[3163] ブログ集中アップ、ブログエディター「MarsEdit」

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《「ドイツ軍」と「トムとジェリー」か〜》

■グラフィック薄氷大魔王[280]
 ブログ集中アップ、ブログエディター「MarsEdit」
 吉井 宏

■グラフィック薄氷大魔王[281]
 緊急特番 小ネタ15連発!
 吉井 宏

■展覧会案内
 杉浦康平・マンダラ発光
 杉浦康平・脈動する本──デザインの手法と哲学
 DAYS JAPANが選んだ3.11──VISA震災写真展
 蒼山日菜 KIRIE展 〜沈思黙考 La Contemplation〜
 編み師203gowの「へんなあみもの」展



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■グラフィック薄氷大魔王[280]
ブログ集中アップ、ブログエディター「MarsEdit」

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20111130140400.html
>
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●Twitterに書いたことをまとめてアップするテスト

書くのは好きだし、何より自分で書いたものって、僕がおもしろいと思ったことだけが濃密に詰まってるわけで、読むとおもしろいもんね。こんなおもしろいもの、他人がおもしろくないわけがない。と思って書いてます。

2005年春にこの連載を始めて以降、ブログにほとんど文章を書かなくなった。アップするのはTDWと告知くらいのもので。連載約3,000字を一週間に一回書いてれば相当の分量を書いてることになるわけで、ブログにも長文を書くほどのエネルギーも時間もないです。ブログに書こうかなと思っても、次号の日刊デジクリ連載のネタにできるなと思うとブログには書かないし、デジクリに書いてしまえば、ブログにも書かない。

ところが、デジクリもブログも関係なしに、Twitterだとものすごい大量に書きまくることが多い。日刊デジクリのネタをTwitterに書いたことから採ることも増えてきた。

だから、書きたい欲求は十分に満たされてるとも言えるんだけど、Twitterは後に残らないのが難点。もちろんTwilogなどでログは残されているんだけど、基本的に短文の羅列でしかない。検索しても単発のツイートではほとんど役に立たないし、裏も取りにくい。

書いたことが人の役にたってくれたらうれしいと思って、Painter BBSをやったりブログを書いてきたわけです。また、パソコン通信やインターネットの初期には「ギブアンドテイク」の精神がありました。ネットを楽しんだり役に立てるのなら、自分でできることをネットの世界に提供するみたいな。っていうか、誰かがコツコツ書いてアップするから検索で見つけて役に立つわけで。

なので、最近ブログを書かなくて何となく「スマン」とか思えちゃってしかたない。あと、書いたことは自分のネタとして、見やすい形にしておきたい。ネタってのは主にデジクリ連載のネタなんだけどね。つまり、ツイートを毎日ちょちょっとまとめておけば、半日とか一日とかかかって書いてるデジクリ連載が格段にラクになるであろう、という目論見。

というわけで、Twitterに書いたことを少しずつまとめてブログにアップするテストとして、7月くらいから百数十本を集中的にアップしてました。基本的にはツイートをコピペして、つながりを調整するだけなので手間はほとんどかからない。こんな感じで十分。

日付はツイートした日のブログとしてアップするつもりなので、トップには出ません。その代わり、タグ/ラベルをわかりやすくしようってことで。

●ブログエディター「MarsEdit」

僕のブログはGoogleのBloggerを利用してます。
< http://yoshii-blog.blogspot.com/
>
< http://www.blogger.com/
>

そのGoogleが出してるiPhone用のBloggerの編集アプリ。これのMac版がほしいんだけどな〜。
< http://itunes.apple.com/jp/app/blogger/id459407288?mt=8
>

「Flock」というソーシャルネットワークブラウザは、Bloggerの編集はそこそこできるけど画像は別にアップしないとダメだし。と思ったら、ありゃ! Flock自体が開発中止になってる! 残念。
< http://www.flock.com/
>

Flockと似たコンセプトのブラウザがあった......FacebookやTwitterの新機能が追加された、ソーシャルネットワークブラウザ「RockMelt」。ちょっとちがうなあ。
< http://www.lifehacker.jp/2011/04/110404rockmeltupdated.html
>

