[2939] CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

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《シアワセそうなダラダラ垂れ流しクダラナ系バカアニメを》

■ネタを訪ねて三万歩[70]
 勘違いの思い込みが多い世の中......
 海津ヨシノリ

■グラフィック薄氷大魔王[236]
 CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について
 吉井 宏



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■ネタを訪ねて三万歩[70]
勘違いの思い込みが多い世の中......

海津ヨシノリ
< https://bn.dgcr.com/archives/20101020140200.html
>
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今月の原稿は正直辛いものでした。何も出てこないのです。私の場合一か月に一回なので、旬なネタはよほどの好タイミングでもない限り使えません。下手をすると、別の方のテキストに酷似してしまう危険性すら生まれてしまいます。だいたい、新製品に対する感想なんてほとんど違わないですからね。

そもそも、連載内容に対してしっかりとした方向性のようなものを決めていないことが、こんな事態を呼んでしまいます。とにかく、何も出て来ません。いや、正確にはいつもの分量で3回分相当の内容を書き直し、書き直し、結果的にすべて廃棄してしまいました。いわゆる消去法です。

理由は色々ありますが、「批判的な内容は避ける」ことが一番大きな理由になっているかもしれません。誤解が発生することは避けたいです。今までもそれを繰り返してきました。もちろん、あからさまな批判を書かないようにしてはいますが、読み返してみると限りなく黒に近いグレーかもしれないと感じる表現を発見することがあります。もうそうなったらスパッと削ってしまいます。ところが、そうすると削ったことで話の流れが不自然になってしまうために、大幅な変更と削除に発展してしまうわけです。

「何もそこまでしなくても」と突っ込まれそうですが、こればかりは苦い思いをした者でないとわからない「自衛」としか説明できません。文章を書くのは嫌いではありません。しかし、最近は仕事関係だけでなく授業用のプリント作成も膨大化しています。結果として、毎日かなりの文章を作成していますが、自由文という「なんでもあり」は、逆にストレスが溜まってしまうかもしれません。

これはデザイン処理と同じですね。デザインは様々な縛り(制約)の中で、どう作り込んでいくかという世界。まったく自由に作れてしまったら、それはデザインではなくてアートになってしまいます。恐らく「デザイン=アート」と思っている方は、大いなる勘違いをされているのでしょう。

勘違いで思い出したのが、渦中の関係者は勘違いの固まりであったという再認識。最近になって、ニフティ時代の私のことを知っているという方達と出会うことが多く、不思議なことに彼らの当時の共通点は、メールのやりとりは疎か書き込みすらしていなかったのです。にもかかわらず、当時の私の心理状態を把握していたのです。

メールのやりとりをしていた人達でも誤解していた部分を、まるで私の考えが読み取れるかのように。でも、こんなふうに意外と客観的に場を俯瞰している方達の方が、冷静に場を分析出来るのかもしれませんね。生半可な情報と知識だけでゴリ押しする方が増えてきているので、よけいにそう感じてしまいました。生半可な情報は本当に相手を不快にします。

よくパーティー会場などで話しかけられます。「大学でPhotoshopとか教えてるんだって?」あるいは「まだ大学で教えてるんだって?」といった上から目線の「い」抜き言葉で。間違いではないですが、それは事実の2割程度しか示していません。とにかく、学生さんに対しても失礼な愚問に、まともに答える気分が消えて数年経ちます。もちろん、無視なんて出来ませんから「そんなところです」と答えて終わりにします。正しく説明しても、更に間違ったイメージだけしか伝わらないのに決まっているからです。

余談ですが、かなり昔に名刺交換した時の相手が「初めまして梅津(うめづ)さん。いつもサイトを見せて頂いています。サイト名が分かりやすくて良いですね」と、挨拶してくれた時には笑いそうになりました。思わず、こんな時は名刺を差し出しながら「梅津(うめづ)です。宜しくお願いします」とやっちゃいます。しかも、それでも相手は気が付かなかったわけで、結局、彼はもしかしたら今でも私を梅津(うめづ)だと思っているかもしれません。

