講師だって、最初は初心者だもの[番外]Adobe CS6 購入前におさえたいこと早わかり 〜CS6 序章〜/森 和恵

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こんにちは。森和恵です。みなさま、よいGWをお過ごしでしたか?
デジクリも今日から通常営業。頑張っていきましょう!

先日、Adobe から CS6 が発売されましたね。情報が表に出だしてから発売までが意外に早かったのですが、公約通り2年ぶりのバージョンアップとなりました。

[ Adobe Creative Suite CS6 ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite.html >

これから4回ほど、Adobe CS6 についてお話します。今回は、購入前に押さえておきたいポイントについてまとめました。




●バージョンアップの基本コンセプト

4月24日に行われた Adobe Creative Cloud 発表イベントで、初お目見えした CS6。冒頭挨拶で、代表取締役社長のティーゲル氏や、Creative Pro担当バイスプレジデントのシャーマ氏が口をそろえて語ったのが、「デバイスの多様化による、コンテンツ制作フローの急速な変化」でした。スマートフォン・タブレットの急速な普及が、情報閲覧シーンを大きく変化させたというのです。

たしかに、タッチ操作で使いやすい小型端末の普及で、ネット接続して情報を見るユーザー数や回数が増え、また電子書籍の普及で新聞・雑誌の閲覧手段が増えたと感じます。その結果、コンテンツ制作の幅が広がり、技術も広がっています。本職がセミナー講師の私も、去年からそこをターゲットにする講座を始めています。

バージョンアップに伴うCS6の機能追加も、そこを狙っているものが多くみられました。マルチデバイス対応・電子書籍出版...などです。制作者が急激な変化に対応しやすくするために、手助けしてくれる機能が満載、そんな印象のバージョンアップでした。

●さて、その中身は?

まず、全体的な話として、パッケージ内容がシンプルになりました。制作現場ごとに分かれている感じですね。

DTPのみなら、[ Design Standard ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/designstandard.html >

+Webなら、[ Design & Web Premium ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/design-web-premium.html >

映像系なら、[ Production Premium ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/production.html >

全部!なら、[ Master Collection ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativesuite/mastercollection.html >

 |ひとつ前から、アップグレード版パッケージでお安くバージョンアップが
 |できます。CS5.5は「アップグレードS」、CS5ユーザーは「アップグレー
 |ドA」を選んでください。
 |※12月31日までは 、「アップグレードB」でCS3・CS4のバージョンアップ
 |も可能。これは、アップグレードポリシー変更に伴う特別措置。

発表イベントで人気が高かった新機能は以下の通りで、観客が湧いていました。
※すべての新機能に、機能紹介ビデオがあるなんて... Adobeさんの気合の入れようが伝わってきます。

 [ 1位 Adobe DreamweaverCS6の可変グリッドレイアウト ]
 < >

 [ 2位 Adobe PhotoshopCS6のコンテンツに応じたパッチ ]
 < >

 [ 3位 Adobe Edge previewのHTML5アニメーション作成 ]
 < >

 [ 4位 Adobe FireworksCS6: CSSプロパティ ]
 < >

 [ 5位 Adobe IllustratorCS6: 線へグラデーションを適用 ]
 < >

これ以外に個人的に「あっ! これめちゃ便利!」と思ったのは、DreamweaverとFireworksのjQuery Mobileのサポートです。テーマカスタマイズが簡単にできそう! ですね。

 [ Adobe Dreamweaver CS6のjQuery Mobileのサポート ]
 < >

 [ Adobe Fireworks CS6のjQuery Mobileテーマのサポート ]
 < >

このうち、DreamweaverとFireworsCS6の新機能については、次回以降にじっくりご紹介していきます。

●パッケージ購入か? 月極の Creative Cloud か?

今回はソフトのバージョンアップだけではなく、「Creative Cloud」という新しいサービス形態が加わりました。ひとことでいうと、「月額制でAdobeの提供する主要なソフト・サービスがフルで利用できる」というもの。

「これでもか!」というほど、いろいろついてきますが、特に注目しているのは下記。※いくつかの目玉サービスが2012年夏以降目白押し...というのは、ご愛嬌(?)ですね。

 Adobeソフト全部入り「Master Collection 」
       +
 簡単コーディングツール「Adobe Muse」(夏以降)
 < http://www.adobe.com/jp/products/muse.html >
       +
 簡単HTML5アニメーションツール「Adobe Edge preview」(夏以降)
 < http://www.adobe.com/jp/products/edge.html >
       +
 20GBのクラウドストレージ(夏以降)
       +
 電子書籍出版マーケット「Digital Publishing Suite Single Edition」
(夏以降)  +
 アクセス解析「Business Catalyst」(夏以降)

これが、月額5,000円(年間で契約した場合。月単位なら月額8,000円)で使い放題とは、お安いと思いませんか? コンピューター2台(Win、Mac混在も可)まで、インストールでき、ソフトのバージョンは常に最新版を利用することができます。

