モノ」は作ってはいるが、普通に生活していればまず見る機会も知る機会もない「モノ」なので、作品とは到底言い難い。

たくさんのクリエイター、アーティストの友人がいる中で、昨年に武さん、山根さんとリアルで知り合ってから、SWAMPがとても気になっていた。それがなぜなのか、先日分かった。「沼」なんですよ、すべてにおいて。SWAMPが行っている活動は、偽善的でもなく、嘘でもない。本音でぶつかりあっている。

と同時に、武さん、山根さん、鷹野さん、エモさんの4人の関係がとても羨ましく思っている自分がいた。本音でぶつかって話せる友人って、何人いるだろう......。正直にぶつかっていくと、知らず知らずのうちに潰される社会に身をおいて、人の顔色を伺いながら行動し、付き合いたくもない酒をともにする。

仕事とプライベートを一緒にして考えてしまうのはおかしいけど、会社でもガチ本音でぶつかれる仲間は絶対に必要。社会的地位が上がれば上がっていくほど、本音でぶつかってくる人は減ってくるという現実もありますけど、課長になろうが部長になろうが役員になろうが、そんなのは関係ない。

技術開発部の部長という立場であるワタクシ自身、上にだろうが下にだろうが、意見や方向性はきちんと伝えるようにしていたりします。個人的な意見の押し付けはしませんけど、組織に身を置いている以上、共通目的を達成するためには、誰にでも愛想のいい八方美人でいる必要もないはずです。

●自分でも気付いていなかった嗜好

D90とオトモダチになってから、早1ヶ月経ちました。やっと絞りとシャッタースピードを理解し始めて、頭の中で思い描くような写真が少しずつですけど、撮れるようになってきました。けど、場所(環境)によってのISO感度設定が理解できていないので、ただ単に真っ白に写っているだけの写真や、ソフトで弄ってないのに、やたら気持ち悪い色の写真が撮れたり。

そんなこんなで、がむしゃらに撮っていただけのド素人が、周りのバランスを配慮しながら撮れるようになってきていたりします。パソコンに取り込んで見比べてみると、購入したばかりの頃と今とでは、かなり違いがでてきているのも分かります。うん、成長しているぞ。

パソコンに取り込んだ写真を見て思ったのが、ワタクシ、街や建造物を撮るのが好きらしく、かなりの点数の写真があることに気がついた。そんな趣味嗜好があったんだ、知らなかった。といっても、もともと西洋建築好きだったので、当たり前といえば当たり前なのか。丸の内(千代田区)あたりはヨダレが垂れるほど大好物だし。もちろん、横浜(関内-石川町)もね。

遠くのものを、グッと寄せて撮ったりしてみたいので、そろそろ、2本目のレンズとして望遠レンズを購入してみようか悩んでいたりします。ちょっとしたものを購入するまえのワクワク感って、いくつになっても楽しいですよね。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋
< http://www.ne.jp/asahi/calamel/jaco/ >
< http://bachio.posterous.com/ > ←そろそろ活動開始
< http://twitter.com/bachiosamansa > ←フォローしても役に立ちません

○あれこれあれこれ新しいサービスが出てくるたびにアカ作り/弄るだけ弄って飽きるO型/天然石(パワーストーン)のパワー、すごい! いろいろ本を買ってきて読み漁るなどの嵌りっぷりもO型なのか/なかでも、「ザ・パワーストーンBOOK(塚田眞宏著)」がとても詳しく書いてあって、しばらくバイブル決定/いまのお気に入りはモスアゲート/でも、27日のMAGIC ROOM??「アートバトルロワイアル」トークのときに紐切れ起こして、石が5〜7個いなくなりました/で、武さんのも切れたらしい......これって.../石を観る力がついてくると、どうしても値段が張ってしまうのは仕方ないよなぁ/残ったモスアゲートとエレスチャルクォーツを組み合わせてみる予定/浄化用の水晶クラスター欲しいけど、良いものはやっぱり高い...手が出ない/iPhoneは必要ない。とデジクリで書いたくせに、欲しくてたまらなくなっている件/だって、iPod touchがあまりにも便利なんで、肌身離さず使えるiPhoneはもっと便利なんだと、いまさら理解した/面白いWEBサイト発見・@IT自分戦略研究所
< http://jibun.atmarkit.co.jp/ >

○記憶に残っている2週間の出来事→べちお家、3年ぶりの冷麺ブーム到来→毎日喰って飽きる→また3年後→会社のサーバ全落ち→なにもできない→なかなか復旧してくれない→仕方ないので手伝いにいく→ひとつ死亡→ミラー設置しておいてよかった

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■新連載 Webディレクター養成ギブス[01]
【危機感編】このままだと絶滅危惧種だ!

