まにまにころころ[2]東京で出会い系(?)と大阪のことを考える
── 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito ──

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まいど、おおきに、こんにちは。大阪人の川合です。今回のまにころは、東京からお届けします。現在、締め切り日の早朝。ここ六本木は晴れです。たぶん。

もう少し早い時間に書き上げて寝るつもりが、締め切りのプレッシャーからか、旅の疲れなのか、寝落ちしてしまいまして。なんとかギリギリ間に合うかなと、そんな微妙な時間ですけど、幸い目が覚めました。ほんと良かった。

hammer.muleさんが今日の締切については、凄いプレッシャーをかけてこられたので、それはそれはドキドキしています。どんな形でプレッシャーをかけられたのかは、余裕があれば最後にでも触れるとして、そろそろ本題に入ります。

今回は、出会いの話を中心に。

──CPIさん15周年おめでとうございます

東京からお届けします、と冒頭に書きましたが、6月1日から4泊5日の予定で東京に来ています。そのメインの理由が、6月1日に行われた、レンタルサーバCPIさんの15周年パーティへの出席です。4月の「まにフェス」でもお世話になったCPIさんへのお祝いの気持ちはもちろん、知り合いが大勢参加されると知って、その方々に会いたくて。また一方的に知っている方にもこの機会に会いたくて。




──デジタル時代の出会い

まずは後者の「一方的に知っている方」とのお話から。デジタル時代の出会い、なんて書きましたが、「mixiで知り合った同好の方とオフ会」だとか、サクラを使う鴨猟の話だとか、そういう話ではなくて。あ、mixiの話は少し近いかも。

facebookを使っていて、自分や友達のソーシャルグラフが複雑に絡み合う中で、「会ってそうで会ってない」方っていらっしゃいますよね。「共通の友達」は何10人もいるのに、本人同士は未遭遇、という。友達のウォールでよくお見かけしたり、お節介なfacebookが「友達じゃない?」って勧めてくるような。

今回のパーティで出会った中で、日本WEBデザイナーズ協会の中川直樹さんが、ちょうどそんな感じでした。共通の友達も多いし、弊社スタッフがセミナーを受講してたし、校舎違いですが前職のスクールで教壇に立たれていたりで、「接触まであと半歩」みたいな。

そんな関係性自体は、デジタル云々関係なく昔からあったと思うんですが、どの辺がデジタル時代なのかというと、まずさっき書いたように、「共通の友達」はじめ、相手のソーシャルグラフがある程度事前に分かったり、ほかにも経歴上の接点など、相手と自分との共通点をプロフィールや投稿でチェックできたり、「予習」ができるんですよね。

今回はfacebookのイベント機能や申込システムで参加者リストも公開されていて、同じ場にいくことも分かっていたし、プロフィール写真でお顔も分かっていたし。

善し悪しあるとも思いますが、便利な時代になったなあとしみじみ。

──デジタル時代の再会

「はじめまして」の出会いだけでなく、「再会」にもfacebookは大活躍。「最後にお会いしたのっていつでしたっけ?」と、何年も会っていないにもかかわらず、近況は毎日のように見ているマイナビ角竹さんはじめ、最後にお会いしてから二度も所属が変わられている方や、よく会ってる相手よりも互いに近況を知り合ってる方、などなど。

また、facebookが世に出るよりもずっと前に、名刺交換程度の接触しかなかった方とも、facebookで繋がって、以来、facebookやメールを介して何かとお世話になっている技術評論社の馮さんにも、やっとリアルで再会。そういった再会も、facebookのお陰で超スムーズに。

CPIさんの15周年パーティ翌日の話ですが、たまたま訪問した先にいらっしゃった小松学さんとも、そんな感じで。10年近く前にデジクリのセミナーでお会いして以来だったんですが、facebookでは最近もやり取りがあって。

SNSは、繋がる力も、繋ぎとめる力も強くって、同級生や元同僚の名前や顔も端から忘れていくような、ミジンコレベルの記憶力しか持たない私は大いに助けられています。

──思いがけない出会い

デジタルクリエイターズに書くんだし、と思い、ついデジタルだfacebookだと連呼してしまいましたが、そんな時代だからこそ、偶然による思いがけない出会いはインパクトを増しているかも知れません。

CPIさんのパーティ前夜、大阪で、全国のコンテンツ産業振興団体による他地域連携組織である日本コンテンツ産業振興ネットワーク(JCIN)の会合に参加していて、そこで、あおもりIT活用サポートセンター(AOIT)の大浦雅勝理事長にお会いしまして。

ちょうどその24時間後くらいですが、CPIさんのパーティ会場についてすぐ、開始前のウェイティングスペースでご挨拶した方が青森か来られたとのことだったので、「ちょうど昨日、大阪でも青森の方にお会いしたんですよ。確かAOITという団体の...」と、説明しかけると、「大浦さんですね」と。

