2011年最初の光画部トークは久々に、最近よく使っているiPhoneのカメラアプリのご紹介です。iPhone4になってからデフォルトのカメラアプリが劇的に良くなったので、3Gの頃ほどカメラアプリの必要性を感じなくなりました。
しかし、何も設定することができないシンプルな仕様なので、シチュエーションによっては物足りなく感じることも出てきました。そんな時にデフォルトのカメラアプリを補強するアプリ2つです。今のところ完全に置き換わってはいませんので、状況に応じて補助的に使うようにしています。
しかし、何も設定することができないシンプルな仕様なので、シチュエーションによっては物足りなく感じることも出てきました。そんな時にデフォルトのカメラアプリを補強するアプリ2つです。今のところ完全に置き換わってはいませんので、状況に応じて補助的に使うようにしています。
●AccuSmart Camera(230円)
< http://itunes.apple.com/jp/app/accusmart-camera/id407441936?mt=8 >
< http://www.noritsu.info/iphoneapp/ascamera.html >
年末までリリース記念で無料だったのですが、今は230円になっています。でも、その価値は充分にあるのでオススメです。
iPhoneで写真を撮るメリットのひとつは、撮ったその場でTwitterや写真共有サイトで仲間と共有できること。撮って仲間に見せたいものとして多いのは料理じゃないでしょうか。
デフォルトカメラアプリも悪くはないのですが、光源が蛍光灯や電球だとホワイトバランスが調整できないので、全体が青緑被りだったりオレンジ被りだったりして、美味しそうに写りません。
このAccuSmart Cameraアプリは、「AccuSmart(tm)」という写真の自然な美しさを再現するNORITSUオリジナルの補正技術で、料理の写真を美味しそうに自動補正してくれます。試しに撮ったサンプルを見比べてみてください。
1.AccuSmart Camera
2.デフォルトカメラアプリ(ノーマル)
3.デフォルトカメラアプリ(HDR)
の順になっています。
a.白いご飯
1.< http://flic.kr/p/9aRARV >
2.< http://flic.kr/p/9aUJeW >
3.< http://flic.kr/p/9aUJoE >
b.カレー
1.< http://flic.kr/p/9aRz72 >
2.< http://flic.kr/p/9aRzb4 >
3.< http://flic.kr/p/9aUGE5 >
c.お刺身
1.< http://flic.kr/p/9aUHcm >
2.< http://flic.kr/p/9aUHhm >
3.< http://flic.kr/p/9aRA62 >
d.お肉
1.< http://flic.kr/p/9aUHvj >
2.< http://flic.kr/p/9aRAfB >
3.< http://flic.kr/p/9aRAjH >
e.ケーキ
1.< http://flic.kr/p/9aUGKG >
2.< http://flic.kr/p/9aUGRb >
3.< http://flic.kr/p/9aRzLK >
デフォルトのカメラアプリで撮ったものよりも、くすみがなくなり色味が鮮やかでホワイトバランスも補正がかかっていて、どれも美味しそうに写っていますよね。
インターフェースが独特なので、操作方法に最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、小さな画面内で素早く設定を変更できるように考えられているので、慣れるとむしろ使いやすいと思います。
< http://flic.kr/p/9aSch6 >
「料理」モード以外にも「スタンダード」「美肌」「夜景」と切替えられます。アスペクト比も1:1スクエアや、一眼レフ風の3:2、オリジナルと同じ4:3、横長の16:9と、4種類切替え可能です。
< http://flic.kr/p/9aScdR >
問題点は、位置情報をはじめすべてのEXIF情報が保存されないということです。バージョンアップでその点が修正されれば、完璧なカメラアプリになると思います。
●HDR Fusion(115円)
< http://itunes.apple.com/jp/app/hdr-fusion/id410004158?mt=8 >
< http://www.cogitap.com/hdrfusion/instructions.htm >
フィルムやイメージセンサーは人間の目(脳)よりダイナミックレンジが狭いので、人間が記憶している風景よりも明るい部分が飛んでしまったり、暗い部分が潰れてしまったりします。だから、「思った(記憶に残る)より上手く撮れてない」感じがしてしまいます。
HDR(ハイダイナミックレンジ)合成というのは、同じ位置で露出を変えて撮影した数枚のいいところを使って合成する手法で、より記憶に近い風景に近づけたり、さらにアーティスティックな幻想的な写真に昇華させたりします。
HDRをFlickrやGoogleのイメージ検索すると色々素敵なサンプルが出てきます。
< http://goo.gl/NgkbY >
< http://www.flickr.com/search/?q=HDR&w=all >
iPhoneのデフォルトカメラアプリも、設定をONにしておくと自動でHDR写真を作ります。このHDR Fusionは、どの部分の露出を測っているのかが視覚的に解りますし、自動ではなく自分が好きなところの露出を測るように設定できます。
< http://flic.kr/p/9aWXMj >
サンプルを撮ってみたので、デフォルトのカメラアプリとの違いを比べてみてください。
1.HDR Fusion
2.露出計測キャプチャ
3.デフォルトカメラアプリ(ノーマル)
4.デフォルトカメラアプリ(HDR)
f.雪景色
1.< http://flic.kr/p/9aWYr9 >
2.< http://flic.kr/p/9aWYu9 >
3.< http://flic.kr/p/9aTQX6 >
4.< http://flic.kr/p/9aWYEA >
g.山陽道
1.< http://flic.kr/p/9aWY7E >
2.< http://flic.kr/p/9aWY4N >
3.< http://flic.kr/p/9aTQiP >
4.< http://flic.kr/p/9aWY1L >
h.城崎温泉
1.< http://flic.kr/p/9aTQMB >
2.< http://flic.kr/p/9aTQGz >
3.< http://flic.kr/p/9aWYb3 >
4.< http://flic.kr/p/9aWYeq >
デフォルトアプリのHDRよりも、更にダイナミックレンジが広がった感じです。HDRは使いどころが難しく、下手するとただコントラストが弱くメリハリのないネムイだけの写真になってしまうので、どんなシチュエーションで撮ればいい作品になるのか、練習と経験が必要だと思います。
iPhoneのカメラアプリに少し不満を感じ初めている人は、試してみる価値大のアプリふたつ。数百円で全く新しいデジカメが手に入った感覚はいいですね!
【おかだよういち/WEB&DTP デザイナー+フォトグラファー】
というわけで年始の挨拶にはもう遅いですが2011年も光画部トークをよろしくお願いいたします。
< http://s-style-arts.com/ > < mailto:okada@s-style-arts.com >
< twitter:http://twitter.com/okada41 >
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