[3120] 空き時間を利用したマイ啓発タスク

投稿:  著者:  読了時間:25分(本文:約12,000文字)


《ダンナ、56歳にしてデビュー!》

■アナログステージ[62]
 空き時間を利用したマイ啓発タスク(前編)
 べちおサマンサ

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[13]
 すべての出版物をデジタルに向けて出発した「出版デジタル機構」
 沢辺 均

■ローマでMANGA[44]
 どうなる? 対談「MANGAと日本の文化」&ワークショップ
 midori



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■アナログステージ[62]
空き時間を利用したマイ啓発タスク(前編)

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20110927140300.html >
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コンニチハ。台風が過ぎてから、秋らしい季節になりました。ワタクシは、やっと体が活発になる時期に入ります。今回は、ネタでもなんでもなく、至って普通のコラムです。

最近、ラボ(ワタクシの職場)内で流行しているのが、『空き時間を利用した自己啓発』で、これが仕事にも良い傾向をもたらしているようだ。「いるようだ」というのはおかしいが、本人以外には実感することができないので...。

自己啓発といっても、セミナーに足を運んだり、人格者の本を読んだりといったことではなく、仕事の合間(休憩時間など)をみて、次のタスクに切り替えをする準備体操みたいなものものです。音楽を聴いたり、YouTubeやニコ動で動画を見たり、漫画を読んだりと、人それぞれの切り替え(中には、外に出て両手を空に掲げて元気玉を集めている者も)方法があり、見ていると、かなりというか、相当面白い。

まともな会社なら、仕事中に漫画を読んだり、動画を見たりすることは難しいかもしれません。ワタクシの会社も、本社勤めなら間違いなく出来ないでしょう。しかし、ワタクシが在席しているラボは、なにをするにも自分の判断です。出社時間もランチの時間も、もちろん、休憩時間も。

これだけなら、「自己啓発というよりも、たんに気分転換なだけじゃん!」と云われてしまいそうですが、長いスパンで見ると、仕事にもプライベートにも、大きく作用してくるので、あえて、ラボ内では「マイ啓発タスク」と呼んでいたりします。

ある意味、セルフマネジメントも含んでいたりするのですが、一日のタスクを毎日ルーチンさせているだけでは、どうしても心に陰ができてくるし、そもそも、マルチタスクで仕事を進めていると、効率がもの凄く悪い。おまけに仕事の労力もシングルタスクで進めている倍は掛かったりする。

効率が悪くなるという結果が分かっているのならば、その日に行うタスクの整理を早い段階でまとめておき、ひとつ終わったら、メモリクリア(次の仕事のことなどを考えずに、頭の中を空にする)を行い、次の仕事をスタートさせる。このときのメモリクリアは、とても重要です。

何件も案件を抱えていれば、当然、電話対応やメール対応などがあり、ひとつのことに集中して作業を進めていくことは難しいかもしれませんが、よほどの緊急でない限り、いま進めているタスクをクローズさせるまで眠らせておく。どうしても緊急でタスクを切り替えしなくてはいけなくなったとき、マイ啓発活動で、メモリクリア。

この切り替えが上手くいかないと、さっきまでやっていたタスクが、頭の中でグルグルと旋回していたり、どうしても気になって、知らぬうちにポカミスを誘発してしまったりと、とにかく良いことがない。

メモリクリアの手段は、先ほど書いたように何でもいい。仕事とまったく無関係なものほどいい。ワタクシの場合ですと、Twitterでくだらないことをつぶやいてみたり、隠し置きしてあるギター(本社の連中が来てみつかると、さすがにマズイので)を弾いて遊んでみたり、コンデジ持って、近くの小川を撮りに行ってみたり。

一般的には、環境的に難しいかもしれませんが、次回、こっそりとマイ啓発タスクを入れ込む裏ワザを綴ってみます(裏ワザというほど大げさなものではないんですけど...)。今回は時間切れなので、また次回!