Mac App Storeを探したら、「MarsEdit」ってブログ編集アプリがあった。Bloggerにも対応してる。評価版をダウンロードして使ってみた。テスト投稿してみたけど、なかなかいい! これは便利かも!
< http://itunes.apple.com/jp/app/marsedit/id402376225?mt=12
>

ん? Blogger自体も編集インターフェイスが新しくなってるぞ? ページビューの統計とか管理画面も便利になってるっぽい。追加機能はいいけど、編集のインターフェイスは変化なし。だいたい、画像のサイズを大中小でしかいじれなくなって不便なのだ。そのあたり、MarsEditを使う価値はある。

MarsEditはタグ付けもリストからできて便利だけど、残念な点があった。テキストをスタイルなしでペーストすると、改行が失われてしまう。ブログにアップすると一行空けたのがなくなっちゃう。二行空けてもダメ。あと、写真アップロードの手間が同じ、貼り付けた写真のサイズ等の変更不可。

MarsEditで取得して編集できるエントリーが数十個しかなく、数ヶ月前のエントリーを編集できない、と思ったら、Edit環境設定で取得数を変更可能でした。一旦アップしたブログの文章を、変更・修正するのに限れば非常に便利なんだけど。

その後「ecto」というブログエディタも試したんだけど、アップロードするとやはり自動的に改行が2回されていて、どうもなじめない。このあたり、日本語の問題なのか、世界標準では改行は2回分するものなのか?
< http://illuminex.com/ecto/
>

......と、最初に試して以来しばらく忘れてたけど、久しぶりにMarsEditをいじってみたところ、テキストの扱いなど慣れたせいか、前回よりぜんぜん使いやすく感じる。画像の扱いを見極めて、ポチッとな。

日付の調整ができない件は、ちゃんとEditDateって機能があった。なんで編集画面に日付の表示が出ないんだよ〜(実はそうやって設定した日付もWebにアップすると消えてしまい、Webインターフェイスで設定し直さなきゃならなかったけど)。

問題は「画像をクリックして大きな画像を表示」ができないこと。もちろん手付けでリンクすりゃいいんだけど、それをしないでよければありがたい。っていうか、MarsEditがってよりも、Blogger自体が画像のレイアウトが非常にしにくいのだ。MarsEditはテキスト編集には非常にイイんだけど、そのへんの助けにはならない。

やり方としては、MarsEditでテキストをほぼ完成状態でBloggerにアップ、画像をWebインターフェイスでアップ、MarsEditでレイアウト調整。こうすればクリックで大きい画像を見せる方式でMarsEditを活用できる。

Flickrにアップしてから、MarsEdit内の「メディア」でその画像を挿入してやる方法もあるけど、それだとBlogger内に画像が保存されないので、Flickrに何かあったら画像が全部消える。うーむ。Picasaだとできない。同じGoogleのサービスなのに。

だいたいの手順が固まってきた。まず画像をBloggerのWebインターフェイスから先にアップしておいて、MarsEditで読み込み、テキストを入れてレイアウトを整えてアップ。画像を複数入れる場合はこれが効率いい。

ローカルに保存した下書きの場所もわかったので、別のマシンで作業するときは、この下書きをDropboxにでも入れて同期すればいい。だいたいわかった。これで本格運用へ。

余談。Bloggerの新しいインターフェイスの統計のところを見たら、ブラウザ別OS別の円グラフが! IEが21%、Windowsが46%だって! もちろん僕のブログを見る人だからMac寄りだろうけど、Windowsが半分以下ってちょっと驚き。他にもいろんな統計が見れる。僕のブログのページビューの一番は「MacBook Air、SSDの寿命」。ガジェット通信に転載された「iPad、指にカーソルを描く!」が二位でした。
< http://yoshii-blog.blogspot.com/2008/01/macbook-air-ssd.html
>
< http://yoshii-blog.blogspot.com/2010/07/ipad.html
>

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
>
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
>

耳栓した上からヘッドホンして音楽を聴くと、聴いたことのない感じになる!遠い地の底から響いてくるような。これは集中するのにイイかも!! ヘッドホンそのままだと、いくらボリュームを下げても「直接耳に入る」感がとげとげしいのですが、耳栓アリだと、どこかよその空間から聞こえてくる感じになって邪魔にならないです。

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
「長押しロール」のオン・オフ切り替えスイッチを追加しました。
「オフ」ではレスポンスが速くなるので、素早い演奏が可能になりました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV
>

●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb
>

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■グラフィック薄氷大魔王[281]
緊急特番 小ネタ15連発!

