[3237] 一攫千金を狙う男たちの夢の跡

投稿:  著者:  読了時間:34分(本文:約16,600文字)


《「サム・マネー」で充分》

■映画と夜と音楽と...[539]
 一攫千金を狙う男たちの夢の跡
 十河 進

■Otaku ワールドへようこそ![150]
 男一匹プラス猫五匹、廃車に暮らす
 GrowHair




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■映画と夜と音楽と...[539]
一攫千金を狙う男たちの夢の跡

十河 進
< http://bn.dgcr.com/archives/20120330140200.html >
───────────────────────────────────
〈ゴールドフィンガー/黄金の七人/ダイ・ハード3/縛り首の木/ペンチャー・ワゴン/ペイルライダー/黄金/現金に体を張れ/地下室のメロディー〉

●瀬戸内の直島製錬所では金塊を作っているらしい

朝日新聞GLOBEで「金の魅力と魔力」という特集を組んでいた。その中に「瀬戸内での金塊づくり」というタイトルの記事があったので読んでみると、「現代アートの島」として知られるようになった香川県の直島に、金塊を製錬する工場があるという内容だった。直島製錬所は鉛の製錬工場だと僕は思っていたが、今では金塊を作っているらしい。

僕が子供の頃、直島は禿げ山で有名だった。鉛害のせいだと囁かれていた。その頃、公害という言葉もなく、僕が小学校へ通う道沿いに流れる川は製紙工場の排水で濁り異様な色をしていたし、直島は製錬所が吐き出す煙で禿げ山になったのだと言われていた。四日市喘息や水俣病などの公害病、行徳の漁師たちが騒ぎ始めた中川上流の製紙工場が新聞ダネになるのは、それから何年も後のことである。

今はなくなったが、岡山県の宇野と香川県の高松を結ぶ国鉄宇高連絡船に乗り、宇野を離れるとすぐに直島が見える。圧倒的に岡山県の方が近いのに、そこが香川県だという理由が僕にはよくわからなかった。高松の築港桟橋から船で20分足らずの女木島、そこから少し岡山寄りの男木島は香川県で納得できたが、小豆島や直島が香川県だと言われてもピンとこなかった。

宇高連絡船は、宇野・高松間がちょうど一時間かかった。東京から高松に帰るとき、岡山で新幹線を降り宇野線に乗り換える。倉敷の近くを通り宇野に着く。連絡船が接続しているので、乗客はさっさと船に乗り込む。僕はいつもそのままデッキへいき、ベンチに荷物を置いてうどんの売店に並んだ。しかし、どんなに急いでいっても、一番乗りしたことはない。少なくても、すでに数人の客が並んでいた。

椎名誠さんもエッセイで書いていたけれど、宇高連絡船のデッキで食べる讃岐うどんは本当においしかった。季節のよい時期で晴れている昼間なら海風に吹かれながら、薄いナルト巻きのようなカマボコが一切れ浮いているだけのシンプルなかけうどんをすすった。「故郷に帰ってきた」気分になった。その頃には連絡船は宇野桟橋を離れ、高松に向かって少し進んでいる。ちょうど直島が見えてくる。

直島はそんな風に連絡船から何度も眺めたが、上陸したのは一度きりである。小学六年生のときの臨海学校が最初で最後の直島体験だ。二泊三日だったろうか、泊まったのは直島小学校の教室だった。男女一緒でドキドキした。好きな子がいたからだ。昼間は海で水泳の練習である。クラスの中で泳げない男子が数人いたが、僕もそのひとりだった。その夏の担任教師の特訓で、僕は少しだけ泳げるようになった。

最近になって直島が「現代アートの島」として有名になり、瀬戸内アートツアーの中心地になっていると聞き、一度、帰郷したときにまわってみようと思っているが未だに果たせない。瀬戸大橋の坂出側橋梁そばにある、東山魁夷せとうち美術館にいっただけだ。イサム・ノグチ庭園美術館はカミサンの実家からすぐなのに、予約が必要と聞いたので一度もいっていない。

直島を「現代アートの島」として世界的にアピールしようと、あの007シリーズのロケ地に立候補しているというニュースを数年前に耳にした。六代目ジェイムズ・ボンドとして、ダニエル・クレイグが登場した頃のことだ。実現したら面白いだろうな、と僕は思った。直島の金塊製錬所を狙う悪者とボンドの闘いという設定はいかがだろうか。

●最近の犯罪映画は経済用語ばかりが跋扈する

朝日新聞の記事にも出ていたが、今や金塊そのものを狙うというより、金の先物相場など世界的な経済状況をコントロールして、利ざやで莫大な資金を得ようとする方が現代的なのかもしれない。ヘッジファンド、ケイマン諸島、先物取引、ウンヌンカンヌン...、最近の犯罪映画は経済用語ばかりが跋扈する。莫大な資金があれば、金融操作で稼ぐのが効率的なのかもしれない。