◇展示会情報

・Japan IT Week 秋
2011年10月26日(水)〜28日(金)10:00〜18:00
会場:幕張メッセ
主催:リード エグジビション ジャパン(株)
< http://www.japan-it.jp/aki/ >

事前登録で無料招待券が貰えます。WEBから登録できますので、ぜひ。ワタクシも、今回はスマホ&モバイル展に触手が動いているので(ちょっと気になるものがあって、それが出展されていないか探索)行ってきてみます。

・第2回 クラウドコンピューティングEXPO(秋)
< http://www.aki.cloud-japan.jp/ >

・第1回 情報セキュリティEXPO(秋)
< http://www.aki.ist-expo.jp/ >

・第1回 Web&モバイルマーケティングEXPO(秋)
< http://www.aki.web-mo.jp/ >

・第1回 スマートフォン&モバイルEXPO(秋)
< http://www.aki.smart-japan.jp/ >

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
FAプログラマであり、ナノテク業界の技術開発屋
< http://bachio.posterous.com/ > ←(続く)から更新してません
< http://twitter.com/bachiosamansa > ←フォローしても役に立ちません
< http://gplus.to/bachio > ←Google+ お気軽にドゾー。こっちはマジメ

○出張ラッシュも、そろそろ落ち着いてきていいはずなのですが、まったく切れない毎日を過ごしております/久しぶりに本屋さんへ足を運んでみるも、手が伸びるものが殆どなかった/先日、柴田編集長が「中身がスカスカの本」と綴っていたのを思い出し、内容もスカスカだけど、詰めれば20ページで終わってしまいそうなものが、分厚い装丁と文字間が10mmは開いているので、それでページ数を稼いでいるような本ばかり/結局、『春画と書入れから見る吉原:永井義男』を一冊購入しただけでした/昨日配信された、薬師寺さんのコラムに共感。敵は、総合的な「疲労」にある。
< http://bn.dgcr.com/archives/20110926140300.html >

○記憶に残っている2週間の出来事→特にこれといってお出かけもせず、出張以外はラボにこもっていた→先週の日曜日に町田の串焼き屋さんでマッタリと呑んだくらい→そこは16:00からオープンしているので、早呑み派には嬉しいのです→ブラジルフェスティバルに続いて、代々木公園でインドフェスティバルが開催されていたようなんだけど、週末のアホ呑みで酒が抜けなく、見送り。来年は行きたいでする。

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■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[13]
すべての出版物をデジタルに向けて出発した「出版デジタル機構」

沢辺 均
< http://bn.dgcr.com/archives/20110927140200.html >
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しょっぱなからお知らせ。来週、10月3日(月)19時から、新宿ロフトプラスワンで「出版社が電子書籍に取組む方法(実務編)──中小出版社の電子書籍戦略と出版デジタル機構」を開きます。先週発表した、出版デジタル機構の最新情報も報告し、積極的な質疑応答を展開したいと思います。ぜひご参加を。
< http://www.hanmoto.com/news/2011/09/20/digital-loft/ >

さて、ポット出版では2010年年明けから、紙の本の新刊発行と同時に.book形式の電子書籍の販売をボイジャーストアで始めた。だけど、結果はカンバシくない。だいたい二桁の実売だ。まあ予想通りではある。負け惜しみでもある。

なにが足りないのか? 電子書籍のタイトルが少なすぎるということにつきると思う。このデジクリでも何度か書いてきたように、数10万のタイトルが必要だ。ジュンク堂なみの品揃えがあって、はじめて読者たちが電子書籍を一つの本のカタチとして受け入れるのだろうと思う。

だから、まず自社から取組みを開始したし、仲間たちと一緒にやってきた「版元ドットコム」でも取組みはじめた。とはいえ、これだけではジュンク堂なみの品揃えにはならない。出版業界の大手から零細までの既刊本を電子化しなければ、ジュンク堂なみにはならない。

ちなみに、一年間に発行される本は1位が講談社で千と数百、1000位で年間10タイトルくらいの発行。ポット出版が12〜16タイトルってところ。実に多くの出版社が出版活動をしているのだ。

そこで、出版デジタル機構が必要だったのだ。今年の春から、さまざまな出版社が取組んできて、やっとプレスリリースまでこぎ着けた。もう何日かで設立準備室を開いて、日々具体的な準備をはじめる予定。21社(インプレスホールディングス・勁草書房・講談社・光文社・集英社・小学館・新潮社・筑摩書房・東京大学出版会・東京電機大学出版局・版元ドットコム〈代表:ポット出版・ほか6社〉・文藝春秋・平凡社・有斐閣の出版社20社〈五十音順〉)が名を連ねた。
プレスリリースなどはこちら
< http://www.pot.co.jp/news/20110914_232615493925385.html >

●出版デジタル機構は株式会社ということに大きな可能性がある

この出版デジタル機構は「すべての出版物のデジタル化を目指して」を目標にしている。具体的には、出版社の電子書籍化とその販売などのサポート、図書館への販売、著作権者への収益配分の代行、などと同時に「国内で出版されたあらゆる出版物の全文検索を可能にする。」も目的のひとつとした。