吉井 宏
< https://bn.dgcr.com/archives/20111130140300.html
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1●クリックが効かないトラブル

MacBook Proの左クリックができなくなった。マウスもトラックパッドもMagicTrackpadもタブレットも左クリックできない。何度も再起動、PRAMクリア、USBケーブルの取り外しなどしてもぜんぜんダメ。なぜか右クリックは効くんだけど。

小一時間あーでもないこーでもないとやっても、やはりダメ。故障か? と思いきや......原因判明。Bluetoothの接続済みデバイスリストを見たら、Magic Trackpadが二つ。ああっひょっとして! 使わないからしまっておいたMagic Trackpadの上にモノが載せてあって、左クリックになってしまっていたのであった。。。がっくし。

2●地下鉄の階段で飛べそう

地下鉄の階段を下りてるときに電車が入ってきて、強烈な吹き上げる風。コートを広げて駆け下りると飛べそうな気がして、ちょっと試すけど浮かないなあ。子供の頃、自転車に大きなパネルとか段ボールくくりつけて走れば飛べると思ってたけど、浮き上がるのはなんとか可能でも、姿勢を制御するにはやっぱグライダーと同じ構造がいるので、無理ですね。

20年前くらいに、でっかい風洞にダブダブスーツ着て空中遊泳ってのやったことあるけど、人間が浮き上がる風って相当強くないとだめみたい。

3●紙に書くとはかどる気がするだけ?

ここしばらく紙に字を書いてアイディア出しとかしてて、スッゲ〜はかどる!と思ってたんだけど、そこから出したネタを拾ってテキストに打ち直してみると、ぜんぜんたいしたこと書いてない。紙に書いてると、ボールペンに力入れて書いたりして、「書いた気になってる」っていうか、錯覚してる部分はあるかも。

4●ザ・インタビュー

ちょっと前にTwitterで流行ってた「ザ・インタビュー」ってサイト。質問を募集して、それに答えるってもの。別アカウントとれば自分で質問できるかも?自分へ質問して答えるってのも寂しい感じがしますけど、インタビューって形を借りて、自分のこと語りたい欲ってありますしね〜。「100の質問」ってのもありましたね。
< http://theinterviews.jp/
>

いろんな人がやってるのを読んでみると、質問がうまくないと取り調べっぽくなっちゃうところがむずかしい。でも、自分に関することを言葉にするインタビューって楽しいです。僕自身、グラフィックソフト関連とか含めてインタビューはけっこうされましたけど、インタビュー慣れって弊害があるんですよ。

回数を重ねると、どう答えるのがいいかとか盛り上がるかとかわかってきちゃうのです。答えが妙に洗練されてきたり、ヘタすりゃ脚色しちゃったり、しまいにゃスラスラペラペラ立て板に水のごとしっていうか、水道管壊れたみたいになってくる。答えるときに余計なことも脳内からゾロゾロ引きずり出されてしまって、過剰出力って感じになり、気持ち悪くなる。二日くらい落ち込む。

さすがに最近はセーブ効くようになった。これ、病的なものかと思ってましたが、よくあることらしい。「インタビュー鬱」とでも呼べそう。

5●映画の二本立て

映画館の二本立てってなくなっちゃってるんですね。少なくとも上京する90年まで、名古屋の映画館では新作映画も普通に二本立てだった。土曜の夜は仕事が終わってから二本立て映画を見てそのままちょっと寝て、始発電車で帰ってた。上映時間を調べて、二本立て上映を2館ハシゴすることもしばしば。一晩で四本。

