Otakuワールドへようこそ![152]オタク騒然! 広告代理店がオタク研究チームを発足/GrowHair

投稿:  著者:  読了時間:19分(本文:約9,000文字)


広告代理店大手の電通は3月5日(月)、社内横断プロジェクトチーム「電通オタクがラブなもの研究所(DENTSU OTAKU LOVE LABORATORY)」を発足したと発表した。自分の興味・関心を追及する「オタク層」の視点で世の中を研究し、その知見を活用したソリューションを提供していくという。

これに対し、ネットの掲示板を住処とするオタク層からは、すさまじいばかりの反発が巻き起こっている。「こっちくんな!」「すげーうざい。擦り寄ってくんじゃねえよ」「冗談はセカンドライフだけにしてくれ」。

オタクがラブなものを研究しようとして、まず分かったことは、オタクが猛烈に嫌悪しているのが電通であったと。なんという皮肉。救いようのない断絶。たとえて言うならば、鶴が深海魚の研究を始めるようなものか。

なんとなくエリート集団という世間のイメージのある電通であるからして、いわゆる「上から目線」でオタクを研究してやろうという姿勢が気に食わなかったのかもしれない。けど、「下から目線」の猛反発はすでにネットにさんざん書かれていることなので、ここはひとつ、さらに上から目線でナデナデして差し上げようと思っちゃったりなんかする次第である。




●オタクはトレンドセッター ─ 電通

一般的に言って、二者の間で反目が起きているとき、調停しようとして、完全中立の立場をとって両者から公平に言い分を聞こうとすると、だいだいにおいて両方から敵認定されてしまうものである。本件に限って言えば、私は電通の側の人間ではなく、さほど濃ゆい部類ではないにせよオタクの側に立っているので、中立もへったくれもないわけだが、それはいったん棚上げにして、まずはニュートラルな立場から、電通の発表を見てみよう。

このプロジェクトの発足は3月3日(土)に電通から記者発表され、3月4日(日)の産経ニュースで報じられている。
< http://sankei.jp.msn.com/economy/news/120304/biz12030410080005-n1.htm >

その記事では「3月中に設立する」だったが、3月5日(月)に電通のウェブサイトに掲載された情報では、同日に「発足しました」となっている。
< http://www.dentsu.co.jp/news/release/2012/pdf/2012021-0305.pdf >

そのサイトで、まず、オタクはアウトサイドな存在からトレンドセッター(流行仕掛け人)へと変貌したと言っている。もともと情報感度が高く、幅広いカルチャーに精通するオタク層であったが、近年、ソーシャルメディアの急速な浸透のおかげで、オタクコンテンツがニッチな領域から広く一般に波及し、映画やテレビドラマ、アニメ、バラエティといった幅広いコンテンツに大きな影響を及ぼすようになってきたと分析する。

そして「電通オタクがラブなもの研究所」の狙いは、オタクの知見を活用してさまざまなソリューションを提供していくことにあるという。オタク層はコンテンツビジネスにおけるトレンド感覚にすぐれているので、この層が注目する良質なコンテンツを研究することにより、エンタテインメント市場におけるトレンドの兆しをいち早く掴み、ソリューション提供につなげていきたいと考えている。

ここで、「ソリューション」という言葉が聞き慣れないかもしれないので注釈を加えておくと、顧客の抱えている課題の解決策のことである。一般に、ビジネス(Business)は、消費者(Customer)に価値を提供することで代価を得る BtoC というタイプと、企業どうしで商取引をする BtoB というタイプに大きく類別される。

ソリューションという用語は、主として BtoB の場面で使われる。例えば、携帯電話の会社がお得なプランを宣伝したいという課題を抱えているとき、「じゃあ、タダちゃんに『タダ』って言わせちゃいましょう」と提案するのがソリューション提供である。

「電通オタクがラブなもの研究所」は昨年9月に第1回「オタクが好きなもの」調査を実施し、ファッションやビューティーの領域に感度の高い「女性オタク」層の存在が明らかになったと述べている。

この層は一般の女性よりもファッション誌やビューティー誌の閲読率が高く、世の中のトレンドに対しても敏感で、美しいものに対する意識が高い一方、アニメを中心としたオタクコンテンツに関する知識も豊富で、興味・関心も高いという特徴があるという。この「ビューティー感度の高い女性オタク層」を「美オタ」と名付けている。

