[3258] Adobe CS6 購入前におさえたいこと早わかり

投稿:  著者:  読了時間:31分(本文:約15,300文字)


《バージョンアップして欲しくないアプリケーションもある》

■明日もデザインで食べていこう![34]
 近い将来ブラウザだけで出来ること、それに向けて備えておきたいこと
 秋葉秀樹

■クリエイター手抜きプロジェクト[316]Illustrator CS6編
 スクリプトからアクションを実行する
 古籏一浩

■講師だって、最初は初心者だもの[番外]
 Adobe CS6 購入前におさえたいこと早わかり 〜CS6 序章〜
 森 和恵

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■明日もデザインで食べていこう![34]
近い将来ブラウザだけで出来ること、それに向けて備えておきたいこと

秋葉秀樹
< http://bn.dgcr.com/archives/20120514140300.html >
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みなさん、こんにちは、秋葉です。ゴールデンウィークも終わり、みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。

さて、そんな連休のさなか、私は大阪でセミナーイベントにてあるプレゼンをしました。イベントのサイトはこちらです。
< http://osaka.cssnite.jp/vol30/ >

「HTML5でできるカメラアプリを実際に体験しよう」というタイトルですが、カメラアプリをつくることが目的ではなく、今ブラウザが試験的に実装し始めている次世代のWeb標準技術を使ったデモを行い、どういったことができるのか、また将来に向けて備えておくことの必要性についてお話さしました。

具体的には以下のデモを行いました。
・HTMLでつくったWebサイトで写真を撮影し、サーバに投稿
・位置情報をその場で取得してGoogle Mapにピンを立てる
・スマートフォンの電池残量を取得し、CSSなどを使ってグラフィカルに残量表示
・ブラウザからバイブレーションを起こす
・音声認識を使ってブラウザと対話

これらは、基本的に今の標準ブラウザ(iOSやAndroid)では不可能とされている機能がほとんどです。

しかし、Webの標準技術が目指している中に「ネイティブアプリでしか使えない機能」として、カメラや音声、その他端末の機能をフルに使えるようにする仕様が策定されています。

今は使えなくても、いずれは今のWeb制作者のスキルを使ってもっと便利なWebサイトがつくれる未来が待っていると考えられます。

◆カメラ機能

Webブラウザから、スマートフォンやPCのカメラを起動する方法、目的別に2通りの方法があります。

1)input要素にtype=file属性を使う
使用ブラウザ:Android3以上、標準ブラウザor Android4 Chrome
例として
<input type="file"accept="image/*;capture=camera">
とするだけで、タップしたらカメラを起動

2)JavaScriptをでストリーム(動画データ)をvideo要素に流す。
使用ブラウザ:Opera Mobile 12
デモサイト < http://akibahideki.com/getusermedia/ex01_basic/ >

【例】
<video autoplay>
<script>
var video = document.getElementsByTagName("video")[0];
navigator.getUserMedia(
"video",
function (s){ video.src = s; }, // 成功時、引数で得たデータをvideoのsrc属性に適用する
function (e){ alert("取得に失敗しました") } // 第3引数は失敗したときに行う処理
);
</script>
---

1)で注目すべきは、Androidの標準ブラウザ候補であるChrome for Androidもしくは従来の標準ブラウザ、どちらもこの方法でカメラにアクセスすることが可能です。しかも、ネイティブのカメラと同じく、ズーム機能、フォーカス、自分撮りなどの機能が使えるので、高い画質を得ることができます。

2)は将来的にWebで「リアルタイムコミュニケーション」を実現するための仕様で、簡単に言えばSkypeのようなビデオチャットまで、ブラウザで行ってしまうことが目的とされています。

1)はファイルとして扱うだけですが、2)はチャットなどの信号として使う可能性があるというもので、ふたつの目的は違うようです。

さらに2)で示したサンプルコードは将来的にもっと細かくなるとされています。PC版Chromeでも、もうこの機能は実装されていますが、実はソースコードや仕様がOperaのそれとちょっと変更されています。おそらくもっと機能を細分化することになるので、もう少しだけ仕様も変更されるでしょう。