そうやって見てたので、「あー、もう今月は見る映画ない!」ってこともあった。しかし、何を見たのかほとんど記憶にないなあ。当時でも「東京では新作は二本立て上映はしない」って知ってたので、名古屋は得だなあと思ってましたが、気がつくと地方でも二本立てはなくなってました。

家でDVDのほうが好き。映画館自体にはあまり思い入れはないです。真ん中のいい位置の席と、トイレに行きやすい席が両立しない点と、巻き戻しボタンがないのが特に。

6●初めて買ったレコード

初めて買ったレコードは「JAWS」のサウンドトラックLP盤でした。実はストレートじゃなかった。最初にJAWSのサントラだと思って買ったEPは、ブーム便乗の変な歌ものだった。ものすごいガッカリした。サントラ/サウンドトラックって言葉を百科事典で調べたなあ。

映画音楽好きで吹奏楽好きだったので、当然戦争映画のテーマ曲が大好きだった。中学2年くらいのときに戦争映画サントラLPを買って帰り道、同級生の女の子たちと遭遇。「レコード買ったの? 何々?」ってそれを見せたとき、「だっさー!」って顔された。屈辱! 忘れない!

7●子供時代に好きだったものにこだわれ

富野由悠季「11、12歳ぐらいまでにあなたが好きだったものにこだわれ。」
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/31/news118_2.html
>

何だったかなと考えると、「ドイツ軍」と「トムとジェリー」かー。どうすりゃいいんだい?

8●iPad2のスマートカバーの不満2点

「縦位置で使うようにできてない」と「後ろにまわしたフタがマグネットで固定されない」。パナソニックのワンセグケータイで「縦にも横にも開く画面」っていう機種がありましたが、風呂フタカバーも回転軸をつけてタテヨコで使えるものを出してほしい!

固定されない点については、iPad2のカバーが垂れずに裏にひっつくシェルカバーが出るらしい。鉄板が入ってて磁石でくっつく。
< http://www.focal.co.jp/products/detail.php?product_id=564
>

9●デザイン重視?

一般に「デザイン重視」って言葉は誤解されまくってる。代わりに「外見重視」と言い換えはどうでしょう? 「外見のかっこよさばかりで機能が伴ってない」って意味を含むダメダメ感あふれる言葉だけど、「デザイン重視」ってそう思われてる。もうね、日本では「デザイン」って言葉はNGワードにするといい。

デザインは「感性が最重要」って思われがち。もともとは「設計」、それも「論理的に創造する」って意味を含むそうで。「あなたに合った保険をデザイン」みたいな場合、「設計します」よりは無骨な感じはないかもしれないけど、しっかりしてる感は薄くなってる。「デザイン=チャラい」?

10●べらべら店員

テレビでレポーターとかに飲食店や旅館の店員が、客のタレントの話をベラベラしゃべるのが信じられん。僕がタレントだったら二度と行かないだろう。あと、社員・元社員が内情をテレビにしゃべったりするのも「怒られないのかなあ?」って危なっかしい。

仕事上の愚痴や悪口をmixi日記やブログやTwitterに書く人がいるけど、関係者のブログって当然見ると思うけどなあ。mixiとかって閲覧の範囲を設定できたりするとはいえ。制作中のゲームのキャラクターデザインをWebにアップしてた人がいたらしい。守秘契約が結ばれてるかどうか知らないけど、部外者の僕でも相当ヤバいと思う。

誰に迷惑がかかって、結果自分の信用を失うってことを、上司なり先輩なりにたたき込まれる、あるいは自分で理解しておかなきゃ。仕事の常識が失われつつあるなら、契約で縛るしかしょうがない。契約なしで仕事できる社会は、民度が高く、進んだ、幸せな社会、という面も大きいと思うのだが。

11●服をパターンから作るCGソフト

すごい! 魔法だ! Marvelous Designerというソフト。作成中のパターンとCGの人物が着ている服がリアルタイムに連動する。パタンナーの職能を活かしてCG業界で活躍ってのもアリかも。服の専門家の需要は多そうだし。

< http://blog.livedoor.jp/borndigital/archives/1586852.html
>

CINEMA 4Dでも布きれから服を作る機能あるけど、数度試しただけだなあ。僕の場合、服着てるキャラほぼいないし、服のデザインとかし始めるとやることが広がりすぎちゃうので自粛してる。毛を生やすのだって躊躇してるくらいで。

12●10年ぶりにダイヤルアップ接続

頼まれて、10年ぶりにアナログ回線のダイヤルアップ接続の設定をWIndows7でやった。もうなんか全部やりかた忘れてて超初心者状態。手順の説明どおりにやったらなんとか繋がった! 苦労するけど繋がるとうれしいな!