考えてみれば007シリーズ三作目「ゴールドフィンガー」(1964年)など、現在から見れば牧歌的な犯罪計画だった。もっとも、金を偏愛するゴールドフィンガーはアメリカのフォートノックスで原爆を爆破させ、アメリカが保有する大量の金塊を放射能で汚染し、世界の金の価格を吊り上げようとしたのだから、現代の経済犯と似たような発想である。

当時のショーン・コネリーは30代前半で男っぽかったが、中学生の僕らの間では「あいつ、カツラらしいぞ」という噂が広まっていた。「ドクター・ノオ」(1962年)「危機一発(ロシアより愛をこめて)」(1963年)に続く三作目、「ゴールドフィンガー」は公開前から大評判になっていた。裸身に金粉を塗られてベッドに横たわる、金髪女性の看板が中学生の下半身を刺激した。

同じ頃に公開された金塊そのものを狙った映画は、「黄金の七人」(1965年)である。スイス銀行の金庫に保管されている7トンの金塊を盗み出す「泥棒映画」の傑作だ。直島で製錬される金塊は年間約40トン、現在一キロが約400万円相当だそうだから、7トンだと280億円になる。当時の時価ではいくらになるのかはわからないが、莫大な金額であるのは間違いない。

「黄金の七人」は、公開当時、大評判になった。映画雑誌でも大きく取り上げていたので、僕は高松で封切られるのを待ち望んだ。フィリップ・ルロワという細縁の眼鏡をかけたインテリ顔の俳優は知らなかったが、ボブカット風の髪に派手なメイクをしたロッサナ・ポデスタの露出の多いポスターが、やはり中学生の下半身を刺激した。

余談だが、当時はイタリアのセクシー女優たちの全盛期だった。大柄すぎて僕は苦手だったけれどソフィア・ローレンを筆頭に、クラウディア・カルディナーレ、ジーナ・ロロブリジーダ、シルヴァ・コシナ、ロッサナ・ポデスタといった女優たちがいた。みんな、ハリウッド映画に出演し、世界的にファンを獲得した。ロッサナ・ポデスタは、ロバート・ワイズ監督の「トロイのヘレン」(1955年)で人気が出た。

「黄金の七人」はホテルの部屋に陣取った教授と呼ばれる男(フィリップ・ルロワ)が実行部隊の男たちに指令を出し、着々と計画が進められていくところに面白さがあった。教授が連れている女がロッサナ・ポデスタで、肌を見せる衣装ばかり着て色気部門を担当した。46年前に一度見ただけだが、犯罪映画の王道をいく作品だった。大量の金塊を盗み出すのにベルトコンベアを使っていたはずだ。

●ニューヨーク連邦準備銀行の地下金庫には7000トンの金塊が...

「黄金の七人」の記憶が甦ったのは、「ダイ・ハード3」(1995年)を見ていたときである。ファーストシーン、ラブィン・スプーンフルの「サマー・イン・ザ・シティ」が流れて「おっ」と懐かしんだ瞬間、夏のニューヨークのデパートで爆発が起きる。観客を鷲づかみにするハリウッド流の幕開きだ。こんな仕掛けばかり考えているスタッフがいるんだろうなあ、と僕は感心した。

そういう脚本部のスタッフが何人もで知恵を絞ったのだろう、「ダイ・ハード3」のストーリーはどんでん返しに次ぐどんでん返しである。まず、ジョン・マクレーン(ブルース・ウィリス)が犯人に指名され、ハーレムの真ん中で「黒人が嫌いだ」と書いた看板を体の前後に提げさせられる。それを見て止めようとした商店主(サミュエル・L・ジャクソン)が事件に巻き込まれる。

犯人はニューヨーク中に爆弾を仕掛けたと通告し、なぞなぞのようなヒントをふたりに与える。ジョンと商店主は、ヒントを元にニューヨーク中を走りまわされる。サスペンスを盛り上げるために、「○時までに××しないと爆発する」というタイムリミットが設定されるのは定石通りである。車が疾走し、地下鉄が暴走する。そんなシーンが何度も繰り返され、ふたりの掛け合いで笑わせながら手に汗握るシーンが続く。

ストーリーを明かしてしまうと未見の人の楽しみを奪うので詳しくは書かないが、この映画で僕は初めてニューヨーク連邦準備銀行の外観を見た。内部の撮影はセットだとしても、入口のセキュリティシステムなどは本物と同じにしているのだろう。地下金庫が現実の金庫と同じかどうかはわからない。ハリウッド映画を国の誇りにしているアメリカだから、特別に許可してセット・デザイナーに見学させたのかもしれない。

朝日新聞によると、「ニューヨーク連邦準備銀行の地下金庫には7000トンの金塊が眠る。入り口の壁には『金の魅力には抗しがたい』との言葉が刻まれている」そうだが、それも映ったのだろうか。記憶にない。ニューヨーク連邦準備銀行のシーンでは狭いエレベータの中での撃ち合いと、敵方のボス(ジェレミー・アイアンズ)に忠実な女殺し屋の不気味さが印象に残った。