とにかく、Android4、ICSのブラウザで写真が撮れることが当たり前になりそうです。今年の夏あたりにもそろそろ......まあ意識はしておくべきですかね。Webサイト制作の新しいアプローチが必要とされるかもしれません、もちろん、iOSは当分期待できそうにないですが。

◆音声認識

使用ブラウザ:PC版Chrome
デモサイト < http://akibahideki.com/getusermedia/another/speech/ >

PC版Chromeが実装しているSpeech Input API、使い方は非常に簡単です。
<input type="text" x-webkit-speech />

これでChromeだとマイクが表示されますので、それをクリックして話しかけます。ネットに接続されていることが条件ですが、話しかけた言葉が文字となってinput要素の中に表示されます。

私はセミナーのデモで以下のようなものを発表しました。

1)「ここ」「どこ」があると「地図を起動します」と発声してGoogle Mapを表示するデモ
2)「Chrome」「愛してるよ」があると「他のブラウザにも同じことを言ってるんでしょ?」と発声するデモ

両方とも、音声を録音しておき、Audio要素であるタイミングでPlayさせるようにしました。このAPIは「イベント」があります。つまり、話しかけた言葉が文字として帰ってきた、そのタイミングで音声を再生させるということができます。

以下のJavaScriptでそれは可能です。

input.addEventListener("webkitspeechchange",
function (e) {
// しゃべった言葉が文字となって帰ってきたタイミングで処理する、例えば音声を再生させるとか...
});

1)は、帰ってきた文字列のどこかに「ここ」と「どこ」が含まれていたら、「地図を起動します」とAudio要素で発声させて、位置情報を取得してGoogle Mapsを表示します。キーワードとなる文字列は含まれていることが条件なので、
「ここはどこですか」
「ここはどこなんだろう」
でも処理をしてくれます。

さらにiPhoneを皮肉っているわけではないのですが、Siriに向かってしゃべられた「愛してるよ」という言葉。あれをそのままChromeバージョンにしてみました。

「Chrome」「愛してるよ」の文字列が含まれていたら「他のブラウザにも同じことを言ってるんでしょ?」と発音して文字も表示します。Siriみたいに。

◆電池残量

使用ブラウザ:Firefox Aurora
デモサイト < http://akibahideki.com/getusermedia/another/batterystatus/ >

最近のWebアプリは、ユーザの気づきにくいところで常にサーバと通信をしているサイトも増えてきました。

Twitterとかもそうですね。気がついたら、最新のツイートがタイムラインに表示されています。Facebookもそうです、ページを更新しなくても「いいね」のお知らせなどが届きます。

これらのような「一定間隔でサーバに問い合わせ→情報取得」を行う技術(一般的にAjaxなどと呼ばれる)ものは電池の減りも早くなります。

例えば電池残量を10%切ったら通信を一旦止めようとか、そういったことが必要になったりするでしょう。ブラウザで電池残量を知るには、「Battery Status API」という機能を使いますが、非常に簡単です。

Firefox for Androidの最新版がすでに実装されているということですが、私の環境では機種依存が激しく、端末によっては常に残量100%しか返さないものもありました。

デモではちょっと無理だったのですが、Firefox Aurora(Firefoxのテスト版のようなもの)がこれを実装していたので、試したところ割と精度のよい残量が取れたので、これでデモをしました。

【電池残量取得の例】
var battery = navigator.mozBattery;
alert ( battery.level );

これで0〜1の小数点付きの電池残量が取得できます。CSS3のグラデーションなどを使えば、グラフィカルに残量表示ができます。

◆バイブレーション

使用ブラウザ:Firefox Aurora
デモサイト < http://akibahideki.com/getusermedia/another/vibrate/ >

読んで字のごとく振動を起こします。実際は制作者が、振動させる長さや振動の間隔などを決めることが可能です。コードは極めて簡単。

navigator.mozVibrate([1000, 500, 200, 500]);

