[2929] 「アメリカン・レストラン」を楽しむ

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,000文字)


《盛り盛りのホイップもお約束》

■装飾山イバラ道[64]
 「アメリカン・レストラン」を楽しむ
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[43]
 店頭で実機やカタログを見てみよう!
 おかだよういち

■展覧会案内
 海と山と新村則人
 「あれから20年、これから20年」未来に届くアート展

■イベント情報
 コミュニティイベント「Creative Junction」



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■装飾山イバラ道[64]
「アメリカン・レストラン」を楽しむ

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20101005140500.html >
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食欲の秋に突入している。夏まではさっぱりしたものを求めていたのに、9月に入った頃からこってりしたものが食べたくなってきた。自分で作る料理は和食が多い。外食も好きなので、お好み焼きやお寿司、焼き肉など自宅のそれとはちょっと違う、臨場感のある料理を外に求めてしまう。

最近ハマっているのは「アメリカン・レストラン」だ。その名の通りアメリカっぽい食べ物「アメ食」がある所。アメリカのドラマも「アメリカン・アイドル」も好きだし、いっそ住んでしまうのはどうかと思うけれど、私には日本での暮らしの刺激としての「アメリカ」程度がちょうどいいのだと思う。

●魅惑のアメリカ系チェーンレストラン

アメ食はハンバーガーとかステーキとか既に日本になじみきっているものを含むけれど、単品だと日常すぎておもしろみがない。そこで簡単にアメ食の舞台がセットで整っている「アメリカ系チェーンレストラン」が魅惑的だ。いわゆる日本のファミレスの元になっていそうな店。代表的なお店はHard Rock Cafe(ハードロックカフェ)だろうか。一歩店に入ればそこはアメリカという感じで店内が装飾されており、アミューズメント要素もたっぷりだ。お客の外国人率の高さも特徴のひとつだろう。

他には「T.G.I.フライデーズ」「アウトバックステーキハウス」など。場所はたいてい大型ショッピングセンターや、アミューズメントパーク内にあり、家族やカップルにぴったりだ。遊びでお金を使った後でも、なんとかなりそうな価格設定も入り易くていい。

・Hard Rock Cafe
< http://www.hardrockjapan.com/ >

・T.G.I.フライデーズ
< http://www.tgifridays.co.jp/ >

・アウトバックステーキハウス
< http://www.outbacksteakhouse.co.jp/ >

こういう店舗の共通点は、〈ボックスシートにステンドグラス風照明〉〈ハデな盛りつけの料理写真入りメニュー〉〈大きすぎるグラス入りドリンク〉〈勢いのある店員〉などがある。私が好きなこの手のお店の写真入りメニューにもまた共通点があり、前菜のページにドンと大きなオニオンリングの写真があり、なぜか最後のデザートのページはアイスのせチョコレートブラウニーで終わるのだ(笑)。盛り盛りのホイップもお約束。なんでこうも見事にパターン化されてるのか、楽しくていつもチェックしてしまう。

・T.G.I.フライデーズ メニュー
< http://www.tgifridays.co.jp/menu/ >

・アウトバックステーキハウス メニュー(日本)
< http://www.outbacksteakhouse.co.jp/menu/pdf/Menu_B.pdf >

しかし、不思議なことにレストランのアメリカ本家のサイトのメニューは、写真がないものが多い。アメリカでは、写真は少なくて文字の羅列のメニューというのが一般的なようだ。文字だけでは寂しい気がするけれど、料理の名前だけでどんなものが来るのかわかるようになっているのも、アメリカがパターンを変えない国という特徴を表していると思う。定番は想像通りの定番ということか。

・アウトバックステーキハウス メニュー(アメリカ)
< http://www.outback.com/menu/pdf/C203.pdf >

日本では、日本人の好みに合わせて大きな料理写真のメニューにしているのかもしれない。まだ料理名だけでは想像できない料理でも、そのものを見せられればイメージしやすい。日本人は食品サンプルが好きなように、ビジュアルに触発されやすいのだ。

●日本人向けオーダーのすすめ

店について座席に通された後、パッとメニューを開いた時に最初に目に入る、オニオンリングやチーズがけナチョスのページ。前菜ジャンルの位置づけに惑わされてつい頼んでしまうけれど、味もヘビーで量も多いことを忘れてはいけない。