日本は、金の輸出国である。朝日新聞の記事によると、昨年の金の輸出量は123トンだという。「いま政府・日銀の保有する金は、米ニューヨーク連邦準備銀行や東京の日銀本店の地下金庫にある。公開はされておらず、日銀職員でさえも『目撃』した人は少ない」らしい。東京で貴金属店が密集し金の売買が集中するのは、御徒町近辺だ。山手線に乗っていると「貴金属買い取ります」という看板がやたらに目立つので、以前から気になっていた。

●金鉱石1トンあたり金は平均14グラムしか含まれていない

金を取り出すには手間がかかる。金鉱で金の成分を含む鉱石を採掘し、そこから金を抽出する。金鉱石1トンあたり平均14グラムしか含まれていないという。だから、鉱石そのものは金色ではない。現在、金を抽出するには破砕機で微粒にしたものを、遠心分離器や薬品を使って選別するという。昔はどうやっていたのだろうか。日本には佐渡の金山があり、400年近くにわたって採掘されていた。

アメリカには、「ゴールドラッシュ」という言葉がある。西部劇を見て覚えた。アメリカン・フットボールの人気チームに、スーパースターのジョー・モンタナがいた「サンフランシスコ49ers(フォーティーナイナーズ)」がある。あのチーム名はゴールドラッシュに湧いた1849年、一攫千金を夢見てカリフォルニアにやってきた人たちをそう呼んだことに由来している。

ゴールドラッシュ時代を背景にした西部劇はいくつもある。「縛り首の木」(1959年)という映画は、ゲイリー・クーパーが演じる流れ者の医者を主人公にした異色の西部劇だった。冒頭、彼がやってくるのはゴールドラッシュに湧く新興の町だ。金を求めて男たちが集まり、町ができる。金が掘り尽くされれば人々は去り、町は廃れる。主人公の医者は、そうやって町から町へさすらっている。

ゴールドラッシュ時代をミュージカルで描いたのは、「ペンチャー・ワゴン」(1969年)だった。金鉱探しに集まるのは男ばかり。その男たちのために、町には酒場ができ売春宿ができる。女性が圧倒的に不足していたのは間違いないが、「ペンチャー・ワゴン」は夫をふたり持つ女性の物語である。リー・マーヴィンとクリント・イーストウッドを夫にするのは、ジーン・セバーグである。

「ペンチャー・ワゴン」はブロードウェイ・ミュージカルを映画化した西部劇なのだが、大がかりなセットを派手に破壊してくれる割には映画としては少し物足りない。ただし、カリフォルニアのゴールドラッシュは、こんな感じだったのだろうと想像できた。どんな風に男たちが集まり、どんな風に女たちがやってきたか、町がどのようにできていったか、実感できたのである。

●黄金であっても札束であっても「サム・マネー」で充分ではないか

現実のフォーティーナイナーズはこんなものだったのかも...と思わせるのは、クリント・イーストウッド監督主演作「ペイルライダー」(1985年)である。映画はいきなり、10数人の男たちが馬を疾駆させているシーンから始まる。蹄の音、男たちの息遣いが聞こえる。異様なことが始まる予兆がする。川で砂金を探している男たちが、近づいてくる蹄の音に立ち上がる。不審げな表情で、何かが起こることを予感して身構える。

馬を駆る男たちは、スピードを緩めない。岩山を駆け抜け、草原を疾駆する。砂金堀りたちの集落が見えてくる。粗末な丸太小屋が散財する。中にはテントで暮らす人たちもいる。彼らは金を求めて移動するから、テント住まいの方が便利なのだろう。馬を駆る男たちは、砂金堀りの集落に突き進み、空に向けて拳銃を撃ち威嚇する。テントを引き倒し、洗濯物を蹴散らす。家畜を殺し、少女の小犬まで撃ち殺す。

男たちが去り、砂金掘りの人々が呆然と立ちすくんでいる。少女が小犬を抱いて森に入り、墓を作るシーンが続く。その墓に向かって祈る言葉が悲しい。彼女は神に祈り、救いを求める。「一度でいいですから奇跡を...」と願う。そのシーンに重なるように、少女の祈りに呼応するように、山脈の彼方から馬に乗ったひとりの男が姿を現す。

「ペイルライダー」は高圧で噴き出す水を金鉱に吹き付け、大量に金を採取しようとする町のボスと、川の水をザルで丹念に掬って砂金を探す砂金掘りたちの対立を中心にした作品だ。ボスは砂金掘りたちを追い出すために、部下に集落を襲わせる。町に買い物にきた砂金掘りにも、彼らは嫌がらせをする。砂金掘りを救うのは、蒼ざめた馬に乗る男(クリント・イーストウッド)である。

「ペイルライダー」で気になったのは、ボスの側が実行している大仕掛けな金の採掘法だ。高いところから細いパイプに大量の水を送り込み、対面の山肌に凄い勢いで水を浴びせ続け、それで金を取り出そうとしている。おそらく金鉱石を掘り出すのではなく、その水を大量に掬い砂金を抽出するのだろうと僕は理解した。しかし、あれで金が採取できるのだろうか。

