アナログステージ[57]マンネリ化を解消して新しい業界に飛び立とう
── べちおサマンサ ──

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コンニチハ、2011年6月28日の午後14時です。べちおです。変わらず時間に追われた毎日です。ちょっとではなく、かなり仕事が嫌になってきております。滅多にない「現実逃避」をする直前というか、ギリギリの毎日を送っております。お金と時間のご利用は計画的に。といったところです。

決算月でもある今月、それと同時に人間(従業員)の決算月でもあるのですが、今回...というより、毎回なのですが、個人的なネガティブキャンペーンを打ち出しておりまして、もしかすると、管理職から普通の技術者に降格させてもらえるような匂いがプンプンしております。

もともと人の上に立って、「あれやれ、これやれ。こーしろ、あーしろ」と指示を出すタイプの人間ではないので、今回を機に、役職から外れたらラッキー! といったところです。いや、開発やモノづくりに没頭できる環境ができればそれでいいんですけどね、はい。

デジクリでも何回か書いたことがあるのですが、タッチパネル(グラフィックパネル)の需要が、いよいよヒートアップしてきた勢いがあります。マンインターフェイスがアナログからデジタルに移行してきているのは善し悪しはあれど、「情報の管理」といったところで大いにプラスになってくるはずです。

同時に、タッチパネル自体のスペックが大幅に向上したことから、産業技術色が強かったところに、CGデザイナーさんやイラストレーターさんなどのクリエイター関係のかたたちも、製造業といった新しい業界に参入できるチャンスが、本格的に到来してきたはずです。



すでにタッチパネル系のグラフィックなどを手がけているクリエイターさんもいらっしゃるかと思いますが、まったくもってセンスがない「こっち側(製造業)」の人間が、やっつけ仕事でデザインしたものと比べると、やはり、「そっち系(クリエイター)」のかたがデザインしたものは映えます。

電車の券売機や、居酒屋のオーダー端末としてジワジワと浸透してきているタッチパネルですが、その表示デザイン殆どがアナログからの延長で、面白みがないものばかり。かといって、操作性を無視した奇抜な内容にすればいいというものでもない。やはり、ユーザ(お客)さんが、「なにを必要とするか」を念頭に置かなければいけないのは間違いないけど、工業デザイナーさんとは別なポジションを確立できるんじゃないかと、勝手に予想しております。

実際にウチの会社でも、いままでセンスのかけらもない人間がデザインして、「別に機能として満足していればいい」とリリースしていたものが、そっち系のデザイナーさんが作ったものを採用し始めてからは、泥水で濁ったようなデザインが透明になり、垢抜けた。これば間違いない。

タッチパネルの画面作成は、特別難しいものは何もなく、作成ソフト自体が、Dreamweaverのような感覚に仕上がってきているので、WEB屋さんならすぐに食いつける。流れで書くと、表示画面作る→操作ボタンを配置する→そのボタンにアドレスを割り振る。これだけ。

実際はPLC(Programmable Logic Controller)との通信が基本になるけど、それはこっち系のお仕事になるので、覚える必要は殆どなし。クリエイターさんは「顔」を作る、「体」はこっちが作る。この関係が上手くいくと素晴らしいものが出来上がる。とても単純明快。

ウチだけに限らず、大手メーカさんもタッチパネルのデザイナーを採用し始めていたりするので、WEB屋さんはひと儲けできるチャンス。枯渇状態にある産業系展示会も、タッチパネルなどのディスプレイ関連は頻繁に開催されているので、一度足を運んで内容を知るのもいいかもです。

ちょっと気が早いけれど、来年の春に大規模な展示会が開催されるようなので、先取り情報。

国際タッチパネル技術展:リード社
< http://www.tpjapan.jp/
>

先日開催されたディスプレイ系の展示会リポート。

ディスプレイ技術の革新で発展するデジタルサイネージ:IT MONOist
< http://monoist.atmarkit.co.jp/mn/articles/1106/27/news009.html
>

新しい業界に足をいれて儲けるなら今がチャンスです。ほんと。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋
< http://bachio.posterous.com/
> ←停滞ちう
< http://twitter.com/bachiosamansa
> ←フォローしても役に立ちません

○ある話の流れから、なにを思ったのか、カミさんが「デジクリの執筆者さんで、まともな人っていないの?」と訊かれた。よくよく話しを聞いてみると、どうやら、デジクリに執筆しているかたは、普段からヒゲを三つ編にしてブルマを穿いてセーラー服を着ていたり、泥酔してパトカーに連れていかれたりと、そんなイメージをもっているようだ/中でも「あんたと同種族」とカテゴライズされてしまっている、SWAMPの山根さんは気の毒。っても、ヤマーネとオイラは似た者同士かも/余りにもデジクリ執筆者の方たちに申し訳ないので、みなさんはまともな人たちと力説/今年もやってきました決算。こちら(技術チーム)はあまり関係ないけど、新たな方向を位置づけるところなので、みんなしてドキドキしていたり。

○記憶に残っている2週間の出来事→上方から某さん来京→宴席→翌日、絶対に二日酔いなれない状況だったので、珍しく控えめで呑んだり→そろそろ夏がやってくるので、ひきこもる準備開始→「いい加減テレビ買え!」って怒られてる毎日