[2923] ソーシャルマガジンこそが新しい電子雑誌なのではないだろうか?

投稿:  著者:  読了時間:19分(本文:約9,100文字)


《立場の強いものが折れるほうが結果丸く収まるじゃん》

■アンビエントメディアの夜明け[07]
 ソーシャルマガジンこそが新しい電子雑誌なのではないだろうか?
 川井拓也

■クリエイター手抜きプロジェクト[252]3D映像編
 リアル3D映像からサムネール画像を作成する
 古籏一浩

■子だくさんIT社長のFileMaker日記[26]
 僕は中国が大好きなのだが
 茂田カツノリ

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■アンビエントメディアの夜明け[07]
ソーシャルマガジンこそが新しい電子雑誌なのではないだろうか?

川井拓也
< http://bn.dgcr.com/archives/20100927140300.html >
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操作していないのに動作している。しかもインテリジェントに。

「アンビエントメディア」をこう定義して、iPadアプリを見渡している連載ですが、最近話題の「FlipBoard」はガツンと来ました。これはソーシャルマガジンとでもいうべきもので、TwitterやFaceBookのみならずナショナルジオグラフィックやクールハンティングなど、既存のメディアもミックスして自分だけの雑誌が作れるアプリです。

アンビエントメディア系だと「FrameChannel」などが似ていますが、それらがトレインチャンネル的なマスメディアの情報を集約するのに対して、「FlipBoard」はソーシャルメディアにあるテキスト、写真、動画を集約します。

こう聞くと、なんとなくRSSリーダーがそういうものだったよね? という気分にもなるのですが、UIのデザイン力というのが絶大で、これまでのRSSリーダーやツイッタークライアントとはまったく違うレイアウトでページめくりができます。

電子書籍では、ページめくりなんて不要だという議論もありますが、「FlipBoard」ではソーシャルメディアのアグリゲーションに、あえての紙メタファーを入れることでポチポチ(ピタピタ?)と頻繁にタッチやフリップを繰り返さなければいけない既存のクライアントアプリと違う、優雅な時間をデザインしています。

「FlipBoard」を開くと、TwitterやFaceBookなどのソーシャルメディアの名前が目次のようにあるので、タップするとページめくりで雑誌を読むようにペラペラとめくれます。

1ページには写真や動画が埋め込まれており、見開きで10人ぐらいのツイートを俯瞰的に見られます。すべてが時系列に表示されるのではなく、写真などのある投稿を中心に、独自のアルゴリズムで並ぶのです。

この並びが絶妙で、まるで美しいデザインの雑誌を読んでいるような気分になります。紙の雑誌を見ているような感覚なのに、そこに表示されている内容は自分の興味がある「知人の今」というギャップに、新しい電子書籍の可能性を見た気がします。

つまり、今ある電子書籍、主に雑誌は既存の雑誌の単位と同じ売り方をしているわけです。1冊買うか買わないか? しかし「FlipBoard」を見ていると、いろいろな雑誌の好きなパートだけを買い集め、自分のソーシャルマガジンを作れる! ということに気がつくわけです。

私は映画好きですが、常に思っているのは、一度劇場で見た映画をまるまる1本の単位で買いたいと思うのはわずかだから、チャプターごとに売ってくれないか? と。007をDVD1枚ごと欲しくはないけど、あの冒頭のアクションシーンだけは全作集めたいから、1本あたり300円でも買いたいというような気分です。雑誌でいえば、SPAやプレイボーイは毎週買う気はしないんだけど、その中にある優れた連載が、ワンコインで買えるなら購読してもいいなみたいな。

「FlipBoard」は、目次こそ媒体別に整理されていますが、これが今後ミックスされていくと、ますます面白くなって行くなと感じたわけです。

簡単に言うと編集権ちょーだいよ。お金出して買うからさ、みたいな感じですね。

「FlipBpard」は手でめくることもできますが、トップ画面はMacのiPhotoでお馴染のケンバーンズエフェクト(画像がズームしながらフワッと次の写真に変わっていくエフェクト)で、スクリーンセーバーになりますから、知人の近況をボーッと見るアンビエントメディアとしても使えます。無料のアプリですから、ぜひとも今すぐ最近出番が減ってきているiPadに入れて表示しっぱなしにしてみて下さい。

ベストギア最新号でアンビエントメディアを見開き特集!(88ページ)
< http://www.bestgear.jp/magazine/ >

【川井拓也 / Takuya Kawai】
「広告」「教育」「アート」のことならヒマナイヌ!
廃校になった中学校をリノベーションした"アーツ千代田3331"にアトリエを構えました。秋葉原・末広町にお寄りの際は、お気軽にヒマナイヌにお立ち寄り下さい!
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mail:kawai@himanainu.jp twitter @himanainu_kawai

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■クリエイター手抜きプロジェクト[252]3D映像編
リアル3D映像からサムネール画像を作成する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20100927140200.html >
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今回は、TM750+3Dコンバージョンレンズ(長いので以下TM750で省略)で撮影した3D映像から、サムネールを作成するスクリプトです。

TM750で撮影した3D映像はサイドバイサイド(Side By Side)方式になっているため、左目用の映像と右目用の映像が一枚の映像の中に収まっています。映像はフルハイビジョンサイズ(1980×1080ピクセル)で、このサイズ内に以下の座標で左目用と右目用の映像が記録されます。

・左目用
(66,51)-(893,1030)

・右目用
(1026,51)-(1853,1030)
*どちらも横幅は828ピクセル、縦幅は980ピクセル

以下のスクリプトは、フォルダ内にある複数の3D映像(拡張子はmov)から左目の部分を切り取り、JPEG画像として保存するスクリプトです。サブフォルダは走査しないため、指定したフォルダと同じ階層にある映像だけが対象になります。


(function (){
var folderObj = Folder.selectDialog("SideBySide映像があるフォルダを選択してください");
if (!folderObj) return; // キャンセルされたら何もしない
var fileList = folderObj.getFiles("*.mov");
for (i=0; i