[2969] うしろ指さされない生き方?

投稿:  著者:  読了時間:33分(本文:約16,300文字)


《まともに生きるだけではわからない何か》

■映画と夜と音楽と...[488]
 うしろ指さされない生き方?
 十河 進

■Otaku ワールドへようこそ![130]
 北海道の廃墟で人形撮影
 GrowHair



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■映画と夜と音楽と...[488]
うしろ指さされない生き方?

十河 進
< http://bn.dgcr.com/archives/20101203140200.html >
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〈仕立て屋の恋/アンナと過ごした4日間/早春/イースタン・プロミス〉

●どんな仕事にも影の部分はあるし負の要素はある

どんな仕事にも喜びはあるだろうが、雑誌の編集という仕事はときに人から羨まれることもある商売だ。大手出版社のように労働条件がよく、大部数の雑誌を豊富な経費を使って作れ、有名人にも会える(と思われている)編集職は今も大人気で、相変わらず少人数しか募集しないのに多くの応募者があるという。僕の勤める出版社も欠員募集をするたびに、数十倍の狭き門になっている。

その何十倍もの難関を通って編集者になったというのに、編集会議でろくに企画を出さない若いモンもいて、「何で編集者になろうと思ったのだろう」と訊ねたくなる。自分が企画し具体的なページに仕上げて、本の形になり、読者に手にとってもらえる特権的で創造的な仕事なのに、いつの間にかルーティーンワークに埋没し、そんな己を環境のせいにする。だから僕は「甘ったれるな、自分の牙は自分で磨け」と叱咤する。

僕の勤める会社は中小規模の専門誌出版社だから、大手出版社が出す一般誌や女性誌のような大部数は望めない。その分、制作費や経費はかけられないから、限られた予算の中でベストの記事を作る努力をしなければならない。若く未熟だということは、その辺が理解できないということなので、自分が夢見ていた編集の仕事とのギャップを感じてしまうのかもしれない。

どんな仕事にも、現実の壁は存在するのだ。テレビドラマで描かれるようなかっこいいだけの仕事など、この世の中にはどこにも存在しない。どんな仕事にも影の部分はあるし、負の要素はある。イヤだなあと思うこともある。僕も長い編集者生活でイヤな思いをしたことはいっぱいある。侮辱も受けたし、屈辱に耐えたこともある。悔し涙に暮れたことだって、何度もあるのだ。

先日、藤原伊織さんの「ネズミ焼きの贈りもの」という短編を読んでいたら、ジャズバーの印象的なウェイターが出てきて客の嘔吐をさっさと掃除し、最後に「あれは迷惑のうちに入らないですね。どんなことも仕事の一部だと割り切らないと、長続きってのはしないもんです」という教訓的な台詞を口にした。ごもっとも...と僕はうなずいたが、それはひとつの仕事を長く続けるための賢明な考え方だと思う。

僕は正確に言うと足かけ29年(いっそ30年と言いたいところだけど)編集者をやっていた。その間、いろいろなジャンルの編集部に在籍したから様々なことを学んだし、面白い体験もした。20代から制作進行と台割(雑誌の設計図みたいなもの)を担当したから、雑誌制作の全体像も早くに覚えたし、印刷会社との駆け引きも学んだ。

それでも未熟だった頃は、いろいろな失敗をした。月刊誌の進行担当になったばかりの28歳のとき、大日本印刷の営業担当者と電話で交渉していて、相手が業を煮やし「Hさんに代わってくれ」と言われた。Hさんは副編集長である。僕が異動でその編集部に移るまで、印刷会社との折衝はHさんが担当していたのだ。彼女は印刷工程を熟知していた。

僕は相手の意向を伝えて、Hさんに代わってもらった。Hさんが受話器を取り上げて耳に当て、「はい、お電話代わりました」と言うのを見ながら、なぜか僕はそのまま受話器を耳に当てていた。そのとき、相手はHさんに「駄目だよ。ソゴーさん、ナーンにもわかっちゃいない」と訴えた。僕はその言葉を聞いてしまったのである。

●僕の仕事に対する基本的なスタンスはうしろ指をさされないこと

僕の仕事に対する基本的なスタンスは、「うしろ指をさされない」ということである。それは編集者を始めた23歳の頃も、総務経理部に異動した52歳の頃も変わらない考え方だ。うしろ指をさされないためには、他人が自分の仕事をどう見るかと意識しなければならない。昔、「人に厳しく、己に甘く」と泉谷しげるが歌っていたが、人は他人の仕事には評価が厳しい。

元来、評価は他人がするものであり、自己評価は単に「自己満足」「ひとりよがり」でしかない。だから、どんなにいい特集ができたと思っても、「今度の特集はつまらん」と言われたら、その人にとっては「つまらない特集」なのである。もっとも、社内で評価の高い特集があまり売れず、「つまらない」と言われた特集が売れたりすることもあり、結局、雑誌の最終評価は実売部数で決まる。

さて、月刊誌に異動して初めて進行担当になり、いつも締め切りを守らない某氏のページをどのようなスケジュールで何とか印刷に間に合わせるにはどうするか、ということを印刷会社の担当者と相談していた途中で「駄目だよ。ソゴーさん、何もわかってない」と言われた僕はどうしたか? 