出版デジタル機構は、本当にこうした目的を達成できるのだろうか? 困難も山ほどあるけど、ボクは可能性も充分あると思っている。発表後には「いくつ団体をつくれば気がすむのか?」のようなツイートもあった。確かに去年の電子書籍の大流行の際には、いくつもの業界団体ができた。ただ今回決定的に違うのは、株式会社を設立する、ということだと思っている。

業界団体の多くは、会費などを徴収し会費収入で運営されている。専従のスタッフもいるけど、出版社の社員がその出版社の仕事として業界団体の仕事をしていたりもしていて、これらは見えない寄付のように機能している。最大手の講談社や小学館などは、社員をなかば専従のように「派遣」していたりする。業界団体は自立できていないのだ。したがって、意見の食い違うことは実行できないし、どんなことを決めても参加出版社に取組む義務がないことが多い。

こんどの出版デジタル機構を、株式会社として設立することの大きな意味はここにある。株式会社である以上、単独でお金が回っていかなければやがて倒産だ。出版社全社の合意がなくとも事業方針を決定できる。そのかわり、多くの出版社に利用されるように営業に回らなくてはならない。なんとなく合意できることを決める、ではないのだ。後ろは倒産という断崖だ。このことを、少なくともこのプレスリリースに名を連ねた20社は共有したのだ。

●すべての出版物のデジタル化の先に見えるもの

出版デジタル機構は、なにをするのか? もう少し具体的なイメージを紹介しよう。といっても、以下は少々ボクの妄想が混じり込んでいる。全体の合意にまではなっていない。

すべての出版物をデジタル化するのだ。そうすれば、まず第一にジャパニーズ・ブックダム=全文検索一部表示だ。これはすでにリリースでも公表されている。この出版デジタル機構が独自にこのサービスをするのか、国立国会図書館などと共同でおこなうかなどはこれからの課題だけれど、その前進に具体的な一歩を踏み出した。

第二に、これはかなりボクの先走りだけれども、すべてをデジタルにするのだから、今、読者が紙の本で持っている本のデジタルデータを提供することを考えたいと思っている。たとえば、自炊代行業者に宅配便で送るように、出版デジタル機構に送ってもらえればそのデータか閲覧権を提供する。

読者からみれば、持っている本の記録と検索性が高まる。出版社からみれば、読者の本棚に空きが出て、思う存分本を買ってもらうことができるのではないだろうか?

第三に、著作権者のデータベース化が進み、利用度合いに見合った使用料で著作物の利用を可能にするこができそうだ。

これらはボクの妄想の度合いが強い。ほかにもアイデアはどんどん湧いてくると思う。こうした環境が整えば、その環境を利用した新しい商売を生み出す、新しい人たちが出てきてくれる可能性が広がるとも思う。

そこで、デジクリ読者にお願いです。よくお客が店を育てるって言うじゃないですか? ここはイッパツみなさんにぜひ、すべての出版物のデジタル化とその活用を育てていただきたい。どうするって? デジタル化されたすべての出版物を使った新しいサービスのアイデアがあれば、ぜひお知らせ下さい。自分でできることがあれば取組んで欲しい。

それから10月3日(月)に新宿ロフトプラスワンに来て、電子書籍と出版デジタル機構についてのさまざま意見を聞かせて欲しい。
そうです、10月3日に直接お会いしましょう。

◎版元ドットコムpresents
出版社が電子書籍に取組む方法(実務編)
──中小出版社の電子書籍戦略と出版デジタル機構

出版デジタル機構設立準備連絡会が発足して、出版界が既刊本の電子化に本格的に取組む第一歩が踏み出されました。一方、中小出版社でネットワーク対応を強化するなどの取組みを行ってきた版元ドットコムは、機構に参加しながらも、電子書籍市場の確立に自立して取組んでいこうと思っています。

9月には.bookを開発したボイジャーと共同して、版元ドットコムストアもオープンさせました。しかし現実の電子書籍の制作や流通は過渡期であるために、日々変化しています。最新の状況を共有すると同時に、電子書籍を実際につくるにはどう考えてなにをするのか、実務的にも掘り下げて提起します。