配列表記となる場合、1000で約1秒間ほど振動して、500で0.5秒くらい休んで、200で0.2秒振動して最後に500で0.5秒ほど休む、といったもの。

つまり、振動→休みの繰り返しが自由に設定できるものです。
で、デモでは「三三七拍子」をやってみました。

navigator.mozVibrate([
300, 300, 300, 300, 900, 300,
300, 300, 300, 300, 900, 300,
300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 300, 900, 300
]);

◆将来にむけて

まだ策定中の仕様に関してはあくまで変更されることもある、という前提ですが、私たちのつくって提供するWebサイトが、もっとユーザにとって便利なものになるために「どんなことが私たちの身の回りで可能になるか?」を考えていく必要があります。

「まだ先の話」とタカをくくってはいけません、現にブラウザはどんどん進化してます。先ほどお伝えしたとおり、Android4(IseCream sandwitch)の標準ブラウザで写真撮影が可能となります。

技術を学習する、ということうより、「どんなサービスが必要か」を考えるチカラが今後の私たち制作者に求められることになるでしょう。

【あきば・ひでき】hidetaro7@gmail.com
< http://www.akibahideki.com/blog/ >

テクニカルディレクター・デザイナー。DTP黎明期からグラフィックデザインを学び、東京都営団地下鉄など交通広告を多数手がける。同時に音楽活動も活発に行い、西日本半全国ツアーなどを展開、某専門学校のテーマソングを作詞作曲、編曲から楽器全てを演奏してレコーディングするなど、マルチなクリエイティブ活動も。最近では東京と大阪の教育施設などで講師業をも務める。HTML CSS JavaScript Flash ActionScript 3DCG Movie DTP GraphicDesign......多種スキルを持つ。Web標準技術だけに執着せず、すべてのメディアで説得力のある表現にチカラを注ぎたい、そんな仕事をしたい。

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■クリエイター手抜きプロジェクト[316]Illustrator CS6編
スクリプトからアクションを実行する

古籏一浩
< http://bn.dgcr.com/archives/20120514140200.html >
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今回はIllustrator CS6のネタです。すでに体験版をダウンロードして使っている方もいるでしょう。

・Adobe Illustrator CS6
< http://www.adobe.com/jp/products/illustrator.html >

普通のアプリだったら、バージョンアップすると嬉しいものです。が、個人的にはIllustrator、Excel、Wordはバージョンアップして欲しくないタイプのアプリケーションです。

Illustratorは初期の頃、というか英語版の1.0から使っていたこともあって、こうなったらいいな、こういった機能が欲しいなという点は数多くありました。Illustratorはver3、5.5、8あたりがよかったかと思ってます。CS2が一番どうしようもなかった感じはあります(それでも都合により使うことがあるのですが)。

そんなIllustratorも、名前はCS6ですがバージョンとしては16になります。いくつか新機能はありますが、個人的にはIllustrator CS6のバージョンアップで一番嬉しいのは「JavaScriptからアクションを実行できるようになった」ことです。

Photoshopは何年も前からできるのですが、IllustratorはJavaScriptからアクションを呼び出して実行することができませんでした。

JavaScriptからアクションを呼び出せると、何がうれしいかというと、ひとつは「手軽さ」、もうひとつは「JavaScriptにない機能が利用できる」という点です。

JavaScriptでは面倒なことも、アクションなら簡単にできてしまう、というのはIllustratorでは多くあります。例えば、ふたつの図形を整列させてグループ化する、というような処理です。また、グループ解除などはJavaScriptでは面倒ですが、アクションなら簡単にできます。

JavaScriptからアクションを呼び出すには、app.doScript()を使います。書式は以下のようになっています。

app.doScript("アクション名", "セット名");

例えば、アクションパネルでセット1のフォルダ内にある「整列&グループ化」という名前のアクションを実行する場合は、以下のようになります。

app.doScript("整列&グループ化", "セット1");

手軽にアクションを実行できるようになったので、なるべくアクションを使って自動化し、どうしてもプログラムでないとできない部分だけを作ればよいことになります。これまでのように、JavaScriptのコードと格闘する、試行錯誤する部分はかなり減るでしょう。