まず、相手に気付かれないように受話器を置き、Hさんがテキパキと打つ手を決めていくのをじっと見守った。もちろん、僕は自分がとても情けなかった。担当した仕事に対する知識はまったくなく、無知を晒してしまったのだ。しかし、そのときから僕の精進が始まる。それまですべてのページがひと続きになっていた台割を、16ページの台ごとに分けて表示して見やすくし、台ごとの進行を把握するシステムを作った。

その後、僕は別の編集部に異動するたびに、その台割と進行システムを広めていった。まるでキリスト教がジワジワと世界に広がるように、僕は旧弊な台割用紙を使っていた社内の守旧派を折伏したのである。そして、現在、一部の編集部(そこはキリスト教を拒否するイスラム圏のようだ)を除いて、16ページの台ごとの台割用紙に印刷の色数、用紙の銘柄と版型と斤量を記入したものを使用しているのである。そして、ついに僕は「進行宗教」というあだ名をつけられた。

そんな人間なので、「うしろ指をさされない」ことをもって尊し、という生き方をしてしまった。おまけにストイックでありたいとか、ガツガツするのはみっともないとも思っている。だから、今では変更不能の美意識が僕の中にドーンと確立してしまっているのだ。ときに変更したいと思うこともあるけれど、長く培ってきたものは、なかなか変えることはできない。

ところが、先日、ある人に「なるべく人に迷惑かけない、うしろ指さされない生き方をしてきたつもりなんだ。金の迷惑かけたことないし、女にもだらしなくないし、というか、元々、女性関係は存在さえしないし...」と言ったら、「つまらん人生だな」と一蹴されたうえ、「どんな人間だって多かれ少なかれ人に迷惑かけて生きてるんだ。うしろ指さされるのは、男の勲章だ」と言われ、その強烈な説得力に負けたのだった。

●まともに生きるだけではわからない何かが存在する

その映画は、不気味な始まり方を見せる。薄汚れた中年男が寒そうな道を歩いている、閑散とした道だ。背中を丸め、人と会うと卑屈に身を避け、視線を合わさない。どことなくおどおどしている。スーパーで金髪の女性を見かけると、ストーカーのように壁に隠れて盗み見る。彼はある建物の裏口から入り、ボイラー室のようなところにいく。そこで彼はゴミ箱から人間の片腕をつかみあげる。

男の風貌は異常者のように見えるし、動作がぎこちない。しかし、その部屋へ看護士が降りてきて「あの手はもう始末した?」と訊くところから、男が病院の雑役夫であることがわかる。火葬も担当しているのだろう、死体を扱うこともある。彼は院長室に呼ばれ、死体から指輪を盗んだと疑われる。院長との話の中で男は刑務所に入っていた前歴があり、院長が男を馘にしたがっていることがわかる。

彼は指輪のことは知らないと答え、帰宅する。祖母がいる。ふたりだけの生活だ。彼の家から看護士の寮が見える。金髪の女性が部屋にいる。アンナだ。彼は双眼鏡でじっと彼女を見つめる。まるで「仕立て屋の恋」(1989年)のようだな、と僕は思った。パリの仕立て屋は道を隔てた向かいの部屋の女性に恋をして、暗い自室の窓辺に佇み、カーテンに隠れてじっと女性を見つめ続けていた。そして、ある日、その女性が部屋にやってくる...

仕立て屋を演じたのは、20年近く後、ジャン・ピエール・メルヴィル監督の名作「ギャング」(1966年)をアラン・コルノー監督がリメイクした「マルセイユの決着」(2007年)で、切れ者のブロ警視を演じるミシェル・ブランである。額から見事に禿げ上がり、髪はサイドにしか残っていない小太りの小男だったけれど、この病院の雑役夫の男よりはずっと見栄えがよかった。

イエジー・スコリモフスキー監督が十数年ぶりに作った「アンナと過ごした4日間」(2008年)で、主人公のレオンを演じたあるアルトゥール・ステランコという俳優はどういう人かは知らないが、みすぼらしい姿で異常者のような男を演じている。彼はレイプ犯として服役し、雑役夫をしながら犯した相手の看護士アンナを覗き見ているのである。

