Otaku ワールドへようこそ![151]間の悪い日々
── GrowHair ──

投稿:  著者:


都内の桜が満開の日曜日、私は新宿の漫画喫茶にいて、下記のニュースがネットを賑わしているのを見つけた。「37歳警部補の男、セーラー服姿で下半身露出した疑いで逮捕」。げっ。春めいた話題と言えなくもないけど。

記事によると、「警視庁交通部の警部補の男が3月、東京・武蔵野市内のマンションで、セーラー服姿に女装してエレベーターに乗り込み、女子高校生に「見てください」と声をかけ、下半身を露出した公然わいせつの疑いが持たれている。同容疑者は高校一年の女子生徒(16)と一緒にエレベーターに乗り込み、先に降りた後、振り返ってスカートをめくりあげたという。セーラー服姿で長髪のかつらをかぶっていた。昨年10月ごろから武蔵野市や府中市などで同様のわいせつ事件が数件発生し、警視庁が捜査していた。今月7日午後9時過ぎ、JR武蔵境駅近くで女装姿の容疑者を発見、武蔵野署で事情を聴いたところ、容疑を認めた」とのこと。

なんて間が悪い。このとき私はセーラー服を着ていた。これから帰らなきゃならないんだけど。出て行きづらいではないか。

さて、今回は小ネタ連発でいきます。若い時分のことなども引っ張り出して。




[1]4月3日(火)、夕方から都内では台風並みの暴風雨になると予報が出ていた。午後から多くの会社が帰宅命令を出した。日本人って、どうしてこうみんな右へならえなのか。3:30pmごろの山手線は激混みだった。あきらめて次の電車を待つ人も多くいる中、私はなんとか乗れた。リュックを片手に提げ、ドアの上をもう一方の手で力いっぱい突っ張る。ドアが閉まってくる。と、そのとき、隣に立っていたお兄さんが、予想外の行動に。私のヒゲをぱっと払ってくれた。ドアに挟まれないようにと。あああありがとうございますっ!

[2]高校2年生の明日香(仮名)は先週木曜に下半身露出男に遭遇したという。暗くなってから友達と一緒に帰る途中、友達がキャッと言ってぱっとよけた。明日香は自転車で、友達は歩いていた。状況がよく分からなくて、自転車のライトを当ててみると、前から歩いてくるおじさんのズボンのファスナーが開いていて、ブツがボロッと出ていた。すぐにライトを背けた。

すれ違ってから、互いに振り返っていて、目が合ってしまった。向こうは片手を上げてさわやかに「やっ」。その瞬間、前をよく見ないで歩いていたおじさんは、何かにけつまずいて転倒。これって、明日香の超能力?

[3]うんと小さかったころ、デパートに買い物に行くのが楽しみだった。屋上がミニ遊園地みたいになってて、遊具がいろいろ置いてある。私はすべり台でアクロバット技を見せつける。腹ばいから、頭を下にしてすべり降りる。しかも、ひねりを加えてきりもみ状態で。なんかヒーロー気分。

見ていた小さな子供が、真似しようとしたのか、もっとすごい技を編み出そうとしたのか、連続でんぐり返しでごろんごろんごろんと。すべり台は螺旋になっていて、外へ落ちそうになる。母親が悲鳴を上げて抱きとめる。本人はびーびー大泣き。やばいっ。逃げました。この場をお借りしてお詫び申し上げます。

[4]われわれ人類は、言葉という強力なツールを持っているがために、築いてきた英知を世代から世代へと譲り渡すことができる。これが時として機能しないことがある。やっちゃいけないことは、やってみたくなるという心理のせいで。証言が次々と。炊飯釜から出る湯気に手をかざしてみたとか、ドライアイスをつかんだとか、フライパンにてのひらをべたっとつけたとか。

[5]ついうっかりということもある。中学のころ、学校でよくミニフラスコを作って遊んだ。ガラス管の一端をガスバーナーであぶって閉じる。それから先端数センチぐらいの区間をまんべんなくあぶってやわらかくする。クタッとならないように、回しながら。で、他端から息を吹き込むと、ぷっと膨らんで、フラスコ状になる。真っ赤っ赤なんだけど、すぐに引けて無色になる。そのとき、うっかり持っちゃうんだな。3回ぐらいやらかした。

[6]高円寺の氷川神社の横の坂がいい感じだ。何にいいかというと、自転車で両手離し白線スラロームするのに。道が緩やかにS字を描いていて、その先は直線で見通しがいい。車が来てないときを見計らって、ゴー!