電子書籍のとりくみを本格化させようという中小出版社向けのイベントですが、電子書籍や出版に関心もっていただける方も一緒にオープンな議論をしたいと思います。

(主な内容)
・電子書籍はどうなっていて、どうつくるのか? 
・版元ドットコムストアを突破口に電子書籍に習熟する  
・出版デジタル機構で版元ドットコムはなにをしようとしているのか
日時:2011年10月03日(月)Open 18:00 / Start 19:00
会場:ロフトプラスワン(新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 TEL 03-3205-6864)
出演:沢辺均(ポット出版)
萩野正昭(予定 ボイジャー)
鎌田純子(予定 ボイジャー)
そのほか現在交渉中
料金:1,000円(+飲食代)
申し込み< http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/reservation/reservation.php?show_number=196 >

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

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■ローマでMANGA[44]
どうなる? 対談「MANGAと日本の文化」&ワークショップ

midori
< http://bn.dgcr.com/archives/20110927140100.html >
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●ニャ

息子の学校が始まったので生活のリズムは普段に戻ったけど、ウチのような専門学校はまだ。まだ授業の準備を毎週する必要がなくて、ちょっとだけ息が抜ける。

そんな時に、サルデーニャから声がかかった。「ニャ」と言っても猫語ではない。長靴の形をしたイタリア半島のスネあたりに位置する島。行政的にサルデーニャ州と呼ばれ、イタリア半島とはちょっと違った文化、方言(方言とくくるには違いすぎ、イタリア語ではない言語としたほうが適切)を持っている。そのせいで「特別自治州」になってる。
< http://p.tl/krNu >

島の北側のマッダレーナの海は透明度が高くて、浮かんだヨットの影が海底に写ってる絵葉書を、皆こぞって買い求める。ドイツ人やアラブ人の金持ちが避暑に来る場所で、やたら物価が高い。そのイメージがあって、「バカンスはサルデーニャ」って言うと、なんかセレブな感じになる。

西南側はムッソリーニ時代に炭鉱の町が作られ、マグロ漁で有名な街もある。そこで捕れるマグロのほとんどは日本が買っていくそうだ。中央部は山が連なって、「奥」っていう感じ。ヌラゲという、まだ起源がわかっていない先住民族の石の筒状の建物が残ってる。

半島(サルデーニャの人は「大陸」と呼ぶ。沖縄の人が「内地」と呼ぶみたいに)に住むものは、頭ではイタリアだとわかっていても、ちょっと別の国に行くような感覚を持つ。

私を呼んでくれたのは、ノルベッロ(Norbello)という、サルデーニャ中央部やや西よりの小さな市。
< http://p.tl/eh9E >

"Festival dell'immagine e del design interattivo" (インターアクティブなイメージとデザイン・フェスティバル)という金土日3日の催し物だ。チラシを見ると、アメコミと写真と戦争とマンガと青少年がテーマのようだ。毎日必ず青少年に向けたワークショップがあり、この地での戦争写真や本の紹介がプログラムに入っている。
チラシ< http://p.tl/A6ms >

最終の日曜日の午前中に「MANGAと日本の文化」というタイトルで主催者と対談、午後に2時間のワークショップ。

「予算があまりないので...」という主催者側の意向と都合で、ライアネア航空で往復する。ノルベッロ市の近くに空港はないので、南端のカリアリ市に行き、そこから131キロ陸路で北上する。飛行機が着く午後9時20分に電車はもうないそうなので、主催側の誰かが迎えに来てくれるとのこと。
グーグルマップ・カリアリ→ノルベッロのルート
< http://p.tl/qOzE >

●のか?

問題はノルベッロ市にどうやって行き着くか、ということではなく、何をしゃべるのか? ワークショップで何をやるのか? ということだ。

一応、マンガ学校の講師なので、電話でワークショップの打診をされたときは、さも、当たり前のように「もちろんできます。時間は最低2時間必要です。年齢はあまり子供だと困りますねぇ」と落ち着いて答えた。頭の中では、さ、じっくりとあとで何が出来るか考えなくちゃ! とちょっとだけパニクっていた。

対談は「軽い気持ちで、日本とMANGAのことを私とおしゃべりするという感じでいいんです」という主催者の言葉で気持ちが軽くなった。「画像があったほうがわかりやすいですよね」との私の言葉にプロジェクターを用意してくれることになった。

見せるのは、漫画の歴史で必ず出てくる「鳥獣戯画」の他に「源氏物語」や「伴大納言」絵巻物。江戸時代の滑稽本、鳥羽絵など。日本には古くからこうした画像を使った物語があったことを強調するつもり。

