グラフィック薄氷大魔王[280]緊急特番 小ネタ15連発!/吉井 宏

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1●クリックが効かないトラブル

MacBook Proの左クリックができなくなった。マウスもトラックパッドもMagicTrackpadもタブレットも左クリックできない。何度も再起動、PRAMクリア、USBケーブルの取り外しなどしてもぜんぜんダメ。なぜか右クリックは効くんだけど。

小一時間あーでもないこーでもないとやっても、やはりダメ。故障か? と思いきや......原因判明。Bluetoothの接続済みデバイスリストを見たら、Magic Trackpadが二つ。ああっひょっとして! 使わないからしまっておいたMagic Trackpadの上にモノが載せてあって、左クリックになってしまっていたのであった。。。がっくし。

2●地下鉄の階段で飛べそう

地下鉄の階段を下りてるときに電車が入ってきて、強烈な吹き上げる風。コートを広げて駆け下りると飛べそうな気がして、ちょっと試すけど浮かないなあ。子供の頃、自転車に大きなパネルとか段ボールくくりつけて走れば飛べると思ってたけど、浮き上がるのはなんとか可能でも、姿勢を制御するにはやっぱグライダーと同じ構造がいるので、無理ですね。

20年前くらいに、でっかい風洞にダブダブスーツ着て空中遊泳ってのやったことあるけど、人間が浮き上がる風って相当強くないとだめみたい。

3●紙に書くとはかどる気がするだけ?

ここしばらく紙に字を書いてアイディア出しとかしてて、スッゲ〜はかどる!と思ってたんだけど、そこから出したネタを拾ってテキストに打ち直してみると、ぜんぜんたいしたこと書いてない。紙に書いてると、ボールペンに力入れて書いたりして、「書いた気になってる」っていうか、錯覚してる部分はあるかも。



4●ザ・インタビュー

ちょっと前にTwitterで流行ってた「ザ・インタビュー」ってサイト。質問を募集して、それに答えるってもの。別アカウントとれば自分で質問できるかも?自分へ質問して答えるってのも寂しい感じがしますけど、インタビューって形を借りて、自分のこと語りたい欲ってありますしね〜。「100の質問」ってのもありましたね。
< http://theinterviews.jp/ >

いろんな人がやってるのを読んでみると、質問がうまくないと取り調べっぽくなっちゃうところがむずかしい。でも、自分に関することを言葉にするインタビューって楽しいです。僕自身、グラフィックソフト関連とか含めてインタビューはけっこうされましたけど、インタビュー慣れって弊害があるんですよ。

回数を重ねると、どう答えるのがいいかとか盛り上がるかとかわかってきちゃうのです。答えが妙に洗練されてきたり、ヘタすりゃ脚色しちゃったり、しまいにゃスラスラペラペラ立て板に水のごとしっていうか、水道管壊れたみたいになってくる。答えるときに余計なことも脳内からゾロゾロ引きずり出されてしまって、過剰出力って感じになり、気持ち悪くなる。二日くらい落ち込む。

さすがに最近はセーブ効くようになった。これ、病的なものかと思ってましたが、よくあることらしい。「インタビュー鬱」とでも呼べそう。

5●映画の二本立て

映画館の二本立てってなくなっちゃってるんですね。少なくとも上京する90年まで、名古屋の映画館では新作映画も普通に二本立てだった。土曜の夜は仕事が終わってから二本立て映画を見てそのままちょっと寝て、始発電車で帰ってた。上映時間を調べて、二本立て上映を2館ハシゴすることもしばしば。一晩で四本。

そうやって見てたので、「あー、もう今月は見る映画ない!」ってこともあった。しかし、何を見たのかほとんど記憶にないなあ。当時でも「東京では新作は二本立て上映はしない」って知ってたので、名古屋は得だなあと思ってましたが、気がつくと地方でも二本立てはなくなってました。

