[2965] 2010年、なんか1999年に似てると思いました

投稿:  著者:  読了時間:18分(本文:約8,900文字)


《いろんなものが再発明され始めてその息吹を感じる年》

■アンビエントメディアの夜明け[11]
 2010年、なんか1999年に似てると思いました。
 川井拓也

■クリエイター手抜きプロジェクト[260]AfterEffects CS3/CS4/CS5編
 サブフォルダ内にあるすべ全てのQuickTimeムービーを読み込む
 古籏一浩

■展覧会案内
 EUPHRATES(ユーフラテス)展 〜研究から表現へ〜
 HEY! SHOES 160人のクリエイターによる履くアート

■イベント案内
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■アンビエントメディアの夜明け[11]
2010年、なんか1999年に似てると思いました。

川井拓也
< http://bn.dgcr.com/archives/20101129140500.html >
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「アンビエントメディアの夜明け」として始めた本連載ですが、もう年末!そこでこの2回は少し自由に書かせていただこうかなと思ってます。よろしかったらおつきあい下さい。

2010年、なんか1999年に似てると思いました。

1999年って自分にとってはテレビからネット関連に移る決断をした年なんですが、なにか独特の高揚感がありました。すべてが新しくなっていくんじゃないか? という期待感です。それは、既存のものが疲弊している中で、新しいものがどんどん生まれて、それに先鋭的な人だけが気がついているという感じでした。

2010年は少し違って、いろんなものが再発明され始めて、その息吹を感じる年だったと思うんです。僕が気合入れて追っかけているUstreamはライブメディアを大きく開拓しているし、電子書籍が本や書籍を、音楽・映画配信がコンテンツのパッケージビジネスを大きく変えようとしています。

Appleも絶好調で、出す商品がことごとくヒット。僕もMacMiniやiPod touchを買いましたし、iTunesの映画レンタルも利用しています。

新聞やラジオも変革の時代です。これらの状況は、旧勢力と新勢力の対立として報じるのは簡単です。週刊誌と同じで、センセーショナルなほうが注目を集めるからです。

でも、それは違うと思います。どの業界でも、次のメディアがくることに敏感で、果敢にトライする人がいます。2010年はそういう人とたくさん出会えた年だったんです。

たとえばUstreamのライブ配信の話もそうです。テレビのプロと一緒に中継の仕事をする。IT業界としては珍しい状況です。でも、やってみると互いのプライドを尊重しながらも、このメディアがどんなメディアなのか好奇心いっぱいに仕事できます。こういう興奮は1999年の頃を思い出すんです。

ARとか位置情報がガンガン出てきたのも2010年の特徴でした。僕は2002年にライフスライスという、人生を可視化するカメラでライフログを推進していたんだけど(ここの連載でも書いていたので覚えてくれている人もいるかな?)その当時は、自分のあらゆる行動を公開するなんて「狂気の沙汰」でしかなかったし、実際冷ややかな目で見られました。

だから、twitterがブレイクしたときにすごく衝撃を受けたんです。「そっか!カメラいらないのか! ライフログは言葉でいいのか!」と。それからしばらくして、twitterはソーシャルメールアドレスのような存在になり、普及しました。さらに、いまや位置情報すらもダダ漏れして「どこどこにチェックイン!」なんて感じです。

じゃあ、これからはどうなるのか? ってことにみな興味があると思うんですけど、僕は最近こういうシミュレーションをするようにしているんです。

うちには2歳になるチビがいるんですが、この子が大人になる頃に彼はどんな生活をするだろう? って、シミュレーションするんです。

これは子供がいなくても出来るので、新しいことをやろうとしている人はぜひその手法だけパクって下さい。彼は紙の新聞を購読するだろうか? 彼が紙の本で所蔵するのはどんなものだろうか? 彼の家のテレビには何が映っているのだろうか? 彼はどんな言葉をどんな風にしゃべって、世界のどこを飛び回るのだろうか? そういうことを考えてるうちに、バックキャスティングできるようになります。

すると、不思議なことに、現在が未来から見たメディア再発明の黎明期に見えるようになります。なんかそれは楽しいことなんですね!

そんなわけで、今日はちょっと今年という時空を振り返ってみました。

【川井拓也 / Takuya Kawai】
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mail:kawai@himanainu.jp twitter @himanainu_kawai
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■クリエイター手抜きプロジェクト[260]AfterEffects CS3/CS4/CS5編
サブフォルダ内にある全てのQuickTimeムービーを読み込む

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20101129140400.html >
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今回は、何年ぶりかにAfterEffectsのスクリプトネタです。サブフォルダ内にあるすべてのQuickTimeムービーを、フラットな状態でプロジェクトファイルに読み込ませまるスクリプトです。

サブフォルダ内まですべて階層をたもって読み込む機能は標準で用意されているので、このようにフラットな状態で読み込ませるという需要があるかどうかはわかりませんが、とりあえず作ってみました(ちなみに、AfterEffectsのフッテージファイル名は31文字までという制限があるので、階層化して読み込ませないと駄目なんでしょう、多分)。