そして飛んで昭和。のらくろから一気に手塚氏の初期に飛び、マンガ初期の規格化されたアングルとコマ割りから、映画的な手法を取り入れていく過程を見せる。おしゃべりの方向によっては、日本の一般生活の移り変わりを内容に入れてもいいと思っている。MANGAの他に「日本」を少しでも知ってもらいたい。

さらに、サルデーニャ出身の漫画家二人の話と彼らの作品画像も見せようと思う。若い漫画家志望者の鼓舞になるといいな。そのうちの一人、マッシモ君は、サルデーニャに住んでいて、FACEBOOKを通じて「見に行くよ!」と連絡があった。嬉しい出来事だ。
< http://www.nuvolequartesi.net/gallerie/dalloglio.htm >

マッシモ君は、絵柄にMANGAの影響を濃厚にしつつ、ヨーロッパマンガの伝統も残した、まさに混血児。どうにかこうにか、自分の本を出し続けている。

もう一件、日本のMANGA編集部と仕事をしていたその体験談も面白いかな、と思う。"What's Michel!"と"GON"誕生を導き、鶴田謙二氏をプロにした天才編集者と私が思っている方と仕事をする機会を得たので、どうやってあの二作が生まれたのか、その話も織り込める。

ふむふむ、おしゃべりはどうにかなりそうだ。今のところ、最大の心配は「果たしてプロジェクターがほんとに動くのか?」ということ。イタリアのイベントはこういう施設的なことがこわい。前もってきちんとテストして準備、ではなく、持ち回りの機材を当日に用意していざやってみたら、コードが短いとか、電球が切れてるとか、あほなことで使えない...というのがありそうで怖い。

かと言って、画像全部アナログで所持しているわけではなく、たとえ所持していたとしてもエンコラ持って行く気にはなれない。ので、ペンドライブを握りしめて、用意してくれるというコンピュータとプロジェクターが動くように祈るのみだ。

●さて

さて、ワークショップ。2時間で、どうにかMANGA構築法の基礎、のようなものを体験してもらわねならない。デジクリの「ローマでMANGA」9回目で使った解説をここでも使う。
< http://bn.dgcr.com/archives/20080513140100.html >

違いがあるということ、その違いは何かをしっかり認識してもらう。そして、実際に1ページのネームを作ってもらう。実践が一番。ワークショップは14歳以上で10人まで、ということにしたそうだ。ほとんど絵を描いたことがない、という人が来るおそれがある。

絵の描き方には触れないつもりだったのだが、もたもたウジウジと描いていると時間がかかって、2時間で1ページのネームはできないだろうから、基礎の基礎を言わなくちゃいけない。

だから、
1)コミックスとMANGAの違い
2)ネームとは何かの説明
3)円を基礎にした人の顔の描き方。円と中央線で顔を表現してそれをネームに使ってもらう
4)一ページをコマ割りする。
という順序でワークショップを進めよう。

このワークショップでパソコンとプロジェクターが使えるかどうか分からないので、コミックスとMANGAの違いに使う画像はプリントアウトで持っていく。

もうひとつ、せっかく日本と直接コンタクトがあまりないであろう遠方へ行くのだから、着物で対談をしてみようかと考えている。MANGAワークショップに来る人達は、MANGAと日本に興味があるだろうから、生の着物姿は喜ぶんじゃないかなぁ。

だが、気温が問題だ。南の島だから暑いかもしれない。だったら浴衣だ。でなかったら毛の黄八丈。絹の訪問着は残念ながらシミを作ってしまって、ちょっと着られない。

長期予報とか「サルデーニャの気候」などを見ると、最高気温28度最低21度とまだ暑そうだ。では浴衣か。しょっちゅう着るわけではなく、もたもたして時間がかかる。当日、朝早く起きて、さっさと食事を済ませて、汗かきながら着付けをするイメージを頭に浮かべつつ、悩んでるところ。

【みどり】midorigo@mac.com

増税? 増税したら、消費がますます渋るんじゃないの? 法人税軽減業種を決めるのに、天下り先を用意して...そのため...なんていう話も聞いた。ここは、公共事業を起こし、雇用を増やす。被災地でも。被災地は仕事たっぷりあるじゃないですか。
雇用が増える=給料がもらえ生活が安定して消費できる。公共事業=インフラが整備され、例えば集中豪雨などで決壊などの事故が抑えられ、余計な支出を作らずに済む。被災地復興の予算が足らないなら復興債を発行する。

