[2971] 「LOST」ファイナル

投稿:  著者:  読了時間:26分(本文:約12,500文字)


《おもしろい、ふがー、すてき、ホクホク、うっとり、日々充実》

■気になるデザイン[52]
 自分の毎日を記録してみる
 津田淳子

■装飾山イバラ道[67]
 「LOST」ファイナル
 武田瑛夢

■おかだの光画部トーク[47]
 リコーCX4、しばらく使ってみて
 おかだよういち



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■気になるデザイン[52]
自分の毎日を記録してみる

津田淳子
< http://bn.dgcr.com/archives/20101207140300.html >
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今年も残すところ、あと1ヶ月を切ってしまいました。なんだか、気がつくとあっとう間に時間がたっていて、でも、仕事は遅々として進まず。私は毎日何をしているんだろうと反省する日々なのですが、あらためて、自分がどうやって過ごしているのか、たまには記録してみようと思い、この2週間ほどを書き出してみることにしました。(気になるデザインの話じゃなくてスミマセン)

●11月23日(火)※勤労感謝の日

朝から、次号の『デザインのひきだし』でトライアルをお願いするデザイナーの方と吉祥寺で打ち合わせ。お休みの日なのに朝早くから呼び出してすみません。その後、渋谷のPARCOで、『印刷・加工DIYブック』関連のワークショップお手伝い。著者のひとりであるNIGNの大原健一郎さんが先生をやってくださって、「いろいろは製本方法をつかってノートをつくろう」を開催。たくさんの方に参加していただくことができ、よかったよかった。

ワークショップ後、大原さん初め関係者などと遅いお昼ごはんを食べるも、お休みだからいいかとスパークリングワインを1杯。昼間に飲むお酒っておいしいよねぇ。それから会社に戻って、明日の会議の企画書をしこしこと。

●11月24日(水)

今日は月に一度の編集会議。朝9時40分から始まるので、その前に週末に取材予定のレーザー加工会社や同行する方々に、スケジュールなど連絡。今日の夜に予定している取材の最終確認連絡。先割で入れていた記事のPDFがあがってきたので、ライターさんに送付。新連載のラフチェック。切手の目打ち穴ができるところがないか、問い合わせ。装丁道場の取材日程調整。昨日の日報書き。

それらを何とか終わらせて会議に臨み、私も来春出したいと思っている企画をプレゼン。無事企画が通ってホッと一安心。よし、頑張るぞ。お昼ごはんは九段坂下にあるサブウェイで買ってきてもらったターキーブレスト。もぐもぐしながら、メールを2本。午後も引き続き企画会議。終わったのは4時過ぎ。慌てて、装丁道場1本目の取材へ。うひゃー、すごい造本の提案だ! 終わって会社に戻り、明日からの出張に備えて資料の出力や連絡もろもろ。

●11月25日(木)

今日から3日間、関西へ出張。その一日目である今日は、朝、品川駅で祖父江慎さん、名久井直子さんと待ち合わせて、一路、大阪へ。車中では来年スタートしようと思っている(まったく個人的なものだけど)ことの打ち合わせをゴニョゴニョ。うふふ、なんか楽しいことができそうだよ。

でもって、新横浜でカメラマンとも合流し、新大阪で降りて、USJ近くにある加工紙メーカーへ。新しい金銀紙をつくるべく、試作スタート。最初からかなりいい感じになるも、ちょっと表面のニュアンスにおもしろみを出そうと、なぜか一同、近くのホームセンターへ。防虫網とか麻袋とか、金属網、網戸、荒縄、大きなモップ、金属たわしなどなど購入して、加工紙メーカーへ戻る。

それを使って試作すると、おおお、おもしろい!(ひきだし12でレポートするので乞うご期待!)祖父江さん、カメラマンは今日、東京に帰らないといけないのに、終電に近い時間になってきてしまった! 慌てて新大阪へ向かい、ちょっとだけあった時間で、念願のお好み焼きにビール。んまい! ここで祖父江さん、カメラマンと分かれて、名久井さんと二人、大津へ。ホテルにチェックインし深酒。