●黄金は人々を魅了し狂わせる魅力と魔力を持っている

ハンフリー・ボガートの代表作に、ズバリ「黄金」(1948年)というタイトルの映画がある。原題は「シェラマドレの財宝」だが、映画会社が「黄金」と邦題をつけたのはよくわかる。黄金は人々を魅了し、欲に狂わせ、やがて虚しさを教えてくれる。象徴的なタイトルだ。監督のジョン・ヒューストンはデビュー作「マルタの鷹」(1941年)でも財宝を巡る人間たちの欲望を描いたが、「黄金」はさらにそのテーマを突き詰めている。

メキシコに流れつき落ちぶれて浮浪者のように暮らしていた男ドブス(ハンフリー・ボガート)は、シェラマドレ山脈にある金鉱の話を聞きつけ、仲間たちと山に登る。もちろん、男たちは黄金を見付ける。革袋に砂金を詰める男たち。どん底の人生から、一攫千金の夢を実現したのだ。それだけの黄金があれば、(古い言い方だけど)栄耀栄華は思うままである。

しかし、人間の欲望は果てしない。富を得れば、さらに富が欲しくなる。彼らは互いに疑心暗鬼になる。相手がいつ自分を殺し砂金を奪うか、心配で夜も眠れない。こういう心理的な演技をさせたら、ハンフリー・ボガートはうまい。「孤独な場所で」(1950年)ではカッとなったら何をするかわからない性格のシナリオライターを演じ、「ケイン号の叛乱」(1954年)では偏執狂の艦長を演じた。そんな演技の原点は、この「黄金」にある。

疑心暗鬼にとらわれ、目つきが変わるボギーは本当に怖い。だが、彼も自滅する。ラストシーン、シェラマドレの荒野に風で砂煙のように吹き飛ばされる砂金は、人間たちの愚かさを象徴している。欲に駆られ、争い、殺し合い、黄金を独り占めにしても、結局は虚しさが残るだけだ。「ライムライト」(1952年)でチャップリンが言ったように、僕たちの人生には「勇気」と「想像力」、そして「サム・マネー(いくらかのお金)」があれば充分だと思う。

ちなみに、競馬場の売上金を強奪する犯罪映画の傑作「現金に体を張れ」(1956年)のラストシーンでは、空港の荷物運搬車から大きなバッグが落ちて蓋が開き、札束が突風に舞い上がる。ジャン・ギャバンとアラン・ドロン共演の「地下室のメロディー」(1963年)のラストシーンでは、カジノの売上金を強奪したもののプールの底に隠したバッグの口が開き、プール一面に札束が浮かぶ。それらの原点は「黄金」に違いない。一攫千金を狙った男たちの夢の跡...を象徴するシーンである。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com < http://twitter.com/sogo1951 >

熱海で行われた日本冒険小説協会第30回全国大会(要するに宴会)に参加してきました。日本軍大賞は大沢在昌さんの「新宿鮫・絆回廊」と西村健さんの「地の底のヤマ」で初の同時受賞。それにしても、大沢さんは声がよくて本当に挨拶がうまい。僕が壇上でしどろもどろの挨拶をしたときには、宴席に座る大沢さんに突っ込まれてしまった。ツッコミ方もうまいんだなあ。

●長編ミステリ三作「愚者の夜・賢者の朝」「太陽が溶けてゆく海」「黄色い玩具の鳥」の配信を開始しました→Appストア「グリフォン書店」
●第25回日本冒険小説協会特別賞「最優秀映画コラム賞」受賞
既刊三巻発売中
「映画がなければ生きていけない1999-2002」2,000円+税(水曜社)
「映画がなければ生きていけない2003-2006」2,000円+税(水曜社)
「映画がなければ生きていけない2007-2009」2,000円+税(水曜社)
●電子書籍版「映画がなければ生きていけない」シリーズがアップされました!!
「1999年版 天地創造編」100円+税
「2000年版 暗中模索編」350円+税
「2001年版 疾風怒濤編」350円+税
「2002年版 艱難辛苦編」350円+税
「2003年版 青息吐息編」350円+税
「2004年版 明鏡止水編」350円+税
「2005年版 暗雲低迷編」350円+税
「2006年版 臥薪嘗胆編」350円+税 各年度版を順次配信
< https://hon-to.jp/asp/ShowSeriesDetail.do;jsessionid=5B74240F5672207C2DF9991748732FCC?seriesId=B-MBJ-23510-8-113528X >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■Otaku ワールドへようこそ![150]
男一匹プラス猫五匹、廃車に暮らす

GrowHair
< http://bn.dgcr.com/archives/20120330140100.html >
───────────────────────────────────
入間川の河川敷に置いた廃車の中で5匹の猫とともに暮らす男がいる。上田友浩(仮名)。62歳。通りがかりに立ち話をしたのが去年の10月23日(日)。仕事してないと言ってたけど、じゃあどうやって生活しているのだろう。クエスチョンマークがずっとぶら下がっていた。聞きに行くか。事前にアポをとる手段がないので、とにかく訪ねて行ってみた。

3月20日(火・祝)。風はほとんどなく、日差しはやわらか。オオイヌノフグリのうす紫の小さな花弁が地面すれすれに散りばめられる中、背の低いタンポポがもう花をつけている。安比奈駅があったあたり、竹やぶに隣接して、その「家」はある。

いるかい? 窓からぬっと顔が。やあ!