蓮井慎也
< http://bn.dgcr.com/archives/20100629140200.html >
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私は、"雑用係"化し"板ばさみ"状態に悩むWEBディレクターを、たくさん見てきました。

求める品質や予定時刻にデザインが上がらず、WEBディレクター自らがデザインしてしまったり、クライアントの無理難題をお断りできずに承諾してしまい、WEBデザイナーに白い目で見られてしまったり......。抱えきれないほどの案件を上司から「やってね♪」と丸投げされて、なにも決まっていない状態から制作着手するWEBディレクターも......。

こんな状態となっていることの要因は、一部はWEBディレクターのスキル不足ですが、一部はWEBディレクターの仕事とは別の分野にあるように思えます。いわゆるスキル不足解消では片付かない問題までもが、スキル不足として片づけられてしまっていることが深刻なのです。

WEB制作フローが順調に流れている場合、WEBディレクター不在でもまったく問題ありません。しかしながら、制作現場ではトラブルや問題の発生はつきものです。WEBディレクターが不在、もしくは機能できていない現場で、一旦トラブル状態に陥ると、まるでひとつのボールを追いかける小学生の全員サッカーのように、こっちでトラブルが起こるとWEB制作者がワーッと問題処理に動き、次はあっちでもトラブルが発生して一斉にワーッと動いていきます。

WEBディレクターがいれば、幼稚な小学生の全員サッカーにならないのかと言えば、決してそうではなく、普段から一度に大量の案件を抱えていて首の回らない状態のWEBディレクターや、満足な教育を受けられずに経験が浅いまま現場に駆り出された未熟なWEBディレクターがほとんどと考えられ、結局、プロジェクトの中心にいるべきWEBディレクターが、最終防衛ラインで尻拭き仕事をやっていることが多いと思います。

どんなに優秀なWEBディレクターでも、一度に捌ける案件ボリュームには限りがあります。WEBディレクターのスキル不足や、自業自得の部分があるとはいえ、リソース配分を考えず、売上至上主義的にポンポン案件を丸投げする営業側の考え方や、労務管理面を無視したマネジメント側にも問題はあると思われます。よくないのは、そのWEBディレクターが最終防衛ラインとして機能せざるを得ない状態を不健全とも思わず、関係者全員が見て見ぬふりをしていることにあるでしょう。

こうしてWEBディレクターは、いつまで経っても本来あるべきポジションで持てる力を発揮することができず、成長機会もないままに、嫌気がさしてWEB屋としての看板を下ろしたり、最悪は鬱になって業界を去っていきます。そして、知識や経験が業界内に蓄積されないまま、新しく生まれたWEBデザイナーの浅い知識とスキルでしか成り立たない業界になっていくことが続けば、業界は底上げどころか、将来的には業界全体の地盤沈下が予想されます。

結果、WEBディレクターを取り巻く惨状を見たWEB制作者が、次のキャリアアップ先としてWEBディレクターになりたい! と思う人が、数年前に比べて少なくなっていると感じています。

もし、WEBデザイナーが次のキャリアとしてWEBディレクターを選ばず、WEBデザイナーであり続けるとしたら、新しい感性を持つ若手デザイナーの台頭に怯えることになるでしょうし、企業としても新芽を迎えづらく、組織としての新陳代謝が進みません。近い将来起こり得る様々な弊害に、制作者も、経営者も、WEBディレクター自身もが、一日も早く気づくべきです。

今日のWEBディレクターの惨状を、いわゆる"ふるい"にかかっている状態と捉えるならば、考えようによっては、それを乗り越えられる人材こそが優秀なWEBディレクターと言えるのかもしれません。

しかし、"雑用係"化と"板ばさみ"の常態化に耐えられるだけの人材は、そんなにはいないでしょう。毎年、各種学校を卒業して夥しい数のWEBデザイナーが生まれ、"ふるい"にかけられ、何十人かに一人がWEBディレクターになったとしても、次の"ふるい"がこの惨状では......。競争に勝ち抜ける優秀なポテンシャルを秘めながら、失望と共に業界を去られてもおかしくありません。

このままいくとWEBディレクターという職種は希少な存在となり、天然記念物になるかもしれません。あるいは絶滅種になるかもしれません。絶滅種になる前に、WEBディレクターのスキル不足の解消(自己研鑽)と、業界/企業として手の打てる部分(マネジメント)の両面から、WEBディレクターの意義というものを再定義していく必要があると思います。

「WEBディレクターになりたい!」
「あの人みたいなWEBディレクションをやりたい!」

明日のWEB業界興隆のためにも、WEBディレクターはそんな風に思われてほしいものです。
(【自己研鑽編】に続く)

【蓮井慎也 / Shinya Hasui】WEBディレクター
地元WEB制作プロダクションに所属。大手通販企業に常駐しWEB制作をしています。
オンライン名刺 < http://card.ly/hasui/ >

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■セミナー案内
電子出版スタートアップセミナー
< http://bn.dgcr.com/archives/20100629140100.html >
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3時間で学べる電子出版の基礎知識! 電子出版スタートアップセミナー
日時:7月5日(月)15:00〜19:00
会場:毎日コミュニケーションズ パレスサイドビル9F マイナビルームA
料金:8,000円
定員:120名
参加方法:詳細はサイトから