また、Illustratorで自動化処理をしようとしても、手作業が入ってしまうことは多々ありました。しかし、アクションと組み合わせができるようになったので、完全自動化とはいきませんがそれに近いことができるでしょう。

【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

早速いつものパターンでIllustrator CS6使い方辞典を用意しました。
・Adobe Illustrator CS6使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/IllustratorCS6/ >

5月25日にオライリージャパンから発売される「PDF構造解説」の付録Aを執筆しました。PDFのJavaScriptに関して書いています。便利なスクリプトも掲載しています。メニューコマンドの一覧などもあるので、手元にあると便利かと思います。あと、「10日で覚えるHTML5入門教室」が、また増刷になりました。

・PDF構造解説
< http://www.amazon.co.jp/dp/4873115493 >
< http://www.oreilly.co.jp/books/9784873115498/ >

・10日で覚えるHTML5入門教室【増刷になりました】
< http://www.amazon.co.jp/dp/4798124184 >

・AndroidのためのHTML5本格アプリ開発【発売中】
< http://www.amazon.co.jp/dp/4897978971/ >

・新標準HTML5 & CSS3辞典【発売中】
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844331752/ >

・Google API Expertが解説するHTML5ガイドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844329278/ >

・改訂5版JavaScriptポケットリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4774148199 >

・毎度おなじみASCII.jpの連載
「ブラウザーにファイルを残せるFile system APIの使い方」
< http://ascii.jp/elem/000/000/686/686064/ >

・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・クリエイター手抜きプロジェクト【2011年分まで用意しました】
< http://www.openspc2.org/projectX/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。

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■講師だって、最初は初心者だもの[番外]
Adobe CS6 購入前におさえたいこと早わかり 〜CS6 序章〜

森 和恵
< http://bn.dgcr.com/archives/20120514140100.html >
───────────────────────────────────
こんにちは。森和恵です。みなさま、よいGWをお過ごしでしたか?
デジクリも今日から通常営業。頑張っていきましょう!

先日、Adobe から CS6 が発売されましたね。情報が表に出だしてから発売までが意外に早かったのですが、公約通り2年ぶりのバージョンアップとなりました。

[ Adobe Creative Suite CS6 ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite.html >

これから4回ほど、Adobe CS6 についてお話します。今回は、購入前に押さえておきたいポイントについてまとめました。

●バージョンアップの基本コンセプト

4月24日に行われた Adobe Creative Cloud 発表イベントで、初お目見えした CS6。冒頭挨拶で、代表取締役社長のティーゲル氏や、Creative Pro担当バイスプレジデントのシャーマ氏が口をそろえて語ったのが、「デバイスの多様化による、コンテンツ制作フローの急速な変化」でした。スマートフォン・タブレットの急速な普及が、情報閲覧シーンを大きく変化させたというのです。

たしかに、タッチ操作で使いやすい小型端末の普及で、ネット接続して情報を見るユーザー数や回数が増え、また電子書籍の普及で新聞・雑誌の閲覧手段が増えたと感じます。その結果、コンテンツ制作の幅が広がり、技術も広がっています。本職がセミナー講師の私も、去年からそこをターゲットにする講座を始めています。

バージョンアップに伴うCS6の機能追加も、そこを狙っているものが多くみられました。マルチデバイス対応・電子書籍出版...などです。制作者が急激な変化に対応しやすくするために、手助けしてくれる機能が満載、そんな印象のバージョンアップでした。

●さて、その中身は?

まず、全体的な話として、パッケージ内容がシンプルになりました。制作現場ごとに分かれている感じですね。

DTPのみなら、[ Design Standard ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/designstandard.html >

+Webなら、[ Design & Web Premium ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/design-web-premium.html >

映像系なら、[ Production Premium ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/production.html >

全部!なら、[ Master Collection ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/mastercollection.html >

 |ひとつ前から、アップグレード版パッケージでお安くバージョンアップが
 |できます。CS5.5は「アップグレードS」、CS5ユーザーは「アップグレー
 |ドA」を選んでください。
 |※12月31日までは 、「アップグレードB」でCS3・CS4のバージョンアップ
 |も可能。これは、アップグレードポリシー変更に伴う特別措置。