最初に浮かれ気分で選んでしまうと、メインのステーキやデザートをおいしく食べられないという失敗をまねく。実はメインにも十分な量の付け合わせや、サラダがついてくることが多いので、まずはメインを先に決めてしまうのがおすすめだ。
二人で行った場合、それぞれのメイン料理だけでけっこうな量になる。足りなかったら追加するつもりの方が余裕を持てると思う。もちろん大人数の家族やグループであれば心配はいらない。大学生風のグループを見かけると無茶な頼み方でも楽しそうで微笑ましい。

実際こういうオニオンリングは相当おいしいので、メインを軽くしてでも選びたくなるのが悩みだ。自分でも以下のyoutubeのレシピを参考に作ってみたことがある。動画で最後に食べてる音が聞こえるけれど、炭酸水と細かいパン粉を使うとほんとにこんな風にカリカリになっておいしかった。たまねぎ一個で大量にできてしまうけれどね。

・Crispy Onion Rings Recipe
< >

レストランでは注文の量がうまくいけばぜひデザートを。写真は、アウトバックステーキハウスの渋谷店で食べたチョコレートブラウニー。丸いホイップのボリュームがすごいけれど、ホイップ自体に甘みが少ないのと、下のブラウニーの塩気のおかげで食べやすくておいしい。間にはバニラアイスも隠れている。添えてあるスプーンはカレースプーンぐらいの大スプーンなので、ドーンと大きいのがわかるだろうか。

・アウトバックステーキハウスの「チョコレート・サンダー・ フロム・ダウン・アンダー」
< http://www.eimu.com/col/cho.jpg >

●化石スイーツ?

私のようなアラフォー世代だと「アンナミラーズ」も懐かしい。しかし、全盛期20店舗以上あった店舗も、現存するのは2店舗のみだと言う。先日のテレビ朝日「お願いランキング」の美味しい順ランキングで、アンナミラーズのパイを取り扱っていて、残念ながらその味の古さを指摘されてしまっていた。

古き良きアメリカを守りすぎたのが敗因かもしれない。私はあったかいアップルパイのバニラアイス添えとか好きだったけどなー。美食家の意見によれば、日本人の舌はこの10数年で驚く程洗練されたのだと言う。

コンビニスイーツでさえ、繊細でリッチな味になっている昨今、昔のままでは求められなくなってしまったのだろう。他のアメリカ系レストランの衰退も同じ理由だと思う。ただ、思い出の味が今も変わらなく残っている価値もおおいに認めていた。今はウェブショップで、通信販売している。ただしホールのみ! ホールで買う勇気はないのが普通だと思う私の、アメ食好きもたいしたことはないということか。

・井村屋ウェブショップ/アンナミラーズ
< https://www.imuraya-webshop.jp/user_data/foodindex.php >

●衰退の理由

レッドロブスターのテレビCMを覚えている世代には、アメリカ風レストランの豪快で楽しげな雰囲気は魅力的だったはずだ。しかし、私は憧れていた頃には行けず、行けるようになったら店が減ってしまっていた。実際アメリカでの人気は衰えていないらしいけれど、うちの近所の店舗はすっかりなくなってしまって残念だ。そういえば、生きているロブスターをまずテーブルに持ってきて見せてくれるサービスがあった。その後に真っ赤になったロブスターが運ばれて来る。

きっとアメリカ系チェーンレストラン特有のサービスは、控えめな日本人には積極的すぎるのだろう。例えば、お誕生日の人がいるテーブルでのバースデーソングや、火花の散る花火付きのカクテル。バッと周囲が注目する瞬間が怖い人もいるだろう。食べきれないほどの料理のボリュームも、今の時代に合わないのかもしれない。それをマイナス面と感じるか「こうでなきゃ」と感じるか。顧客単価は決して安くもなく、もっと安くておいしいものはたくさんあると言われてしまうのかもしれない。

私にとっては日常の変化としてちょうど良い場なので、たまに行ってはその変わらないパターンを楽しみたいと思うのだ。次の日の朝ご飯は、やっぱり梅干しのお茶漬けがおいしいけれど。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

最近電車の中でのiPhone率の高さに驚く。他の携帯電話を持っている人は、かなり顔のそばまで携帯を持ち上げて操作している印象。iPhoneの人は手の位置が低めな感じなのだ。離れても見やすいのかな。

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■おかだの光画部トーク[43]
店頭で実機やカタログを見てみよう!

