ドラえもん占星術[10]出来杉英才の星座&特徴 完全無欠の出来杉は、なぜしずかちゃん争奪戦でのび太に破れたのか?/Ririco

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こんにちは。占い師のRiricoです。

今回のキャラクター分析は、のび太の最大のライバル、出来杉英才です。出来杉は、しずかちゃんやスネ夫同様、4月生まれという設定しかありませんが、彼の性格から見ますと、牡牛座第一旬(4月21日〜4月30日)と思われます。

この生まれの人は、支配星の金星の影響を二重に受けるため、非常に温和です。そして、自分が今なすべきことの優先順位を見極め、常に改善しようとする強い意志があります。芸術的才能も非常に優れたものを持っています。

しずかちゃんの回でも書きましたが、牡牛座の人はとにかくマイペース。そして、美意識も高く、何でも持続してやり、意思も堅くブレるところが少ないのも特徴です。

出来杉は人柄も良く、自分に害を与えた人にも寛大です。しずかちゃんを奪い合う最大のライバル(?)ののび太でさえ、「出来杉がなんだ! あんなやつ頭が良くてハンサムでスポーツマンで明るくて......悪いとこがひとつもない!」と言うように「いい奴」と認めざる得ない、まさに名前そのままの出来過ぎな人物です。

ただ、マイペースなところを乱されると、牡牛座第一旬の悪いところが出てしまいます。自分の欲求が満たされなかったり、人が倫理に反したことをやったりするとすごく怒りを感じ、ときとして攻撃的になることがあります。

人が倫理に反した時の対応としては、ジャイアンが秋芳洞で鍾乳石の先っぽを持ち帰って来てしまい、それを聞いた出来杉は、普段は温厚なのに「な、何てことをするんだ!」と、ジャイアン相手にブチ切れて怒鳴りまくり、さすがのジャイアンもビックリして黙ってしまうというエピソードがあります。

また、他人の発言に対しいろいろ難癖をつけるシーンも出てきます。やはり、一見完璧に見える出来杉でも、自分のペースを乱されることを極端に嫌う、牡牛座第一旬の特徴が出ている場面が多々みられます。

出来杉は、勉強にしか興味がないわけではなく、漫画やゲームを楽しんだりするところは、やはり牡牛座の特長である「美」や「優雅さ」を持っているという感じでしょうか。多趣味な例のひとつとして、自分で料理を作ったりもします。もちろん、ジャイアンの料理と違って完璧で、味も非の打ち所がないくらい料理上手です。




彼は料理をふるまいながら「これからの時代は女性もどんどん社会に出て働くだろう? 家事は女性専門というわけにはいかなくなると思うよ」と、話しています。小学生のセリフとは思えませんが、こんなことを言われたら女性ならイチコロです。しずかちゃんが「出来杉さんのお嫁さんは幸せね」と言うので、横で聞いていたのび太がショックでぶったおれたりしています。

出来杉は、みんなのアイドルのしずかちゃんにも好意を持っており、一緒に帰ったり、劇ではペアを組んだり、交換日記までしていた仲です。それなのに、どうしてしずかちゃんは出来杉を選ばないで、のび太と結婚したのでしょうか。

まず、しずかちゃんも出来杉も、旬は違えど同じ牡牛座と考えれば気が合うのは当然です。同じことに興味を持ち、同じペースで話もしていたでしょう。ただ、牡牛座は良い意味でも悪い意味でも、マイペース過ぎるところがあります。

「出来杉さんは今度も100点でしょう?」と聞かれると、「ま、一通り出来たつもりだけれども」と当然のように応じます。宿題が山のように出された日の帰り道で、しずかちゃんは「今日の宿題は30分かかるわ」、スネ夫は「僕は3時間くらいかかりそう」、ジャイアンは「俺なんか4時間はかかるぞ」、のび太は「朝までかかる」と皆が宿題の多さに嘆いている中で、しれっと「そうかな? こんな宿題なんて10分で終わってしまうよ」と言ってのけます。