そもそもこんな名字なのが問題と言われてしまえばそれまでですが、日本人の名前は原則濁らないというお約束があります。忌み嫌うといった方が良いのかもしれません。ですから、私の「かいづ」は「かいつ」だと思っている方が多いのです。ある意味悲劇ですね。今まで間違いから派生した呼ばれ方でこんなことがありました。

「うめづ」⇒「うめじ」⇒「めいじ」。「かいつ」⇒「あいつ」⇒「あいづ」。「かいづ」⇒「かいじ」⇒「あいち」。まっ、面倒臭いからそのまま返事しちゃいますけどね。

話を戻すと、私よりも一回り若いにもかかわらず、既に上から目線のオジサン言葉を使っていることが逆に哀れに思えて仕方がありませんでした。そもそもこんなことは誰も注意しないですからね。さらに質問者がクリエイター系の方であったりすると、そのあまりにも低い発想に失笑しそうになる表情を押さえ、遠い目で一歩下がるのが私のいつものスタイルです。

もっとも、若くして上から目線のオジサン言葉をマスターしないと、著名クリエイターに進化しないと勘違いしているのかも。でも、現実は著名なクリエイターほど腰が低くて常識人だったりするわけです。とにかく人間は思い込みの激しい生き物ですからね。

もっとも、勘違いでも相手を不快にしない勘違いもあります。例えば、多摩美術大学ではかなりの学生が、私を専任教員と勘違いしていることを知りました。レポートの担当教員の欄は60%強の確率で「海津ヨシノリ教授」になっています。こういう勘違いはうれしいのですが、原因がさっぱり分かりませんでした。

ところが、ふとした会話からその原因が判明したのです。要するに、私は直ぐに帰宅しないからです。授業終了しているにもかかわらず、研究室や副手の控え室で雑談していたり、学生の質問に答えたりしている間に一時間超過はあたり前となっています。また、心配性なのでどんなに遅くても授業開始一時間前には学内に入るようにしています。

これはどの学校でも同じです。そのため、多摩美術大学ではなんとなく学内に住み着いているような錯覚が生まれていたようです。しかし、別の見方をするとそれだけ学生は自分の大学のサイトを見ていないと言うことになりますね。まっ、積極的に見るほど面白くはありませんから否定出来ないのは事実です。

とにかく、学生さんなら仏の顔も三度までをしっかりと守りますが、同世代あるいは同世代以上の方から理不尽な扱いやふざけた対応を一回でもされたら、私はそれで関係を切ることにしています。

ところが、それが双方の誤解から発生した場合なら、確実に第三者あるいは何か説明の付かない偶発的な出来事が問題を解決に導いてくれます。きっと、それっきりでいい関係の人と、それではまずいよという人を、不思議な力がふるいにかけているのかもしれませんね。もしかしてご先祖様ですかね〜。

結局、愚痴っぽい終わり方になってしまいました.........反省。

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■今月のお気に入りミュージックと映画

[ラスト・チャンス]by キャロル in 1975(日本)

作詞:ジョニー大倉、作曲:矢沢永吉、ボーカル:矢沢永吉で、解散コンサートでの演奏が印象的だった和製ロックンロールの基本ですね。「だからほんとの答えをおくれ〜せめて最後の時に〜」の一節が好きです。

[クワイエットルームにようこそ]by 松尾スズキ in 2007(日本)

正直、それほど期待していなかったのですが、主演の内田有紀のコメディエンヌぶりはちょっと意外で面白かったです。オチもナイスでした。基本的にコメディーなのですが、共演の宮藤官九郎、妻夫木聡、りょう、大竹しのぶの汚れっぷりは必見です。もちろん内田有紀の汚れっぷりも。物語は冒頭で観客に対して提示された謎が、少しずつ明かされていく構成。そして、観客の思い込みがメラメラと崩れ落ちる展開は衝撃的ですらあります。興行的には成功したとは言えないのかもしれませんが、こんな良心的な作品がまだ公開されている日本は捨てたものじゃないですね。

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■アップルストア銀座のセッション 11月15日(月)19:00〜20:00