おかだよういち
< http://bn.dgcr.com/archives/20101005140400.html >
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新製品てんこ盛りの秋、みなさんはカタログを収集して見比べたり、じっくり内容読んだり、スペックチェックしたりしますか?

最近は製品の特設サイトや、テクニカルライターによるレビュー記事、一般のユーザーの口コミサイトなどWeb上での情報も豊富なので、それらの情報だけでわかった気になって済ませてしまっていませんか?

わたしは実際に店頭に行ってカタログを集めるのが昔から好きで、実際に買う予定のない機種のものまでゲットしてしまいます。そして、カタログ見ながらあれこれ想像したり比べたり。店頭に実機があれば、自分で手に持ってみた感触や操作感、シャッターを切った時の音や気持よさなども確認してみたりします。量販店や専門店にはいろんなメーカーの各モデルが実際に手に取って比べられるので、Webで他人の感想だけに頼ることなく、多くの生の情報が得られます。

たぶん、このカタログ見ながらあれこれ思いにふけっているひとときが一番楽しい時間なんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?

ということで前回は、ニコンが新発売するデジタル一眼レフカメラD7000が気になるという内容でした。その中で「視野率100%」や「防塵・防滴」など普段聞きなれない言葉が出てきました。今回は、そのあたりの、カタログに載っているけど初心者にとってよく解ってないかもしれない言葉を詳しく説明してみましょう。

カタログは、ニコンのサイトからPDFをダウンロードできますので、忙しくて店頭に行けない人はこちらからどうぞ...。
< http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/ >

 マグネシウム合金採用ボディー
 堅牢性を高めるため、コンパクトなボディーの上面、背面カバーにマグネシ
 ウム合金を採用。さらにカメラボディーの各接合部には効果的なシーリング
 を施し、高い防滴・防塵性能を確保しています。"

と書かれています。つまり、頑丈で、中の電子部品や機械部品などはしっかり密封されているので、雨や夜露などちょっとの水滴、砂埃など細かいゴミが内部に入り込んで撮影中にトラブルが起きにくい構造に仕上げてありますよ、という意味です。

さすがに土砂降りのゲリラ豪雨の中での撮影は無理でしょうけど、ちょっとした雨や水しぶきがかかる程度なら問題なく撮影できますし、砂丘やキャンプ場や工事現場など埃っぽい場所や砂塵が舞う所などでも、スイッチ類の隙間からボディ内部に埃や細かい砂などが入り込むことはありません(レンズは別です。ズームレンズなど回転部分に入り込んでじゃりじゃりいうことはあります)。

10月29日発売なので、店頭でD90や入門機種のD3100と、このD7000をそれぞれ手に持って比べてみると実感できると思いますが、質感が全然違うはずです。下位機種は持った感じプラスチックな、どことなく安っぽい感じがしますが、マグネシウム合金採用ボディーはしっかりした頑丈な感じが手から伝わってきます。

 ガラスペンタプリズム使用
 視野率約100%、約0.94倍の高倍率ファインダー

この、視野率ですが、完璧な構図を追求しようとすると、とても重要になってきます。視野率100%は目で見たものがそのまま写ります。

コンパクトデジカメやミラーレス一眼など、背面の液晶を見て撮るカメラは、センサーが捉えた画像をそのまま映しているので、それがそのまま写真に写るのは当然だと思いがちですが、一眼レフカメラは違います。

一眼レフカメラはレンズを通した被写体を、センサー直前にある鏡を使って肉眼でそのまま見ています。構造上、写真に写る範囲100%を見えるようにするには難しく、コストもかかります。なので、下位機種では視野率が100%ないものが普通です。旧機種のD90は約96%、先日発売されたばかりの下位機種D3100は約95%です。ちなみにキャノンEOS60Dも約96%です。