●庭付き一戸建て

ここに住むようになってから12〜13年経つという。草ぼうぼうの河川敷、生い茂った草に埋もれるようにして、車の轍のついた小径がある。竹やぶの脇、道に面して平らに均された一画があり、廃車になったトヨタのワンボックスカー「タウンエース グランドエクストラ」が置かれている。そこが上田氏の「家」。

窓のすぐ前にイントレが組まれ、物干し竿になっている。フロントヤードには自転車が置いてある。発泡スチロール製の箱が机くらいの高さに積み上げられ、収納兼作業台になっている。まな板や蚊取り線香が置いてあり、スコップが立てかけられ、なぜか鉢植えのサボテンまである。綿の出た、というよりカバーがほとんど風化したふとんが延べられていて、猫たちの寝床になっている。

バックヤードはごみ捨て場になっている。キャットフードの大きな空き袋になにやらパンパンに詰められ、ガムテープでしっかり留められているのがたくさん積み上がっている。

車内には寝床がある。寝床の奥側の脇にはストーブが置かれ、後部には卓上カセットコンロがある。ウスターソースやめんつゆもある。日本酒のワンカップの空き瓶が数本置きっぱなしになっている。

広い河川敷にはホームレスの集落のようになっているところもあるが、上田氏は距離を置いて、孤立して暮らしている。かといって人との交流をかたくなに拒否しているわけではなく、快活でよくしゃべる。

ずっと以前、小径に子猫がいて、かまおうとしたら視線を感じ、見ると車の窓からじっとこっちを見ている初老の男性がいた。「こんにちは」と声をかけると「こんにちは」と返してくる。いい人っぽい。「あなたの猫ですか」「うん」。

以来、通りすがりに軽くあいさつしたり、ちょっと立ち話したりしていた。私は撮影目的で来るので、ゆっくり話をしている暇がなかった。今回は、話をしに行こう。次の週末に人形の撮影を予定しているのでロケハンも兼ねているのだけど。私の格好は例によってセーラー服。

●すこぶる健康でけっこう文化的な生活

八瀬大橋の下には最近までホームレスの集落があった。以前は水上公園にいたが、追い出されて移ってきた。犬を飼っていたり、文庫本を読んでいたりして、なかなか文化的な生活が営まれていた。けど、塗り替える計画があるとかで、立ち退きを食っている。

福祉の人が来て、用意されたアパートに移るように言われた。でも、面倒をみてくれるのは2〜3か月。その間に職を見つけ、自活できるようにならないとならない。3人行って、うち2人はもうアパートを出てどっかへ行った。

橋の下にはもう一人ぐらいしか残っていない。立ち退いた跡地は、片付けられて更地になり、木製の杭が打たれ、針金が張り巡らされ、立ち入れないようになっている。水上公園から西武文理大学までの間に15〜16人ホームレスが住んでいる。

食料は主にコンビニで買ってくる。時々、ベルクにも行く。ベルクは食品スーパーマーケットで、的場駅の近くにある。農家のおばさんから野菜を買うこともある。ネギは太いのが3本で100円。白菜はでかいのが丸ごと150円。

それと、畑作をやっているホームレスの人が近所にいて、食べきれないほどの収穫があるとおすそ分けしてくれる。河原に細長く作った畑は2反(=600坪)もの広さがある。その人は実家が農家だったので、畑作のやり方は心得ている。なす、きゅうり、トマトなどを作っている。

もらった分も食べきれなかったりする。現にサトイモが余っていて、貯蔵してある。5〜6回、持ってきてくれた。酒のつまみにはちょうどいい。

一日2食。朝は食パンにコロッケを挟んだりして250円。晩は野菜を煮て鍋にして酒飲みながら。

運転席と助手席の間に、キャットフードがたっぷり盛ってある。あるだけ食べて食べ過ぎるということはなく、猫たちが自主的に適量食べている。

──話をしているとき、敵猫の襲来があって、ちょっとした騒ぎが起きた。まったくの野良からすれば、飼われてる猫はねたましい存在なのかもしれない。大騒ぎして撃退した。

雑貨などの必需品は、東武東上線霞ヶ関駅近くにある100円ローソンで買ってくる。ウスターソースが100円。めんつゆも100円。賞味期限は2013年3月7日とたっぷりある。