まわりが宿題について暗い空気になっているなかで、悪気はないにしても、みんなを更に落胆させたりするKYぶりです。遊びについても、「ゲームもいいけど、みんな簡単過ぎて、すぐ飽きちゃうんだよね」と発言して、これまた周囲をしらけさせてしまうあたり、牡牛座のマイペースさが変な方向に出ているといっていいでしょう。出来杉はこのような発言を、ドラえもんの作品中で何度かしています。

出来杉は、確かに何でも出来て一見完璧な人間に見えますが、マイペース過ぎてその場の空気が読めないことが多々あります。彼はIQは高いのかもしれませんが、EQ(心の知能指数)はIQに追いついていないのだろうと推測します。

逆にのび太ですが、IQは仲間の中ではぶっちぎりに低いのですが、のび太の回でも触れたとおり、今やらなければならないと思えばすぐに努力しますし、失敗したらそれを糧にして行動する向上心もあります。加えて、獅子座の第二旬の特徴である非常に慈悲深い性格で、動物を拾ってきたり植物を大切にしたりと優しいところがあり、のび太のEQはかなり高いと思います。

『のび太の結婚前夜』の話に、しずかちゃんがパパに「私がいないと、パパは寂しくなるでしょ? お嫁に行くのをやめる!」「あたし...不安なの。うまくやっていけるかしら?」と言い出すシーンがあります。

それに対して、しずかちゃんのパパは「やれるとも。のび太くんを信じなさい。のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ。あの青年は人のしあわせを願い、人の不幸を悲しむことができる人だ。それがいちばん人間にとってだいじなことなんだからね。彼なら、まちがいなくきみをしあわせにしてくれるとぼくは信じているよ」と応じます。のび太のEQの高さをとても評価しているエピソードです。

のび太の星座は獅子座第二旬です。百獣の王である獅子座は、いざと言う時がやはり強いのだと思います。そして、普段はだめかもしれないけれど、ここぞという時に頼りになる。EQも高く、頼りになるのび太のことを勘の鋭いしずかちゃんは見抜いて、出来杉ではなくあえてのび太を選んだのではないかと思います。

『のび太の結婚前夜』では出来杉も、のび太には嫉妬心など少し見せずに祝福し、笑顔で「昔からしずかちゃんのことで、野比くんに勝てる人はいない」と、素直にのび太に負けたというような発言もしています。ここには、保守的な面をもつ牡牛座ならではの潔さが出ているのではないでしょうか。

未来の出来杉はどうなったのか? のび太との関係はどうなっているのか? このへんを見ていくと......。出来杉は本当に多趣味ですが、特に天体観測に熱中していて、子どもの頃からずっと「月とか火星など宇宙に行きたい!」という夢をもっており、皆にその話をしてジャイアンから「宇宙になんか行けないさ」と笑い飛ばされています。

その話から25年後、大人になった出来杉は、火星基地での仕事をこなし地球と火星を頻繁に往復するようなエリートになっています。こつこつ努力をして、「いつか宇宙に行く!」という自分の夢をかなえるところは、根気があってねばり強い牡牛座の力が働いていると思われます。

出来杉が奥さんと一緒に火星基地へ仕事に行っている間、彼らの子どもを野比家で預かったりしています。出来杉とのび太(としずかちゃん)の間では、こどものころ以上の親密な交流が続いています。ちなみに美人の奥さんは外国人のようです。

次回は、ジャイアンの妹の「ジャイ子」の予定です。未来からドラえもんが来てさえいなければ、のび太のお嫁さんになるはずだったジャイ子、運命が変わったジャイ子は、将来どのような道をたどるのかなども分析していきたいと思っています。


※参考文献:「ドラえもん深読みガイド」小学館ドラえもんルーム編・藤子プロ監修/小学館 「占星術」ルル・ラブア/実業之日本社 「決定版・ドラえもん大事典」藤子・F・不二雄原作・いそほゆうすけ作画/小学館 Wikipedia

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