家でDVDのほうが好き。映画館自体にはあまり思い入れはないです。真ん中のいい位置の席と、トイレに行きやすい席が両立しない点と、巻き戻しボタンがないのが特に。

6●初めて買ったレコード

初めて買ったレコードは「JAWS」のサウンドトラックLP盤でした。実はストレートじゃなかった。最初にJAWSのサントラだと思って買ったEPは、ブーム便乗の変な歌ものだった。ものすごいガッカリした。サントラ/サウンドトラックって言葉を百科事典で調べたなあ。

映画音楽好きで吹奏楽好きだったので、当然戦争映画のテーマ曲が大好きだった。中学2年くらいのときに戦争映画サントラLPを買って帰り道、同級生の女の子たちと遭遇。「レコード買ったの? 何々?」ってそれを見せたとき、「だっさー!」って顔された。屈辱! 忘れない!

7●子供時代に好きだったものにこだわれ

富野由悠季「11、12歳ぐらいまでにあなたが好きだったものにこだわれ。」
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0810/31/news118_2.html >

何だったかなと考えると、「ドイツ軍」と「トムとジェリー」かー。どうすりゃいいんだい?

8●iPad2のスマートカバーの不満2点

「縦位置で使うようにできてない」と「後ろにまわしたフタがマグネットで固定されない」。パナソニックのワンセグケータイで「縦にも横にも開く画面」っていう機種がありましたが、風呂フタカバーも回転軸をつけてタテヨコで使えるものを出してほしい!

固定されない点については、iPad2のカバーが垂れずに裏にひっつくシェルカバーが出るらしい。鉄板が入ってて磁石でくっつく。
< http://www.focal.co.jp/products/detail.php?product_id=564 >

9●デザイン重視?

一般に「デザイン重視」って言葉は誤解されまくってる。代わりに「外見重視」と言い換えはどうでしょう? 「外見のかっこよさばかりで機能が伴ってない」って意味を含むダメダメ感あふれる言葉だけど、「デザイン重視」ってそう思われてる。もうね、日本では「デザイン」って言葉はNGワードにするといい。

デザインは「感性が最重要」って思われがち。もともとは「設計」、それも「論理的に創造する」って意味を含むそうで。「あなたに合った保険をデザイン」みたいな場合、「設計します」よりは無骨な感じはないかもしれないけど、しっかりしてる感は薄くなってる。「デザイン=チャラい」?

10●べらべら店員

テレビでレポーターとかに飲食店や旅館の店員が、客のタレントの話をベラベラしゃべるのが信じられん。僕がタレントだったら二度と行かないだろう。あと、社員・元社員が内情をテレビにしゃべったりするのも「怒られないのかなあ?」って危なっかしい。

仕事上の愚痴や悪口をmixi日記やブログやTwitterに書く人がいるけど、関係者のブログって当然見ると思うけどなあ。mixiとかって閲覧の範囲を設定できたりするとはいえ。制作中のゲームのキャラクターデザインをWebにアップしてた人がいたらしい。守秘契約が結ばれてるかどうか知らないけど、部外者の僕でも相当ヤバいと思う。

誰に迷惑がかかって、結果自分の信用を失うってことを、上司なり先輩なりにたたき込まれる、あるいは自分で理解しておかなきゃ。仕事の常識が失われつつあるなら、契約で縛るしかしょうがない。契約なしで仕事できる社会は、民度が高く、進んだ、幸せな社会、という面も大きいと思うのだが。

11●服をパターンから作るCGソフト

すごい! 魔法だ! Marvelous Designerというソフト。作成中のパターンとCGの人物が着ている服がリアルタイムに連動する。パタンナーの職能を活かしてCG業界で活躍ってのもアリかも。服の専門家の需要は多そうだし。

< http://blog.livedoor.jp/borndigital/archives/1586852.html >

CINEMA 4Dでも布きれから服を作る機能あるけど、数度試しただけだなあ。僕の場合、服着てるキャラほぼいないし、服のデザインとかし始めるとやることが広がりすぎちゃうので自粛してる。毛を生やすのだって躊躇してるくらいで。

12●10年ぶりにダイヤルアップ接続

頼まれて、10年ぶりにアナログ回線のダイヤルアップ接続の設定をWIndows7でやった。もうなんか全部やりかた忘れてて超初心者状態。手順の説明どおりにやったらなんとか繋がった! 苦労するけど繋がるとうれしいな!