トイレは、河川敷にあるモトクロス場の簡易トイレが一番近いけど、コンビニまで行くことが多い。八瀬大橋のたもとにデイリーヤマザキがあり、その先にスリーエフがあり、さらに先にセブンイレブンがある。そこまで行く。ウォッシュレットなのがいい。トイレを使ったら、必ず何か買う。パン、野菜、きのこ類など。

洗濯するし、風呂にも行く。狭山市の、昔、ごみ焼却場があったところに娯楽施設がある。狭山市市民健康文化センター「サンパーク奥富」。市の施設で、料金は銭湯とあまり変わらない。埼玉県の銭湯は410円だが、ここだと市民なら300円、他地域の人だと450円だ。

行くのは、よくて週1回ぐらい。夏場は行かない。お湯が作れるから。5リットルのペットボトル6本に水をくんで日向に置いておくと、お湯になっちゃう。夕方4時ごろにはすごい熱くなってる。50度近く。うめないと熱くてかぶれない。3〜4本使えばじゅうぶん。

物干し竿につり下げてある真新しい傘はベルクで買ってきたものだ。夕立ちにあい、止むのを待っていたが、止まないので。移動には自転車を使っている。

夜は、月が照っていなければほぼ完全な真っ暗闇になる。寝るしかない。電気が来てない以上、電灯もテレビもないが、懐中電灯とラジオはある。ラジオでニュースを聞いている。

冬も、そんなに寒くなく過ごせる。ストーブを拾ってきて使っていた。猫も暖房代わりにいい。5匹いる。親猫が3匹と、ここで生まれた子猫が2匹。

病気はしたことがない。若いころ歯医者に1回行っただけ。それ以外は医者にかかったことがない。風邪ぐらいはひくけど、寝込むほどひどくなったことはない。

生活にあんまり不便はない。普通に暮らせる。食って寝て、安い生活費。そんなに食わないし。家賃も電気ガス水道代もかからないし。月5〜6万円で生活できる。

●以前は草刈り仕事があった

今は仕事をしていないが、以前は草刈りをして収入を得ていた時期もある。役所からの請負い業者が、河川敷に住んでいる人たちに声をかけて人手を募集する。夏場限定で、7月から10月までの4か月間。4〜5日を1ラウンドとして、6ラウンドほど。近辺だけでなく、越辺(おっぺ)川まで行って刈ることもあった。

1日8時間働いて、日当は8,000円。川越水上公園から西武学園文理高校の上流まで刈るのに5日かかる。刈ったら枯れるまで放っておく。それから集めてダンプに積み、捨てに行く。その片付けでさらに4日ぐらい働ける。2008年まではその仕事があったが、それ以降はぱったり来なくなった。

近所のホームレスたちは、それぞれなんか適当な仕事をしている。そこらへんからマムシを捕ってきて焼酎に漬けて売ってる人もいるし。5年以上育ったやつだと、1本1万円ぐらいで売れる。ひと夏で30本分ぐらい捕れる。

──福祉の車が通りがかった。川上のほうから小径をゆるゆる走ってきて、「家」の前で土手のほうへ曲がり、しばらくすると同じ道を引き返してきた。1か月にいっぺんぐらい回ってくる。いつも同じコースだ。

●来る前は営業マンとかトラックの運転手とか

羽生(はにゅう)で生まれ、中学卒業までいた。16歳で羽生を出た。家族はいない。おくふろは早くに死んだ。親父も死んだ。姉貴も死んじゃった。子供はいない。妻の連れ子はいたが、別れたとき、妻と一緒に出ていった。別れてそれっきり。どこにいるかわからない。天涯孤独。

羽生を出てからは、あちこち行って、いろんな仕事をした。地方へも行った。浜松町で営業の仕事をしていたこともある。屋根の上に設置するソーラーシステムというのが流行っていた。太陽光発電器、ではなく、太陽熱温水器。お湯がわくやつ。西田敏行が宣伝してる「朝日ソーラー」とか、「ゆワイター」とか、ナショナルのとか、3〜4種類あった。それを売って歩く仕事。ものすごく売れた。

けど、詐欺だか何だかで会社に手入れが入った。2年半やってて飽きてきたころだったので、ちょうどいい機会だと辞めた。それから半年ぐらいしたらその会社は潰れてた。貯めたお金で免許を取って、関東近辺に配達する運送会社に勤め、道を覚えた。

16歳ぐらいのときに軽二の免許を取り、自動二輪の免許を取り、18歳になって学科試験免除で普通車の免許に書き換えた。大特の免許も取った。

旭川で線路工夫をやったこともある。夏だけ、5年くらい。貨物の操車場を新しく作るってんで、線路を敷設していた。

川越に長く暮した。平成9年の誕生日まで仕事していた。18年間ぐらいトラックの運転手をやっていた。

ここに暮らし始めたときは蓄えが600万円くらいあった。それだけあれば普通にアパート暮らしして仕事して生活を維持することも可能は可能だった。けど、そういうのが嫌になっちゃった。人とのつきあいがわずらわしくなった。人と一緒に仕事するのも。