だが、男の記憶の中の映像のようにフラッシュカットでインサートされる、過去の場面で次第に明らかにされてゆき、男が濡れ衣でレイプ犯にされたことがわかってくる。雨を避けて入ったボート小屋で、レオンは殴られレイプされているアンナを目撃する。レイプ犯は逃げ、アンナは呆然と立つレオンを見上げる。そのとき、レオンはアンナを愛してしまったのだ。だから、今、彼の一日はアンナを見つめることで終わるのである。

やがて祖母が死に、彼はついに一線を越える。アンナの部屋のコーヒーに睡眠薬を粉にしたものを混ぜ、それを飲んで深い眠りに落ちたアンナの部屋に忍び込む。これはもう、異常者であり、変態と非難されても仕方のない行為である。僕は男だからレオンの行動のコアにある溢れるほどの愛を感じたが、女性の観客はどう感じるだろうと気になりながら見守っていた。

レオンは、ベッドで眠るアンナの姿を間近でじっと見つめる。その肌に触ろうとする。レオンの行動は、次第にエスカレートする。彼は看護士の制服のボタンが取れそうなのを見付け、ボタン付けをする。壊れた鳩時計を修理する。まるで、老夫婦の靴屋に夜中に現れ、靴を修理してくれる童話のこびとたちのように、レオンは様々な世話をする。

ある日、レオンはとうとう病院を馘になり、もらった退職金で指輪を買う。その夜は、アンナの誕生日だった。友人たちが集まってお祝いをしているのをレオンは見つめる。やがて酔って寝たアンナの部屋に、レオンはフォーマルスーツ姿で指輪を持って忍び込む。散らかったテーブルを片付け、食器を洗い、アンナの指に指輪を入れようとする。

彼の行為がばれたら、人々からうしろ指をさされ、「変態だ」「異常者だ」と言われるだろう。そう、彼の行動は異常だし、常識からは逸脱している。だが、そんな男からピュアな愛がにじみ出す。悲しみが漂う。切なさがつたわってくる。まともに生きるだけではわからない何か、が存在するのではないか。そんな思いが僕の中に湧き起こってきた。

●常軌を逸した異常行為を繰り返す主人公に感動する

ポーランドの才人監督イエジー・スコリモフスキーの名を記憶したのは、大学時代のことだった。今でも僕は「イエジー・スコリモフスキー研究号」と表紙に刷られた「映画評論」1972年7月号を持っている。「早春」(1970年)が公開されたときの号である。当時、映画会社は主演のジョン・モルダー・ブラウンを、美少年スターとして売り出そうとした。

イエジー・スコリモフスキーは、ロマン・ポランスキー監督のポーランド時代の出世作「水の中のナイフ」(1962年)の脚本を担当して日本でも名が知られたのだろう。最近では映画出演の方が多く、デヴィッド・クローネンバーグ監督の「イースタン・プロミス」(2007年)のナオミ・ワッツの叔父を演じていた。ロシア語のわかる叔父で、事件の鍵を解くノートを翻訳する。

そのイエジー・スコリモフスキーが祖国ポーランドで撮影したのであろう「アンナと過ごした4日間」は、僕を深く考え込ませる映画だった。常に「それは美しいか否か」「潔いか否か」を行動の規範にしたいと願い、うしろ指をさされないことを心がけて生きてきたつもりだが、そんなこととは対極にある常軌を逸した異常行為を繰り返す主人公に感動する己を僕は発見したのだ。

もちろん、それは映画だからだろう。それも男の側から描いている作品だ。これが現実の事件なら、男は異常者として逮捕され収監される。そして、僕らはそんな事件を新聞で読み、テレビニュースで見て、「気持ち悪いなあ」などと言うだろう。しかし、現実に心の奥の核の部分に深い愛を抱いて、そんな異常行為を働く男が現実にもいるのかもしれない。

まともに生きる。うしろ指を指されないように生きる。人に迷惑をかけずに生きる。潔く生きる。抑制して生きる。禁欲的に生きる。僕は、そんな生き方に美しさを感じてきた。そうありたいと願いながら、現実には潔くなく、禁欲もできず、人に迷惑をかけても気付かず、多くの人からうしろ指をさされてきたのかもしれないが、少なくともそれを規範にはしてきたのだ。

だが、抑えきれない愛があふれ、愛する対象に近付きたいがために異常行為を犯すレオンに共感する己がいたことは、何となくうれしい気がする。だが、この映画、女性はどう見るのだろう。すべてが明らかになったとき、アンナが放った言葉はどういう意味だったのか。そして、彼女がレオンを見る視線には何があったのか。今も、謎は残る。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com < http://twitter.com/sogo1951 >
街路樹が紅葉で美しく彩られています。晴天の休日、落ち葉が舞い散る駐車場から車を出して午前中に少しドライブしてきました。久しぶりに田園風景の中を走ると、心が穏やかになっていくのがわかります。飲むと、仕事や会社のことで喧嘩ばかりしているので、こういうのがないと保ちません。やれやれ。

