[3245] ストレスを吹っ飛ばせ

投稿:  著者:  読了時間:22分(本文:約10,900文字)


《超がつくほど素晴らしい使い勝手!》

■Dの憂鬱[10]
 ストレスを吹っ飛ばせ
 笠居トシヒロ

■グラフィック薄氷大魔王[298]
 蛇腹ノートアプリと、巻紙ノートアプリ
 吉井 宏

■more READ, more MESS!![02]
 MESS001漫画「だれかのみほとけ」制作始末
 宮崎希沙




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■Dの憂鬱[10]
ストレスを吹っ飛ばせ

笠居トシヒロ
< http://bn.dgcr.com/archives/20120411140300.html >
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まいどー、前回のまつむらさんのテキストで、超能力がどうこうってのがありましたが、彼が何で自らの超能力「まっ波」について触れなかったのか、不思議でしょうがない笠居です。

ご存知でない方に説明しとくと、まっ波とは、触れたものを何でもかんでも壊してしまうという、何の役にも立たない超能力です。

さて、だんだん暖かくなってきて、桜も咲いてまいりましたが、皆さん、お花見はもう済ませましたか?(済ますものなのか?)オレはもう済ませましたよ、2回w 実際は寒かったですけどねー2回ともw いくら綺麗な桜の下で、美味しいお酒を飲んでいても、寒さというストレッサーにはかないません。やっぱ温かいお店の中に移動するとほっこりしますね。

というわけで、今日は「ストレス」の話です。つっても、ディレクター独特のストレスってわけじゃなくて、最近オレがストレスに感じてることを、ぶりぶりグチたれちゃうというだけなんで、「笠居のストレスなんかどーでもいいわ」という方はよみ飛ばしてくださいね(^_^;

いま第一のストレスは、「デスクトップマシンが急に遅くなる」ですw なんだよー制作の人間みたいなストレスじゃんよー、と思われた方。笠居はディレクターだけじゃなくて、制作もまだまだ続けております(^_^;

今、出向先の会社で使ってるのは、2008年モデルのMacProなんですが、まぁなんというか、すでに4年前のマシンですし、メモリが4GBしかないのに、Parallels突っ込んで常時XP走らせてるし、そこの社内ネットワークに直接は繋げさせてもらえないんでVPN使ってるし、しかたないっちゃしかたないんですが、メールチェックとかの何でもない作業で、虹色カーソルくるくるしちゃうと、「あ゛ーーーーーーーーーーーーーーっ!!」とか叫んでしまいそうになりますわね。

解決策はわかっとるんですよ。結局のところメモリが足らないんです。せっかくの64bitマシンなんだから、どかんと16GBくらい積んじゃえばいいんです。それから、HHDをSSDに積み換えちゃえばいいんです。自宅で使用しているMacBook Airが証明しています。CPUが非力でも、メモリが少なくても、SSDだというだけでサックサクに動きます。

とはいうものの、相手はその出向先の会社から提供されているマシンです。自腹でメモリやらSSDやらを追加するのはちょっと。。とはいえ、ストレスをそのままにしておくのも、ていうか仕事の効率落ちまくりですから!

てことで、ちょっと調べてみました。いったいナンボ投資すればストレスのない作業環境が手に入るのですか、と。

メモリは、まぁここのところ下げ止まりを知らない商品なので、どんどん安くなってきてますし、12GB追加っても1万でお釣りが来るくらいです。

問題はSSD。HDDと比べるとまだまだ高いっす。しかもどのメーカーのどの製品でもいいってわけにいきません。やっぱり、お値段なりに信頼性の高いメーカーの、できるだけ速度の早い、耐久性の高いものでないと、という心理が働きます。

で、オレがチョイスしてみたのがこれ。
Intel SSD 320 Series(Postville-Refresh)2.5inch MLC 9.5mm 300GB
< http://goo.gl/ru2D8 >