●11月26日(金)

朝早く、京都市内に移動し、和紙への印刷やそれをつかった工芸品などをつくっている会社へ取材。ひゃー、こんな風に刷っているのかとちょっと驚いた。京都駅に戻って、急いでお昼。京都らしさも何もなくワタリガニのパスタ。急いで京都の山の方へ移動し、そこでライター、カメラマンと合流。いやぁ、遠いところまですみません。ここからの地図は持っているものの、山の中をなんの目印も無く辿り着けるとは思えず、タクシーで現地へ。

ここではフロッキー加工の取材。(次号ひきだしの連載「本づくりの匠たち」でご紹介します)フロッキー加工って、その手法を知識としては知っていたものの、現場で見せていただいたのは初めて。うわ、こんな風にして加工していたいのか! おまけに、他にもおもしろい加工をいろいろ見せていただいて、一同大興奮。

夕方取材は無事終了し、皆で京都に戻って、ここからバラバラに。ライターと私は夜、大阪で取材のため移動。18時過ぎにホテルにチェックインし、その後、歩いて15分ほどのデザイン事務所へ行き、ひきだし連載の「装丁道場」の取材。深夜ホテルに戻って即寝。

●11月27日(土)

朝イチで奈良に移動。途中で名久井さんと再び合流し、法隆寺の近くにある紙の加工会社へ取材。レーザー加工で繊細な紙の抜き加工をしている現場を見て、うっとり。いやぁ、すてきなものができてる! お昼ごろ取材終了して、京都に戻り、急いでカレーを食べ(ホントに京都らしいもの食べてないなぁ・笑)、新幹線で自宅へ。夕方家に着くも、来客があるというので、急いで掃除やら家事やら久々に仕事以外のことをこなす。

11月28日(日)

お昼過ぎから会社へ。数日不在にしていたため、溜まった事務処理など。

●11月29日(月)

いつも通り、朝8時に家を出て出社。寒くなってきたなぁ。次号のひきだしにつける付録の打ち合わせ、その後、原稿確認して戻し。森下にある紙工会社2件へ取材。もう何度も伺っているところだが、行く度、おもしろい加工品を見せてもらって、またもや興奮。ふがー、すてき! 午後戻って、取材アポとり、表紙デザイン打ち合わせ、紙の手配、印刷・加工テスト手配、連載の校正出し、取材アポとり、スケジュール調整、印刷トライアルのデザイン打ち合わせ、表紙用レーザー加工テスト出し。来月出す新刊『予算がなくてもステキなデザインのフライヤー・コレクション』、パブリシティ用の献本発送など。終電の時間が迫って、あわてて会社を出る。

●11月30日(火)

いつも通り朝出社。次号でトライしたい、切手のような印刷加工物について、いろいろ調べているが、なんとか実際につくれそうなことがわかってきた。イヒヒ。新しい(というか、今まで紙に使われて来なかった)箔押しについて調べたり、その取材のアポ取り。また、ひきだし綴じ込みトライアル用のデザインをしていただくため、打ち合わせのスケジュール調整。他にも取材や打ち合わせのスケジュール調整、アポ取り、場所のセッティング、カメラマン手配など。その合間に、お礼のメールやら電話やら。アッとう間に夜もふける。うーん、時間が経つのはやすぎないか?

●12月1日(水)

午前中は、羽田空港取材のセッティングや申請書類づくり、時間調整などをはじめ、取材のアポ取り、打ち合わせなど。ゼイゼイ。午後から、次号のデザインのひきだしに使う加工の打ち合わせで、抜き型屋さんへ。おお、想像以上に細かいものができそうだな! ということがわかり、ホクホク顔。その足で、新しい本の打ち合わせをし、渋谷のデザイナーさんのところに作品を見せてもらいにいく。これだけしかできてないのに、もう夜の8時過ぎ。ショックを受けて、しょんぼりするも、帰りにおいしいお寿司を食べて一気に元気を取り戻す。単純すぎる。

●12月2日(木)