カミサンは浮気してた。耳に入ってくる。それで喧嘩して、結局離婚。言わなくてもいいようなことをぺらぺらぺらぺら言うからね。1週間に1回帰ってくるだけだった。月に6日しか帰らない。あとは出っ放しだからさ。

車であちこち旅行して、帰ってきて、そのまま住んでいる。自分の車だ。車検が切れ、故障して、走らなくなった。

●いよいよ困ったら福祉が頼りか

当初あれだけあったお金も、もうずいぶん少なくなっちゃった。草刈りの仕事も来なくなっちゃったし。今の生活が続けられるかどうか......。

福祉の人が車で回ってきて、紙を配って歩いている。さっきの車もそうだ。「埼玉県社会福祉士会」とあり、「屋外で生活している方へ」という題で、屋根のあるところに住みたい、仕事を持って収入を得たい、などとお考えの方はご連絡ください、とあり、電話番号が記されている。

福祉の人の説明によると、アパートを見つけてくれて、2〜3か月は面倒をみてくれる。その間に仕事を見つけて自活できるようにならないとならない。仕事探せなんて簡単に言うけど、60歳過ぎてからじゃ、どこも使ってくれないよ。

ここにいたままで、手当だか保護だかを受けるというのは、できないようだ。ああいうのは銀行振り込みだが、住所がないと通帳が作れない。身分証明書がないと口座を作ってもらえない。

住むところがなくなると、戸籍は別のところに移されるらしい。まず、アパートに住んで、戸籍を復活させないと。その手続きに1週間かかる。

2〜3か月だけ面倒みてもらったって、その後、仕事がなくて家賃が払えなくなって追い出されたら、今よりもっとどうにもならなくなる。当面電話する気はないけど、いちおう紙はとってある。草刈りでもゴミ拾いでも、なんか仕事を出してくれりゃ、この生活が続けられるんだけど。

──猫が、距離を置いたところからじーっとこっちを見てる。ここの猫は飼い主にだけなついて、それ以外の人には決して近づかせない。セーラー服の変なおっさんが居座っているせいで、帰れなくて困っているのだ。あ、じゃ、そろそろおいとましましょうか。

写真はこちら:
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Home120320 >

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。

3月18日(日)、いつものようにセーラー服を着て下北沢に行った帰り、小田急線に乗ると、カメラを持ったおじさんに声をかけられた。撮らせてくれませんか、と。はい。車内で数カット。写真家の方で、電車の中で、目に留った人がいると、お願いして撮らせてもらっているのだそうだ。すごい。度胸あるなぁ。断られることはもちろんあるけど、トラブルになることはないという。

4月に電車内で撮った写真で個展を開くのだそうだ。私が被写体のはまだ使うかどうか決めてないそうだけど。

◎中山学写真展 トレイン撮レインシリーズVol.1『電車の中のニッポン』
会期:2012年4月17日(火)〜4月29日(日)
会場:GALLERY SHUHARI 東京都新宿区四谷3-13大高ビル3F(1F南昌飯店)
電話:03-5269-1436 
E-mail: info@gallery-shuhari.com
< http://www.gallery-shuhari.com >

3月31日(土)と4月1日(日)に映像作家・寺嶋真里さんの『アリスが落ちた穴の中〜Dark Marchen Show!!』の上映と、それに出演しているパフォーマンスグループ Rose de Reficul et Guiggles のライブ公演のイベントが浅草橋「パラボリカ・ビス」であります。映像の上映は土曜日、ロウズさんたちのパフォーマンスは両日。

ロウズさんは奈良在住で、関西方面を中心に活動しています。東京で公演を開くのは1年ぶりです。奈良で淑女雑貨のお店「Toe Cocotte」(トゥ・ココット)を営み、私は、去年の9月と今年の1月におじゃましています。
去年9月に撮った新メンバー Yuwanちゃんの写真:
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Yuwan110924 >
今年1月に寺嶋さんに京都駅で撮ってもらった写真:
< https://picasaweb.google.com/107971446412217280378/Kyoto120128 >

悦楽共犯者達の2日間
〜2 jours pour "Esprit et Ridicul"〜
日時:3月31日(土)【Espritの巻】7:00pm 〜
   4月 1日(日)【Ridiculの巻】3:00pm 〜
場所:浅草橋「パラボリカ・ビス」
< http://www.yaso-peyotl.com/archives/2012/03/dark_marchen_show.html >

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(03/30)