56kのダイヤルアップ接続じゃ遅くて、Webとかぜんぜん見れないだろうと思ったら、とりあえずMSNのトップとかニュースとか、遅いけど割と普通に見れるのね。まあADSLの前はそうやって普通に見てたし、重いアップデータだって一晩かかってダウンロードしてたしね。

10年前にダイヤルアップ接続したのは、インターネット環境のない実家でタンジェリンのiBookを繋いだときだった。今のパソコンって電話線を繋ぐところがないので、USBでアナログ回線を繋ぐアダプタを利用です。

13●情報入手のコスト

ちょっと古い記事ですが、「家庭において情報入手のためにかかる費用(新聞、書籍・雑誌、放送受信、固定電話、携帯電話、インターネット)は、一ヶ月あたり21,250円であった。最も費用が高いのは携帯電話で9,450円、安いのは書籍・雑誌で1,383円。」
< http://www.kuraray.co.jp/enquete/life/home2/data3.html
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ふーんそんなもんか、と思いかけて愕然。例えば10家族の40人のうち、本代に13,830円使う人がたった一人いたら、他の39人は一冊も買ってないという計算に!! 数十人に一人くらいは一ヶ月の本代が10,000円の人っているよね?つまり、世の中のほとんどの人は本も雑誌も買わないってこと。

本・雑誌は買わなくても、電話や携帯やインターネット代は確実に決められた分を払ってるわけで。定額の代表な新聞購読料がまっ先に切られるのは当たり前なんだなあ。

14●テレビも雑誌もWebの情報量にかなうわけがない

テレビ番組の密度って薄すぎる。たとえば、何かで読んでちょっと知ってるネタをやってるとすると、その表面をかするくらいしか紹介してないし。本のページ数で言えば2ページくらいの内容を、1時間くらいかけて見せてたりする。番組表見て楽しみにしてて、実際見ると肩すかし。もう見なくていいやって気がする。

ドラマとかなら腰を落ち着けて見るからちょっと違うかもしれないけど、Webでおもしろい記事をリンクをどんどん辿って見るスピードと能動姿勢に慣れてると、テレビだとチャンネルをパカパカ変えたり、次の話題に移るのをジリジリしながら待ち、CMに阻まれ、繰り返し映像に絶叫し、って感じ。

雑誌も一冊の中だとWebの大量の記事に太刀打ちできるわけない。電車の中吊り広告の記事一覧なんて、Webじゃ数行のリンク集くらいのボリューム内容しかないもん。ビューンとかの電子雑誌集合でなんとか対抗できる感じ。

15●ペンタブのペンはマグカップに立ててはダメ

僕も付属のペンスタンドってあまり使ってなかったんです。先日WACOMの人にペンスタンドには「重要な構造上の仕掛け」があると聞いて使い始めた。僕なんか普通にマグカップのペン立てに無造作に差し込んだりしてたのだけど、それは非常にマズいとのこと。

ペン立てなどに差した場合、ペン先が下についた形状で立ってるので、芯にいつも重量がかかってる状態になる。それは筆圧感知の機構に異常が生じたり故障する主な原因になるとのこと。それを防ぐため、WACOMの付属のペン立ての差し込む奥の部分は、ペン先が宙に浮いた状態でペンの先端を固定するような構造になってるのです。なるほど〜〜!!