56kのダイヤルアップ接続じゃ遅くて、Webとかぜんぜん見れないだろうと思ったら、とりあえずMSNのトップとかニュースとか、遅いけど割と普通に見れるのね。まあADSLの前はそうやって普通に見てたし、重いアップデータだって一晩かかってダウンロードしてたしね。

10年前にダイヤルアップ接続したのは、インターネット環境のない実家でタンジェリンのiBookを繋いだときだった。今のパソコンって電話線を繋ぐところがないので、USBでアナログ回線を繋ぐアダプタを利用です。

13●情報入手のコスト

ちょっと古い記事ですが、「家庭において情報入手のためにかかる費用(新聞、書籍・雑誌、放送受信、固定電話、携帯電話、インターネット)は、一ヶ月あたり21,250円であった。最も費用が高いのは携帯電話で9,450円、安いのは書籍・雑誌で1,383円。」
< http://www.kuraray.co.jp/enquete/life/home2/data3.html >

ふーんそんなもんか、と思いかけて愕然。例えば10家族の40人のうち、本代に13,830円使う人がたった一人いたら、他の39人は一冊も買ってないという計算に!! 数十人に一人くらいは一ヶ月の本代が10,000円の人っているよね?つまり、世の中のほとんどの人は本も雑誌も買わないってこと。

本・雑誌は買わなくても、電話や携帯やインターネット代は確実に決められた分を払ってるわけで。定額の代表な新聞購読料がまっ先に切られるのは当たり前なんだなあ。

14●テレビも雑誌もWebの情報量にかなうわけがない

テレビ番組の密度って薄すぎる。たとえば、何かで読んでちょっと知ってるネタをやってるとすると、その表面をかするくらいしか紹介してないし。本のページ数で言えば2ページくらいの内容を、1時間くらいかけて見せてたりする。番組表見て楽しみにしてて、実際見ると肩すかし。もう見なくていいやって気がする。

ドラマとかなら腰を落ち着けて見るからちょっと違うかもしれないけど、Webでおもしろい記事をリンクをどんどん辿って見るスピードと能動姿勢に慣れてると、テレビだとチャンネルをパカパカ変えたり、次の話題に移るのをジリジリしながら待ち、CMに阻まれ、繰り返し映像に絶叫し、って感じ。

雑誌も一冊の中だとWebの大量の記事に太刀打ちできるわけない。電車の中吊り広告の記事一覧なんて、Webじゃ数行のリンク集くらいのボリューム内容しかないもん。ビューンとかの電子雑誌集合でなんとか対抗できる感じ。

15●ペンタブのペンはマグカップに立ててはダメ

僕も付属のペンスタンドってあまり使ってなかったんです。先日WACOMの人にペンスタンドには「重要な構造上の仕掛け」があると聞いて使い始めた。僕なんか普通にマグカップのペン立てに無造作に差し込んだりしてたのだけど、それは非常にマズいとのこと。

ペン立てなどに差した場合、ペン先が下についた形状で立ってるので、芯にいつも重量がかかってる状態になる。それは筆圧感知の機構に異常が生じたり故障する主な原因になるとのこと。それを防ぐため、WACOMの付属のペン立ての差し込む奥の部分は、ペン先が宙に浮いた状態でペンの先端を固定するような構造になってるのです。なるほど〜〜!!

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

緊急企画。本編用には短すぎたり、これ以上膨らませるのが面倒だったり、タイミングを失ってボツにした端切れネタを大急ぎで集めてみました〜。来週は短めで勘弁。