●306回〜446回のコラムをまとめた「映画がなければ生きていけない2007-2009」が新発売になりました。
< http://www.bookdom.net/suiyosha/1400yomim/1447ei2007.html >
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■Otaku ワールドへようこそ![130]
北海道の廃墟で人形撮影

GrowHair
< http://bn.dgcr.com/archives/20101203140100.html >
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去年のほぼ同時期に引き続き、今年も銀座のGallery 156で人形と写真のグループ展を催すことにしている。「臘月祭010」。12月13日(月)〜23日(木・祝)なので、もう目前まで迫ってきている。9人の人形作家さんの作品を撮りおろすことにしているわけだが、作品がそんなに早い段階で完成しているはずもなく、必然的に、短い期間でばたばたばたばたっと撮りまくることになる。

人形大好きな私にとっては、この上なく幸せなことに違いなく、多少大変でも、そんなに苦になっていない。今、風邪でもひいて動けなくなったらすべてがオシャカだぞ、という緊張感の下に、けっこうタイトなスケジュールを蚕が桑の葉を食うような勢いでむしゃむしゃこなしている。

展示全体のコンセプトとして「発狂して変死した写真家の部屋がそのまま廃墟になりました」を掲げているので、写真もまた、「廃」な味を求めて、廃墟っぽいロケ地を選んで撮っている。

参加者の一人である青木萌さんは、北海道在住。非常にいい感じの場所を見つけておいてくれたので、私はわくわくしながら北海道へ。11月20日(土)7:00羽田発のフライトで千歳に飛び、2日間たっぷり撮ってきた。
< http://picasaweb.google.com/Kebayashi/uMajOJ# >

●ヒグマはまだ冬眠してないらしい

青木萌さんの人形は、以前に一度だけ撮らせてもらっている。'09年2月7日(土)に、水仙の咲く三浦半島の先っちょで。そのときは、たしか、入籍したばっかりで、新婚ほやほやといえばそうなんだけど、まだ一緒に暮らさないうちに、旦那さんが転勤で、一足お先に北海道へ引っ越していたのだった。

人形制作が続けられるかどうか分からないと言っていたけど、ご理解のある優しい旦那さんのようで、今回めでたく新作を引っさげてグループ展に参加していただける運びとなったわけだ。撮影では、宿泊地の新札幌から車で1時間ほどのところにあるロケ地の廃墟まで2往復、旦那さんに運転していただいた。週末の丸々2日間、時間を取っていただいて、すごくお世話になり、お礼の言いようもないくらい。

ロケ地の近くまで、かつて鉄道が走っていたが、今は廃線。小さな川をまたぐ鉄橋が、錆びていい味を出している。終点の駅には、国鉄カラーの肌色のディーゼルカーなど、数本の列車が停まっているが、上半分に青いビニールシートがかけられている。廃線跡は、線路がすでに外されている箇所もあり、これらの列車に出口はない。

網走刑務所のような、観光地化された土地を想像していたが、ぜんぜん違った。観光客がどこにいるんだ、って感じ。季節によってはいるのかもしれないけど。駅より先は、バスの便すらなく、歩くと40分かかるという。集落が終わるとあとは大自然しかなく、小さな川に沿って道がついてるだけ。ところどころに雪が残る。

廃墟は、突如として現れた。赤レンガ造りの工場跡。屋根に積もった雪が溶けて、周辺からけっこうな勢いで水がぽたぽたと滴り続けている。道はぬかるんで、ぐっちゃぐちゃ。付近には我々の車以外なく、誰もいないのは明らかだが、割と新しい足跡がいくつかついている。

工場近辺の土は、油で練られたように、にっちゃにっちゃした感触で、もし服に付着したら、真っ黒になって、ぜったいに落ちないのではないかという感じ。しかし、状況によっては這いつくばって撮らざるを得ないこともあり、胸に腹に足に水が浸透してきてひゃっこい。我輩の辞書に「後先」という言葉はない。帰りの車では、足の下には段ボールを敷き、ケツの下には布を敷いた。泥人間。

翌日は、工場跡からそんなに遠くないところにある変電所跡へ。ここもカッコイイ。この日は快晴で、北海道とは思えないくらいの暖かさだった。北海道でこれだったら、東京はさぞかし暑いことだろう、うっかりセミなんか出てきちゃってたりして、なんて冗談を言っていた。

車が4〜5台停めてあるので、付近に人がいることが分かるが、人の姿は見当たらない。変電所に至る登り道の入り口に看板が掲げてある。「熊出没注意!!」。その下に、真新しいボードが貼り付けられていて「11月19日、クマの足跡が発見されました」と。ひょえ〜、前々日じゃん。昨日見た足跡は、たしかちゃんと靴の形してたよな? クマの野郎、こう暖かいもんで、まだ冬眠しとらんな?

