グラフィック薄氷大魔王[263]今さらだけどiPad2、WACOM純正手書きメモアプリ/吉井 宏

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●今さらだけど、iPad2

ずいぶん遅い入手となりましたが、3週間前から使ってます。新しいのはカメラがついたことと速くなったことくらいか。軽くなったってのはほとんどわからない。

自炊PDF書籍をBookmanで見るとき、プレビュー作成が目に見えて速くなったのはわかるけど、ページめくり自体はたいして速くなってない気がする。

容量が64GBなのは旧モデルと同じなので、メリットなし。とはいえ、自炊書籍を入れ直したらずいぶん余裕がある。自炊書籍を全部収容できました。たぶんキャッシュの関係で増えてたんでしょう。

iPad2なら白がほしいと思うじゃないですかー。見た目すごい新鮮。でも、店頭で見ると、黒にくらべて明らかに画面が暗く狭く感じてしまう。見た目、どう見ても白がいいな〜って思うんだけど、黒にした。

最初に同期するとき、写真の同期で「ファイルが見つかりません」ってエラーが出た。写真入れ替えとかいろいろやってもダメ。結局、「iPod Photo Chache」を中途半端に削除してたのが原因と判明。そのキャッシュを全部捨ててから同期したら成功。



複数のiOSデバイスを同期してると、ApplicationSupportのMobileSynkのバックアップファイルが巨大に。50GB近くある。貴重なSSD容量がもったいない〜。

Smart Cover通称風呂のフタは、プロテクターやスタンドとしてはよく考えられていて素晴らしいけど、ジャマだと思うこともしばしば。外して使えばいいんだけど、結果的にセパレートになって荷物が2個になってしまうのがスッキリしない。

また、iPadを使う向きが横位置の片方に限定されるのがイマイチ。せめて、縦位置での使用が多い人向けに、縦パタパタのAmart Coverがほしい。

●液晶保護フィルムを貼る!

さて、世の中で最もイヤな作業をする時間がやってまいりました。これから液晶保護フィルムを貼る!!

以前、伊集院光氏が言っていたと思うけど、「世の中には二種類の人間がいる。液晶保護フィルムをきれいに貼れる人と、きれいに貼れない人だ」。僕は比較的きれいに貼れるほうの人だとは思うけど、毎回ものすごい緊張しながら貼ってる。

保護フィルムを貼る作業は、デザイン事務所の昔からよくやってた「ハレパネにプレゼン資料を貼り付ける作業」とよく似てるので、割とコツはつかんでるつもり。ホコリ対策にはカメラ掃除のシュコシュコ、ブロワーを使う。

......きれいに貼れました。気泡なし、位置も完璧! バッファローの保護フィルムはきれいに貼れるように工夫がされてるのです。

ところが! ダメだ失敗、無駄だった。「指すべり滑らかなスムースタッチタイプ」っていいかもと思って買ったのに、これってツヤなしタイプ。指の滑りはいいけど、WACOM Bambooスタイラスみたいなゴム球タイプのペンがまったく滑らない。しまったー! 剥がして捨てるしかない〜。もったいない!

そうだ、切り刻んでケータイに貼ろう。とりあえず、剥がした液晶保護フィルムを切ってケータイに貼った。まあ、具合はいい感じ。あと5〜6枚くらいは切れる面積残ってるから、当分ケータイ用保護フィルムは買わなくていいや。

●WACOM純正の手書きメモアプリ「Bamboo Paper」

WACOMの無料iPadアプリ、BambooPaper。なかなかイイ! この書き味の滑らかさは何? ストロークにスムージングがかかるアプリは他にもありますが、軽快さと滑らかさのバランスは、Bamboo Paperがダントツだと思います。

お絵描きに特化してるわけではなく、あくまで手書きメモ・ノートアプリです。機能がシンプル! 色は6色だけ、ペンもサイズ違いが3つだけ。消しゴムはひとつのサイズだけ。競合はpenultimateとかMUJI NOTEBOOKあたりか?

なんと言っても、僕的に欠かせないグリッドが使えるところがいいです。僕の場合、グリッドの有無で使う気になるかどうかが決まります。表示の拡大縮小もできるけどちょっともたつくのが残念。

書き出しがユニーク。ノート全体をPDFにしてメールで送るようになってる。これがどういう使い勝手をもたらすかというと、「電子的に完全な手書きメモ帳/スケッチブック」!!

Bamboo Paper、複数のノートは持てないし、各ページのサムネールもない。でもそれは、シンプルで紙のノートそのままってこと。なかなか良いと思いました。

< http://itunes.apple.com/jp/app/id443131313?mt=8 >

●Painter12発売

Corel Painter12の発表会に行ってきました。詳しくは書きませんが、パフォーマンスの向上と、ユーザーインターフェイスの一新が目玉です。いろんな人が誉めまくってるようで、なかなかいい新バージョンのようですよ。

< http://www.corel.com/servlet/Satellite/jp/jp/Content/1150905725000 >

僕はといえば、最近は3DCGばかりなので、Painterで仕事する機会がほとんどなくなってます。今でもスケッチやドローイングに使うこともありますが、仕上げまでPainterでおこなう仕事は年に一個くらい。

フルにPainterを使って仕事していた頃、軽々と描いていたように見えるでしょうけど、実はけっこうたいへんだったのです。フィニッシュの「作業」は得意でしたが、下絵を描いて形を決めるのが苦痛でしょうがなかった。

皮肉なことに、Painterを使わなくなってからスケッチやドローイングを本格的にやるようになり、スケッチや下絵を描くのが好きになった。なので、今、Painterを使って2Dイラストの仕事をやったら楽しいだろうなあって思ったりします。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

「小飼弾の『仕組み』進化論」って電子書籍読んでたら、「Googleの20%ルールは間違ってる。それじゃ逆だ。従来の仕事のほうを20%に留めるべき」と。そうだよGoogleの20%ルールって、やるべき従来の業務がある会社員的発想なのかも。「新20%ルール」ってより、「逆20%ルール」と呼ぶほうが僕的にしっくりくる。そうしようそうしよう。いきなりは無理だけど、早起きして午前中で従来の仕事は終わらせる。午後からは未来に繋がる何かに時間を使うってのがいいな。それでだいたい25%。それを目指そう。って、仕事以外の時間が増えるのがうれしいだけだろって説も。

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