[3225] プレイリスト共有系ウェブサービスの回顧と今

投稿:  著者:  読了時間:27分(本文:約13,200文字)


《音楽共有ってオレオレベストテープ作成なのですよ》

■アナログステージ[73]
 無心に貪る姿は美しい
 べちおサマンサ

■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[20]
 選ぶ自由を提供するための株式会社出版デジタル機構
 沢辺 均

■デジタルちゃいろ[11]
 プレイリスト共有系ウェブサービスの回顧と今
 browneyes




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■アナログステージ[73]
無心に貪る姿は美しい

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20120313140300.html >
───────────────────────────────────
コンニチハ。睡眠不足に拍車がかかってきている、べちおです。シャワーとパンツだけ換えに帰宅しているような感じで、先週は殆ど帰宅できず、パンツもシャツも換えずにラボに篭ってました。

さすがに寝ないとマズい! と帰宅するも、頭が麻痺していたのか、「4日目だとどんな臭いがするのかなぁ」ってクンカクンカしてみたら、パンツは臭くありませんでしたが、シャツはラボの薬品の臭いやら汗やらがブレンドされており、一瞬で正気に戻されました。

●この年になって初めて知った舌の色

一昨日、ラボに行っても仕事の続きができない状態だったので、息抜き兼ねて、カミさんとムスメちゃんと数年ぶりに動物園へ行ってきました。ムスコが小学4年生くらいのときに行った、上野動物園が最後の記憶があるから、11年ぶりの動物園。

象を観て「ゾウさん、大きい! パオーん!」ってはしゃいでいたムスコは、連日というより、ウチに嫁にきている状態の彼女と、部屋でイチャイチャして、「オレのゾウさん、パオーん!」状態。あんなに可愛らしい子どもだったのに、時の流れというものは酷だ。

・横浜市立 野毛山動物園 - なんと入園料が無料!
< http://www2.nogeyama-zoo.org/ >

朝起きたら、キリンが葉っぱを貪っているところがみたくなり、カミさんにもムスメにも、「動物園に行く」とは云わず、ただ「横浜でイベントがあるからヒマなら行こう」と誘い出しに成功。駐車場難民になるのもイヤだったので、電車で桜木町までゴー。

入り口近くまで来ると、獣臭というか、草食動物のウンコ臭というか、なんともいえない、動物園特有のあの匂いに胸が躍る。オイラの瞳にはキラキラと彗星が周っていたはずだ。入ってすぐ、愛くるしいレッサーパンダが、お昼寝中。もう一匹のレッサーパンダは、ところ狭しとクルクル周りながら、子どもたちの「かわいぃ!」の声に応えるかのようなパフォーマンス。

右のほうへ行っては「いらっしゃい、お嬢ちゃん、今日はおめかしして可愛いね」、左のほうへ行っては「いらっしゃい、奥さん、今日は一段とキレイですなぁ、ゲヘへ」と営業しているかのようだ。

・昼寝から起きたレッサーパンダさん
< http://500px.com/photo/5731397 >

爬虫類館でニシキヘビやワニやカメをサラっと見学して、坂を下りると、キリンがムシャムシャと葉っぱを貪っているではないか! 周りのお子さま押しのけ、キリン激写のベストポジションをゲット。ごめんない、バカなおじちゃんで。ムチャムチャと葉っぱを食べるキリン。食べているのは枯葉っぽいのだが、美味しいんだろうか。でもあんなに美味そうに喰っているくらいだから美味いんだろう。

・葉っぱを貪るキリンさま
< http://500px.com/photo/5731781 >

・キリンさまのドヤ顔
< http://500px.com/photo/5732673 >

食べている顔をズーっと眺めていると、キリンの舌が黒いことに気がつく。舌というよりも硬質なエナメルのような質感。どんな感じなのか、顔を舐めてもらいたい。ヌルっとした感触ではなく、ツリュっって感触なんんだろうか。しかし、人間にしても動物にしても、無心に食べ物を貪る姿というのは、「生きているゾー! どうだコノヤロー!」と、清々しくて美しい。