今日は電車が遅れて、9時ギリギリに出社。スタバにも寄れなかった。しょうがないので、会社のビル1Fにある自動販売機にコーヒーを買いにいくも、なんと、自販機が撤去されてた! ひょえー。しょんぼりして、とぼとぼ4Fのオフィスへ戻る。グスン。気を取り直して仕事。取材記事のレイアウトがあがってきたので、関係各所へ校正出し。連絡や撮影のラフ書きなど。

お昼前に来客があり、紙や加工に付いて打ち合わせ。お昼食べる時間なく、そのまま三茶のデザイン事務所に取材、新潮社へ取材。一瞬会社に戻って、荷物を持ち替え、吉祥寺へ。次号のひきだしに綴じ込む、抜き加工トライアルの打ち合わせ。といいつつ、お酒も飲んでしまい、打ち合わせの話は10分くらい、あとは紙とか加工とかデザインとかの話をつらつらと。

●12月3日(金)

朝から、試作のための印刷入稿や箔データ作成、紙の手配。うーん、間に合うのか? 抜き加工テストのための束見本なども手配。それに合わせて本文用紙の手配や、印刷会社との打ち合わせも。午後は、デザイナーさん来社で、切手(目打ち加工入り!)のような印刷物のトライアル打ち合わせ。この一年くらいずっと探っていた結果が出そうで、ドキドキする。うまくいくといいな。

その後、ポンス抜きの取材。ご年配の職人さん(兄弟!)は、お年とは思えないしなやかな動きで、重い紙も平気で持ち上げるし、抜き加工もすばらしい技術で、うっとり。終わるともう外は暗い。慌てて会社にもどって、この前の企画会議で通った本の打ち合わせ。その後メール20本ほど。お返事滞っててすみません(こんなところで謝ってどうする)。

●12月4日、5日(土・日)

この週末は会社の仕事ではないのだが、半年も前に知り合いから頼まれていた仕事で福岡、熊本へ。両方で大学に伺ってお話など。熊本では、日本製紙八代工場の近くをとおり、青い空に誇り高く建つ大きな煙突に魅入られる。ステキ。20時過ぎに帰宅。

●12月6日(月)

朝から鶯谷の紙工会社へ。そこで9時に待ち合わせて、一緒に松伏の工場に向かうはずが、先方が急にお客さんに呼び出されたとのことで、いい雰囲気の喫茶店で小一時間待機。予想外に美味しいコーヒーが出てきて、朝から得した気分。10時前に車で出発。

お昼前に松伏に付き(松伏ってけっこう遠いのね)アップダウン機による紙の抜き加工取材。午後会社に戻ってメールの返事など。表紙のチェック。出力して、今回は抜き加工がいろいろあるので、それの通りにはさみで切ってみる。すると、うーん、今更ながら気になるところが! デザイナーに恐る恐る電話して、今の懸念材料を伝える。するとデザイナーも「確かに」と納得してくれて、修正に入ってくれる。感謝感謝。日が変わる寸前に入稿完了。

──とまあ、こんな毎日を過ごしております。書き出してみると、けっこう忙しそうな感じですね(笑)。でも、取材に行くと、そこで聞く話や見せてもらうことはすごくおもしろく、日々充実しております。あと3週間で仕事納め(うわー、あらためて書くと怖い!)。よし、がんばるぞ!

【つだ・じゅんこ】tsuda@graphicsha.co.jp  twitter:@tsudajunko
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平日毎日、更新中! デザインのひきだし・制作日記
< http://dhikidashi.exblog.jp/ >

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■装飾山イバラ道[67]
「LOST」ファイナル

武田瑛夢
< http://bn.dgcr.com/archives/20101207140200.html >
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「LOST」が終わってしまった。心にポッカリ穴が開いたようで、なんだか喪失感。最終回の録画だけはなんだか消せない。6年もの間続いてきたドラマだけに、同じような人も多いと思う。

この喪失感はなぜなんだろうと自分なりに分析すると、「LOST」ってその世界がどんなに好きでも時間的にドラマを最初から見直すのが容易じゃないし(約120回)、結末を知ってしまえばもう初めて見た頃の自分に戻ってワクワクしながら見ることもできないドラマだからかもしれない。