「電通オタクがラブなもの研究所」は電通社内で部門横断的に集まった12名が参加・活動するプロジェクトで、2012年はこの「美オタ」層に着目していきながら、
(1)定期的なトレンド観測調査
(2)有識者ネットワークの構築・活用
(3)アニメ等オリジナルコンテンツの制作・開発・情報発信
(4)オタクが好きなものの知見を活用した商品・サービスの開発、ソリューションの提供
を行っていくとのことである。

●オタクが激しく嫌悪するもの、それは電通

電通の発表に対するオタクの反応は、ネットの掲示板「2ちゃんねる」のまとめサイト「痛いニュース」で見ることができる。
< http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1700062.html >
もともと「2ちゃんねる」に投稿されたコメントの中から128件がピックアップされていて、さらに、このまとめサイトへのコメントが1,275件ついている。

これだけたくさんのコメントがついていながら、電通に肩入れするものがただのひとつも見当たらない。まあ、このムードの中で「電通ってほんとはいい会社。みんながんばってるよ」とはとても書き込めるものではなく、全オタクが全会一致で電通嫌いってわけでもないんでしょうけど。

ま、とにかくざっと眺めてみましょう。

・普通はこういうプロジェクトは極秘にするがな。公表するということは反応を見ているんだろう。反応:電通倒産しろ

・オタクが嫌いなもの=勝ち組=既得権益=電通

・ほらほら電通の社員さん、まとめの抽出コメより、こういったまとめサイトの書きこみの方が生の声が聞けて参考になると思うよ。電通死ねや。市ねじゃなくて死ね今死ね

・でんすけが来ると一気に流行って一気に廃れるからな

・研究したところで無駄なのは変わらない。オタクの嗜好ってもんは基本的に広告と対極にあるから

・>オタクがラブなもの研究所 脳ミソ昭和に忘れてきたの?

・ヲタがラブなものを一つだけ教えてやると「電通叩き」。電通はガンガン電通を叩くといいよ

・バラバラだったオタの心が今一つに...。お前らホントに電通嫌いだなw

さて、ここで疑問に思うは、電通ってなぜかくもオタクから嫌われちゃってるんだろうか、ってことである。ひとつには、嫉妬心というのがあるだろう。電通というと、エリート集団っていうイメージがある。いい大学出てんだろうな、とか、高給取ってんだろうな、とか、夜は六本木あたりの高級店で優雅に遊んじゃったりしてんだろうな、とか、つきあってる相手は3次元でスペック高いんだろうな、とか。リア充。勝ち組。

それが事実かどうか、私は知らない。ただ、一般の人々から見た電通のイメージって、なんだか高〜いところにおわしましまする、なところがあるのではなかろうか。

しかし、オタクが電通を嫌う理由はそれだけではない。長年にわたってオタクを差別・迫害してきた張本人が電通だ、というイメージがオタクの間で浸透している模様である。それが事実かどうか、これまた私は知らない。けど、電通は、オタクに対してネガティブキャンペーンを張り、世間一般がオタクに対して、ダメなやつ、危ないやつ、変なやつ、暗いやつ、というイメージを抱くのに加担してきた、と捉えられている。

・お前らが『キモいからこっち来んな』って言うから、離れた場所で地味にコッソリ楽しんでるのに、なんでわざわざこっちに来るの? お前らはお前らの場所で楽しくやってろよ。

・てめーらが散々オタクを叩きまくって差別しまくってきたんだろうが。しかし、それでオタクは拡大を続け、オタクを相手にしないと儲からなくって来たら一転して媚び出したと。

・電通ってオタクを馬鹿にしてるリア充だらけのイメージなんだけど金になるからってオタクに擦り寄るのやめてもらえませんか

・散々俺らを蔑んで差別して笑い者にしてきたくせに、金になると知った途端にすり寄ってきやがって、ふざけるなよ、馬鹿野郎。

・電通関係って知れただけでネガキャン張られるのわかりきってるのに、ナニをどう広告する積もりなんだか。オタクの恨みを甘く見過ぎ。

・電通「オタクってこんなにキモイ人たちなんですね〜笑い()」って嘲笑してるのを見てる視聴者の多くがオタク系だったでごじゃるよの巻。いつの間にか嫌われ者企業

オタク文化はオタクのものである。濃ゆ〜いオタクがこよなく愛し、薄いオタクもそれなりに愛するものである。それなのに、なーんも分かっちょらんくせに影響力だけは多大な集団が参入してきてひっかき回していくことに危惧を抱く意見も多々ある。

・みんな一切宣伝されなくても金を使うのに、何で宣伝屋がしゃしゃり出て来るの?