発表イベントで人気が高かった新機能は以下の通りで、観客が湧いていました。
※すべての新機能に、機能紹介ビデオがあるなんて... Adobeさんの気合の入れようが伝わってきます。

 [ 1位 Adobe DreamweaverCS6の可変グリッドレイアウト ]
 < >

 [ 2位 Adobe PhotoshopCS6のコンテンツに応じたパッチ ]
 < >

 [ 3位 Adobe Edge previewのHTML5アニメーション作成 ]
 < >

 [ 4位 Adobe FireworksCS6: CSSプロパティ ]
 < >

 [ 5位 Adobe IllustratorCS6: 線へグラデーションを適用 ]
 < >

これ以外に個人的に「あっ! これめちゃ便利!」と思ったのは、DreamweaverとFireworksのjQuery Mobileのサポートです。テーマカスタマイズが簡単にできそう! ですね。

 [ Adobe Dreamweaver CS6のjQuery Mobileのサポート ]
 < >

 [ Adobe Fireworks CS6のjQuery Mobileテーマのサポート ]
 < >

このうち、DreamweaverとFireworsCS6の新機能については、次回以降にじっくりご紹介していきます。

●パッケージ購入か? 月極の Creative Cloud か?

今回はソフトのバージョンアップだけではなく、「Creative Cloud」という新しいサービス形態が加わりました。ひとことでいうと、「月額制でAdobeの提供する主要なソフト・サービスがフルで利用できる」というもの。

「これでもか!」というほど、いろいろついてきますが、特に注目しているのは下記。※いくつかの目玉サービスが2012年夏以降目白押し...というのは、ご愛嬌(?)ですね。

 Adobeソフト全部入り「Master Collection 」
       +
 簡単コーディングツール「Adobe Muse」(夏以降)
 < http://www.adobe.com/jp/products/muse.html >
       +
 簡単HTML5アニメーションツール「Adobe Edge preview」(夏以降)
 < http://www.adobe.com/jp/products/edge.html >
       +
 20GBのクラウドストレージ(夏以降)
       +
 電子書籍出版マーケット「Digital Publishing Suite Single Edition」
(夏以降)  +
 アクセス解析「Business Catalyst」(夏以降)

これが、月額5,000円(年間で契約した場合。月単位なら月額8,000円)で使い放題とは、お安いと思いませんか? コンピューター2台(Win、Mac混在も可)まで、インストールでき、ソフトのバージョンは常に最新版を利用することができます。

計算した人によると、2年ずっと使い続けるならパッケージを購入したほうが安い場合もあるようですが、パッケージ版にはついてこないサービスもたくさんあることを考えると......どうでしょう? 検討してみる価値はありそうです。

 |まだ、サービス始まっていませんが、個人的には、電子書籍出版マーケッ
 |トとアクセス解析ツールがつくのがすごく興味深いですね。私は、1か月
 |試用版を試した後、6月に入ったらクラウド版を申し込むつもりです。

[ Adobe Creative Cloud ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud.html >

[ 環境移行Q&Aガイド ]
< http://www.adobe.com/jp/joc/design/qa/page19.html >

[ アップグレード?Adobe Creative Cloud?迷う方への試算 ]
< http://www.dtp-transit.jp/adobe/cs6/post_1483.html >

●Facebookをうまく使った発表イベント

ちょっと話は横道にそれますが、今回の発表イベントがFacebookをうまく連動させていたので、イベントを盛り上げる事例として紹介しておきます。

イベントはUSTを使って無料中継されましたが、その事前告知では「中継を見るには、Creative Station JapanのFacebookページのファン(「いいね!」をクリックして登録)になっておいてください」というものでした。