・「装飾山イバラ道[61]時間をジャンプする映画たち」
< http://bn.dgcr.com/archives/20100824140200.html >

「LOST」については上記の「装飾山イバラ道[61]時間をジャンプする映画たち」で紹介したけれど、今回はラストシーズンのあらすじを追うことはせずに、全体の私的感想にとどめようと思う。以下はネタバレを含みます。最終回を見終わってから読んでください。

シーズン6回めのラストシーズンは今までの謎が解けるはずだから、どんどんスッキリしていくものだと思っていた。しかし見れば見るほど新たに謎が膨らんでいくような感じで、どうやって収拾をつけるんだろうと不思議で、心配すらした。かなりラストになるまで、オチを想像させないことには成功したと言えるのかもしれない。

事前のPRコメントなどで「感動のラスト」と聞いていたけれど、人によって全く異なる感じ方をするようなラストだったと思う。私は終盤の韓国人夫婦のジンとサンのエピソードで既に大泣きしていたので、最後に彼らがひとつの幸せのかたちを迎えたのを見てホッとしてしまった。

登場人物のいくつかの恋愛を振り返るような場面があったのに、なぜジンとサンのシーンに一番感動したのだろう。アジア人だからなのか、夫婦だったからなのかはわからない。でも、潜水艦の件の後で昔を振り返るようなあんなシーンが来るとは思わなかったから泣かされた。そのシーンの本当の意味は最終回の最後までわからないけれど、自分が想像していた枠を広げないと解釈できないらしいことなのは気づき始めた。

過去がフラッシュバックするシーンでは、みんなが若くて輝いていてそれぞれの瞬間に一所懸命だったのが思い出される。シーズンを重ねたドラマならではの素材を生かして、ファンにも思い出の場面をもう一度見せてくれた感じだ。うまいなぁ。

●主要人物を勝手に評価

このドラマは主要人物がとても魅力的で、美しい自然あふれる島の景色の中に、Tシャツにジーパンだけの姿がかっこよくて絵になる。ジャックもケイトも表情を映すためのものすごいアップでも瞳がキラキラしていて本当に綺麗なのだ。まぁ、この二人は若くて容姿端麗なんだから当然だけれど、スキンヘッドのおじさんのロックでさえ、アップに耐える表情と演技だったと思う。

ジャックよりもワイルドでハンサムな、ソーヤのファンという人も多いと思う。でも、私はデズモンドが一番かっこいいと思ってたけどね。島でヒゲだらけの頃からその美貌には気がついていたけれど、最後の方でスーツを着てる彼は本当にクールで素敵。その役回りもサマになっていたし、ラストシーズンでは最後までデズモンドの出番が多かったのが嬉しい。

キュートでワルい雰囲気のミュージシャン役のチャーリーは、前半のシーズンで大活躍だった。でも、個人的には今見ている別のドラマ「フラッシュフォワード」でも主要な役をやっている俳優なので、混乱してしまった。人気の俳優さんがドラマのあっちにもこっちにも出てるのは、日本のドラマでも同じだからしょうがないけれど。

●ドラマを締めくくるということ

うちのだんなさんは最終回を見終えて「今までずっとわからなかったけれど......結局、やっぱりわからない!」との感想。だんなさんにとっては、何年もかけて約120時間分のドラマを見た結論が、「謎」のままだったのはけっこう悔しいみたい。私は私なりに謎が解けた気がしているのに。この違いは、私が正しいかどうかは関係なく、自分の解釈でわかったことにできる性格だからなのかもしれない。

自分の生涯を見守っていた他者がいること、何かによって選ばれ、最後は自分で行動を選んでいく宗教的な意味を感じるラストは、宗教・思想をひとつに限定しなくても十分解釈できるボカシ加減だったのがちょうど良かったと私は思う。

そもそも海外ドラマって、何シーズン続くかわからないところから制作&公開していくので、散らかした謎の全部に決着をつけろを言うのも酷だと思うのだ。それでも、見続けてきた視聴者が納得できるようにうまくまとめたと思う。