変電所跡の前まで来ると、横に鎖が渡してあり、「立入禁止」の札が下げてある。中をうかがっていると、人が出てきた。こういうときは悪びれず、すかさず「こんにちはー!」と先制攻撃。地元のおじさんだった。ここは自分んち、みたいな振る舞いで、中に自転車を停めて、食えるもんが生えてないか、拾えるもんが落ちてないか、物色していたらしい。人形の写真を撮りに来た旨を言うと、「写真ぐらい撮ったっていいじゃんね」と言い、鎖を外してくれた。

クマよけのつもりで、「マリみて」の主題歌「pastel pure」などを高らかに歌いつつ撮っていると、後ろに人の気配。というか、至近距離に近づかれるまで気がつかなかったよ。クマじゃなくて、よかったけど、ちと恥ずかしい。5〜6人いる。案内している人は、正真正銘、変電所を管理するおじさんだった。ヤバい。

けど、この時点では、青木さんが先に話をしてくれていた。どうぞどうぞ、帰るときに鎖を元に戻しておいてくれればいいですから、ということだった。うん、これでちゃんと撮影許可もとれたぞ、と。ちと、順番が違うけど。

この場所、隔週木曜に書いている齋藤浩さんが喜びそうなとこだなぁ、と頭をよぎった。地元の人からすれば、ひとつの大きな産業が消滅して今こうなっているのは大打撃だったに違いなく、カッコイイなどと言っていては不謹慎極まりないのだろうけど、でも、カッコイイものはカッコイイ。

木々の間から低く差し込んでくる太陽光が、またいい。普通は、真昼間の光は真上に近いところから差す、いわゆる「ピーカン」ってやつで、はっきりくっきり影がついてカチカチな写真になっちゃうのでよくないとしたものだが、そこはやはり冬の北海道だ、一日中、低い角度からやわらかい陽が差している。

ここは、いい。廃墟は、まだまだある。廃線跡も撮れなかったし、また来たい。

●再びあの鬼門をくぐる

北海道での撮影の2日後の11月23日(火・祝)は、また人形撮影。土谷寛枇さんの。前回は、パラボリカ・ビスでの展示向けに、ある大学のキャンパスで撮ったのだった。で、その大学とは、私が約30年前に入試に落ちたところだったりしたわけだ。ちょっとしたトラウマで、近づくのも嫌だったが、まあそんなところに用事ができることは一生あるまいと思っていたところへ、意外な攻撃だった。

登校拒否児が無理やり学校へ連れていかれそうになると、具合が悪くなってしまうのと似たような感じで、吐き気と目眩をこらえての撮影であった(←ちょっと誇張)。今回は違うとこにしようよー、という提案もむなしく却下され、ありがたくもまた同じ場所へ。と言っても、2度目ともなると、けっこう慣れた。まあ平気。

ヨーロッパ建築みたく天井がアーチ状になった通路に人形を自立させ、私は10メートルばかり離れたところに這いつくばり、180mmの望遠レンズを構える。こうすると被写界深度の浅い写真が撮れる。つまり、被写体の前後がきれいにぼやけ、被写体だけがふわっと浮かびあがるような、カッコイイ写真になるのだ。

カッコイイ写真を撮っている姿がかならずしもカッコよくないという難点はある。とくに、秀才が通うというイメージのあるこの大学で、バカやってると、コントラストが引き立つかもしれない。まあ、結局入れてもらえたのが、バカ田大学の隣りのあの大学なんだから、仕方あんめぇ。

この日は朝まで雨が降ってたもんで、腹に水が浸みてきて、つめてぇ、つめてぇ。それと、いつの間にか草の実がセーターとジーンズにびっしり。払ったぐらいじゃ落ちなくて、一個一個引っ張って取らないとならない。

ここ30年ぐらいは掃除してないだろうとみえた前回の撮影場所は、半年経っても同じだった。資材が放置され、ガラス片が散らばり、鉄管の切り口が芸術的にさびている。ここは、私が呪いをかけておいたところなので、永久に時間が止まって、そのままなのだ。

●サバゲ場で武装した人たちを撮る

その翌日、11月24日(水)は、会社を休んで撮影に。被写体は、人物。縁があって、自主制作映画の収録場面に立ち会って、役者さんたちを撮らせてもらえる機会に恵まれたのだ。ロケ地は東京郊外にあるサバゲ場「I.B.F.八王子」。

秋葉原にあるメイド居酒屋「ひよこ家」でアメフラシ氏と知り合ったのは、'05年4月22日(金)のことだった。彼はサバゲチームを率いており、私もちょこっと体験させてもらったのは、同じ年の6月11日(土)のことだった。そのとき、I.B.F.に行っている。新宿から車に乗せてもらい、八王子の北の山のほうへ少し入っていった、のどかな集落の山際にある。昔、鋼材かなんかの工場だったようで、巨大な鉄の箱のような建物の内部がベニヤで仕切られて迷路のようになっている。