皆さんこんにちは。『+DESIGNING』編集部の小木昌樹です。毎日コミュニケーションズの『+DESIGNING』『WebDesigning』『マイコミジャーナル』が7月5日(月)に共催する「電子出版スタートアップセミナー」のご案内をさせていただきます。

kindleやiPadの登場で、急激にマーケットが立ち上がってきた電子出版ですが、いざ参入しようと思っても、何をしたらいいのかわからないという人が多いのが現状でしょう。そこでこのセミナーでは「電子出版はじめの一歩」をテーマとして、出版業界が置かれている現状を踏まえつつ、端末とフォーマット、そして流通(プラットフォーム)をといった、電子出版をビジネスとして立ち上げるために知っておきたいことを整理し、わかりやすく解説いたします。

また、米『Times』誌で話題のApple iPad向けデジタルマガジン制作ツールの開発・提供を手がけるWoodWing社や、今夏に電子書籍ソリューション「MCBook」をリリース予定のモリサワなどのデモンストレーションも行われ、すでにプラットフォームとして実績ある「マガストア」の事例も紹介される予定です。

対象は電子出版に参入を考えている出版社および、電子出版コンテンツ制作に取り組もうとお考えのデザイン・制作会社の皆様です。参加費は8,000円で募集人数は120名となります。皆様、奮ってご参加下さい。

詳細および申し込みはマイコミジャーナルからどうぞ。
< http://journal.mycom.co.jp/news/2010/06/24/080/index.html >

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■編集後記(6/29)

・先日、中学校時代のクラス会旅行の打ち合わせに行ったら、わたし以外はみんな薄型の新しいケータイを持って来た。さすがにスマートフォンはなかったが、年金世代もすっかりケータイ文化に毒されていた。話している間もメールを打ったりしているんだから、いい歳して無作法だ。わたしも一応携帯電話は持っている。最近薄型のカッコイイのに替えたが(手続き等はすべて娘がやってきた)、外出時にも持たないんだからなんのためのガジェットなんだか。かつて会社員時代は、ポケベルや携帯電話は誰よりも早く導入した。というより、もたされた。社外プロジェクトが忙しく、相手先から使うようにと渡されたのを、無料で公私に使い倒していたものだった。だが、いまのわたしには殆ど無用だ。それでも、新しい携帯電話をマスターしようと取説を読んだが、このわたしがサッパリわからないのはどういうわけだ。パソコンやっていない同年輩が、やすやすとケータイ操作しているのが不思議だ。娘は完全にケータイ人間だから、いろいろな設定をやってもらう。取説は読んでもよくわからないが、勘でなんとかなるそうだ。あれっ、小3生が勝手にさわって、撮影、保存までしているではないか。わたしは携帯電話がなくても生きていかれる。四六時中ケータイと一緒なんて人を変だと思うが、本人が好んでやっているのだからご勝手に。でも、子どもたちのケータイ人間化は絶対に阻止すべきだ。(柴田)

・Webディレクターが育たなければ......同意。/電子出版セミナー行きたい〜。前回のDTP Boosterのお話に似ている気がするけど。大阪でもやって〜。/ポケベルは持たなかったし(呼び出しくらうのやだ!)、携帯電話の導入もさほど早くはなかったような気がする(何かを夢中でやっている時に横入りされるのが嫌)。でも、シャープの電子手帳はすぐに買ったし、Palm(PDA)、普通の携帯からスマートフォン(Windows Mobile)まで使っていた。どれも愛着あったし楽しかった。たぶん「携帯電話」が好きなのではなくて、便利だったり楽しかったりする機能(ソフトウェア含む)が好きなんだろうと思う。少々の欠点にも目をつぶろうと思うのはiPhoneなんだよなぁ。そのぐらい好き。私的iPhoneの楽しさは、既製とはいえアプリを探し出して、自分でカスタマイズできるところ。はじめてパソコン(自分でお金を出したのはマックが最初)を買って、フリーウェア探したりしてカスタマイズしていたのに似ている。例えば今は「起動音」は必需品だと思っていたり。/iPhoneアプリの「ARモンスター」を試してみた。GPSを使い、いまいる場所にモンスターが出現するので退治して成長しましょうというRPGもの。やりはじめると止まらない。レベルアップスピードが早いし、難しいことはアプリ任せだからだと思う。で、モンスターコンプリートのためには、いろんな場所でやる必要があるのかなぁ、待ち時間にはちょうどいいかも、と考えていたが、電池の減りが早く、外で気軽にできないのと、モンスターを探すために、iPhoneの画面を見たまま、右向いたり上向いたりと挙動不審者っぽくて、外ではできないなと。あ、ウエスト固定で上半身だけひねるなら美容体操になりそうよ。(hammer.mule)
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