Hands on a Macとしての画像処理セッション
『海津ヨシノリの画像処理テクニック講座Vol.52』Adobe Photoshop CS5によるフォトレタッチ技法前編【レタッチ編】として、画像合成用に元画像を料理する時のマスキングのコツと、背景画像との調整テクニックについて、短時間処理を想定して整理いたします。なお、予約などに関してはAppleに一任しておりますのでご了承下さい。
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【海津ヨシノリ】グラフィックデザイナー/イラストレーター
yoshinori@kaizu.com
< http://www.kaizu.com
>(renewed)
< http://kaizu-blog.blogspot.com
>
< http://web.me.com/kaizu
>

ネットである商品を購入したら、ショップから「クレジット決済が下りませんでした」とメールが届きパニックに。しかし、問い合わせの電話は18時を過ぎているのでアウト。電話受付は9時から18時って、今は昭和ですか? と怒ってもどうしようもありません。とにかく我慢して翌日の9時15分に電話するも「本日の営業は終了しました」の空しい自動アナウンス。しかもそれが10時過ぎまで続く「怠慢脳天気」状態。

結局10時過ぎに繋がるも、怒りを抑えて冷静に問い合わせをすると、「決済は下りました。行き違いのミスです」というクールなお言葉に、電話を切ってから思わず「○○野郎」と、普通の神経なら出るお決まりの罵声が出たのは言うまでもありません。もっとも言葉のように怒り狂っているわけではなく、実際は呆れかえっているわけです。

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■グラフィック薄氷大魔王[236]
CGアニメ「ヤンス!ガンス! MEAT OR DIE」について

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20101020140100.html
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10月22日(金)、「ヤンス!ガンス!」のDVDが東宝ビデオより発売されます。「シーズン1」の12話分と、動画コンテなどのオマケ映像を収録しています。「ヤンス!ガンス!」について、この連載では具体的に書いてなかったので、簡単に紹介しますね。

amazonのDVD詳細
< http://amzn.to/cH9BqG
>
公式サイト
< http://meatordie.com/
>
Youtube
< http://www.youtube.com/yansgans
>

人類が何らかの理由で宇宙へ脱出した後のニューヨーク。たぶんかなり未来。草食恐竜(♀)が闊歩する中、最後の肉食恐竜(♂)であるヤンスとガンス(いつも腹ぺこ)が草食恐竜(♀)をゲットすべく、ドタバタを繰り広げます。90秒の短編アニメ。完成しているのはDVDに収録のシーズン1、12エピソードです。煩悩の数と同じ、108エピソードまで作れればいいなと話してます。

作者は「ウゴウゴルーガ」やプレステ「せがれいじり」等でおなじみの秋元きつね氏と、「ウサビッチ」のプロデューサー村山太氏。二人は何度か組んで仕事してたのですが、本格的に攻めに出る作品を作ろうということで、従来の秋元一人での制作でなく、ちゃんと分業して多くのエピソードを安定して作れるようにするため、メンバーが集められました。

僕は主役の肉食恐竜ヤンス&ガンスと、毎回入れ替わり登場する草食恐竜のキャラクターデザインをはじめ、背景や大道具小道具など、画面に登場するほとんどの3D物体をデザインし、モデリングやテクスチャ描き、表情モーフ作成までやってます。

それらを動かすアニメーション制作には(有)シンクの菅村弘彦氏。音楽と音効は、ゲーム音楽の世界では有名な(株)スーパースィープの細江慎治氏と佐宗綾子氏。この6名のチームが制作しています。最近増えてきた少人数独立チームでのアニメ制作の典型ということで、CGWの取材を受けたりしました。

主にGoogleグループの掲示板でコミュニケーションします。最初の頃はビデオチャットなどもやってましたが、文字でやりとりするほうが確実だし面倒でないので、掲示板に落ち着いてます。秋元氏がコンテを描き、メンバーの意見を取り入れつつ、動画コンテ(LIGHTWAVEでキャラクターを簡略化したダミーを動かして、タイミングやカット割りなどほとんど完成させたもの)を作り、それを元にそれぞれのメンバーが制作します。出来上がった映像や音に、After Effectsで効果やマンガ的表現のエレメンツを加えて、最終的に編集するのは秋元氏。