経済無知の私ですが、だからこそ、ホントはこういう単純なことではないかと、あちこちネットで探ってみて思いました。

イタリアは「え?」と言ってる間に。発表された次の日から20%が21%になりました。なんか、国民は、物価は上がるが給与そのままなのに慣れちゃってるのか、特に騒ぎなし。前日に公共交通機関、翌日に鉄道のストライキがあったくらい。あ、地方知事たちのデモがあった。地方税増税に反対して。

公務員削減はどんどんやってる。ここ数年新しい雇用なし。ただでさえつっけんどんの公僕は仕事量が増えて、ますますつっけんどんになり、一般人は待たされる時間が増えました。同じことを日本はするつもりかなぁ?

明るいニュース(?)もあります。ダンナがやってるオジサンバンド。メンバーの一人が友人経営のピッツェリアと話をつけて、先日演奏。そこは海辺で春と夏しか営業せず、もう閉めるのだけど、来季、週一で演奏しないか? と言われたそうです。ダンナ、56歳にしてデビュー! 思春期依頼の夢の実現なるか?!

イタリア語の単語を覚えられます! というメルマガ出してます。
< http://archive.mag2.com/0000075559/index.html >

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■編集後記(9/27)

・ネットのニュースで見た「子供につけた変な名前」をメモして、妻と娘の会話中に投入したら大受け。明日咲、燃志、真芯、心夏、何と読む? どれひとつ正解が出ない。つぼみ、もやし、ましん、ここなつ、と読むらしい(苦笑)まだマシなほうだと思うが。光宙と書いて「ぴかちゅう」と読む例もあったな。正解(読み方)は親しか知らないなんて、名前として意味がない。人名に使える漢字は法律で決められているが、読み方はまったく自由である。白と書いて「くろ」と読んでもいいわけで、日本語を逸脱したとんでもないルールだと思う。有名な「DQNネーム」サイトで(ここには想像を絶する名前が大量にある)読み方テストに挑戦。流星、星空、太陽、氷、月、星、虹、大空、心、......すべて不正解。るい、はるか、だいや、くぅる、るーな、じょう、なな、はるく、はると......だという。字は普通だがこんな読み方では、学校で、就活で、婚活で本人がどんな目にあうか、誰でも普通に想像できる。想像できない人がいるんだからおそろしい。でも、この程度なら救われるレベルで、漢字は変えられないが、読み方変更手続きをすれば改名できる。救われないレベルとは下記サイト参照。そういえば、「デスノート」の主役は夜神月(やがみライト)だった...。変なの、と思ったっけ。あれも影響してるのかな。(柴田)
< http://dqname.jp/ >
DQNネーム(子供の名前@あー勘違い・子供がカワイソ)

・私の最近のシングルタスク化は正しかったのか! メモリぱんぱんでクリアしないと進めないだけなのだが。YouTubeやTwitterなぞはじめようなら気分転換どころか、はまってしまい、あれ? もう一時間経った? となる私には元気玉が一番かもしれない......。続き読みたい〜!/ラボがラブホに見えた。......疲れてます。/沢辺さんのセミナー、大阪ではやらないのかな。/増税前の駆け込み需要は見込めるけれど、その後は荒れ地になりそうな。刈り取り後、すぐに種を植えられるのかしら。/おそば屋さんで、臨機応変に対応してくれた親切な若い女性。名札に書かれてあったのは「真心」だったので、レジの時に、いい名前ですねと読み方を聞いてみたら「こころ」と読むのだそうだ。「まごころ」ちゃんでもいいのに〜。濁点が入るからかなぁ。/臨機応変に、と書いた。年配の人はそうでもないのだが、若い人に質問したり、要望を聞くと、間違いではないのだが、え、それだけ? という反応が多いような気がする。「○○ってできます?」「できません。」/「○○はどこにありますか?」「当店では扱っておりません。」/「○○はありますか?」「切らしています。」最初のだと、「○○はできませんが、××ならできます。」次は「○○は当店では扱っておりませんが、メーカーの違う××ならあります。こちらの方がおすすめですよ。」その次のは「入荷予定はいついつです or 入荷予定はありません。」という返答を期待しちゃう。商品名を言ってはいても、その商品名から目的は推測できるし、他の店舗を回るぐらいなら同等品でいいやと思う人だっているだろう。商機のがしてそう〜。(hammer.mule)