// サブフォルダ内にある全てのQuickTimeムービーを読み込む
(function(){
var folderObj = Folder.selectDialog("親フォルダを選択してください");
if (!folderObj) return; // キャンセルされたら処理しない
getFolder(folderObj);

// フォルダ内の一覧を取得
function getFolder(folderObj){
var fileList = folderObj.getFiles();
for (var i=0; i<fileList.length; i++){
if (fileList[i].getFiles) {
getFolder(fileList[i]);
}else{
if (fileList[i].name.indexOf(".mov") > -1){ // .movの文字が含まれる場合に処理
var opt = new ImportOptions();
opt.file = fileList[i];
app.project.importFile(opt);
}
}
}
}
})();


次のスクリプトは、すでに同じ名前のフッテージがある場合は、読み込まないようにするものです。これにより、新たに追加されたQuickTimeムービーだけが読み込まれることになります。


// サブフォルダ内にある全てのQuickTimeムービーを読み込む
(function(){
var folderObj = Folder.selectDialog("親フォルダを選択してください");
if (!folderObj) return; // キャンセルされたら処理しない
getFolder(folderObj);

// フォルダ内の一覧を取得
function getFolder(folderObj){
var fileList = folderObj.getFiles();
for (var i=0; i<fileList.length; i++){
if (fileList[i].getFiles) {
getFolder(fileList[i]);
}else{
if (fileList[i].name.indexOf(".mov") > -1){ // .movの文字が含まれる場合に処理
var opt = new ImportOptions();
opt.file = fileList[i];
var flag = checkName(fileList[i].name);
if (flag == false) app.project.importFile(opt); // 重複ファイル名でない場合だけ読み込む
}
}
}
}
})();
// 重複チェック
function checkName(cName){
for(var i=1; i<=app.project.items.length; i++){
var fName = app.project.item(i).name;
if(fName == cName) return true;
}
return false;
}


なお、QuickTimeムービーでなくaviの場合は

if (fileList[i].name.indexOf(".mov") > -1){ // .movの文字が含まれる場合に処理

の.movを.aviに変更してください。JPEG形式なら.jpgにしてください。


【古籏一浩】openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

さすがに尖閣諸島流出ビデオゲームへのページアクセスは減りました。その後が気になる人(?)もいるかと思うのでアクセス数を載せておきます。

21日 1,100
22日  900
23日  500
24日  500
25日  300
26日  200

TV/新聞などのマスコミの影響は5日くらい続くと聞いたのは、間違ってはなさそうです。

・Google API Expertが解説するHTML5ガイドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844329278 >

・プロならば知っておくべきWebコーディング&デザインの定石100
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844361538 >

・『HTML5技術動向調査報告書2011』
  -次世代ウェブを創る標準技術の全容とベンダーの取り組み-
< http://www.impressrd.jp/news/101028/HTML5 >

・ハイビジョン映像素材集
ハイビジョン映像素材のページから、時間かけて素材をダウンロードするのは大変だ、という方のために60i、60p、30f、24fと販売用素材をまとめて2TB HDD×3台で提供(有料99,800円)します。データは5TB以上あるので、1セット作るのに1週間ほどかかります。MacHFSフォーマット版はすでに用意してあります。NTFSフォーマットの場合は注文が来てから考えます。詳しくはメールでお問い合わせ下さい。
openspc@po.shiojiri.ne.jp
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集 発売中
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >

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■展覧会案内
EUPHRATES(ユーフラテス)展 〜研究から表現へ〜
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/ >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101129140300.html >
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会期:2010年12月2日(木)〜12月25日(土)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)
内容:ユーフラテスは、慶應義塾大学・佐藤雅彦研究室卒業生の有志からなるクリエイティブグループです。大学の研究室を出自としているため、会社組織でありながら「研究」を活動の軸に据えている彼らは、研究によって得られた知識を活かし、映像、アニメーション、展示、グラフィックなどメディアを問わず新しい表現を生み出しています。また、4月から新たにNHK教育テレビでスタートした5分番組『Eテレ2355』と『Eテレ0655』は、佐藤雅彦とユーフラテスによる最新の活動として注目を集めています。本展覧会では、ユーフラテスの作品を一覧するとともに、制作の基盤となっている研究活動に焦点を当て、その独自の活動形態を展望するものです。(サイトより)

◇ギャラリートーク
日時:2010年12月10日(金)18:30〜20:00
出演:石川将也、山本晃士ロバート 他
「研究から表現に至る過程 〜『イデアの工場』を例として」
会場:DNP五反田ビル1Fホール(東京都品川区西五反田3-5-20)
入場無料 定員100名 要予約
※大型3面スクリーンで短編アニメーション「イデアの工場」完全版をご覧頂けます。

日時:2010年12月17日(金)18:30〜20:00
出演:ユーフラテス「ユーフラテスの映像と研究テーマ」
会場:DNP銀座ビル3Fホール(東京都中央区銀座7-7-2)
入場無料 定員70名 要予約