TVKやMUSIC ON! TVなどでの放映もされてますし、アヌシー国際アニメーション映画祭2010ノミネートや、オタワ国際アニメーションフェスティバル2010ノミネートなど、そこそこ評価されてるようですが、まだまだブレイクへの道は遠いです。プロデューサーの村山氏ががんばって、世界での展開を探ってるところです。まだスタートして2年、なんとかなるには数年はかかるでしょう。

ところで、「ヤンス!ガンス!」の僕の個人的な意義。以前から「楽しそうに仕事されてるなあ」と思ってた、秋元きつね氏が誘ってくれたのはうれしかった。また、自分がデザインしたキャラクターが登場するアニメーション、それも、実際に動かすしんどい作業は専門家がやってくれる。フィギュアやグッズがたくさん出るかもしれないし、僕的に非常にお得な仕事です。

アニメを作る上でも非常に勉強になります。僕的には、誰にもわかりやすくキッチリまとまった作品がいいのかと思ってましたが、必ずしもそうでないことが新鮮でした。わかりやすくスッと入ってくる作品は、スッと流して見られて終わって印象に残らない、という危険もあるようです。「ヤンス!ガンス!」には多くの「引っかかり」や「ツッコミどころ」が意図的に挿入されてます。

また、こういったドタバタアニメは僕自身作ってみたかったのです。子供の頃はあまり見せてもらえなかった、超クダラナ系のアメリカのアニメ。ワーナー・ブラザーズやハンナ・バーベラ・プロダクションの作品群、「ロードランナー」「チキチキマシン」「原始家族」「クマゴロー」などなど(その点、僕の原点「トムとジェリー」はいくらか高尚すぎかも)。

小学生や幼稚園児が朝出かける前や、帰ってきた夕方に、テレビでダラダラ流れてる系のバカアニメ。自分ちではそういうダラダラ感がなかったのであこがれなのです。「未知との遭遇」で、リチャード・ドレイファスがリビングにデビルスタワーを作ってるとき、テレビでバカっぽいアニメを垂れ流してて子供が見てるんだけど、あの感じ。「パルプ・フィクション」でもブルース・ウイリスの子供時代のエピソードに、変なアニメがテレビに映ってた。今だったらカートゥーン・ネットワークの感じかな。

あのシアワセそうなダラダラ垂れ流しクダラナ系バカアニメを全世界のお子様へ! ってのがひとつの夢だったのですが、もしかしたら「ヤンス!ガンス!」でそれが実現するかも!って期待してます。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

先週書いてたフィギュア制作は月曜までにほぼ終了。パッケージの用意や梱包・納品作業は残ってますけど、峠は越した模様。しんどいとか大変とか二度とやらない! ばかり言ってますけど、しばらくするとまた作りたくなるんだろうな。で、その「しばらく」の間隔がだんだん狭くなってきてる。以前は半年とか一年たたないとやる気にならなかったけど、今年はカスタムや一点物を含めてすでに11種類作って計50数個も塗装してる。

こりごりなのに、なんでまた作りたくなるのか? 作業が終わってからもっとラクに速く作業できそうなスバラシイ方法を思いついちゃうのです。だから、次はその方法でやればもっと手際よくできるにちがいない! と思っちゃうんだよなあ。実際、大した効率アップにはならないんだけど。

・札幌のアーチスト、伊藤マーティさんのカスタムショーに参加します。国内外のアーチスト35名の競演! 2010年10月23日(土)〜11月21日(日)。
札幌ロフトのグラフィックコーナー。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post.html
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カスタム・ローラの写真がもう発表されてます。
< http://martyito.blogspot.com/2010/10/blog-post_4821.html
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・「ヤンス!ガンス!」オンエア情報
MUSIC ON! TV、TVK(テレビ神奈川)、Gyao、music.jp、Wiiシアターの間でも配信中。

