新製品てんこ盛りの秋、みなさんはカタログを収集して見比べたり、じっくり内容読んだり、スペックチェックしたりしますか?
最近は製品の特設サイトや、テクニカルライターによるレビュー記事、一般のユーザーの口コミサイトなどWeb上での情報も豊富なので、それらの情報だけでわかった気になって済ませてしまっていませんか?
わたしは実際に店頭に行ってカタログを集めるのが昔から好きで、実際に買う予定のない機種のものまでゲットしてしまいます。そして、カタログ見ながらあれこれ想像したり比べたり。店頭に実機があれば、自分で手に持ってみた感触や操作感、シャッターを切った時の音や気持よさなども確認してみたりします。量販店や専門店にはいろんなメーカーの各モデルが実際に手に取って比べられるので、Webで他人の感想だけに頼ることなく、多くの生の情報が得られます。
たぶん、このカタログ見ながらあれこれ思いにふけっているひとときが一番楽しい時間なんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?
最近は製品の特設サイトや、テクニカルライターによるレビュー記事、一般のユーザーの口コミサイトなどWeb上での情報も豊富なので、それらの情報だけでわかった気になって済ませてしまっていませんか?
わたしは実際に店頭に行ってカタログを集めるのが昔から好きで、実際に買う予定のない機種のものまでゲットしてしまいます。そして、カタログ見ながらあれこれ想像したり比べたり。店頭に実機があれば、自分で手に持ってみた感触や操作感、シャッターを切った時の音や気持よさなども確認してみたりします。量販店や専門店にはいろんなメーカーの各モデルが実際に手に取って比べられるので、Webで他人の感想だけに頼ることなく、多くの生の情報が得られます。
たぶん、このカタログ見ながらあれこれ思いにふけっているひとときが一番楽しい時間なんじゃないかと思うのですがどうでしょうか?
ということで前回は、ニコンが新発売するデジタル一眼レフカメラD7000が気になるという内容でした。その中で「視野率100%」や「防塵・防滴」など普段聞きなれない言葉が出てきました。今回は、そのあたりの、カタログに載っているけど初心者にとってよく解ってないかもしれない言葉を詳しく説明してみましょう。
カタログは、ニコンのサイトからPDFをダウンロードできますので、忙しくて店頭に行けない人はこちらからどうぞ...。
< http://www.nikon-image.com/products/camera/slr/digital/d7000/
>
マグネシウム合金採用ボディー
堅牢性を高めるため、コンパクトなボディーの上面、背面カバーにマグネシ
ウム合金を採用。さらにカメラボディーの各接合部には効果的なシーリング
を施し、高い防滴・防塵性能を確保しています。"
と書かれています。つまり、頑丈で、中の電子部品や機械部品などはしっかり密封されているので、雨や夜露などちょっとの水滴、砂埃など細かいゴミが内部に入り込んで撮影中にトラブルが起きにくい構造に仕上げてありますよ、という意味です。
さすがに土砂降りのゲリラ豪雨の中での撮影は無理でしょうけど、ちょっとした雨や水しぶきがかかる程度なら問題なく撮影できますし、砂丘やキャンプ場や工事現場など埃っぽい場所や砂塵が舞う所などでも、スイッチ類の隙間からボディ内部に埃や細かい砂などが入り込むことはありません(レンズは別です。ズームレンズなど回転部分に入り込んでじゃりじゃりいうことはあります)。
10月29日発売なので、店頭でD90や入門機種のD3100と、このD7000をそれぞれ手に持って比べてみると実感できると思いますが、質感が全然違うはずです。下位機種は持った感じプラスチックな、どことなく安っぽい感じがしますが、マグネシウム合金採用ボディーはしっかりした頑丈な感じが手から伝わってきます。
ガラスペンタプリズム使用
視野率約100%、約0.94倍の高倍率ファインダー
この、視野率ですが、完璧な構図を追求しようとすると、とても重要になってきます。視野率100%は目で見たものがそのまま写ります。
コンパクトデジカメやミラーレス一眼など、背面の液晶を見て撮るカメラは、センサーが捉えた画像をそのまま映しているので、それがそのまま写真に写るのは当然だと思いがちですが、一眼レフカメラは違います。
一眼レフカメラはレンズを通した被写体を、センサー直前にある鏡を使って肉眼でそのまま見ています。構造上、写真に写る範囲100%を見えるようにするには難しく、コストもかかります。なので、下位機種では視野率が100%ないものが普通です。旧機種のD90は約96%、先日発売されたばかりの下位機種D3100は約95%です。ちなみにキャノンEOS60Dも約96%です。
しかし、撮影時に完璧に構図を作ってフレーミングしたのにもかかわらず写真を見ると、端っこに撮影時には見えなかったものが写っていると台無しです。後から必ずPhotoshopでトリミングするなら、多少意図しないものが写り込んでいてもさほど影響ないですが、フィルムの時代から視野率100%はプロが使うフラッグシップ機だけに搭載された、構図に完璧を求める者に必須の機能だったのです。
フィルムを暗室で手焼きしていた頃は、トリミングをせずにパーフォレーション(フィルムの両端の穴)ギリギリまでプリントするのが味が出て好きだったので、やはり構図や作品を追求すればするほど視野率100%は欲しくなるはずです。
今はデジタルでトリミングが自由で簡単なのと同時に、フィルムの時以上に画面全体を全て見る機会が多いので、中級機の価格帯でありながらこの視野率を搭載してきた本気度はかなりのものだと思います。
ということで、気になるカメラやレンズがあったら休みの日や仕事帰りに近くの量販店のカメラフロアに立ち寄って、いろいろ見て触れて試してみてはいかがでしょうか。そしてカタログを持って帰って眺めるのは楽しいですよ。
【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.info/
> < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41
>
毎晩1時間ちょっと歩いています。数週間前は、Tシャツ短パンで家を出た直後には既に汗だくでしたが、長袖ジャージでもなかなか汗が出ないくらいすっかり涼しくなりました。今日は町中甘〜い金木犀の香りが漂う中、秋を感じるウォーキングでした。