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■展覧会案内
CREATION Project 2010
HEY! SHOES 160人のクリエイターによる履くアート
< http://rcc.recruit.co.jp/co/exhibition/co_nen_201011/co_nen_201011.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101129140200.html >
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会期:2010年11月24日(水)〜12月24日(金)11:00〜19:00 日休(土と12月23日は開館)
会場:クリエイションギャラリーG8(東京都中央区銀座8-4-17 リクルートGINZA8ビル 1F TEL.03-3575-6918)
ガーディアン・ガーデン(東京都中央区銀座7-3-5 リクルートGINZA7ビル B1F TEL.03-5568-8818)
クリエイションギャラリーG8とガーディアン・ガーデンの恒例のチャリティーイベントを開催中。20回目の今回は、160人のクリエイターがデザインしたシューズ展です。価格は1足8,000円の予約注文販売(サイズは23.5〜33cm※)。収益金は全てユニセフへ寄付します。あなたのお気に入りの一足を見つけに来ませんか?
※サイズに関するご注意:通常のシューズより小さめに作られています。
会場で実際にサイズをお試しいただくことをおすすめします。
昨年の手ぬぐいは、7,159枚を販売、4,843,883円をユニセフに寄付することができました。(サイトより)

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■イベント案内
第3回モリサワ文字文化フォーラム「○△□がやって来る」
< http://www.morisawa.co.jp/corp/effort/forum/03.html >
< http://bn.dgcr.com/archives/20101129140100.html >
───────────────────────────────────
日時:2010年12月10日(金)16:30〜18:00(開場16:00)
場所:モリサワ本社4F 大ホール(大阪府大阪市浪速区敷津東2-6-25)
参加費:無料(定員150名 サイトから申し込み)
講師:
○長友啓典(アートディレクター)
△浅葉克己(アートディレクター)
□青葉益輝氏(アートディレクター)
司会進行:清水柾行(アートディレクター)
ポスター展示:モリサワ本社エントランスホール 12月6日(月)〜20日(月)

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■編集後記(11/29)

・レンタルショップに一本だけ地味に置かれていたSFサスペンス「CARGO」DVDを見る。2267年、地球の環境汚染が進み、人類は惑星レアへと移住を進めていた。主人公ラウラはその移住費用を稼ぐため、宇宙空間のステーション42へ片道4年かけて航行する資材運搬船で医師として働く。他の乗組員が冷凍睡眠中なのに、船内で何ものかの気配を感じる......というようなパッケージ解説を読むと、B級「エイリアン」を期待するが、全然違った。全員揃っても7人の乗組員が巨大な船内の捜索を始めると、不可解な事態が次々と起きる。しかし、それらは淡々と静かに展開していくから、ちょっと退屈な感じ。テンポが悪いというべきか。これは期待していたB級SFではなかった。なにかの便乗作品でもなく、まじめに手堅くつくった2009年のスイス映画佳作だ。セットやVFXもよくできている。80年代テイストの映像を目指したのか、格調が高くしっとりした美しさがある。なぜか漢字(簡体字)の表記がやたら目につく。「高変安」ってなんだろう? ちょっと難解なところや、つじつまが合わないところもあるが、「人類移住計画とその裏に潜む巨大な謎を、壮大なスケールとVFXで描いたSF傑作!」という謳い文句は、いちおう肯定できる。正しくは巨大な謎ではなく巨大な虚構であるけれど。ウソもここまで巨大になるとみごとなものだが、日本国では国民からとっくに見抜かれたお粗末なウソを、むりやり押し通そうとして足掻くぶざまな政府がある。映画には明るい救いがあったが、こっちは、......(泣)。(柴田)
< >
Cargo trailer 期待がもてる予告編
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003DXCG1M/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー5件)

・小中学生を対象としたデザインコンテスト「Doodle 4 Google」のグランプリ決定。Googleのロゴをテーマ「地球のなかまたち」にそってデザインされているのだが、レベル高くてびっくりした。Doodleとはいたずら書きの意味とのこと。祝日や記念日にGoogleのロゴが変わっているのを見た人は多いはず。最近では赤塚不二夫さんの生誕75周年のものが印象的だった。1999年10月31日からスタート。日本ゆかりのものとしては、2000年11月15日の七五三が最初のようだ。/明日はCSS Nite in OSAKA(CNiO)。マイクロソフト特集だ。今後の行方を見定めたい。知らないと損することってあるし、一度書いたけど、自ら学ぶ前に俯瞰したい。午後の部は満席。午前の部も埋まりつつあるよ〜。/週末の4日にはCNiOの忘年会。まつかさが登場!(hammer.mule)
< http://www.google.com/intl/ja/doodle4google/ >
Doodle 4 Google 2010
< http://www.google.com/intl/ja/doodle4google/doodler.html >
Doodleの歩み
< http://www.google.co.jp/logos/index.html >
ホリデーロゴ一覧
< http://ikuzi2.blog73.fc2.com/blog-entry-6659.html >
フランス帰り
< http://osaka.cssnite.jp/vol25/ >  マイクロソフト特集
< http://osaka.cssnite.jp/ >  明日のチラ見せ。忘年会の案内も