・同じくMUSIC ON! TVの番組「George's Garage(GGTV)」のオープニングをヤンス!ガンス!のコラボで制作。
< http://www.m-on.jp/blog/ggtv/2010/10/101002-4.html
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・「毎月1日は映画サービスデー」CMに「ヤンス!ガンス!」登場中

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■編集後記(10/20)

・テレビで映画「カイジ〜人生逆転ゲーム」を見た。なんじゃこれは。3つのゲームを粗っぽく端折ってつないだだけではないか。原作が尋常でなくおもしろかったので、映画を楽しみにしていたのだがこれはひどいかも、と思ったらずいぶんな短縮版だったのだ(36分カットだとか。ひど過ぎる。しかも「インシテミル」の宣伝用オンエアなのに)。従って、以下はテレビ版を見ての感想になる。原作の「限定ジャンケン」「Eカード」だけでも、それぞれ一本の映画が出来る深さ、濃さがあったが、映画ではあっけなく終わる。「電流鉄骨渡り」だけが、くどいくらい長く、くどいくらいオーバーな芝居があって、いいかげんにしろと思った。もちろんゲームの結末は知っているが、やっぱりハラハラして見られた。配役はどうか。敵役の切れ者幹部・利根川は、香川照之もうまかったけどちょっと違う。原作の強烈なキャラクターを演じられる役者は別にいる。金融業者・遠藤に天海祐希を配したのも意味がない。原作にはまっている人(わたしもそうだが)には腹立たしい、不満だらけの映画であろう。それでもかなり面白かったのだから、DVDレンタルして完全版を見なくてはなるまい。マンガのほうは、いま連載中の「和也編 友情確認ゲーム『救出』」を単行本3巻まで読んだ。これはカイジ自身が参加する勝負ではない。命を賭けたゲームの参加者をどうやって救うのか、それとも失敗するのか、目が離せない。しかし、相変わらず、しみじみヘタな絵だな。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0033VBYLW/dgcrcom-22/
>
→アマゾンでDVDを見る(レビュー29件)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063618455/dgcrcom-22/
>
→アマゾンで原作コミックを見る(レビュー16件)

・春から夏にかけて、川崎和男先生の授業を受けていた。といっても、仕事が忙しくてなかなか参加できなかったのだけれど。社会人は15人ぐらい、生徒合わせて60人はいたと思う。Ustreamで生中継していたが、やばめな話は中継を止めて続行。これがとても面白かった。で、この授業で仲良くさせていただいていた方が、受講に当たり必要にかられて作成されたiPadアプリがあって、その時はまだプロトタイプだったので、発売したら教えてくださいね〜と話していた。音声録音しながら、手書きメモがとれる。このメモをタップすると、そのメモしていた時の音声が流れる。メモがタイムスタンプになっているので、長時間の講義や会議、インタビューなどでも頭出しがすぐできるのだ。発売したよ〜という連絡を受けて早速ダウンロードし、打ち合わせに持って行った。説明書などなくても、直感で使え、とても快適。開発ストーリーをデジクリで書いてくださいよ〜と連絡したら、OKが出て、打ち合わせがてら呑みましょうという話になった。事務所に来ていただいて(会社作ったんですよ〜。一週間ほど前の後記に書いています。土曜日に懇親会があるので、どなたでもお気軽にどうぞ。)、開発のきっかけ、人生、留意したところ、発売してからどういうことが起きたのか、などを聞いた。みんなワクワクしちゃって、応援隊みたいになっちゃった。もしかしたらApp Storeに大きく掲載されるかもしれない。「RecFinger」といいます。チェックしてみてね。公開して二週間。世界中で売れはじめています。(hammer.mule)
< http://itunes.apple.com/jp/app/recfinger/id394359726
>  RecFinger
< http://www.cap-ut.co.jp/
>  合同会社かぷっと
< http://itunes.apple.com/jp/app/id299484013
>
塊魂モバイルが、GameCenter対応したよ。ステージ追加。
< http://alfalfalfa.com/archives/1113583.html
>
地下鉄って自由なのね。階段とエレベーターもいいな。