当たり前のようだけれど、ドラマは最終回があってこそだ。各シーズンの最終話は話の区切りにもなっていなかった「LOST」だけれど、ラストシーズンでこの話はこう終わるという終わり方を出してくれただけで、責任を取ってるんじゃないだろうか。

ここ最近、途中でブチっと終わるらしい「フラッシュフォワード」を見ているとつくづくそう思う。打ち切るってわかってても見てしまう自分も悪いけれど、打ち切りって本当に悲しい。

以前やっていた「ターミネーター:サラ・コナー クロニクルズ」も、見ていたのに途中で打ち切りになってしまった。打ち切りに怒る製作陣の気持ちが出ているようなラスト間際の数回は、ある意味なかなか思い切ったものだった。あんなぶっち切り方見た事がない。例えば、準主役級が眉間に一発の弾丸を受けてあっさり死んでしまい、主役もそれをさほど悲しまずに立ち去ってしまうシーン。視聴者もあの準主役と同じように、見捨てられてしまった気持ちになって呆然とする。時間がないにしてもそりゃないよー。

「LOST」の次に何を見たらいいのかと、彷徨っている海外ドラマファンも多い。テレビ局は新しいドラマをどんどん作るだけじゃなく、きちんと最終回まで締めくくるのが宣伝した責任だと思う。「LOST」みたいにどんなに長くても、最終回までやるドラマを見始めたいものだ。

・LOST ファイナル・シーズン COMPLETE BOX[DVD]
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B003VIEP0O/dgcrcom-22/ >

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/ >

家で初めてボジョレーヌーボーを買っていたので、何かチーズの料理を作ることに。ゴルゴンゾーラのチーズが売っていたので、チーズピッツァにしよう。なんとしても4種類のチーズを使って、有名な4種のチーズのピッツァ「クアトロフォルマッジョ」にしたかった。

家にとけるナチュラルチーズとスライスチーズはあったのに、粉チーズを切らしていた。チーズが3種類だと、なんていう名前のピッツァかわからない。ピンチだ。そこで母が買っていたクリームチーズをもらって、無理矢理なんとか4種のチーズピッツァとして完成。

食べてみてわかったことは、ゴルゴンゾーラは塩気や香りがきついので、マイルドなチーズを数種類使うことですごく食べやすくなる。母はただの「チーズのピザ」だと思って食べていただろうけれど、それは「クアトロフォルマッジョ」だ。おかわりしたので味は気に入ったみたいだ。

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■おかだの光画部トーク[47]
リコーCX4、しばらく使ってみて

おかだよういち
< http://bn.dgcr.com/archives/20101207140100.html >
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No.44で買ったばかりのファーストインプレッションを書いてからしばらく経ったので、その間に使ってみたCX4の感想などをレポートします。

RICOH コンパクトデジタルカメラ CX4
< http://amzn.to/fazU1E >

コンパクトデジカメは各社いろんなモデルを発売していて、どれが一番いいのかなんて断言するのは正直不可能です。とにかく機能もまちまちだし、持つ人の用途やよく使うシチュエーションで良し悪しは決まってくるでしょうし、単純に好みの問題なのかなと思います。

普段、大きくて重いデジタル一眼レフを常に持ち歩くのはちょっと億劫なので、いつでも持ち歩き用のコンパクトデジカメが欲しかったわけです。数年から使っていた、同じくリコーのGX100が調子悪くなってきたので、基本的な操作が同じCX4にしました。

リコーは歴代マクロに強いカメラで、レンズの先1cmまで寄れます。ズーム全域でマクロ撮影できます。背面のアジャストボタンを、親指で左へのチューリップマークに倒すだけで接写モードになります(若干反応が鈍いような気がします)。

野口英世を撮ってみました。
< http://flic.kr/p/8YVzxY >
普通にこれくらいは楽勝で寄れます。さらに望遠にズームすると......。
< http://flic.kr/p/8YVzNS >