何時間でも眺めていそうなので、お隣のダチョウに移動。ビヨーん! とした大きさはなく、小柄なダチョウ。逞しく育ってしまったエミューのような感じもするが、ダチョウだ。あれだけダチョウ好きだったのに、一枚も写真を撮っていなかった。キリンでお腹いっぱいになってしまっていたようだ。

ダチョウのお隣に移動して、人間なら100歳以上の世界最高齢! ラクダのツガルさん。ご高齢ということもあり、ずっと座っている状態でしたが、床ずれ防止や筋肉が硬化してしまうのを防ぐため、餌の時間になると、体操を兼ねて立たせて餌をあげているようです。吸い込まれてしまうような優しい目をしていて、ツガルさんの目を見つめていて、なぜかホロっとくる。

その後、ハンモックの上でヘソ天で爆睡しているクマや、眠すぎて今にも転がりおちていきそうなコンドルを眺めたあと、フンボルトペンギンを眺めながら軽く腹ごしらえ。すると、どこからともなくクジャクがノシノシを歩いてきた。

・コンニチハと声を掛けると、「なんや!」って振り向く白いクジャク
< http://500px.com/photo/5733477 >

妙に人慣れしているクジャクたちで、まったく逃げも隠れもしない。神聖なる園内で、不純異性行為をしていないかパトロールしているかのように、あちこちに姿を現しておりました。脱走しないんですね。

昼寝しているライオン夫婦、虎をしばらく眺めてから動物園を後に。せっかくだし、横浜中華街でご飯食べて帰ろうと思ったのですが、野毛商店街で軽く一杯呑んで、久々の休日は終わったのでした。

2月初旬に、キリンさまのお子さまが誕生したようなので、元気に外に出られるようになったら、また訪れてみよう。たまには動物園でリフレッシュもいいものだ。ということで、今回は日記ネタみたいでごめんなさーい。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
某ナノテク業界の技術開発屋。NDA拘束員。
< http://start.io/bachio > ←まとめ

○「公共の場で、野球・政治・宗教の話しをするのは言い争いのもとになる。相手が熱狂的なら熱狂的なほどケンカの具合が酷くなって収まりがつかなくなるから、絶対に避けること」と、幼いころに酔った父親から何回も教わった。大人になったいま、特別に気をつけているわけではないけれど、関心が薄い三大要素なので、火種にはならずに過ごしてきた。

舵が壊れた船のように、右にも左にも曲がれず、水面に浮かんで流されているだけの永田町。舵が壊れたなら、帆を張って大衆という風の力を借りるか、議員総出でオールを漕いで進まなくてはいけないはずなのに、大衆にオールを漕がせ、自分たちは甲板で宴席している海賊のようだ。

○記憶に残っている2週間の出来事→NINA(愛犬)の遺骨を、お寺さんのペット専用の納骨堂に1年間預けてきました/というのも、ウチにはまだ3+1匹が元気に過ごしているものの、いずれは訪れる日を迎えたとき、またみんなで一緒になれるよう、大きめのお墓(ペット用)を購入することに。その間、しばらく他のワンちゃん、ネコちゃんたちと一緒に安置。仲良く遊んでいるといいけどなぁ、あいつ、ワガママだったからなぁ。死んでも心配する親バカです→キリンに乗って通勤したいです(ダチョウでも可)。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■電子書籍に前向きになろうと考える出版社[20]
選ぶ自由を提供するための株式会社出版デジタル機構

沢辺 均
< http://bn.dgcr.com/archives/20120313140200.html >
───────────────────────────────────
「株式会社出版デジタル機構」の発起人会が先週3月9日(金曜)に開かれた。発起人は、勁草書房、講談社、光文社、集英社、小学館、新潮社、筑摩書房、版元ドットコム、文藝春秋、平凡社、有斐閣の11社。

代表取締役社長に同準備会代表幹事の植村八潮(東京電機大学出版局局長)、取締役に野間省伸(講談社代表取締役社長)、堀内丸恵(集英社代表取締役社長)、相賀昌宏(小学館代表取締役社長)、監査役に菊池明郎(筑摩書房代表取締役会長)を選出した。
< http://www.shuppan-d.info/2012/03/001193.html >