しかし、撮影時に完璧に構図を作ってフレーミングしたのにもかかわらず写真を見ると、端っこに撮影時には見えなかったものが写っていると台無しです。後から必ずPhotoshopでトリミングするなら、多少意図しないものが写り込んでいてもさほど影響ないですが、フィルムの時代から視野率100%はプロが使うフラッグシップ機だけに搭載された、構図に完璧を求める者に必須の機能だったのです。

フィルムを暗室で手焼きしていた頃は、トリミングをせずにパーフォレーション(フィルムの両端の穴)ギリギリまでプリントするのが味が出て好きだったので、やはり構図や作品を追求すればするほど視野率100%は欲しくなるはずです。

今はデジタルでトリミングが自由で簡単なのと同時に、フィルムの時以上に画面全体を全て見る機会が多いので、中級機の価格帯でありながらこの視野率を搭載してきた本気度はかなりのものだと思います。

ということで、気になるカメラやレンズがあったら休みの日や仕事帰りに近くの量販店のカメラフロアに立ち寄って、いろいろ見て触れて試してみてはいかがでしょうか。そしてカタログを持って帰って眺めるのは楽しいですよ。

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >

毎晩1時間ちょっと歩いています。数週間前は、Tシャツ短パンで家を出た直後には既に汗だくでしたが、長袖ジャージでもなかなか汗が出ないくらいすっかり涼しくなりました。今日は町中甘〜い金木犀の香りが漂う中、秋を感じるウォーキングでした。

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■展覧会案内
海と山と新村則人
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101005140300.html >
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会期:2010年10月5日(火)〜10月28日(木)11:00〜19:00 土18:00 日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
内容:"自然"をテーマにした仕事で注目を集めてきた新村則人の個展。1階は"海"、地階は"山"をテーマに、ポスターや写真、映像、実物の小舟や植物などで会場を構成する。
◇ギャラリートーク 福島治+新村則人
日時:2010年10月9日(土)16:00〜17:30
会場:DNP銀座ビル3階 入場無料 先着70名 要予約(電話)

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■展覧会案内
ガーディアン・ガーデン20周年記念 300人のクリエイターと創る
「あれから20年、これから20年」未来に届くアート展
< http://rcc.recruit.co.jp/gg/exhibition/gg_exh_201010/gg_exh_201010.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101005140200.html >
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会期:2010年10月18日(月)〜11月18日(木)12:00〜19:00 日祝・11/2休
グラフィック展:10月18日(月)〜11月1日(月)
写真展:11月4日(月)〜11月18日(木)
会場:ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
内容:これまでガーディアン・ガーデンは、コンペティションギャラリーとして公募展を中心に活動をしてきました。その活動の中で多くの若い作家たちと出会い、多くの作品を展覧会という形で世の中に紹介してきました。その中から現在、各界で活躍する作家たちが飛び出しています。
そこで20周年を迎えるにあたり、これまで関わった作家の方々に「20年後の未来」というテーマを投げかけ、ハガキサイズの作品を制作してもらうことにしました。『ひとつぼ展』や『1_WALL』と同様に、これまでのジャンルに合わせて、グラフィック、写真と会期を2回に分け開催します。20年後の未来の風景を創造する、20年後に残したいもの、残したくないものを描く、撮るなど様々な作品が見られることと思います。そして会場に訪れるお客様も一緒になって「20年後の未来」を想像し、ドキドキするような展覧会にしたいと考えています。グラフィック194名、写真132名参加予定。イベントあり。(サイトより)

現在開催中=第3回写真「1_WALL」展
会期:2010年9月21日(火)〜10月14日(木)
内容:写真界の次世代を担う若手を発掘するコンペ。一次審査(ポートフォリオ審査)と二次審査(ポートフォリオレビュー審査)を通過した6名による最終プレゼン。グランプリは10月1日に公開の最終審査会で決定した。

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■イベント情報
コミュニティイベント「Creative Junction」
< http://www.mebic.com/cris2010/cbm/creative-junction.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101005140100.html >
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10月26日、27日に開催する「大阪創造取引所」のプレイベントとして、新たなビジネスモデルを有するクリエイターと、クリエイターとの連携により新しいビジネスモデルの実現をめざす企業等とが出会う、コミュニティイベントを開催します。