ピントも浅くなるし、手ブレも気になってきますが、かなりの接写が可能です。花や昆虫など接写してみると楽しそうです(動く被写体はピントもブレも難易度高いですが......)。

楽しい機能としては「クリエイティブ撮影モード」。モードダイヤルを「C」に合わせると6種類のアーティスティックな表現で撮影できます。
< http://flic.kr/p/8YUn9k >

1.ダイナミックレンジ
2.ミニュチュアライズ
3.ハイコントラスト白黒
4.ソフトフォーカス
5.クロスプロセス
6.トイカメラ

撮影設定で「+通常撮影」をONにしておくと、効果付きと通常撮影2枚が保存されます。かなり大げさな効果が付くので、この設定をONにして効果なしバージョンも残しておくと、後から選べてよさそうです。では、クリエイティブモードで撮ってみたのをいくつかアップしたので見てみましょう。

< http://flic.kr/p/8YUSRB >
ハイコントラスト白黒で撮ったもの。何気なく撮ったものでも高いコントラストのせいかなかなかアートな感じです。ちなみにノーマルのものはこちら。
< http://flic.kr/p/8YUTft >

クロスプロセスは出たとこ勝負。撮影時に液晶で効果がかかった状態が表示されていますが、このモードは撮るたびに違う色味のフィルターがかかったような効果が付きます。

< http://flic.kr/p/8YUUM6 >
昔、保存状態をわざと悪くエイジングした期限切れのカラーフィルムを使って出たとこ勝負の色を楽しんだ感じに似ています。ノーマルがこちら。
< http://flic.kr/p/8YXYBL >

< http://flic.kr/p/8YYjiN >
ソフトフォーカス。全体的にやわらかくふわっとした感じになります。使いどころが難しそうですが、花とか結婚式などのワンシーンとかで使うとよさそうです。

一番派手で面白いのがトイカメラ。彩度が極限までアップして周辺が少し暗くピントがぼやけた感じで、更に歪んだ感じになります。まずは空に飛行機雲。
< http://flic.kr/p/8YUTQn >
こちらがノーマル。
< http://flic.kr/p/8YXXCd >

紅葉。もう鮮やかになりすぎて色飽和をおこしてしまってます。
< http://flic.kr/p/8YUToF >
こちらがノーマル。
< http://flic.kr/p/8YUTA6 >

ポートタワー。周辺がトイカメラっぽく変形させているようで元と比べると一部切れてしまっています。
< http://flic.kr/p/8YZ8Hh >
こちらがノーマル。
< http://flic.kr/p/8YW5Ha >

クリエイティブモードとは別に、「SCENE」にダイヤルを合わせるとシーンモードになり、11種類のシチュエーションから選べるようになります。これは、他社のコンパクトデジカメにも同等の設定があると思います。変わっているのは「夜景マルチショット」。夜景を撮る時に使うモードで、シャッターを押すと自動で4枚連続撮影したものを合成し、手ブレが目立たないようにしてくれます。

< http://flic.kr/p/8YUUs6 >
< http://flic.kr/p/8YXY6u >
KOBEルミナリエで撮ったものです。凄い人ごみで目の高さでは撮れなかったので、思いっきり手を伸ばして頭の上くらいにカメラを構え、かなり不安定な状態で撮っています。普通ならブレブレ必至な状況ですが、一応ちゃんと撮れています。

とにかく、撮影モードや設定項目がたくさんありすぎてまだ全部使い切っていないので、CX4を自分の思い通りに手足のように使いこなすにはまだしばらくかかりそうです。そして上手く使いこなすには、よく使う設定をモードダイヤルの「MY1/MY2」に登録して、いつでもすぐに呼び出せるようにしておくことと、「Fn」ボタン(ファンクションボタン)に何を割り当てるかがキモじゃないかと思います。

その辺は人によってよく使う機能もまちまちだと思いますから、これが正解というのはないのでしょうけど、年末年始にもっと使ってみて、どんな設定が「おかだ的ベスト」か探ってみようと思います。固まってきたらまたお知らせしますね。

そんな感じで、今までテレビCMとか全くやらなかったリコーのデジカメですが、斉藤和義の曲をBGMに最近やたらとテレビCMが放送されています。発売当初より値段も下がってきて、だいぶお買い得感が出てきました。クリスマスの自分用プレゼントにいかがでしょうか!