・オタク研究所なんてもんが研究して仕掛けたヒット商品なんて「オタクってこういうのが好きなんでしょ?」的な紋切型の駄作ばっか生まれるんだろうな

・基本ヲタクって天邪鬼だから、TVなんかで「流行ってます」とか言われるととりあえず一歩距離をとるんだよ。それが真に良いものなら流行るし、上辺だけのものなら流行らない。

・寒流ごり押し→ハワイへの観光客減少。AKBごり押し→グラビアアイドルの仕事激減。電通の臭い息のおかげで一部の偏った市場は潤うかも知れないが、むしろ電通など無い方が経済は満遍なく回る。よって電通は潰されるべき。

・やらせておけばいいさ。オタクコミュニティは確かに大きいけど、個々の商品市場は大して大きくないと知るだけだよ。有名どころで「初音ミク」や「東方」を見ればわかる。「初音ミク」や「東方」は、オタクにとってただの言語にすぎない。その言語を使って、多くの人たちが多くの仕方で活動し、全体として大きな市場を成しているだけだ。じゃあ言語の方を生み出せばいいっていうのは、その通りだけど、言語は自由に使えてこそのもの。自分らの手を離れたところで好き放題されることを、果たして電通は許せるのだろうか?

・電通が国内だけで呆れられるのは構わないけど、一番心配なのは、電通が「オタク文化の日本で、今、これが大人気!」とか捏造して、海外の日本ファンにいい加減なものを売り出す可能性があること。善意と好意でオタク文化に興味を持ってくれる外国人が、電通にまがい物を押し付けられて失望して去っていってしまうのが、日本人として一番怖い。

最後のコメント、非常に好きだなぁ。

ところで、エリート、金持ち、高貴な家柄の子女の中にもオタクはいる。電通社内にも濃ゆ〜いオタクはぜ〜ったいにいるに違いない。ところが、電通のサイトに掲載された発表を精読してみると、この12人のプロジェクトの中に真のオタクがいないんだな、ってのがよく透けて見える。

な〜んも分かっちゃいないんだな、と。まあ、猿を研究するチームのメンバーに猿はいなくてもいい理屈なんだけど。オタクに限っては、それでよかったかどうか。

こういうプロジェクト、やるにしても、もっとやり方ってもんがあるだろうに、と思う。つくづくマーケティング屋さんなんだなぁ、この人たちは、と。もし、チームの中に一人でも濃ゆいオタクがいたら、こういう発表のしかたにはならなかったような気がする。

もしかして、社内のオタクからも冷ややかに距離を置かれちゃってるんだろうか。下記のコメント、ほんとに社員からかどうか確認のしようもないのだけど。

・てゆーか現役電通でオタクな自分はどーしたらいいのか。仕事のためにネタ提供すべきか。趣味のためにシカトすべきか。とりあえず好きな歌姫は公表しないでそれなり売れてるコンテンツでも生け贄にするか?

●では、ツッコみますよ

オタクはトレンドセッターですか。いいラベルを貼っていただきまして、ありがとうございます。けど、違います。まるでズレてますな。私は中年男性でありながら、休日に外出するときは、セーラー服を着て出ることが多い。ツイッターなどで「罰ゲーム?」とか言う人がいるけど、いやいや、自発的に着て、大いに楽しんでおりまする。世の中からのフィードバックがやけにポジティブなもんで、勇気づけられこそすれ、やめるきっかけはなくなります。

さて、1〜2年経ったとき、世の中の男性の多くがセーラー服を着て歩くことの楽しさに目覚め、表へ出れば、あっちにもこっちにも、そんなのがうじゃうじゃ、ってことになれば面白いけど。もしそうならなかったとしても、それはそれでいい。

トレンドをセットしよう、なんて大それたこと、最初から思ってないもんで。ああ、俺は先見の明がなかった、流行らなかったのはトレンドセッターとして失敗だった、と落ち込むようなことはない。流行ろうが流行るまいが、好きなことを好き勝手にやってるのがオタク。むしろ流行らないほうがちょっと嬉しいかな〜、ぐらいの勢いで。