こうして、設立4月2日(月)をめざして、最後の準備を進める。資本金振込、法務局への届け出、という段取りだ。

僕の立場から言えば、講談社・小学館・集英社という出版界最大手から、版元ドットコムという数人規模の出版社(の団体)までが集まって株式会社をつくったという、かなり画期的なものになったと思う。

出版に意味があるとすれば、さまざまな考えを自由に表明できるようにしておくことで、社会の行方を考えたり決めたりするときにそれを生かすことだと思う。ほんとうに、1000人規模の大手から、1人2人の零細出版社までがさまざま存在することで、その表明の自由が確保されるのだ。

そして、それは唯一読者が選んで本を買うという行為だけで、存在できるできないということになるだけで、ほかの力からは自由にあることにこそ意味があるのだと思う。

たとえば、ポット出版の本が存在して(おおきな)本屋にならぶこと。これが自由な表現の証明だし、また読者からすれば、さまざまな本があるからこそ、選ぶ自由も得られるのだと思う。

出版デジタル機構は、電子書籍の世界でも、こうした選ぶ自由を提供するために発足したと言える。手前味噌ではあるけれど、そのなかに版元ドットコムのような零細出版社グループが存在することがそのことの証明なんだと思う。

さて、出版デジタル機構では、たとえば電子書籍フォーマットでも、こうした選ぶ自由を最大限にいかすように決めることができていると考えている。

電子書籍をめぐってはDRM(かんたんに言えばコピープロテクトみたいなもの)をめぐる議論がときどき現れる。個人的には、DRMは読者の本へのアクセスや管理に不自由を与えると考えているけれど、出版デジタル機構で作ろうとしている電子書籍にはDRMをかける予定である。

第一に、今すぐ出版社のほとんどがDRMを受入れるとは思えない。もちろん著者もだ。

第二に、DRMが音楽配信のように本当に不要になるのかどうかは、今結論を出すことができない。

第三に、DRMは、かけられるようにしておけば、かけたくない出版社や著者がいても、ただかけないようにできるからだ。

第三のことがイチバン大切だと思う。かけたいもの、かけたくないものが両方いて、その妥当性に議論の余地があるときに、どちらもできる状態を作っておくことが、その時点での判断として大切なのだ。

フォーマットも同様。EPUBだドットブックだ、XMDFとか議論はあるけれども、出版デジタル機構でつくる電子書籍は、オオモトのタグテキストを中間交換フォーマットにしておいて、どれにでも変換できるようなものしようとしている。

EPUBはオープンで国際的な基準だから正しいとか、ドットブックは組版表現が練れているとか、さまざまな人の「信念」が入り乱れる。いまの時点でどれが正しいとは結論が出ていない。そもそも電子書籍市場はそれを語るほど、多くの読者の評価にさらされていない。

だから、そんな「信念」の対立に一生懸命になるよりも、どれにでも対応できて、コストがそれほどかからない方法を選び、準備しているのだ。

さらにさらに、このフォーマットに関しては、実際に電子書籍を制作している会社+個人、を中心に、「原案」を示して意見をもらって、さらにそれを叩き直して、最終決定に持って行こうと考えている。

デジクリの読者には、フォーマットなどに関心をもっているひとも多いと思う。ぜひ意見を聞かせてもらいたい。

「電子書籍制作事業者さま・電子書籍販売事業者さま向け説明会」を以下の要領でひらきますので、ぜひ参加をお願いしますね。

◎電子書籍制作事業者さま・電子書籍販売事業者さま向け説明会

日本出版インフラセンター(JPO)主催で、経済産業省「コンテンツ緊急電子化」事業の「電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会」が開催されます。この説明会は制作会社様・電子書籍販売事業者様・出版社制作担当者様に、フォーマットに関する説明をさせていただきます。ふるってご参加ください

電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会
申込みフォームはサイト参照。
< http://www.shuppan-d.info/2012/03/001123.html >

電子書籍制作事業者様・電子書籍販売事業者様向け説明会
主催:日本出版インフラセンター
参加対象:制作会社様・電子書籍販売事業者様・出版社制作担当者様

【第1回】3/23(金)15:00〜17:00 於:書籍協会4階
【第2回】3/27(火)15:00〜17:00 於:書籍協会4階
(内容は同じです)