上京する都合がつかず、当日USTで見ていた私もファンになって、待っていました。当日程なく通達が来て、「Social Balloon」というFacebookアプリ経由でご覧ください、とのこと。「なんだろう?」とアプリページで見ていると、発表されるさまざまな事項について、バルーンを使った人気投票が行われました。プレゼンターもリアルタイムで人気度を閲覧しているらしく、ユーザーの声をすぐに踏まえて見せ方を変えていく...など、メーカーとユーザーが一体となったよい発表イベントだったと思います。

 |発表イベント当日の様子
 |【画面】< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-extra19-001.jpg >
 |※第二部のDreamwaver新機能紹介のビデオ映像の右横にバルーンが。
 |※見ていて「WOW!」と驚いたらクリックする仕組み。
 |※現在、Social Balloonページ下部のバルーンで、機能の人気度を振り返
 |ることができる

[ Adobe Creative Station Japan ] ※Facebook ページ
< http://www.facebook.com/AdobeCreativeStation.jp >

[ Adobe Creative Station Japan Social Balloon ] ※Facebook アプリ
< http://www.facebook.com/AdobeCreativeStation.jp/app_265509390205086 >

※5月31日まで、Social Balloonアプリ内で、お気に入りのCS6の新機能をシェアするとCreative Cloudメンバーシップ年間プラン1年分が抽選で当たるキャンペーン中

 |...と書いといてなんですが、大勢の方が閲覧したイベントだったせいか、
 |Facebookアプリ経由で見る映像は、時折止まったり、落ちたりしました。
 |なので、私も途中でUSTチャンネルを直接あけて見たりしていました。
 |もう少し、インフラ整備が必要かもしれませんね。

[ USTチャンネル Adobe Creative Cloud 発表イベント ]
< http://www.ustream.tv/channel/adobe-creative-cloud-launch-event >
※こちらは、Twitterユーザーが多く集まっていたようです。

[ Adobe Creative Cloud 発表イベントのTweetログ ]
< http://ustweet.net/log/adobe-creative-cloud-launch-event >
※バルーンでの「WOW!」数だけではなく、生の声も読むと面白い。

...ということで、今回は終わりです。1か月限定の試用版もダウンロードスタートしてますので、発表イベントのデモを自分でもやってみる...という感じでサラッと触ってみてもよいかもしれませんね。

[ Adobe ダウンロード ]
< http://www.adobe.com/jp/downloads/ >

次回は、Dreamweaver CS6 の新機能「可変グリッドレイアウト」について、実務で使い物になるのかどうか? の目線で深堀りしたいと思います。
ではまた!(^θ^)

※記事へのご意見・ご要望は下記より受付ます。
< http://bit.ly/gIHFfu >

【 森和恵 r360studio 〜Web系インストラクター〜 】
<site: http://r360studio.com > <twitter: http://twitter.com/r360studio >
<mail: r360studio@gmail.com >
<サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study >

6月28日に、大阪 iMedioにて、Dreamweaver&FireworksCS6のスマートフォン対応サイト作成の新機能にスポットを当てた、バージョンアップ紹介セミナーを予定しています。有料ですが、メーカー主催ではなく勝手に紹介...なので、結構突っ込んだ所までお見せしようと思ってます。近日申込みスタートの予定です。

[ iMedio ]
< http://www.imedio.or.jp/ >

GWにニューWinマシンを組み立てました。「Intel Core i7-3770T・RADEON HD 7770・メモリ 16GB・SSD 256GB・HHD 2TB...」というスペックをキューブ筐体に入れ、小さいのにモンスターマシンを作ってしまいました。可愛くって、速くって、超お気に入りです。

[ Abee acubic B50 ]
< http://abee.co.jp/Product/CASE/acubic/B50/index.html >

[ 超速起動 ]
< http://www.facebook.com/v/334544786612057 >

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編集後記(05/14)

●GWメンテナンス休暇として16日間、たっぷり休んだ。最後の日は妻とママチャリを連ねて「東京大仏」を見に行った。わが戸田市から、笹目橋で荒川を渡ればもう板橋区の北端なのだ。家から30分もかからずに、乗蓮寺・東京大仏の前に立つ。wikipediaによれば「坐像で、青銅製の鋳造大仏では、奈良・鎌倉に次ぐ日本で3番目の大きさを誇る。高さは基壇が地上2メートル、蓮台2.3メートル、座高8.2メートルの計12.5メートル」だという。鎌倉大仏と比較するとはるかにミニサイズでちょっと拍子抜けだが、なかなか美しい大仏さんだ。何10年も前に東武東上線下赤塚駅から歩いて来たことがあるが、もっとあっけらかんと開けた所にお座りになっていたような記憶がある。いまは新緑に囲まれてとてもいい風情だ。