【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >

ペンタックスのカラフル一眼レフ「K-r」にも、前機種の「K-x」に引き続きコレジャナイロボモデルが発売されますよ! 限定100台なので秒殺必至だと思いますが欲しいですね! 予約開始は12月24日正午。
< http://shop.pentax.jp/shop/goods/goods.aspx?goods=14886 >

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■編集後記(12/7)

・歯痛は人生で最大級の苦難である。できることなら歯医者さんには行きたくないのだが、今年は3回も行った。これは多いのか少ないのか普通なのか。日曜日になんとなく左下あたりがズゥーンと痛い時間(数分間)が何度かあった。気のせいだと自分に言い聞かせる。夕食では、熱々のカレー鍋をおいしくいただきました。ところが、月曜日の朝になったら、熱いコーヒーが飲めない。顔面左側がズゥーンと痛い。それから後も、気がつくとズゥーンが頻繁に。こんな痛さは初めて。たまらず行きつけの歯科医へ。実は今年の前半にも、冷水がしみて痛いと歯科医にかけこんだが、これは虫歯ではない、原因不明、何も処置出来ないから様子をみてくれと言われた。不便なのは水を口に含むときだけなので、あきらめて放置してたらそのうち治っていた。今度は逆に、熱いのが歯に痛いのだ。また同じ答えを予想していたら、やっぱりその通りだ。歯医者さんも困っている。虫歯ではないと聞いてホッとして、口の中のクリーニングをしてもらった。それから後は、ズゥーンがなくなり、夕食では熱いのを避けて食べたから痛い思いはしなかった。夜間にも痛みはなかった。今朝はコーヒーも少しさまして口の右側で飲んだから、ズゥーンと痛いことはなかった。そのうち治ってしまう予感がある。一体なにが原因なのか。肩こりや眼精疲労のせいではないかと思うのだが。運動不足は万病の元だな。(柴田)

・日曜日に、マンション管理会社主催のクリスマス会とクリスマスコンサートがあった。引越して約一年。その間に数回行われていたが、管理会社主催のものは今回で終わりとのこと。管理組合で継続して行われるかどうかわからず、ラストになるかもと、まだ一度も部屋に招待できていなかった叔母を誘った。マンションのロビーで行われ、段差はなく、演奏者と観客とが近い。やっぱり生はいいなぁ。いままではカルテットだったが、今回のはチェロとハープ。クリスマスソングを中心に、ジブリメドレー、クラシックやポップスなど一時間半。楽器の解説などもあり、子供たちはハープ演奏をさせてもらって嬉しそう。ポニョになると、大声で合唱したり。最後に演奏者さんたちに挨拶しに行ったら、ハープを触ってみませんか、と言われ、ドゥリリューンと演奏してみたさ。優雅に見えていたが、固くって、長時間演奏するには、指が強くないときつそう。高音部分の弦は羊の腸で(テニスのガットのようなナイロン弦が使われる場合もあるそう)、低音部は金属。ピアノの白鍵の音階で47本張られていて、7本のペダルを操作して、シャープやフラットにする。ドゥリリューンと弦を鳴らしている時に、ペダルで階調を変え、複雑な音にするのだそうだ。このハープは仏壇みたいで高そうに見えますが(約350万)、こっちのチェロの方が高いんですよ〜(ベンツ2台分)と言われていたのが印象的だったわ。リベルタンゴにうっとり。(hammer.mule)
< >
リベルタンゴ
< http://www.jujiya.co.jp/dictionary/instrument.html >
ハープの仕組み
< http://manasoku.blog86.fc2.com/blog-entry-362.html >
今の高校の教科書には「(ry」や「うp汁」「kwsk」などのスラングが普通に載っているらしい
< http://www.agape-ch.net/archives/9058 >
もうちょっと上手く造れよと思う人間の構造