イノベーター理論によれば、ものの流行というものは、革新者、初期採用者、前期追随者、後期追随者、遅滞者の順に伝播していくが、革新者の始めた奇異なことが、みんな初期採用者に受け継がれるってもんでもないでしょう。オタクにトレンドセッター役を期待? 無駄無駄。まあ「痛車」とか「聖地巡礼」とか、オタク発のトレンドっていろいろあるけど、それを薄めて一般人に展開してお茶濁し、ぐらいが妥当な着地点でしょうか。

次に、「美オタ」。もう、どっからツッコんだもんか......。まずはネーミングセンスから。名詞に対して接尾語的に「オタ」あるいは「ヲタ」をつける形は、それを興味の対象とするオタク、という意味になるのが通例である。「鉄ヲタ」然り、「ハロヲタ」然り。

ちなみに「ハロヲタ」とはガンダムに出てくる「ハロ」のオタク、ではなく、ハロプロ系アイドルのオタクという意味である。その段で行くと「美オタ」とは「美に耽溺しているオタク」ってことになっちゃう。

一方、接頭語的な「美」に名詞を伴う形で「美しい何々」という意味になる例もある。美顔とか美脚とか美声とか美少女とか。こっちの形に沿った意味で「美オタ」とつけちゃうセンスに、どうにもこうにも、オタクの世界を分かっていない、オッサン臭さがぷんぷん漂うのを感じてしまう。

それよりも「あちゃー」なのは、この「美オタ」を「今までのオタクにはない存在」と言い切っちゃっているところ。私の記憶だと、コミケが華やかになってきたね、と言われたのは10年くらい前のこと。まず、コミケの来場者は常に男性よりも女性のほうが圧倒的に多いという基本事実は押さえておこう。

「今」までは、男性も女性も、漫画なり活字なりを読むこと以外に何も興味ないだろ、服なんてとりあえず体が隠れてりゃよしと思ってるだろ、な感じの人が多かった。けど、21世紀に入ったあたりから、女性がファッショナブルになってきた。

「美オタ」が一般女性よりもよくファッション誌を読む、というのは今までデータがなく、電通が発見したのかもしれない。そのファッション誌って、「KERA」とか「FRUiTS」のような原宿ストリートファッション系なんではないかい? って疑いは置いといて。コスプレイベントに来る女性たちの往き帰りのファッションをチェックしてみるとよい。たいへんおしゃれである。

コスプレイヤーは、衣装制作の技術をちゃんと学びたいという動機から、服飾関係の短大へ行く人が多い。ファッションに関心が深くて当然なのである。「美オタ」を「従来のイメージとは異なる」と言っているけど、まず、そのイメージが実態と合っているかどうかを検証してみることから始めてみてはいかがだろうか。

(1)電通のもっていたオタクに対するイメージ
(2)世間一般のもっていたオタクに対するイメージ
(3)オタクの実態

以の3つを時系列にみると、私の感覚では、たぶん、オタクの実態はそんなに変化してなく、世間一般からのイメージがだいぶん実態に近づいてきた中、電通のもつイメージだけが実態から乖離して取り残されている。

禅問答にこういうのがある。風になびく旗を見ながら、二人の僧が言い争っていた。「これは旗が動いているのだ」「いや違う。風が動いているのだ」。そこに通りかかった慧能が言った。「旗が動くのでも、風が動くのでもない。あなたたちの心が動いているのだ」-無門関-旗がオタクだとして、風が世間からのイメージだとすると、どうだろう。

過去に遡って、オタクのイメージと実態の差異を検証してみるのにお薦めの書籍を挙げておきましょう。

・岡田斗司夫『オタク学入門』(太田出版、1996年)
・東 浩紀『動物化するポストモダン─オタクから見た日本社会』(講談社現代新書、2001)
・木尾士目『げんしけん』(講談社アフタヌーンKC 全9巻、2002─2006)
・大塚英志『「おたく」の精神史 一九八〇年代論』(講談社、2004/2/21)
・堀田純司『萌え萌えジャパン 2兆円市場の萌える構造』(講談社、2005/4/1)
・杉浦由美子『オタク女子研究 腐女子思想大系』(原書房、2006/3)
・井上明人『ゲーミフィケーション─ < ゲーム >がビジネスを変える』(NHK出版、2012/1/25)
あ、最後のは趣旨とはちょっとズレますが、おまけです。