近くにある板橋区立美術館の館蔵品展「身体表現と日本近代美術 物語る身体」を見た。この美術館は日本の近代美術の中でも前衛的な傾向を持つ作品を収集、展示するのに力を入れている。また継続して開催している「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」も有名だ。「物語る身体」の展示は、大正時代のプロレタリア美術運動の中で生まれた作品、戦中に働く女性たちを描いた作品、戦後のストライキや基地闘争を描いた作品など、油彩中心に約70点。名前を知っている作家はふたりしかいなかった。漫画タッチのユーモラスな人物画の作者はプロレタリア画家・岡本唐貴、白土三平の父である(念のためギャラリーの人に確認したが、詳しい者がいないので分からないという)。もう一人は秋山祐徳太子、1975年東京都知事選立候補ポスターだった。これはリアルに見た記憶がある。展示コンセプトはよくわからなかったが、見応え充分。これで観覧無料とはラッキー。

ところで、笹目橋を渡っているとき不思議な標識を見た。橋の半ばを過ぎると、戸田市から和光市に入る標識。ところが、10メートルも行かないうちに東京都・板橋区に入る標識が。なぜこんなことに? 後で地図を見てその理由がわかったが、なぜこんな境界線が設定されたのだろうか。(柴田)
< http://bn.dgcr.com/archives/2012/05/14/images/tokyo-daibutsu.jpg >
東京大仏 青銅製の鋳造大仏部門:第3位
< http://www.itabashiartmuseum.jp/art/schedule/e2012-02.html >
板橋区立美術館「物語る身体」
< http://yahoo.jp/B_hYu1 >
ほぼ中央 新大宮バイパスの文字があるあたりの三角形の切れ込みが和光市

●GWは忙しかった。出かけた、大掃除をした、人を招いた、遊んだ。/かぶと虫の幼虫は元気。数日前から表面に出てくることが多くなった。おかしい。土を嗅ぐ。問題ない、土の香りだ。アンモニア臭だと、醗酵が進んでおり、酸欠になるため表面に出てくるのだそうだ。あとはさなぎになる前。しかし、さなぎになるには早すぎる。土を食べて成長するため、量は1/5ほど減っていた。そろそろ追加してあげなければ。土の残りが入った袋を開けた。鼻が曲がった。堆肥のにおいに近い。醗酵している。ガス抜きをして土の香りにしなければならない。うちのマンションは内廊下。つまり玄関ドアを開けて換気なんてするとご近所さんのご迷惑になる。ベランダだと外に出して干すと虫がつくかもしれない。決死の覚悟で網戸の内側にそのくさいくさい土を置いた。ガス抜きは3日から一週間かかると説明書に書かれてあったが、そんなに待てない。湿気をとり、ガス抜きを早めるために、折を見ては割り箸でかき混ぜる。なぜ扇風機を買っておかなかったんだ。内から外に空気を追い出したいのに。室内用ファブリーズと混ざると変なにおいに。半日でにおいは減ったが、それでもくさい。網戸の内側は諦め、生活から離れている玄関に置く。30分に一回、自動的に噴射する「消臭センサー&スプレー」があるからマシだろう。と、セールス。うっかりインターフォンに出てしまったため、断りにくい。開けた後、このにおいがセールスパーソンに嗅がれてしまうのではと心配に。土いじりをしていたために汚い格好で、くさい玄関。何かあると疑われてもおかしくないよなぁ。くさいおかげか、退散は早かった気がする。土自体は無事一日で完成。くさい臭いがとれ、土の香りに。苦労して混ぜた甲斐があったわ。(hammer.mule)
< https://www.dropbox.com/dropquest2012 >
Dropboxの容量が増えるDropクエスト2012。先着プライズは完了。