アメフラシ氏は、その後、池袋の乙女喫茶「Cougar」のてんちょさんになっている。しかも、自主制作映画で役者をしている。それまでは、役者経験はまったくなかったが、お知り合いの監督さんから頼まれて役者さんたちに銃の持ち方を指導しているうちに、役者として出てみてはどうかと声がかかったそうである。鳥海修佑さんという本名で出ている。

今年の7月24日(土)、9月23日(木・祝)、10月30日(土)にアメフラシ氏が仲間を集めてCougarでパーティを催しており、私はいずれも、セーラー服を着てニセ乙女になって参加している。そこで、映画関係の方々と知り合って、収録シーンを撮らせてもらえる話になったのである。

やはり新宿から車に乗せてもらう。「ガールフレンドハザード」と題するその映画はドタバタ系のコメディだった。サバゲで起きがちな、あるいは、絶対にありえないナンセンスなシーンがいっぱい散りばめられている。仲間に狙いをつけて銃を構えている敵に気がついて、思わずフライパンでカーン! とか。

なんか、うじうじ悩みつづけてもどうにかなるものでもない過去のことを引きずって気分が沈みがちなときって、すんごく馬鹿馬鹿しい笑いで上書きして過去に流してすっきりしたかったりするよね? そんなときにいい処方箋になりそう。シリアスなテーマをもった真面目な映画に比べると、コメディって軽くみられがちなのは仕方がないとしても、閉塞感で淀んだ空気にさわやかな一陣の風を招き入れるように、「これでもどーぞ♪」と差し出して、みんなに元気になってほしいと願う、暖かみが感じられる。
< http://picasaweb.google.com/Kebayashi/kJuBJB# >

●Cougarで日伊オタク会談

その翌日、11月24日(水)は、イタリアから来た友人Priscillaさんと乙女喫茶Cougarへ。'03年8月3日(日)に、原宿の「橋」で声をかけて撮らせてもらったイタリア人のコスプレイヤーがBarbaraさん(コス名はYuzuさん)。そのBarbaraさんが翌々年の夏コミで再び日本に来たとき、友達として紹介してくれたのがPriscillaさん(コス名はGrenadinさん)。コミケの翌日、'05年8月15日(月)には、都内の日本庭園でコス撮影させてもらっている(今は、そういうのは許可が下りなくなっている)。

その後、中野のメイドバー「エデン」に行っている。そのとき、アメフラシさんが、カウボーイ姿で来てくれた。つまり、Priscillaさんとアメフラシさんは、以前に会っているのである。なので、再会していただくのも楽しかろうと、Cougarへお連れした、というわけである。映画収録の翌日であるにもかかわらず、遅い時間まで店を開けていていただいた。また、脚本を担当していた中尾鼎さんも来てくださった。鼎さんは、前回、私のヒゲの三つ編み用にリボンを下さって、デザフェスでも活用させてもらった。ありがとうございます。

コミケでもないこの時期にPriscillaさんが来たのは、日本の秋の風景が見たかったからとのこと。2週間の休みを取ってきており、この日は、帰国の日が近づいていた。すでに、富士山、伊豆、鎌倉、日光と回って秋を満喫してきたとのこと。

観光はそれとして、旅先で知り合いに会って話ができるというのは、よほど楽しかったとみえて、終始よくしゃべっていた。内容は、たわいもないことで、もし私のようなおっさんがイタリアで女子高生の格好して歩いたらどうなるか、のような問いに、警察に捕まりはしないまでも、病院に強制収容されるくらいのことはあるかもね、という答えだった。

その辺、Barbaraさんからメールでもらった答えと微妙にズレてて面白かった。Priscillaさんは、スイスやフランスとの国境に近い山間の小さな町Aostaに住んでおり、Barbaraさんはミラノとヴェネツィアの中間にある大きな町Bresciaに住んでいる。その違いか。

あと、「恥ずかしいセリフ禁止!」のARIAのこととか。ヴェネツィアをイメージした町を舞台とした、水先案内人の漫画だ。それは当然のごとくご存知だったが、残念ながら、「テルマエロマエ」のことはご存知なかった。古代ローマ時代のイタリア人と現代の日本人とに共通する風呂好きを軸にして描かれた時空間超越漫画で、非常に面白いんだけど。イタリア人の感想を聞いてみたかったなぁ。

●動画撮影

11月27日(土)は、東京近郊の廃線跡へ、動画を撮りに行った。CANONのEOS 5D MarkIIには、フルハイビジョンでの動画撮影機能がある。これも、銀座での展示用である。窓から見える外の景色という想定で。紙面の都合で、詳しい話は、またいつか。