破線のセンターラインを踏まないように、切れ目切れ目で右へ左へ。近道な縫い方は簡単すぎるので、カーブは外側を通るように縫って降りる。大得意。と、行く手に、両手を広げて立ちはだかる人が。あ゛。お巡りさん。

「いつもそんな走り方してるのか!」。えーっと、その質問は答えづらいです。練習の賜物なわけですが。(蚊の鳴くような声で)「いえ、今日が初めてです」。こってり絞られて、逃がしてくれた。中学時代の話。

[7]社会人になってから。最初の職場は、敷地内に6階建てのビルが建ってて、脇に駐車場があった。門には赤外線ビームだかが水平に渡してあり、人でも車でも、出入りの際にそのビームを切ると、びーーーっとブザーが鳴り、塀の上のサイレンが回る。2階の管理室からモニタしている。ビームは腰くらいの高さに一本だけ。高くジャンプして、足をぐっと胸に引きつけると飛び越せる。鳴らない。セーフ。匍匐前進すると、やっぱり鳴らない。大人になっても中身は中学生な私である。

[8]身に重大な危機が迫っているとき、時間が超スローモーションで経過する。たぶん、頭が超速フル回転するので、相対的に時間のほうが遅く感じるのであろう。両側が沼地になった細いうねの上から、アヤメの花を撮っていた。もうちょっと距離をとりたいと思い、一歩下がった、そこにはもはや地面はなかった。すでに自分の体の重心は、両足の外にある。

眼下に広がる水面、それを透かして、泥。運命は決した。そこへ落ちる以外にないのだと。さてどうしたもんか。腹からバシャーンは最悪だ。しょうがない、足一本だけを犠牲にして、残りを助けよう。実際はほんの一秒ばかりのこと。ひざ近くまでもぐった左足を泥から引き抜き、水道の水で洗う。左足はずぶぬれだけど、全身泥まみれの事態は避けることができ、カメラも助かり、電車で帰った。

[9]人からは割とおだやかな性格だと思われているらしい私であるが、そんな私でも、ごくたま〜にブチキレるときがある。数年前、ファミレスのガストで店員を怒鳴りつけた。深夜で客は少ない。入り口付近に2〜3組いるが、奥のほうには私しかいない。まず、音がうるさい。液晶パネルがあって、宣伝映像が流れているのだが、短い周期で繰り返し繰り返し流されるので、だんだんイライラしてくる。

店員を呼んで、ボリュームを下げてくれませんか、と頼む。すると「規則ですから」と断られる。「他に見てるお客さんもいるかもしれないですし」と。おいおい、映像が見える位置には誰もいないじゃないか。そう言うと、ボリュームを下げてくれた。ぐだぐだ言う前に黙ってそうしろよと思ったが飲みこんだ。

プリンアラモードを頼んだのだが、間違えて持ってきた。アラモードではない、ただのプリン。伝票にもそうついているので、来たものと請求額はいちおう合っている。客にはいっちょまえに口答えしといて、自分がやるべきことはこの手抜かりかよ、と思ったが飲みこんだ。

しばらくすると、またボリュームが上がった。「うるせえ!」。バンッ。累積していたイライラが一気に堰を切った。「ちょっと来い!」。大絶叫。「アイスクリームがついてねーじゃねーかっ!」。

[10]晴れた日曜日の午後、広い原っぱを散歩していると、野球のグラブをはめた青年と、ミットをはめた青年が笹薮を掻き分けている。飛び込んだボールを探しているらしい。その様子から、ボールは絶対にこの薮の中にはないだろうと確信できた。