4万強といいお値段ですが、Amazonでの評価も高いインテル製。耐久性では東芝がエエという話も聞くんですが、いまいちコストパフォーマンスが悪い。データ類はHDDに置いといて、OSとアプリをSSDに移動させれば、それなりに速度アップが期待できるのではないかと思っております。

SSDがらみでもう一個。動作そのものは快適なMacBook Airなんですが、いかんせんSSDの容量が小さい! 現行モデルでは256GBのSSDも選択できるみたいですが、オレの使っているのは、2010モデルの128GB。DropBoxで仕事のデータを他のデスクトップと共有しているので、すぐに容量が切迫してしまいます。さっきも「容量がわずかになってまーす」と警告が出ました!

ということで、こっちもSSDを換装できないものかと調べてみましたら、ありました!
OWC Mercury Aura Pro Express Solid State Drive
for MacBook Air 2010-2011 Edition
< http://eshop.macsales.com/shop/SSD/OWC/Aura_Pro_Express >

秋葉館とかVintageComputerでも扱ってますが、手数料かかっちゃうのか1万くらい高くなってしまうので、本国サイトで購入することに(そう、こっちはそもそも自分のマシンなんで、速攻注文しちゃったのです)。

取り外した元のSSDは、特殊な形状なので、外付けドライブとして使うために専用のケース(秋葉館だと7000円、しかも売り切れ)が必要ってことで、それも一緒に購入して、UPSの送料も入れて$479.02(3万9千円弱)なので、ざっくりですが国内で買うより2万ほど安かった計算になりますね。

ちなみにこのテキストを書いている時点では、オレのSSDはアラスカはアンカレッジに居るみたいですw

これらの換装が済めば、さぞや快適な環境が手に入るに違いありません。よく考えたら、ここんとこあまり設備投資もしてないんで、オフィスのMacProにもメモリとSSDをくれてやることにしましょう。

アレ? ストレスの話のつもりが、SSDの話になっちゃいました。まぁええか。(笑)

【笠居 トシヒロ/WEBディレクター、デジハリ大学院客員教授、京都嵯峨芸術大学講師】
< http://www.mad-c.com/ > < kasai@mad-c.com >

あんまりにも出てきた腹に耐えかねて、運動することを決意。フィットネスクラブに通い始めましたよこれがまた。ほんで自転車乗りも復活。もうちょっと体力が回復したら、フィットネス(梅田)まで自転車でいくことを目論んでおりますw

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■グラフィック薄氷大魔王[298]
蛇腹ノートアプリと、巻紙ノートアプリ

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20120411140200.html >
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●蛇腹ノート「Paper by FiftyThree」

ずいぶん話題になってるPaper by FiftyThreeっていうiPad用お絵描きアプリ。FiftyThreeは、頓挫したタブレット端末の開発に関わった、マイクロソフトの元社員が立ち上げた会社だそう。
< http://www.fiftythree.com/ >

超がつくほど素晴らしい使い勝手! っていうか使ってて超キモチイイ! モレスキン的なノートをアプリ内に何個も作成でき、ノートを選ぶと中身が蛇腹状に開いて全ページを信じられないほどスムーズに閲覧でき、二本指ピンチアウトで拡げるとそのページが開く。

途中で他のページを見たかったら二本指ピンチインで蛇腹状に戻り、一本指スクロールで閲覧。どのページにもスッと移動、全体を見渡すのも同じ操作の中。二本指で巻き戻すUNDO操作が新鮮。

紙のノートを模してページをめくれるようにしたアプリは無数にありますけど、蛇腹ノートをモデルにしたことの勝利! モレスキンにも蛇腹タイプがありますが、Paper by FiftyThreeの使いやすさは、もしかすると紙のノートを越えたかも。

SketchBook Proなどのスケッチアプリを使い慣れた僕的には「拡大縮小表示」はおろか、「ブラシサイズの調整」もできないし、色数も9色のみなので、本格的に使うにはかなり不満。でも、逆に限定されてるからやれることが定まるという利点もある。この心地よい使い勝手は、放っておくにはもったいなさすぎる!