映像、デザイン、IT・WEB、CGアニメ、キャラクターの5分野で、新しいビジネスモデルに関心があるクリエイターやクライアント企業・団体等、総勢55人が5会場に分かれてプレゼンを実施します。終了後は交流・商談会も開催します。

日時:2010年10月15日(金)14:00〜19:00
会場:ブリーゼプラザ7F 小ホール、8F会議室(大阪市北区梅田2-4-9 ブリーゼタワー)
参加費:無料 交流会費:4,000円(税込)
主催:近畿経済産業局
企画・協力:メビック扇町
申込・問合:下記より
< http://www.mebic.com/cris2010/cbm/creative-junction.html >
大阪創造取引所
< http://osaka-torihiki.jp/ >

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■編集後記(10/5)

・読売新聞土曜日夕刊の「こぐれひでこの食悦画帳」を必ず読む。わたしは料理しないから、書かれていることが理解できないことも多いが、きわめて独創的な料理レシピであることはわかる。カタカナで書かれた料理名をはじめ、食材も調味料も想像できないのもあるが、ほとんどが和洋折衷のように思える。手のこんだ料理を鼻歌まじりって感じで仕上げる手際が鮮やかで、いっしょに食する夫(有名カメラマン)のコメントもご機嫌だ。筆者はイラストレーターだから、味のある挿絵も描く。ヒラメキとユーモアあふれる文章もナイス。でも、わたしはこの手の料理はあまり食指が動かない。料理本では、前にも書いたと思うが、小林カツ代「自分でつくる これ、うましっ!」(日経ビジネス人文庫)が最高。最近また読み返して、いちいち感心している。この本はとくに一人暮らしの独身男性が読めば、必ず「うまそうだから、とにかくいっちょ作ったろか」という気になる。絶対になる。わたしもなっている。これ一冊で充分間に合う。醤油をピャッと、みりんをピッ、砂糖をつまんでピピピ、塩をバサッ、グワンと鍋を回して、ガーッと火を強くして、ワーッと煮てしまう、アバウトでラフな表現がうれしい。表現はそうだけど、料理はある決められたルールを踏んでつくるもの、その基本はきっちりおさえている。こぐれ、小林に共通するのは極めて柔軟な思考である。読んでいて気持ちいい。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/453219119X/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー3件)

・一年ぶりに自転車に乗る。引っ越ししたら、徒歩圏内でほとんどのものが手に入るようになり、JR、近鉄、地下鉄、バス、タクシー(目の前に病院があっていつでも数台停まっている)という手段が選べて遠出にも便利。マイ自転車二号には、カゴがないのでスーパー買い出し用には使えない。近所に坂道が多いのもチョイ乗りを敬遠する理由。この二号は一号が盗まれてから買ったもので、あまり思い入れがなく(盗まれてしまった一号が可愛すぎた)、装備はてきとーだし、一号に比べると重いし、盗まれるのが嫌で乗らないようになってしまった。自転車で10分ほどの距離に事務所を借りたので、通勤用にと乗ってみたら、1分もしないうちにお尻が痛い。地面が近くてちょっと怖い。背中に背負っているボブルビー・メンター(精密機器運搬&事故時身体防御用。私が背負うと亀になる)が重い。以前は3kgほどのノートパソコンを入れて、片道40〜50分は平気だったのに、今は1kgもないiPadで肩腰が痛い。なんて弱くなったんだ。次に乗ったのは夜中。車も人もいない四車線道路を思いっきり走る。気持ちいい。坂道の高低も、一気だと楽しい。二号もかわいがってあげなきゃな〜と思いはじめたよ。/汗かくからとモンベルのシャツにジーンズ、ウォーキング用のアシックスの帽子にアクソーの手袋。これにメンターを背負ったら、数人の方に「山登りですか」と聞かれた......。10分乗りにしては仰々しいかもしれぬ。自転車用ヘルメットにしたら何と言われるだろう。(hammer.mule)
< http://www.boblbee.jp/history-megalo.html >
メンターは廃盤みたい。
< http://ryusgate.cocolog-nifty.com/ryusblog/2009/11/boblbee-6cc7.html >
私も赤