音喰らう脳髄[94]若き冒険者達にささぐ/モモヨ

投稿:  著者:  読了時間:2分(本文:約900文字)


9月11日の土曜日、新宿歌舞伎町において、新宿LOFT/新宿MARZ/新宿Motionという三つのライブハウスを会場として、3会場往来自由という前代未聞の企画が開催された。タイトルは、

『TOKYO NEW WAVE 2010 presents 「GO BACK TO SHINJUKU」』。

この企画に私のバンド、リザードも参加するということは前回に書いたとおりだが、出演場所は一週間前にMARZとなり、出番もトップと変更になった。あるいはデジクリ読者には迷惑をかけたかもしれない。その点をまずお詫び申し上げたい。

実際、開催してみないと、あれこれどうなるかわからない、そんな初めての企画なので出演者も含め、関係者さえいろいろと混乱する始末だったのだ。細かいことはご容赦願いたい(と、私が謝罪する立場ではないのだが......)。



私もライブを終えて各会場を見てまわったが、結果としてできあがったモノを振り返れば、新宿歌舞伎町のライブハウスをライブ会場として使った夏フェス、例えばサマソニのようなものをご想像願えればよいと思われる。客は、タイムテーブルを眺めて、三会場を好きなように行ったりきたりするわけだ。加えて、物販などの感覚、その賑わいはコミックマーケットに似た感じだったりするのが2010年風か......・。

あれこれと分析しながら、歌舞伎町のはずれあたりを北へ南へと行ったりきたりして、ただでさえ脚を悪くしていた私にはそうとうに応えたが、お客さんたちは元気だった。早足で歌舞伎町を走り回っていれば皆疲れないはずがないが、そこは夏フェスなどで鍛えた健脚ぶりがある。その若さゆえの特権をいかんなく発揮して街を嬉々として往来していた。

この企画が、将来、どのように評価されるか、そこはそれなりの総括・検証をまたねばならない。が、とにかく不可思議な時間と空間がそこにあったのは確かだ。勇気ある実験とすらいえる。出演者の選択がニューウェーブの名にふさわしいかどうか、そこには一考の余地ありと思いはすれど、このような冒険の末席に加われたことを私は誇りに思っている。ありがとう。

Momoyo The LIZARD 管原保雄
< http://www.babylonic.com/ >