内容
1.電子書籍のフォーマットについて
2.電子書籍制作事業者の選定について

【沢辺 均/ポット出版代表】twitterは @sawabekin
< http://www.pot.co.jp/ >(問合せフォームあります)

ポット出版(出版業)とスタジオ・ポット(デザイン/編集制作請負)をやってます。版元ドットコム(書籍データ発信の出版社団体)の一員。NPOげんきな図書館(公共図書館運営受託)に参加。おやじバンドでギター(年とってから始めた)。日本語書籍の全文検索一部表示のジャパニーズ・ブックダムが当面の目標。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■デジタルちゃいろ[11]
プレイリスト共有系ウェブサービスの回顧と今

browneyes
< http://bn.dgcr.com/archives/20120313140100.html >
───────────────────────────────────

●今更の「The Story of Muxtape」

いつのもようにTwitterで深夜のタイムラインを眺めていたら、懐かしくてとても大好きだった、とあるウェブサービスの話題がぽつりと流れてきました。

著作権絡みで色々とあったようで、ある日突然閉鎖となってしまいました。大体の経緯は伝え聞いていたのですが、閉鎖後暫くして創設者Justin Ouellette(ググってもフルネームの日本語表記出てこないのですが、ジャスティン・ウェレット...でいいのかな)さんの出していたThe Story of Muxtapeという結構長めの文章を日本語訳してた人がいるのですね。知らなかった。

結構長いのですが、サービス開始に至るまでの熱意も急な閉鎖への悲しみも、とても冷静に書かれてました。

□Muxtapeの物語
└< http://anond.hatelabo.jp/20080926202516 >
□The Story of Muxtape(原文)
└< http://muxtape.com/story >

●Muxtapeはかなり衝撃的だった

Muxtapeとは、平たく言うと、在りし日に誰もが作ったことのある「お気に入り曲集カセットテープ」をオンラインで実現したユーザーによるプレイリスト共有サービス。あれ、もしかしてイマドキの20代くらいの若者は既におれおれカセットテープなんか作らない世代だったりするのかしら、まぁいいや。

個人的にはMuxtape公開の前年である2007年の春くらいからTwitterとTumblrをはじめ、いわゆるWeb2.0時代のソーシャルネットワークサービス黎明期にどっぷりとハマっており、オンライン上でお互いを認識し合う人も大分増えたタイミングでこのMuxtape。

単純に音楽の共有としても十分に面白いものでしたが、何よりもUIが当時としてはとても斬新で衝撃的でした。シンプルかつ大胆、そして再生中に動的に表示される再生時間。

Twitterの知人たちも次々とMuxtapeを作成していたので、興味深い人の作ったリストを聴いてかっこいいとか、イマイチとか、この人がこんな趣味だなんて意外だわ、とか、よく知らないけどこの人のMuxtapeかっこいいからTwitterもフォローしちゃえ、とか、Muxtapeひとつじゃ足りないから別のメアドでもうひとつ作ろう、とか。確かワタシも通算3つくらいアカウント取ってましたが、とにかく楽しんでました。

そして突然の閉鎖。

確か当時、暫く個々のユーザーページは再生出来ない状態で、表示はそのまま残してくれてたと思います。丁度Muxtapeの閉鎖と前後する形で、同じくプレイリスト共有サービスの8tracks(こちらは今も生き残っている)が立ち上がったので、そのMuxtape跡地の曲リストを確認しつつ、数曲追加したものをアップしたのですが、プレイリストのタイトルも移植版という気持ちが強かったため、捻りも何もなく↓のような感じで今も残っています。

□from Muxtape browneyes' East +alpha @Sep 06 2008
└< http://bit.ly/AEUkwI >

※試しに聴いてみたら数曲再生されて止まってしまうので、当時の全曲がわかりませんね。直せそうなら直しておこう(無保証)。

●閉鎖後のMuxtapeと創設者の今


そんな訳で閉鎖後の創設者のストーリーにもあるように、Muxtapeは閉鎖というよりは、ちょっとの間を置いてインディーズバンド向けのサービスとして復活したようですが、今はどうなってるんだろう? とサイトを訪れても、トップページからはどこにも行けず。あれれ。