書き溜めたノートは「モレスキン丸ごと一冊が作品」に似た感じがあり、時間をかけて「すごいノート作品」を作ってみたくなること請け合い。ところで、無料アプリってことになってるけど、実は6種類のペイントツールのうち4本は有料。一個170円。結局全部買うことになるわけだけど。

参考:ITmedia
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1203/30/news029.html >

●巻紙ノート「Sketch Rolls」

しばらく前に知った「Sketch Rolls」というアプリも面白い。こちらは名前のとおり「巻紙、ロール紙」状のノートです。ノートはいくつも作れるし、ロール紙の端まで来たらどんどん足して長くできる。ペンはシンプルな一種類だけですが、サイズや色は変えられますし、消しゴムもあります。こちらもズーム表示はできないです。
< http://itunes.apple.com/jp/app/sketch-rolls/id447771140?mt=8 >

ロール紙状のスケッチ・ドローイングアプリがほしいと思ってました。アナログでも、ページめくり式のスケッチブックやノートはアイディア出しに向いてないのです。紙の端っこやページという単位での断絶があるし、他のページを参照するにはページをめくらなきゃいけない。

その点、ロール紙では少なくとも横方向の断絶がない。IKEAで子供のラクガキ用にロール紙と専用台を売ってるけど、アレかなりほしかった。

アナログのロール紙は場所をとるし、紙を回して描けなかったり、すでに巻かれてしまった部分を閲覧するのがかなり面倒。Sketch Rollsではスクロールが簡単なので、そのあたりは紙のロール紙を越えている。

横スクロールのみってのは、一次元の動きなのでシンプル。単に広さをいうなら、Adobe Ideasでペンサイズを最小にして描けば、数メートルの正方形の紙相当の広さを使えるのですが、こんどは探す範囲が二次元だからiPad画面では迷いがち。

ただ、Paper by FiftyThreeが登場してしまった後では、ロール紙ノートの閲覧や開閉の点で、使い勝手が劣って見えてしまうのは残念かな。でも、他のノートアプリはもちろん、Paper by FiftyThreeでさえ「描いてるときはページや見開きの範囲に拘束される」わけで、左右方向に断絶がないロール紙は強力です!

●iPadってズーム表示できるんだ!!

ところで、iPadってMacみたいに画面自体をズームできないのかな? それができりゃ、ズームがないアプリでもズーム相当になるのにな。とツイートしたら、まつむらさんが教えてくれました! 「環境設定>一般>アクセシビリティ」の「ズーム機能」。三本指タップでズームと復帰ができますね!

2倍表示まではいかないですね。1.5倍かそこら。画面の端を描こうとすると、自動でスクロールしてしまって線がびよよよと引かれてしまう欠点はありますけど、まったくズームできないってよりはマシかもしれないです。

電子書籍やWebとか見てるときに、二本指ピンチアウトズームするほどでもない場合に、三本指タップは手軽でいいですね、ってのが本来の使い方。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

お絵描きアプリ紹介なのに、作例を作る時間がなくて残念。ところでスマホデビュー! しました。AQUOS PHONE。NOTTVが見れるやつ。仕事場にテレビがないので、ワンセグとあわせて流しっぱなしにできる大きめの画面のがほしいと思ってました。あと、テンキー日本語入力が絶望的に遅いので、qwertyキーボードが使えるのがありがたいっ!

で、機種変更したあとでGalaxy Noteの話題が。WACOMユニット搭載でスマホ最大の5.3インチ画面にお絵描きが! 動画も見たけどけっこう使えそう。機種変更、早まったか! と思ったけど、いつもの結論。紙とボールペンにかなうわけないじゃんよ! しかし、サムスンがWACOM搭載しちゃったら、iPad他Apple製品にはずっと搭載されそうにないなあ〜。

●iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
「長押しロール」のオン・オフ切り替えスイッチを追加しました。
「オフ」ではレスポンスが速くなるので、素早い演奏が可能になりました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >
●「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