辺りにはこの薮の他には視界をさえぎるものはあまりない。だから二人はボールがあるとしたらこの薮の中に違いないと思い込んでいる。もうすでに同じところを何度も探したと見え、さらに精査するモードに入っている。そういうときは、まずそこにはないものである。

ボールが灌木に飛び込んだときは、往々にして、それを突き抜けて遥か遠くまで転がって止まることがある。そう思って広く見渡してみると...。5秒で見つかった。小径を隔てた反対側の、さらに向こうの硬い地面に軟式野球のボールが転がっている。そんなに見つけづらい場所ではない。枯れ葉に埋もれかけたりしていないところを見ると、つい今しがた転がったばかりであることが分かる。探し物はあれに違いない。拾って「これでしょ?」と渡したら、グラブ青年は驚いた顔をした。「あの辺に落ちてましたよ」と指差すと、照れ笑いを浮かべた。

そのときちょっとイタズラ心がわいた。いかにも何でもない、分かりきった、どうでもいいことをついでに言っておこうか、という調子でぼそっと付け加えた。「目で探すから見つからないんですよ」。沈黙して立ちすくむ青年二人を後に残して静かに立ち去ってきた。

[11]火曜日の朝、駅を出て、徒歩で会社に向かう。晴れて、ぽかぽかと暖かい。駅から会社まで一直線の道があり、いつもはそこを通るのだが、なぜか、ふと別の道を歩いてみたくなった。一筋左の平行な道へ。すると満開の桜並木だった。以前にも通ったことはあったが、咲いてない桜の木は目立たず、桜並木だとは意識してなかった。まったく予想外。桜に呼ばれた感じ。あちこちで写真を撮ってる人がいる。車道のセンターラインに立って撮ってる人もいる。見事な咲きっぷり。これって超能力? けど、好きなときに好きなように使えるわけではない、ってとこがショボい。

[12]上司のM山さんから聞いた話。NHKの科学番組「いのちドラマチック」によると、頭髪を分析することで食べたものが分かるのだそうで。調べてみると、日本人の平均40%はとうもろこしでできていると判明。え? そんなに食べないよ、と思ったら、家畜の飼料がとうもろこしなのだとか。肉も牛乳も卵も元をただせばみんなとうもろこし。

You are what you eat. 人は食べたもので出来ている。我々はみんなとうもろこしが服着て歩いているようなもんだ、ってわけだね。そう思うと、気持ちが軽くなる。おれもお前もとうもろこし。人前でスピーチするのに緊張しても、どうせとうもろこし。上司にしかられてもしょせんはとうもろこし。

[13]4月7日(土)は、コスプレイヤーふたりを撮影した。イベントではなく、個人的に企画し、景色のいい場所へ行って撮る、いわゆるロケ撮り。栃木まで行った。一人は柊としあき。10年来の仲間。もう一人は大葉竹。新三郷駅で柊さんと待合せ、竹さんが車で到着するまで、マクドナルドでおしゃべり。アイスティーを飲み終わって、氷をがりがりかじっていると、柊さん「氷をかじるのは、なんか栄養成分が足りてないらしいよ」「いちおうバランスよく食べてるはずだけどな。愛かな?」「愛ぃ? ホレっ愛! ホレっ愛!」「ちぎって投げるなぁ!」

[14]竹さんは、初めて会ったけど、なんか気風のよいさばさばした性格で、しっかり自立してて頼れる感じ。運転は非常に上手いんだけど、なんというか、上手すぎて、トロくさいやつが気に食わない感じで。オラオラ系。

「中身男なんじゃないの?」(←失礼)というと、「よく言われる」と。そんな竹さんは、早くに母親を亡くし、男手ひとつで育てられた。その父親もしょっちゅう海外出張があり、3つ年上の姉とお留守番な日が多かった。小学生のころだったか、父親から電話があったが、ノイズがひどくてよく聞きとれない。

