装飾山イバラ道[94]集計作業に便利な高機能文具
── 武田瑛夢 ──

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学校の採点作業や確定申告で、文房具を使うことも多い時期だ。普段あまり使わない種類のものまで急に必要になったりする。久しぶりに買ってみた修正テープの素晴らしい機能に感心した。

最近の文房具は、以前からあったけれど細かな部分までが改良されていたり、複数の機能を合わせたものも多い。そんな高機能な文房具の紹介をしたい。

・TOMBO モノCC
< http://www.tombow.com/csr/eco_products/correct/tape_cc/index.html
>

この修正テープは、小さいボディの中に歯車がいっぱい詰まっていて、仕事は完璧にこなしてくれる。今回は間違いを修正するために使うのではなく、その上に書いた文字をより目立たせるために、白の下地を引く効果として使った。

文字の書き始めから書き終わりまで、スタッと白くキレイに決まる。赤や青の色で識別したり、○を書いたりということもやり尽くした後だったので、また違った目印になって効果満点だった。

もともと便利家電に目がないので、便利文房具もけっこう好きだ。ただし、確実に使う必要がないと無駄にしてしまうので、モノ選びは慎重に。

そんな私が使ってみて良かったのが「定規型ルーラー電卓」だ。ドラえもんの声で読み上げられそうな名前だけれど、テレビ番組で紹介されているのを見てすぐに買いに行き、虎視眈々と使うチャンスを待っていたものだ。




・SMARTEK(スマーテック)8桁表示 定規型 ルーラー電卓
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004WIP4K2/dgcrcom-22/
>

いくらパソコンが便利になっても、データとなる数字を出すための単純な計算もある。そんな集計作業にはやっぱり手元で使う電卓がいい。そしてノートなどの表に合わせて定規を当てて、計算するラインがずれないようにする、昔ながらのテクニックにもこの定規が便利だった。

以前は計算するラインの数字を見てから、頭を動かして電卓を見て入力し、また計算ラインに目を戻すという、なかなか疲れる作業があった。そこにこの定規があれば、計算ラインと電卓は限りなく近い位置なので、ほぼ目線の動きだけで対処できる。

いろいろな色の中から水色を選んだのも、なかなか事務用品ぽくて良い。定規にしては割と値が張るけれど、電卓はソーラー付きなので電池交換も要らないし、液晶の寿命までは使えるかな。ボタンはシリコンゴムっぽいプニプニなので好き嫌いはあると思うけれど、十分実用に耐えた。

他に使っていて便利なのは、ノックしなくても自動的に芯が出続ける「AUTO SHARP オートシャープ」。書いている時の自然な動きだけで、自動的に芯が繰り出されるのだ。

・AUTO SHARP オートシャープ
< http://www.ohto.co.jp/html/new_products/ap-105_205.html
>

出している芯の長さも、最初に出して書き始めた時の状態を保つ感じがする。最初はいつものクセでついノックしてしまったけれど、慣れればずーっとそのままでいけそうだった。値段も普通のものと変わらないので、試してみる価値はあると思う。

そしてまだ試していないけれど、画期的だと思ったのがセロテープのハンドバンドだ。

・スコッチ ポップアップディスペンサー ハンドバンド
< http://www.3monlinestore.jp/shop/g/g70005024636/
>

テープで何か留める時に、よく手の甲にあらかじめカットしたテープをペタペタ貼っておいてから、貼りたい位置に留め付けていた。そうすると、手の甲に準備したセロテープ同士がくっついたりして不快なんだけれど、わりと誰でもやってる方法だと思う。

この商品は「だったら最初からテープが手の甲にあればいいじゃない」といったもので、手の甲にケースをバンドでとめておくと、短くカットされているテープを楽々取り出すことができる。ちょっとのことだけれど、なんで今までなかったんだろうと。

実際、輪っかのテープを手首にかけるまでは皆していたしね。これがあったらササッと封筒留めや梱包ができそうな雰囲気がある。ただ、あらかじめ5cmにカットされているそうなので、好きな長さでカットするにはやっぱり輪かな。

バングルタイプの登場に期待。美しく装っているように見えて、手首からシャーッとセロテープを引き出して、梱包作業を始めるというカッコよさ。いかにグルグルさせずに、安定したテープカットを実現するかが課題。

【武田瑛夢/たけだえいむ】eimu@eimu.com
装飾アートの総本山WEBサイト"デコラティブマウンテン"
< http://www.eimu.com/
>

ニュージーランドから、巣ごと食べられるハチミツの「コムハニー」を送ってもらおうと思ったら品切れだった。ネットで画像を探すと、蜂が作った本物の巣にたっぷりのハチミツが詰まっていて本当においしそう。

でも、本来は蜂の幼虫がいたりするのが巣の機能なのに、蜜だけが詰まっている商品なのが不思議だ。調べると、蜂の巣は花粉が入っている穴、と蜜が入っている穴と、幼虫が入っている穴があるんだそう。フタの色で見分けられると言う。

ハチミツを絞る時は、幼虫が入ると品質に支障をきたすので厳密に選別をするそうだ。コムハニーの場合は、蜜だけの巣を特別に作らせるらしい。確かに蜜を食べていても、絶対に幼虫さんには出会いたくないものだ(勝手なようだけれど)。日本でもそう高くないので注文しようと思う。