●ラブホテルはスタジオに鞍替えするといいよ

数の上ではリア充が先細りで、代わりにオタクが勢力を強めているのが今の時代なのだろうか。ラブホテルの一部の部屋を、コスプレなどの写真撮影用スタジオに転用して時間貸しする商売が好調のようだ。

川崎にある「ホテル迎賓館」の405号室「ヨーロピアンメゾネット」を人形撮影に使ったのは、去年の11月28日(日)のことである。「臘月祭」の追い込み時期で、女性の人形作家さん5人が連れてきてくれた人形6体を私が撮影した。昭和バブルの遺物ともいうべきゴージャスなボールルームのような内装だが、年月を経て、多少薄汚れてきたかな、という感じの部屋だった。撮影にはまったく問題なし。

「ハーレム状態」などと冗談を言いながら、実際にはそんな仲でもなんでもないことに多少の気まずい空気が漂わなくもなかったが、そんなことをいちいち気にしていられないほど、ばたばたした慌しい撮影だった。その後もまた利用しようとすると、予約がいっぱいであきらめざるを得ないことがあった。どうやら人気が出ているっぽい。
< http://studiohotel.jp/geihinkan/ >

「ホテル迎賓館」に隣接して「ホテル新川」があり、こっちは和風のラブホテルである。もともとのフロントは今は使われてなく、新川に行く人も迎賓館のフロントで受付をして鍵をもらったら、1階の通路を通って新川に行く仕組みになっている。その新川の5階にある4部屋すべてが、今年の7月7日から撮影スタジオとして新装オープンしている。
< http://hacostudio-kawasaki.com/ >

そのうち2部屋は、廃墟風。部屋の改装工事を中途半端なところでうっちゃらかしてある感じに内装を作り込んである。コンクリートの壁や柱が不定形に削り取られて、ごつごつしてたり。パネルを取り外したコンセントの穴の中に電気コードがぷらんぷらんしてたり。タイル張りの浴室の壁がひざぐらいの高さまで残っていたり。さびたドラム缶がなぜか置いてあったり。なかなかいい感じだ。

このところ、ロケ地の希望として廃墟と言ってくる人が多いのだが、リアル廃墟で都心からそんなに遠くなくて撮影可能なところって見つけるのがけっこう大変なのだ。こういうスタジオがあるのは、非常にありがたい。新川の4階もなんか工事してるみたいで、ひょっとしたら、そこもスタジオになるのかも、とちょっと期待。川崎もそんなに遠くないからいいんだけど、新宿や渋谷や池袋などにもできたりするといいかなー、なんて。

11月28日(日)は、新川の5階の白い廃墟の部屋「LIME」で人形撮影。6:30pmから撮影開始の予定で6:00pmに川崎駅で待ち合わせたのだが、私が大遅刻。山手線が原宿駅で30分にわたって止まっていたのだ。線路に人が立ち入ったとかで山手線全線で運転を見合わせている間に、別のところで非常用コックで勝手にドアを開けて電車から線路に降りちゃった人がいたとかで。

予約がキャンセルされてはいけないからと、美登利さんとguttinoさんが先に行き、私が川崎駅に着いたときは、青木綾子さんだけが待っていた。後から来た八裕(やひろ)沙(まさご)さんが、さらに後から来た橘明さんを迎えに行ったので、結局、6人が3組のカップルとして入ってきたことになる。それほど人通りのある道ではないので、誰から見られているわけでもないのだが、離れて歩いているカップルがさっとラブホテルに入る瞬間が、ちょっと気まずい。かといって、手なんかつないだら、もっと気まずい。というか荷物がいっぱいで、つなぐ手なんかないけど。

撮影は順調。......でもなく、いろいろあって、9:30pmまでの予定を11:30pmまで延長して行われた。帰りの電車がちゃんとあったからよかったけど、なかったら、橘さんと男男カップルでお泊りになっちゃうところだった。

◆臘月祭010─ドヲル&フォト エキシビション
会期:2010年12月13日(月)〜12月23日(木・祝)11:00〜19:00 会期中無休
会場:Gallery 156(東京都中央区銀座1-5-6 福神ビルB1F)
< www.kino19.com >
< http://www2s.biglobe.ne.jp/%7Emidoti/GrowHairDM01.jpg >
< http://www2s.biglobe.ne.jp/%7Emidoti/GrowHairDM02.jpg >