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■more READ, more MESS!![02]
MESS001漫画「だれかのみほとけ」制作始末

宮崎希沙
< http://bn.dgcr.com/archives/20120411140100.html >
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前回は、自費出版レーベルMESSを立ち上げるきっかけのお話をしました。今回は、アーティストは誰と組んで、どんな本を作る? って具体的な話です。

身の回りにいる友達で、あるジャンルのことを「本気で」「それで食べて行くつもりで」やっている子たち、かつ「本として作品を形にしたい」と思ってる子と、まずは組んでみようと考えました。

作家の中でも、例えばイラストレーターでありデザイナーでもあるような、自分自身でデザインできて、本も作れる子は、本人がやればいいと思っていました。あくまで私がデザインをしてやれること、編集の役割も出来ること、本の中身も話し合いで練り上げること、それらをポイントに人選しています。

ラインナップの第一弾は漫画「だれかのみほとけ」。小学校からの10年以上の付き合いで、一緒にバンドもやっている松永恵実の漫画を本にすることでした。
< http://d.hatena.ne.jp/emikan369/ >

彼女は昔から漫画を描いていて、プロの漫画家の元で月刊連載作品のアシスタント修行もしています。そこで、オリジナルのストーリーで、技術的にもクオリティの高いものを描いて欲しかった私は、一本描いたものでそのまま本を作ってしまおうよ、と提案しました。

これまでに彼女は、オリジナルの漫画をペン入れまで行って完成させたものはひとつだけで、それを展示したり、商業誌の漫画賞へ投稿したりはしていました。その内容はかなり詩的なもので、漫画としての構成というよりは、絵画的なアプローチの強いものでした。

それを踏まえて、どこまで他人にもわかりやすく、かつ彼女の世界観を壊さずに、40ページ程度の読み切り漫画を描くことが出来るのか? その実験をやってみることが、彼女のためにも必要なはず! と思っていました(お節介!)

彼女自身も、きちんと描きたいテーマをひとつあたためていたので、じゃあそれをやってみよう! となったのです。仏像マニアである彼女が京都へ行った時の体験をベースに、現実世界から少しねじれた場所へ女子高生が迷い込み、「善」か「悪」かというだけの世界から遠く離れた境地に存在する「仏」のようなものへ接触する、という話。

まずは漫画の最初のラフ構成である「ネーム」を切る段階から口出しをして、全体の流れや具体的なコマ割りなど、ストーリーをより伝わりやすくするためにはどうすればいいのかを相談しました。

私自身プロの編集者ではないし、一(いち)漫画読者としての意見でしかないのですが、そうやって二人であーだこーだと話を練り上げて行くことによって、彼女自身のモチベーションも上がり、私もどういう装丁がベストなのか? ということを連動して考えられました。

こうして中身を決めたら、原稿の下書き、ペン入れ、ベタ塗り、トーン貼りという作業。40ページの漫画の作業をすべて一人でやるのは、想像以上に大変なことで時間も膨大にかかります。私はその時初めてそれを実感しました。

プロの漫画家は、大体20ページ前後を週刊で描いたり、40ページ前後を月刊で描いたりしています。もちろん何人ものアシスタントと共にですが、そのペースで漫画の原稿を仕上げるのは非常にハードで、体力的にも精神的にも消耗する仕事なのだなあ......と改めて思ったり。

スタートが5月、ネームを切るのに既に一ヶ月かけていたので、原稿作業は6月。8月半ばにイベント出展するまでに本を完成させたかったので、入稿作業など逆算したら40ページを仕上げる時間はほぼ一ヶ月半。

これは手伝わなければ完成しない! と気付き、仕事や学校が終わった後、作業場である彼女の家へアシスタントに行く日々が続きました。おかげで漫画制作の基本的な知識や技術がちょっと身に付いたという、予想外の収穫もあったのですが。

そんなこんなで、中身と合ったカバーや本作りを同時進行で考えます。予算8万円以内で200部を作るためにはどうしたらいいか。漫画は同人誌を作る人口が多いことから、少部数で安く作ってくれる印刷会社はけっこうあります。