●萩野貞樹「旧かなづかひで書く日本語」を読む(2007、幻冬舎新書)。みんなで一緒に旧かな(歴史的仮名遣)を覚えて使いましょう。旧かなといってもたいして難しいものではない。動詞や形容詞の活用の基礎を覚えておけばまず大丈夫。新かなは文語には使えないが、我々は普段平気で文語を使っている。それなら、普段から旧かなを使うのが当たり前となる。──という趣旨の本。そこで旧かなで書かれている岩波の漱石全集「こゝろ」を取り出して読んでみる。特に旧かなを習ったわけではないが、すらすら自然に読める。少し懐かしい思いもあるが、難しいものではない。いつ身についたのだろう。ところが、書くとなると難しい。「声に出しておぼえる活用」の章をじっくり読めば、かなり旧かなを習得できそうだ。しかし、ただの旧かなハウツー本ではなく、新かなのナンセンスな点を挙げ、現代語も旧かなで書くのが正しいと主張する本でもある。そして、旧かなを機械的に新かなに書き換えた文庫本は、改竄本であり偽装本であると激しく追及する。まさしくその通りである。

この本で知った法律の重大な虚偽について。国旗国歌法は1999年8月に成立した。歌詞は古歌で「君が代は 千代に八千代に さざれ石の いわおとなりてこけのむすまで」とされた。ところが、こんな古歌は存在しない。あるのは「いはほとなりて」である。1000年以上の古歌を改竄し、日本語の正書法を破壊し(昭和61年7月の内閣告示「現代仮名遣い」は文語文には適用しないと定められている)、しかも法律化してしまった。「いはほとなりて」なら「巌となって」の意味であることがわかるが、「いわおとなりて」と新かなに書き換えられたのでは意味不明、「岩音が鳴って」と思う人も少なくない。今からでももとの古歌に戻すべきではないか。なお「シクラメンのかほり」は間違い。かをりが正しい。以前からなんか変だなあと思っていたよ。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980476/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー10件)

●昨日、川合氏が書いていた「まにまにフェスティバル(まにフェス)」の情報は、毎日新聞(地域版)に無事掲載された。Yahooのヘッドラインにも流れたようだ。他の情報サイトにも掲載されますように。/「ゴールドフィンガー」ってそういう話だったのか!/畑作っちゃうなんて。農業ノウハウ最強だなぁ。

仕事が詰まっている。ネタがない。そうだ、仕事でのトラブルを書こう。YouTubeにアップしたお客さんの動画を、thickbox.jsを使って表示させることにした。ローカルでテストをしたところ、問題なく表示されるのだが、サイトにアップしたら表示されない。BASIC認証をかけているから? いや、単なるリンクなんだから、そんなことはないはずだ。YouTubeは違うドメインでも表示できる。iframe仕様になったことがthickboxと? いや、thickboxだってiframeに対応している。FLVが一時期表示されなかったようなんだが、今は解消されていると書いてあるし、そもそもこの動画はFLVではない。うちのMacにセキュリティを強くかけているわけでもない。検索をかけまくったが、英語でのフォーラムにすらその手の質問はないし、YouTubeでの表示方法を書いている日本語サイトが見つかるぐらい。頭を抱えた。納期が近づいているので、別の作業をしはじめたが、解決しなかったらどうしようと気が気でない。違うスクリプトで表示するしかない。

前述の「まにフェス」サイトを見て、以前見たはずの「撃墜王ゲーム」の埋め込み動画が表示されていない。動画自体ないのかと検索したら消えていた。「撃墜王ゲーム」公式サイトの動画部分には大きな空欄ができているだけだ。ココノヱさんに連絡しなければと考え、川合氏に連絡したところ、「見えてますよ」と。え?

どういうことだ? 普段私はFirefoxを利用している。試しにSafariで見たら表示された。検索ワードを変える。今まではthickbox関係だと思って原因を探していたが、Firefoxが悪いのだと。「Firefoxでブログに埋め込んである動画が見られない」というblogに「今のところわかったのはYouTubeはcookieの保存を拒否して、保存されているcookieも消せば見られるようになります。」という一文があって、はっと気付いた。

今月初めにGoogleのプライバシーポリシー変更があって、「Google Disconnect」という、トラッキングを止めるアドオンを試しに入れていた。YouTubeはGoogleのサービスだった。このアドオンを無効にしたら、動画が表示された。動画が消えたと勘違いしたのは単なるコピペミスで、けがの功名。トラッキングさせないと、埋め込み動画すら表示されないのか。ローカルで見られたのは何故なんだろう......。「Google Disconnect」機能はローカルでは動作しないってことかも。(hammer.mule)
< http://mainichi.jp/area/osaka/news/20120329ddlk27040432000c.html >
まにまにフェスティバル:Web技術の紹介、展示 大阪・中央区で来月14日
< http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120329-00000143-mailo-l27 >
Yahooヘッドライン
< http://m2.cap-ut.co.jp/fes/ >
まにフェス
< http://akabou.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/firefox-1652.html >
Firefoxでブログに埋め込んである動画が見られない
< https://disconnect.me/tools >
Google Disconnect
< https://addons.mozilla.org/ja/firefox/addon/collusion/ >
トラッキング状況を視覚化する「Collusion」も入れていた。みるみるアイコンが増えてきて、もうどうでもいいやと投げやりに。
< http://mozilla-remix.seesaa.net/article/258674442.html >
解説があった