「%?a!z###猿&$??!」「え? 猿? モンキーの?」「そう、猿」。こんな調子で、聞きとれたのが「猿」「DNA」「フィリピン」。この3つのキーワードを残して、一週間帰って来なかった。まあ、どうせいつもの海外出張なのだな、と思っていた。実際その通りで、猿の遺伝子を調べる研究所をフィリピンに立ち上げるので、行ってくる、と言っていたのだそうで。

[15]初めての海外旅行では、奇妙な体験がいっぱいあった。'94年に、当時同僚だった瀧田とロサンゼルスへ行った。瀧田にとっても初めての海外。なのに、ツアーに入ろうなどとは微塵も考えず、往復の飛行機と最初の宿泊地だけを予約し、後は行き先も宿泊地も決めず、レンタカーで気ままな旅。

サンディエゴからメキシコをちょっと踏んで(←予定外)ロスに戻ってくると、日が暮れかかり、早く宿泊地を決めたい。けど、Travelodgeはもう飽きた。なんか、古めかしくていい感じのモーテルがある。壁は蔦で覆われている。二人で入ると、ロビーのカウンターの向こうには男性が二人いる。互いに顔を見合わせてうなずいたように見えた。

「以前に泊ったことある?」「いいえ」「評判を聞いてきた?」「いいえ」。なんか拒絶されてるっぽいけど、なんでだろう? 向こうは向こうで「早く察しろよ」と思ってたに違いない。ついにストレートに言ってきた。「ゲイホテルって聞いたことある?」。あ゛。失礼しました。こっちは男性二人だったけど、最初っから客ではないと見抜かれてたってわけだね。

[16]その旅行に行く前、妙にリアルで怖い夢を見た。着いた空港でアイスクリームを買おうとして、ドルがないことに気がつく。あ、換金しなきゃ。銀行を探し当てる。カウンターの向こうに何人か人がいるが、一番左だけ男性だ。その男性と話をして、用が済む。けど、その後、ひそひそ声でなんか話しかけてくる。聞きとれず、顔と顔が近づく。

すると、こっちを口説きにかかっているらしい。えーっと、えーっと。「そういう趣味はありません」ってときの「趣味」は"hobby"じゃなくて、なんだっけ、なんだっけ...。で、目が覚めた。細部までリアルなとこが正夢っぽかったけど、どうせ銀行に用事なんてあるわけないし。

瀧田がケツのポケットに入れてたトラベラーズチェックを失くした。住友銀行に電話すると、バンクオブアメリカへ行け、という。え? 銀行に用事? どこのでもいいというのでサンディエゴで。目的別にカウンターが分かれているわけではなく、一列に20人ばかりの列ができていて、先頭の人は空いたカウンターに呼ばれる。カウンターには数人いて、一番左だけ、...男性だ。あれ?直前の人がそこに呼ばれる。ということは我々はどっか別だろう、と思っていたら、その人の用事は一瞬で済んで、我々が呼ばれる。げ。

失くした額を申告し、その場で再発行してもらえた。そのオニイサン、日本にいたことがあるそうで。千葉で英語を教えてたとのこと。なんか話が盛り上がって、楽しかった。口説いてくる気配は、なかった。余談だが、トラベラーズチェックは親切な人に拾われ、届けられていた。失くしたと申告した額が多すぎたと判明し、返しに行ったそうだ。

[17]いまだにケータイを所有したことがない私である。けど、2月にこっちの職場に移ってきたら、各人に一個ずつ配布されちゃって、困っている。どうやって使うんだ、これ? 2か月ほど経つが、かかって来たのは10本足らずで、半数以上が間違い電話であった。社内ひきこもりな私である。たまにかかってくると大変で、チンパンジーにケータイ持たせたらきっとこんな具合だろう、ぐらいの勢いで、もてあそんだ挙句、放り投げたくなる。

用事があって、会社の偉い人にメールを送ったら、電話で返してきた。えーっと、どうやって取るんだ? これか? これでいいのか? 今、どんな状態?もうつながってるのか? 向こうは、とっくに話し始めていた。えーっと、すみません、どちら様でしょう。早くも先行きが危ぶまれる私である。