過去形の人形写真家の部屋

人形を愛し撮影し続けた孤独な写真家。その部屋は人知れず廃墟に変わり、人形たちが残された。陽が射しても部屋には何一つ動く気配も無く、風もそよがない。彼の生きた痕跡だけが、その存在を映し出している。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
カメコ。雑誌「夜想」の12月10日発行号を買ってきた。ハンス・ベルメールの特集号。人形好きな人たちの間でかなり熱く話題になっている。ベルメールは球体関節人形の創始者で、今の人形作家で影響を受けていない人はいないだろうと言われている。特集はスーパードルフィーの話題にも及び、ボークスの重田英行代表のインタビュー記事が掲載されている。さらに、「ローゼンメイデン」の作者である PEACH-PITさん(お二人)のインタビュー記事も。新たな読者層開拓を狙ってないかい? 編集者である今野祐一氏は、浅草橋の画廊「パラボリカ・ビス」の主でもあり、「夜想」とリンクした企画展を開いている。'11年1月14日〜2月7日は「錬金術の夢想世界」と題する人形作品の展示が予定されていて、出品するのは、清水真理さん、三浦悦子さん、木村龍さん、林美登利さん、ほか。

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■編集後記(12/3)

・「2010ユーキャン新語・流行語大賞が決まった。60個あったノミネート語を見て、ああこんな一年であったのかと感慨深い。年間大賞が「ゲゲゲの〜」とはな。10数年も前、わたしは「ゲゲゲの編集長日記」をインターネットマガジン(当時はそう呼んでいた)や月刊誌、ネット上のPDFマガジンなどに連載していた。まだデジタルデザインの黎明期で、ゲゲゲ〜と声をあげるくらいとんでもない事態が連発していたからであった(髪型が鬼太郎ふうでもあった)。いま思えば、個人情報満開にとどまらず、知り合いを実名でどんどん登場させていたからずいぶん危険な日記だった。なつかしく思い出す。池上彰の「いい質問ですねえ」は、わたしも何度かつかった覚えがある。講演のあと質問が出ないのは淋しいもので、ナイスな質問が来たときにうれしさのあまり出た言葉だ。他の新語・流行語はまあ納得できるが、「ガラパゴス」「ダダ漏れ」「ルーピー」「2位じゃダメなんですか」「年金パラサイト」なんかも入ってほしかった。斎藤佑樹の「何か持っていると言われ続けてきました」を聞いた時、ああとんでもないバカだと思ったが、オチがあってよかった。それにしても「〜なう」は恥ずかしい。もうつかっている人いないだろうな。/カタールに落ちる、なんちゃって。(柴田)
< http://singo.jiyu.co.jp/ > 2010ユーキャン新語・流行語大賞

・カタールか。予想通りであった。生きている間に、日本でまたやって欲しいな......。/「ディスる」「DISる」の意味がよくわかっていなかった。曖昧に否定と考えていた。「高知新聞の4コマ漫画『きんこん土佐日記』が龍馬伝でテロップを流したNHKをディスってて面白いと話題に」には爆笑。上手いな〜。他の漫画も面白い。「ラッパーのZEEBRAさんが、DISの件で童子-Tに警告」で、disrespect(無礼、失礼、不敬)とあったが、disだけでも意味があったのね。見くびる、さげすむ、無視する、けなす。名詞なら悪態、罵詈雑言、侮辱。日本語ラップDIS年表まで見つけたわ。/地球外に細菌が。リン不要、ヒ素で増殖。地球外生命体の可能性にわくわく。/明日は忘年会だ。ぜひお越しください〜。(hammer.mule)
< http://blog.livedoor.jp/insidears/archives/52405278.html >
高知新聞の4コマ漫画『きんこん土佐日記』が龍馬伝で
< http://macsuki.blog133.fc2.com/blog-entry-1044.html >
ラッパーのZEEBRAさんが、DISの件で童子-Tに警告
< http://dictionary.goo.ne.jp/leaf/ej3/24021/m0u/ >
dis。goo辞書(プログレッシブ英和中辞典)
< http://ejje.weblio.jp/content/Dis >
ハデス(プルート)のことらしい。接頭辞についても
< http://nejire.gozaru.jp/nenpyo.html >  日本語ラップDIS年表
< http://news24.jp/articles/2010/12/03/10171709.html >
NASA、新生命体発見 地球外生命存在か
< http://aromablack5310.blog77.fc2.com/blog-entry-10946.html >
マイクロソフト、わずか5秒で瞬間起動するOSの無償配布開始
< http://lamsect.blog112.fc2.com/blog-entry-555.html >
これって盗作だよな・・・
< http://news020.blog13.fc2.com/blog-entry-1109.html >
2chのコピペがエッセイコンテストで入賞してると話題に
< http://macsuki.blog133.fc2.com/blog-entry-1035.html >
「PlayStation Phone」の動画が世界初公開! 12月9日に正式発表へ
< http://macsuki.blog133.fc2.com/blog-entry-1045.html >
アップデート中止のIS01がroot化に続きLSM無効化に成功
< http://osaka.cssnite.jp/ >  忘年会があります〜♪