「え、お知り合いなんですか!」と驚く私に追い打ちをかけるように、「AOITの副理事長をやっています」と言われそれはそれはビックリでしたよ、蝦名さん。(笑)

──東京で大阪のことを考える

今回東京に来た理由は、CPIさんのパーティと、もう一つありまして。今日からの2日間がそっちの活動になるんですが、今年度、大阪のデジタルコンテンツ産業を活性化させるプロジェクトの一環で、大阪でいくつかセミナーを開催することになりました。その関係で何人かの方を訪ねる予定です。

東京に多くいらっしゃる、業界で広く活躍されている方に登壇者として来ていただこう、というのもありますが、同時に「東京、あるいは他地域から見た大阪って、どんな感じなのか」というのを聞きたい、という思いが私の中でありまして。

プロジェクトでは「大阪ブランドを確立しよう」なんていう、ちょっと大仰なお題目があるんですが、正直、大阪にどっぷり浸かっていると、大阪のことが分からなくなるんですよね。正確には、間違った形で分かった気になってしまう、というか。

個人に置き換えて例えるともっとしっくりくると思いますが、自分で思っている自分の長所と、周りが思っている自分の長所がぜんぜん違うってこと、ありますよね。自分のことは自分が一番よく分かっている、と言いながら、分かってないじゃん全然、みたいな。

いや実際には本当に、自分のことは自分が一番よく分かっているはずなんですよ。本当に好きなこととか、人には言えない性癖とか(笑)。でも、自分では分からない自分、も同じくらいあるんですよね。長所や短所、なんていうのがその最たるものだと思うんです。

個人にしろ地域にしろ、ブランディングを考える上では、そこをしっかり把握していないと、思いっきり間違った方向に進みかねないので、そうならないように、最初の一歩として、そこを調べておきたいなと。

そこで「東京の方に、大阪のことを尋ねる」というのと、「大阪から東京に来た方に、感じた違いを尋ねる」ということをしようと。あともうひとつ、東京に足を運んで大阪との違いを感じてみよう、と。

私自身も東京で一時期働いていましたし、自分が感じたことも合わせて、この機会にひとつ、大阪を再確認したいと思います。

大阪を知って、東京を知って、追いつこうとか張り合おうとかそんな話じゃなくて。JCINという他地域連携組織が、という話を先に書きましたが、それぞれの地域がそれぞれの特徴を把握し連携することで、日本全体として意識的に相乗効果を発揮していかないと、いい加減やばいと思うんですよね。海外と戦うにも、海外と連携するにも。

コンテンツ産業だけの話じゃないし、話が大きすぎる割に自分は小さすぎるんですが、まあ年齢的にもそろそろ頑張らないと老後が暗いなーなんて心配もあったりで(切実)。

コンテンツ産業は自分が関係している業界だということもありますし、海外とあれこれしていきやすい分野だし、日本の強みも出せそうな分野だし、ということで、蟷螂の斧程度でも振るわないよりはマシかなと。気分的にも。

──最後にプレッシャーの話

そんなこんなで、とりとめのない話になってきて、どうしようもなくなってきたので、最後に冒頭で書いていたhammer.muleさんによるプレッシャーの話でも書いて、お茶を濁して終わりにしたいと思います。(笑)

それはCPIさんのパーティ会場での話。同じくパーティに来られていた岡田陽一さんと、待ち時間の間に仕事の話をしていまして。今日、4日に岡田さんの事務所で打ち合わせしましょう、って話の中でhammer.muleさんが「川合が月曜のデジクリ原稿をスムーズに出してくれれば、○時にお伺いします。川合次第で遅れてしまうかもしれません」と。(爆)

「いやいやいや、そんなプレッシャーかけなくても、僕はちゃんと出しますよ。遅れたり、まさか落としたり、そんなこと僕は絶対しませんよ」と、「絶対」の部分は心の中にとどめつつ主張したんですが、まあ なんとか、ゴールできそうで良かったです。スムーズに、というにはちょっとまずい感じですけれど、セーフですよね? 打ち合わせ、大丈夫ですよね?

しかも前夜に「明日のデジクリは書き手が2人なので、長めでお願いします」と、さらっと重いメッセージが届きましたけど、分量も大丈夫ですよね?

朝一の訪問に向けてそろそろ身支度もしなきゃいけないので、ここらで筆を置きますよ? 筆なんて使ってないですけど、エア筆、置きますよ?

それではみなさん、何事もなければまた再来週〜。
東京話の結果報告でも、書けるといいな。

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< http://cap-ut.co.jp/
>

CPIさんのパーティで抽選会がありまして、ノートが当たりました。濱村は一等を当てました。深川は二等を当てました。かぷっと、すごいなー。

......悔しいので、次回の原稿はノートに筆書きで送ります。
。・゜・(/Д`)・゜・。