ググってみると下層のページを辿るコトは出来たのですが、どうやら2010年の春くらいでサービスは停止しているようでした。TwitterとTumblrのサービス用アカウントも同時期で更新が止まってます。

そもそも、この創設者であり開発者でもあるジャスティンさんは一体今何を?と、辿ってみると、ご本人のTumblr発見。こちらはつい最近の日付のリブログもあるので健在。

そして
"Hello, I live in New York and work at Tumblr."
「こんにちは、ニューヨーク在住でTumblrで働いてます」
ええっ、そうなの? いつから? 今も?

あれこれ検索してみても、2010年にNew York TimesのR&D部門に雇われたとか、Vimeoにも在籍してたとか断片的な情報は出てくるものの、ご本人、ソーシャルネットワークにはちょこちょこ出没している割に、駄々漏れなプロフィールを出してないんですよね。ずば抜けた才能の持ち主はCV要らずでも引っ張りダコ...なのかしら。さすがだわ。

□JSTN
└< http://jstn.cc/ >

......と丁度このテキストを書いている最中に、今年1月のTumblrの社内風景紹介記事を発見して眺めていたら、ジャスティンさんしっかり写ってました。今はTumblrでiPadアプリの開発してらっしゃるようですね。

□Tumblr Office Tour
└< http://www.businessinsider.com/photos-tumblr-office-nyc-2012-01?op=1 >

●当時のUI発見

引き続きジャスティンさんのTumblrをぼんやり眺めていると、控え目な上部のナビゲーションにMuxtapeのリンク文字。あれれ、とクリックしてみたら、ああこれはなんと、当時のMuxtapeのUIでは!

□Muxtape
└< http://justinouellette.com/muxtape/ >

そういえば例の閉鎖後テキスト(の邦訳)にあった「最初のバージョンは僕のtumblrに載せた一枚のガジェットだったけれど」というのが、もしかして今も残っているコレなのかしら。クリックしてみる。動く。当時のままに。ああなんだかとても嬉し懐かしい。

●現在のDJもどき系音楽共有ウェブサービス

その後も色々な形でDJもどき系音楽共有ウェブサービスは出来てますが、必要以上にソーシャルに寄り過ぎていたり、UI的に好きになれなかったりと、どうもグッと来るものは少ないですね。

Muxtapeや先に挙げた8tracksのように、ユーザーが個々に音楽のアップロードをしていくタイプは、どうしても著作権的にグレーになりがち。8tracksはその辺都度ギリギリラインを模索してるようで、お陰で以前は問題なく公開出来てたプレイリストが気がついたら非公開になってたりします(笑)。でも個人的には引き続き頑張って戴きたいサービスかな。

SoundCloudも嫌いではないけど、基本的には単純に音楽好きがプレイリストを公開する......というよりは、プロ・アマ問わずちゃんとDJな人(なんだそれw)たちがremixしたものを公開する形で定着してますよね。それはそれでアリだし聴く側として純粋に楽しんでいますが、非DJな自分が発信側になる用途ではない。

ここ数年増えてきたのは楽曲ソースをYouTubeやSoundCloudなど、外部サービスから引っ張ってリスト化するタイプ。それだってその外部サービスにアップロードされた元ソース自体が合法なアップロードとは限らないのですが、取り敢えず自サービス側でメディアの扱いに潰されるコトはない。難点はワタシのようにマイナーな音楽をまとめたい人には、ピックアップしたい元ソースが時に見つけられないこと。

そういったコバンザメ的音楽共有サービスの中で最近嫌いじゃないなー、って思えたのは、その名もEveryone's Mixtape。何の捻りもない名前からも分かるように、在りし日のMuxtapeとコンセプトも同じ。ソーシャル機能もべったりソーシャルではなく、その代わりひとつの「カセットテープ」を複数ユーザーで作成出来るっていう機能は、実際やってないけどちょっと面白い。

そうなんですよね、一口に音楽共有って言っても、なんだかんだやりたいのはやっぱり、オレオレベストテープ作成なのですよ。ワタシの場合は、なのかな、そうでもない気がする。