計算した人によると、2年ずっと使い続けるならパッケージを購入したほうが安い場合もあるようですが、パッケージ版にはついてこないサービスもたくさんあることを考えると......どうでしょう? 検討してみる価値はありそうです。

 |まだ、サービス始まっていませんが、個人的には、電子書籍出版マーケッ
 |トとアクセス解析ツールがつくのがすごく興味深いですね。私は、1か月
 |試用版を試した後、6月に入ったらクラウド版を申し込むつもりです。

[ Adobe Creative Cloud ]
< http://www.adobe.com/jp/products/creativecloud.html >

[ 環境移行Q&Aガイド ]
< http://www.adobe.com/jp/joc/design/qa/page19.html >

[ アップグレード?Adobe Creative Cloud?迷う方への試算 ]
< http://www.dtp-transit.jp/adobe/cs6/post_1483.html >

●Facebookをうまく使った発表イベント

ちょっと話は横道にそれますが、今回の発表イベントがFacebookをうまく連動させていたので、イベントを盛り上げる事例として紹介しておきます。

イベントはUSTを使って無料中継されましたが、その事前告知では「中継を見るには、Creative Station JapanのFacebookページのファン(「いいね!」をクリックして登録)になっておいてください」というものでした。

上京する都合がつかず、当日USTで見ていた私もファンになって、待っていました。当日程なく通達が来て、「Social Balloon」というFacebookアプリ経由でご覧ください、とのこと。「なんだろう?」とアプリページで見ていると、発表されるさまざまな事項について、バルーンを使った人気投票が行われました。プレゼンターもリアルタイムで人気度を閲覧しているらしく、ユーザーの声をすぐに踏まえて見せ方を変えていく...など、メーカーとユーザーが一体となったよい発表イベントだったと思います。

 |発表イベント当日の様子
 |【画面】< http://r360studio.com/dgcr/dgcr-extra19-001.jpg >
 |※第二部のDreamwaver新機能紹介のビデオ映像の右横にバルーンが。
 |※見ていて「WOW!」と驚いたらクリックする仕組み。
 |※現在、Social Balloonページ下部のバルーンで、機能の人気度を振り返
 |ることができる

[ Adobe Creative Station Japan ] ※Facebook ページ
< http://www.facebook.com/AdobeCreativeStation.jp >

[ Adobe Creative Station Japan Social Balloon ] ※Facebook アプリ
< http://www.facebook.com/AdobeCreativeStation.jp/app_265509390205086 >

※5月31日まで、Social Balloonアプリ内で、お気に入りのCS6の新機能をシェアするとCreative Cloudメンバーシップ年間プラン1年分が抽選で当たるキャンペーン中

 |...と書いといてなんですが、大勢の方が閲覧したイベントだったせいか、
 |Facebookアプリ経由で見る映像は、時折止まったり、落ちたりしました。
 |なので、私も途中でUSTチャンネルを直接あけて見たりしていました。
 |もう少し、インフラ整備が必要かもしれませんね。

[ USTチャンネル Adobe Creative Cloud 発表イベント ]
< http://www.ustream.tv/channel/adobe-creative-cloud-launch-event >
※こちらは、Twitterユーザーが多く集まっていたようです。

[ Adobe Creative Cloud 発表イベントのTweetログ ]
< http://ustweet.net/log/adobe-creative-cloud-launch-event >
※バルーンでの「WOW!」数だけではなく、生の声も読むと面白い。

...ということで、今回は終わりです。1か月限定の試用版もダウンロードスタートしてますので、発表イベントのデモを自分でもやってみる...という感じでサラッと触ってみてもよいかもしれませんね。

[ Adobe ダウンロード ]
< http://www.adobe.com/jp/downloads/ >

次回は、Dreamweaver CS6 の新機能「可変グリッドレイアウト」について、実務で使い物になるのかどうか? の目線で深堀りしたいと思います。
ではまた!(^θ^)

※記事へのご意見・ご要望は下記より受付ます。
< http://bit.ly/gIHFfu >

【 森和恵 r360studio 〜Web系インストラクター〜 】
<site: http://r360studio.com > <twitter: http://twitter.com/r360studio >
<mail: r360studio@gmail.com >
<サイト制作の教科書 r360study: http://www.facebook.com/r360study >

6月28日に、大阪 iMedioにて、Dreamweaver&FireworksCS6のスマートフォン対応サイト作成の新機能にスポットを当てた、バージョンアップ紹介セミナーを予定しています。有料ですが、メーカー主催ではなく勝手に紹介...なので、結構突っ込んだ所までお見せしようと思ってます。近日申込みスタートの予定です。

[ iMedio ]
< http://www.imedio.or.jp/ >

GWにニューWinマシンを組み立てました。「Intel Core i7-3770T・RADEON HD 7770・メモリ 16GB・SSD 256GB・HHD 2TB...」というスペックをキューブ筐体に入れ、小さいのにモンスターマシンを作ってしまいました。可愛くって、速くって、超お気に入りです。

[ Abee acubic B50 ]
< http://abee.co.jp/Product/CASE/acubic/B50/index.html >

[ 超速起動 ]
< http://www.facebook.com/v/334544786612057 >