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com
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Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/
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緊急企画。本編用には短すぎたり、これ以上膨らませるのが面倒だったり、タイミングを失ってボツにした端切れネタを大急ぎで集めてみました〜。来週は短めで勘弁。

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■展覧会案内
杉浦康平・マンダラ発光
< http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/
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< https://bn.dgcr.com/archives/20111130140200.html
>
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会期:2011年12月1日(木)〜12月24日(土)11:00〜19:00 土18時 日祝休
会場:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(東京都中央区銀座7-7-2 DNP銀座ビル1F TEL.03-3571-5206)入館無料

今回の展覧会に展示されるのは、杉浦康平氏が手がけた膨大なブックデザインの作品群の中でも、格別の光彩を放ち、その系譜の頂点に位置する「マンダラ」を主題にした豪華限定本。『伝真言院両界曼荼羅』、『天上のヴィーナス・地上のヴィーナス』、『西蔵<曼荼羅>集成』の3冊のみ。この3冊を主役にすえ、パネル展示と杉浦氏が制作した映像作品を加えています。「日本の密教+イタリア(ルネッサンス)+チベットのマンダラの融和」という杉浦氏独自の発想をもとに開催された「クリエイティブ・ワールドライブ2007」(2007年6月18日〜20日、東京国際フォーラム)での「杉浦康平のマンダラ造本宇宙展 マンダラ発光」を再構成し、ご紹介いたします。(サイトより)

◇関連情報「杉浦康平・脈動する本──デザインの手法と哲学」
Vibrant Books──Methods and Philosophy of Kohei Sugiura's Design
< http://mauml.musabi.ac.jp/
>

会期:2011年10月21日(金)〜12月17日(土)10:00〜18:00 土17時 日祝休
会場:武蔵野美術大学 美術館・図書館(東京都小平市小川町1-736)入館無料

ゆらぎ、うつろうブックデザイン。声を放つ文字たち。めくるめくエディトリアルの展開...。杉浦康平氏の初期作から近年にいたるまでの代表的なブックデザインを中心に約1000点を展示・構成。杉浦作品群の「脈動する多元的デザイン宇宙」の全容を俯瞰します。有能なスタッフの協力を得て創造し続けた、杉浦氏の半世紀にわたる活動を一望し、独創力あふれる着想と多彩な手法の核心に迫ります。(サイトより)

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■展覧会案内
「DAYS JAPANが選んだ3.11」-VISA震災写真展-
< http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011december/daysjapan/
>
< https://bn.dgcr.com/archives/20111130140100.html
>
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会期:2011年11月30日(水)〜12月15日(木)10:30〜19:00
会場:コニカミノルタプラザ ギャラリー(東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4F TEL.03-3225-5001)
2011年8月末から9月初めにフランス・南仏のペルピニャンで開催された世界最大のフォトジャーナリズムの祭典、VISA。今回、「DAYS JAPAN が選んだ震災写真展」としてVISAで開催され、世界中のメディアが注目した作品49点を展示する。

〈同時開催〉
◎蒼山日菜 KIRIE展 〜沈思黙考 La Contemplation〜
< http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011december/kirie/
>
切り絵作家・蒼山日菜(あおやま・ひな)氏が、自然や環境、蝶や花、鳥など動植物をテーマに制作した、世界にたったひとつしかない作品を展示する。

◎編み師203gowの「へんなあみもの」展
< http://www.konicaminolta.jp/plaza/schedule/2011december/amimono/
>
ごくありふれた日常のなかの、あんなモノやこんなモノが、もしも編み物で出来ていたら? 毛糸とかぎ針1本で、どんなモノでも自在に創り出す編み師203gowのユニークな作品の数々を展示する。

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■編集後記(11/30)