......とはいえ、あの頃に比べるとサービスも乱立しすぎているのか最早新鮮味がないのか、みんながこぞって使ってる様子はないので、サービス的にもり上がってるとは言えないのが寂しいところですが。

□Everyone's Mixtape (以前、試しに作ったワタシのプレイリスト)
└< http://everyonesmixtape.com/#nkWyPVDfao >

●デジタルデータになりうるメディア系の今後

音楽、小説、写真など、デジタルデータ化可能な娯楽(?)メディアのオンラインでの楽しみ方。それらは一次データの販売・提供についても足並み揃ってない状態で、二次利用がどう、なんていうフェーズじゃないのかな。

作り手、売り手、受け手それぞれの中でも考え方の違いが大きくて、色々なひっかかりが大きすぎて、なかなかみんなが手放しで純粋に楽しむに至れない感じがします。

今後もこの辺りは色々と変化していく過渡期なのは日々実感していて、ある意味混沌としていてワクワク面白い時期でもあります。超マイナー系とはいえ、自分自身や旦那も自家発電的に作り手兼売り手側になることもありますが、受け手に伝わってこそ、である限り、力のあるメジャー系の作り手や売り手の人たちにも受け手の存在は忘れて欲しくない、と切に思います。

            +----+----+----+----+

●今回のどこかの国の音楽

□Ofra Haza "Im Nin'Alu"
└< >

今回は、一昔前のワールドミュージックファンには有名なイスラエルの歌姫オフラ・ハザさん。この曲は80年代世界的にもヒットし、欧米でもヒップホップやロックのリミックスに結構な数使われてたりします。ワタシもこの曲からハマったクチです。その後色々聴き倒してどれもこれも大好きなのですが、やはり知らない誰かに聴かせたい一曲目はコレなのかなぁ。

最近また緊張が高まってるようですが、パレスチナとの民族紛争の耐えないイスラエルの歌い手さんな訳ですが、平和を愛し、パレスチナとの民族衝突を憂いたKiryaという曲で、ユダヤ人・アラブ人どちらにも支持されたりしていた稀有な方でもあります。あの界隈、どんどん小さな架け橋さえ崩れ行く感じがして気がかりです。

□Ofra Haza "kirya"
└< >

ネットが普及してきた2000年に、42歳の若さで亡くなってしまったコトをネットで知り、ショックを受けました。当初、ワタシは死因は知り得なかったのですが、そもそもスキャンダラスなタイプの方でもない上、イスラエル国内でも国民的歌手だったりということで、死因の公表も二転三転していたようでした。

でも、死因よりも何よりも、ただただこの方のこの声と抑揚で新しい美しい歌が聴けないというのが純粋に残念です。

【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。
アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)
しつつなんでも屋。
立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

去年台湾に行った時にお会いした、旦那のTwitterフォロワーさんの台湾人の男の子から荷物が届いた。先日、「台湾には豚骨ラーメンがない!」「何を言う、日本には牛肉麺がない!」とおかしなない物ねだりな言い合いを繰り広げた挙句、ないものを送り合うコトになった結果です。

送るべきものの割りに送料はかかるけど、こういうのはちょっと面白い。数年前にスウェーデンの人からも、日本人の口にはかなりハードルの高いリコリス系お菓子を送って戴き、予備知識無しに口に入れてとんでもない思いをしたコトがあるので、今更お返しに何か送ってあげようと思います。何を送ったらびっくりするかなぁ...。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■編集後記(03/13)

●1966年の松竹映画「燃えよ剣」DVDを見た。モノクロだった。1965年に放映されたテレビ映画「新選組血風録」の土方歳三役で大成功した栗塚旭だけを持ってきたもので、他の配役はすべて別の役者である。近藤勇は和崎俊也、沖田総司は石倉英彦。血風録では、近藤勇は船橋元、沖田総司は島田順司だった。島田の沖田は栗塚の土方と同じくらいみごとな伝説的ハマリ役だった。ところが、石倉・沖田が意外にいい。出番はあまりなく、剣技のものすごさも披露していなかったが(それぞれ大問題でしょう。新選組映画としては)、雰囲気としてはぴったりだった。ふたりの近藤もなかなかいい味を出していた。