ただ、今回の問題は原稿が「アナログ」なことです。現在の漫画同人誌は、最初からデジタルで原稿を作るスタイルが多いようです。デジタルデータで受け取ることで、処理が短縮出来て、安いコストで作りますという印刷会社が多いのです。

手描きの原稿では、スクリーントーンというグレー色の多い模様や網をシールのように貼っている部分が、繊細なスキャニングを行わないと印刷でモアレが出てしまい、美しい仕上がりにならないのです。吹き出しの中などの台詞部分は、文字をプリンターで打ち出し手作業で切り貼りしています。

そこで、手描き原稿を受け入れて印刷、製本まで行ってくれる会社を探しました。結局は「ねこのしっぽ」という老舗同人誌印刷会社へ頼みました。対応が非常に丁寧で、仕上がりも素晴らしかった!
< http://www.shippo.co.jp/neko/ >

ストーリーに合わせて数ページだけ紙を替えているのですが、そういったオプションも自費出版ならでは。判型をA5サイズにしているのも、いかに二次創作の同人誌っぽくならないようにするかという観点から、一般に売られている大判コミックと同じにしたのです(同人誌には、A4やB5など大きめのサイズで薄い本が多い)。

そして、中身も表紙もすべてモノクロ一色で印刷してコストを抑え、別に印刷した厚紙のカバーを付けることによって、安っぽくならない工夫をしました。テーマに合わせたミステリアスで和の雰囲気のある外身を目指し、カバーはフルカラーではなく孔版印刷の二色刷りで作りました。味のある印刷は「レトロ印刷JAM」大阪の若い人達がやっている元気な印刷屋さんです。
< http://jam-p.com/ >

色違いで二種類作ってもらったものを、手でスジを付け一冊ずつくるみ、シールで封をしています。これらすべての印刷コストは、200部でほぼ8万円。ふたりの手作業で仕上げたことで、この費用に抑えられました。

ラインナップすべてがそうなのですが、本の印刷費と全部の部数を売り切った時に出る利益が、ほぼ同額になるように設定をしていますから、この漫画は一冊500円で販売。委託で掛け率が変わることも考慮した値段です。

「だれかのみほとけ」は、作家の手売りやコミケ出展、書店委託などで今までに150部ほど売上げを出しています。これを作ったことで出版社の漫画編集部の目にとまり、現在彼女は読み切りを新たに持ち込み中とのこと。こういった反応がきちんとあるということが、何よりも良かったと思うことです。

これで彼女が本当のプロになって、単行本を出す時にはまた私がデザインをしたいなあという夢がふくらみます。もちろん、もっと多くの人に、今の彼女にしか描けない作品を読んでもらいたい!

「だれかのみほとけ」松永恵実は、こちらから。
< http://mess-pressed.com/001.html >

【宮崎希沙】グラフィックデザイナー
自費出版レーベルMESS主催
< http://mess-pressed.com/ >
< http://d.hatena.ne.jp/december_girl/ >

無事に大学を卒業し、なんと成績優秀賞なるものまで頂きました。4年間色々やってすべてが変わった気もすれば、何もせず何も変わらなかったような気もしています。でもただ明確なことは、現在プー太郎ということ! 引き続き求職中です。エディトリアルのお仕事は、どこも大変みたいだ〜。

最近のお仕事は、日本の現代美術家・MIRAIのオフィシャルサイトのデザイン/構築をしました。彼女の本も、現在企画中。キワドい女の子たちのポップでグロテスクなイラストです。
< http://mirai-official.com/ >

また、友人と活動中の"yakk"。東京都の20代女子4人でzineと呼ばれる小冊子を作っているグループ名でもあり、zineそのものの名前でもあります。
Yumi、Anri、Kumi、Kisaの4人がまず企画会議を経てそれぞれお題を出す