・いつも楽しみにしている読売のコラム「いやはや語辞典」。今回は作家の青野聰が「自分のことば」を斬り捨てる。「自分のことばで言え」「自分のことばで説明しろ」とは、意見が対立したときなど、だいたい上から下へ向けて使う便利な武器(脅迫のセリフ)だ。それで相手が口ごもったり、困った顔をすれば一応の勝利だ。わたしも昔、高校生の息子に向かって吐いた覚えがあるが、ずいぶん卑怯者だったな。「自分のことば、なんてありはしない。(略)自分のことばで話そうとせずに、他人がつかっていることばで話すようにしなさい、というのが正しい。正しすぎるのがいやなら、語と語の組み合わせに工夫しなさい、といえばよい。自分の歯でかみくだいて唾液にしっかりまぶしなさい、というのもいい。」と筆者は説く。「親父こそ自分のことばで言えよ」という息子の反撃がなかったのが、今思えばラッキーだった。当時の自分がどれほどのことばを持っていたかといえば、ゾッとするほど貧困だったと思う。ところで、依然としてノラクラつかみどころのないどじょう首相の答弁には、「自分のことばで言えよ」と誰もが突っ込みたいところだが、筆者が言う「他人がつかっていることばで話すようにしなさい」には合格、満点である。ノダ首相は財務省のことばしか使わない。財務省のパペットに過ぎないからだ。そういえば、あの口元は腹話術の人形のようだ。(柴田)

・年末はどの業界も忙しいと思う。昨日の後記にも書いたが、Webサイト制作業界もしんどい時期。逆にこの時期に稼いでおかないとと思う貧乏性だ。今日は笠居さんのコラムの日で、個人的にも楽しみにしていたが、ほんとに大変な事態になられているとかで、事前に休載連絡をくださった。忘年会すら予定が立たない状況なのだそう。読めないのは残念だが仕方がない。身体壊さないでくださいね〜!/なんと吉井さんが二本立てにしてくださった。初めて吉井さんを(こちらが一方的に)知ったのは、ニフティのグラフィックフォーラム。書き込まれていた吉井さんおすすめのスキャナを買った。スキャナを買うのは初めてで、メモしてお店に行って、他と比べることなくというか、比較ポイントすらわからないのでそのまま。高かったが、長く現役で使えるものだった。/「誰かがコツコツ書いてアップするから検索で見つけて役に立つわけで」という感覚はあるのに、私ごときが何を書けるんだろうか、既出だろうし、間違っていたらと考えて二の足を踏んでしまう。かなり反省。/Trackpad。同じことやった!/インタビューは何度か受けたが、自分じゃないものが乗り移ってくるのがわかる。フリーになってすぐに受けたものは、雑誌に写真入りで、たまたま従姉妹が目にしたらしく尊敬のまなざしに。この間行ったお通夜でもだんなさん(新婚)に、憧れのおねえちゃん風に紹介されて滝汗。小学校や中学校でも同じ名字ということで、先生が変わるたびに「あの○○の従姉妹か、お前も頑張れよ。」と言われ続けていたそうだ。地味で目立たないし、前に出るのは苦手なのに。ごめん、ごめんよ、こんなんで。占いでは60代あたりでブレイクするらしいから、おねえちゃん、もうちょっと頑張ってみるわ、待ってて(汗)。/子供時代に好きだったものは、本と手芸。女の子らしいものが好きだった。サロンでも開くか?(汗)/デザインのこととか書ききれない。今日の吉井さんのテキストは気になることいっぱい〜。

ファミマで発売された「スライム肉まん」が食べたい、というより実物が見たい。以前デジクリに執筆していた深川氏は初日に食す。コメント。「味は普通だけど、罪悪感はたっぷり。」「たぶん、連れて帰る時の店員の包み方に問題がある。」「すでに遺影ですけどねw」とのこと。検索すると遊んでいる人たちの写真があった。ホイミスライムを作った人すばらしい。仲間をよんだ! 仲間になりたそうにこっちを見ている......、などの再現が楽しい。メタルスライムにも驚き。/コンビニ繋がり。セブンイレブンやイトーヨーカドー、デニーズなどが無線LANのフリースポット「セブンスポット」を。12/1から23区限定。早く全国展開してね。(hammer.mule)
< https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2739177120404&set=a.2486249557373.2146188.1286690346&type=1&theater
>
深川さんの撮影したスライムの遺影。
< http://blog.livedoor.jp/himasoku123/archives/51681027.html
>
スライム肉まんを無理やり変身させる人々
< http://webapp.7spot.jp/
>  セブンスポット。NTT西日本頼むよ
< http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111129_494242.html
>
1回最大60分、一日3回まで