かつて、近藤を中村竹弥、土方を戸浦六宏、沖田を明智十三郎という、役の実年齢より遥かに上の役者が演じていた重厚な新選組(?)もあったことを思い出した。ネット上では新選組のキャストについて語る人が少なくない。そのなかのひとつ「新選組隊士変遷録」によれば、戸浦・土方は1961年、TBS「新選組始末記」である。土方役だけを見れば、テレビでは、内田良平、役所広司、古谷一行、村上弘明、山本耕史ら。映画では、天知茂、西村晃、小林桂樹、伊吹吾朗などの名前があった。他の配役なども語り始めたら終わらないのでこのへんで。

さて、「燃えよ剣」の内容は多摩の暴れん坊青年時代と京の新選組副長時代が半々で、池田屋までを描いていた。ライバル七里(内田良平)やヒロイン佐絵(小林哲子)と土方のからみが主題となるが、あまりおもしろい話ではなく、90分と短いのにかなり退屈。興行成績がよくなく、続編は作られなかったのは理解できる。新選組マニアにとっては食い足りない映画だった。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0002YD5WO/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー5件)

●Siri(β)いいよね〜と言っていたら、家人が付属イヤホンの悪いところを言いはじめた。Siriの使い方ムービーには、走りながら命令するところがあるけれど、付属イヤホンはリモコンの部分のせいで、左右の重さが違い途中でずれてくるから、あんな使い方はできない、ウォークマンにあったようなリモコンクリップでもあればいいのに。ランニングをすれば汗をかくのに防水になっていない、前のはすぐに壊れたからリモコンのついていないものを別途買って使ってるよ。などなど。/探してみたら要望に合いそうなイヤホンあり。インナーイヤホンでもスポーツ時は耳にコードをかけるように書かれてある。眼鏡していても問題なさそう。/べちおさんのを読んで、なぜか「娘と彼氏を別れさせたwwwwwwwwwwww」を思い出した。43歳のパパ。若いパパっていいな。/DRMがかけられる仕組みはあっても、かけない出版社が多いことを祈りつつ。自由に使えるけれど、ダウンロードした人の情報を埋め込んでのコピー予防程度にして欲しいな。中間交換フォーマットじゃないと買う気がしない。iPhoneアプリの書籍は85円セール(ブックオフより安い)なら買うけれど、紙の書籍並の価格のものは、iPhone使えなくなったらと考えてしまい避けている。iPhoneアプリはダウンロード情報が記録されているので、間違って消してしまっても再ダウンロードできるところも良い。とにかくユーザ切り捨てだけはやめて欲しいな。/browneyesさんのMixtapeを時々再生してBGMにしている。(hammer.mule)
< http://blog.livedoor.jp/tyuru/archives/52774929.html >
やっぱり汗で壊れるのね
< http://www.klipsch.com/image-s5i-rugged-in-ear-headset >
手袋のままでも使えるよ。ケースはFlashライト(点滅もする)つき
< http://mediacdn.shopatron.com/media/mfg/3579/media_document/live_1/ImageS5iManualRev2012.pdf?1329259904 >
図入りでコードを耳にかけるように書かれてある
< http://www.phileweb.com/review/closeup/sennheiser2010/part1/ >
ネックバンドタイプ。ケーブルクリップつき
< http://klavier.jp/blog/2010/01/27/3975/ >
眼鏡に干渉するかどうかは頭の大きさ次第
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B004ECG6XU/dgcrcom-22/ >
→防水防滴、リモコンマイクつきイヤホンをアマゾンで見る。(レビュー1件)
< http://www.nttdocomo.co.jp/service/information/shabette_concier/ >
しゃべってコンシェル。日本版Siriの地域情報連動はいつからだろう
< http://blog.livedoor.jp/chihhylove/archives/6818011.html >
娘と彼氏を別れさせたwwwwwwwwwwww
< http://blog.livedoor.jp/kinisoku/archives/3322644.html >
311の時親友がキャストやりながら体験した話書いてく