[18]散歩していると、花壇があり、猫がほじくり返している。あーあーあーあー。横には立て札があり、「みんなで大切に花を育てています。どうか荒らさないでください」と、まるで泣きながら懇願するような調子。犯人の目星がついてなかったとみえる。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。実は堅実なサラリーマン。アイデンティティ拡散。

日曜の事件の件では、翌朝、元上司のN河氏からメールが来た。「ドキッとしたよ」。あー、すみません、ご心配おかけします。私ではありません。

前回も書いたけど、電車の中で、目に留った人に声をかけて写真を撮っている写真家さんがいます。3月18日(日)、下北沢で小田急線に乗ったら、さっそく声をかけられたのが出会いです。まあ、おっさんがセーラー服着て電車に乗ってきたら、目につきますわな。それまでに撮りためた写真を見せてもらいましたが、けっこういろんな人がいるもんです。

声をかけるのが恐いような人もいて、度胸あるなぁ、と。断られることはあっても、トラブルになることはないそうで。4月後半に、電車内で撮った人物写真シリーズで個展を開くそうです。私が被写体のも展示してもらえるそうです。

◎中山学写真展 トレイン撮レインシリーズVol.1「電車の中のニッポン」
会期:2012年4月17日(火)〜4月29日(日)12:00〜20:00 月休
会場:GALLERY SHUHARI 新宿区四谷3-13大高ビル3F(1F南昌飯店)
< http://www.gallery-shuhari.com
>

よく作品を撮らせてもらっている人形作家さんたちの一人に吉村眸さんがいますが、現在、作品を展示している展覧会が開催中です。「木工をやっている友人の、北村真梨子さんが荻窪にアトリエを構えました。そのアトリエのオープンを記念した、展覧会に参加します。南荻窪にある、ビルの一室をほとんど自分の手でリノベーションして作ったアトリエです。私も微力ながら、お手伝いをさせていただきました。広いスペースではないのですが、かわいいアトリエです」。

◎atelier 2211 オープニング展
会期:2012年4月9日(月)〜4月15日(日)11:00〜19:00
会場:atelier 2211 杉並区南荻窪1丁目22-11 京王南荻窪コーポ103
< http://t.co/huOlI6dU
>

石神茉莉さんの小説に出てくる、廃墟の外れに孤立して営まれる玩具館「三隣亡」をイメージした展示が初台の「画廊珈琲 Zaroff」で開催されます。かつて私と一緒に展示会を催した仲間の何人かが出展しています。石神茉莉さんご本人もアドバイザーとして参加していて、案内文を書いています。

三隣亡とは

小説『人魚と提琴 玩具館綺譚』『謝肉祭の王 玩具館綺譚』(ともに講談社ノベルス)の舞台となる玩具館の名前です。ゾンビのことしか頭になく、ほとんど店のカウンターから動かない店長のTとその妹の美少女、美珠が廃墟の外れにて経営しています。

ホラーグッズやパワーストーン、御守り、古今東西の呪物の類、マンドラゴラや鴆の羽、媚薬、ありとあらゆる不思議なもの、妖しいものがその棚には並んでいるのです。それらが本物なのか偽物なのか、美しいのか禍々しいのか、すべては夢なのか現実なのか。

多分、それはどちらでもいいことなのです。すべては「玩具」なのですから。この度、初台に登場する玩具館『三隣亡』にも様々な怪異、異形のモノたちが集まると聞いています。どうか不思議なもの、妖しいものをご一緒にお楽しみください。皆様のご来店をお待ちしております。 石神茉莉

◎玩具館 三隣亡 vol.0
会期:2012年4月19日(木)〜5月1日(火)12:00〜20:00
会場:画廊・珈琲 Zaroff 渋谷区初台1-11-9 五差路
< http://www.house-of-zaroff.com/ja/gallery_2nd/20120419/index.html
>