それに答えた素材を本人含めた4人全員が作る

お題を出した本人が4人から回収し、1冊のzineにまとめる

4つのテーマで作られた4冊のzineを1パックに!
という流れで制作。現在6店舗で販売中。現在発売中のVOGUE girlにも掲載されています。
< http://yakkblog.blogspot.com/ >

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編集後記(04/11)

●2011年第9回開高健ノンフィクション賞を受賞した水谷竹秀「日本を捨てた男たち フィリピンに生きる『困窮邦人』」を読む(2011、集英社)。分別盛りのはずの中年男がフィリピンパブにはまり、帰国する女性を追って渡航し、所持金のあるうちは歓待されるが、金の切れ目が縁の切れ目で、見捨てられて路上生活者に堕ちる、といった自業自得なサンプルを現地取材したものであろうとの予測はだいたい当たっていた。

海外で経済的に困窮状態に陥っている在留邦人を「困窮邦人」と呼ぶ。世界で最も困窮邦人が多いのがフィリピンで、いまや社会現象化している。この国で新聞記者を務める筆者は、この異様な現象に興味を持ち「異国の地でこんな惨めな状態になって、一体どんな思いで日々を生きているのか」について、長期間多くの困窮邦人に丹念に話を聞いた。それは、「本当に自分から選んでそうなったのか。彼らの人生にその道を選ばざるを得ない現実はなかったのか」という疑問を解くための取材であった。しかし、取材を進めるにつれ「だからあなたたちは困窮するんだ」と嘲笑う自分と、社会問題として追求する自分との間で葛藤が始まった。日本で彼らの親や知人を訪ねて、彼らの人生や暮らしを追って行くと、「(困窮は)自己責任ではない」という仮説はあらかた崩れ去ったという。

この本では、辛抱強く取材を重ねた5人の困窮邦人について書かれている。自己責任論も含めて本人たちと向き合おうとすればするほど、まるで迷路にでも迷い込んだような感覚に陥ったと筆者は述懐しているが、困窮者は自分に都合のいいことしか言わないようである。実態はよくわかったが、彼らにまったく同情できないわたしである。だから、「彼らは捨てられたのではなく、実は日本が捨てられたのではないだろうか」という逆説的な結論は、文学的でかっこいいのだが、それはどうかなと思う。(柴田)
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087814858/dgcrcom-22/ >
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●虹色カーソルでイライラ。ああああーーー! アプリの立上がりが遅かったり、保存に時間がかかったり、Firefoxのタブのひとつでトラブルがあったり、いろいろ動かしていたりすると、虹色カーソル。毎回ぶつくさ言っている。で、待ち時間に手元のiPhoneに手が伸びてしまい、余計に時間を費やしてしまう。SSDなら解決するのか。新しいMacを買う時はSSDに換装したいなぁ。メモリもめいっぱい積みたいなぁ。高いなぁ。なんでこんなにセコイのかなぁ、私。ストレス解消できるのに。行っていないスポーツジム会員費トータルで比べたら安いのに。

「幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題が話題に」を見た。2分かかった。今の幼稚園児は算数できる子もいるので、そっち方面から攻めてしまった。私の場合、同じ結果になるものを比較し、ルールを導き出しての回答だったので、大人ならではの解決方法だよね。

「ハリポタ電子書籍化の衝撃 出版業界の常識覆す3つの理由」。売れるコンテンツを持っているのは強いな。これをDRMなしで売るところがすごい。図書館で無料配信させるのもすごい。長くなるので経緯ははしょるが、ベーシックインカム制度を全世界で導入できたらいいのにな。無料でコンテンツを配信させる人たちが食べていける世界。知の還流。(hammer.mule)
< http://matome.naver.jp/odai/2133393856936222101 >
幼児が数分で解けるのに大人が解けない算数(?)の問題が話題に
< http://www.sankeibiz.jp/business/news/120408/bsj1204081730000-n1.htm >
ハリポタ電子書籍化の衝撃 出版業界の常識覆す3つの理由
< http://m2.cap-ut.co.jp/fes/ >
まにフェスは今週土曜日!