「美オタ」にはコミケやコスプレイベントの往き帰りでも出会えますが、この時期、一番お薦めなのは4月30日(月・祝)の「ドールショウ34春」ですね。詳しくはウェブサイトをチェックしてみてください。
< http://dollshow.web.infoseek.co.jp/ >

コーエーのネオロマンス系ゲームの男性声優たちによるライブイベントもよい。オタクとはちょっとズレるけど、地続きな領域にヴィジュアル系のバンドのライブがあり、これもよい。ズレるけど地続きという意味じゃ「宝塚」もある。まあ、「美オタ」扱いされちゃ怒る人も多そうだけど。

あと、池袋の通称「乙女ロード」。身の安全のためには言わないほうが賢明なのかもしれないけど、ここで言う「乙女」とは「腐女子」の婉曲表現である。以前、「B:Lily-rose」というBL喫茶があり、ほんとうにすばらしいお店だった。黒服にばりっと身を固めた男装の令嬢が低い声で「お待ち申し上げておりました」というのも「超かっけー」んであるが、それにも増して、来店する淑女たちのファッションがすごかった。貴族さながらの美しい令嬢たちの集うお店であった。

「美オタ」ってぜんぜん新しくないじゃん。10年来撮らせてもらっているコスプレイヤーに聞いてみた。彼女は服飾の短大を出ている。「電通に狙い撃ちされてるけど、なんかコメントある?」。「うええええーーーなにこれえええ。電通って、やばいかいしゃだなあ( ;´Д`)確実にオタクうけの逆を行ってるね〜 オタラブ活動はほとんど知られずにこけそうww」。

けど「電通に期待、。。。するならやっぱ企業ならではのロケ地の開放かな! 一般人が使えないような撮影ロケ地でイベントとかやってほしー! 映画で使われたセットとか、さ。例えば桜田門外の変のセットでイベントやってるとこみたいなのを期待してしまうわあ(*^^*)」とな。天下の電通様様、やるならこういうことやってちょーだいませませ〜。

しかししかし。この時期にオタクの研究を始めるのは、まったくの的外れでもないような気もするのだ。映画『電車男』が封切られた2005年ごろはひとつの「オタクブーム」であり、その結果として世間からのオタクのイメージが著しく向上したが、今年あたり、次の山が来るのではないかという予感がしている。

それは「ゲーミフィケーション」に代表されるように、今までオタクのものだった濃ゆい楽しみが、ほぼ全一般人に拡散・浸透していく流れになっていくのではなかろうか。

「電通オタクがラブなもの研究所」の活動のひとつに「有識者ネットワークの構築・活用」が挙げられている。上記書籍リストの著者など、評論系の人々にあたってみるのもいいだろう。けど、もし全部お断りされちゃったりなんかしたら、僭越ながら私がやらなくもないですよん。まあ、(親指と人差し指で輪を作りながら)コレ次第ですけどな。

【GrowHair】GrowHair@yahoo.co.jp
セーラー服仙人カメコ。アイデンティティ拡散。女装オタクも研究してくれんかのぅ。

「男一匹プラス猫五匹、廃車に暮らす」を書いたのは2回前の3月30日(金)のことだが、4月22日(日)に人形の撮影で再び訪れた。なんと! 猫が10匹増えていた! 5匹、10日置いて別のがまた5匹産んだそうで。後のは目がやっと開くか開かないかぐらい。

私が埼玉県福祉士会に電話して聞いたことと、上田さんが語ることが食い違う。貧困ビジネスのかほりがぷんぷん......。橋の下を立ち退かされて、アパート暮らしを始めた何人かは、もうすでに河原の別の場所に戻って来て暮らしているという。亡くなったホームレスの空き家とかに。

書きたいこと、いっぱいあるんだけど、もうすでに長くなっているので、続きはまた今度。あ、もう一言。生活保護受給者200万人、その額年間3兆円。急増中。政府が「無駄」を削ると仕事にあぶれる人が増えて、生活保護の支出が増えるという「無駄」。仕事、出そうよ、河原のゴミ拾いでも草刈りでも。

4月15日(日)、セーラー服を着て中野駅付近を歩いていると、制服を着た男子高校生から呼び止められた。同じ学校の仲間4人と一緒に写真を撮らせて下さい、と。近くに立って政治思想関係のビラ配ってるオニイサンにシャッターをお願いする、その勇気あったらリアル女子高生をナンパすればいいのに。