クリエイター手抜きプロジェクト[327]番外編「CSS Nite in 信州」に参加した/古籏一浩

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今回は信州(長野県)で初めて行われたCSS Niteのレポートです。CSS Niteは、CSSの名前からもわかるように、Webブラウザでのスタイルシートに関するテーマを扱う勉強会です。CSS Niteは基本的にはデザイナー向けで、プログラマ向けではありません。詳しくはこちらのページで。

・CSS Nite
< http://cssnite.jp/ >

「CSS Nite in 信州」は、塩尻市の"えんパーク"にて行われました(実際には、これを入力しているのは始まるのを待っているタイミングです)。

興味があったのはCSSなどではなくて、塩尻市で開催されるイベントに一体どのくらいの人が集まるのかという点です。今、数えたら60人ほどいました(女性は25人ほど)。

Googleのイベントを行ったときは40人ほどでしたので、それからすると多いと言えます(後の運営側のトークによると100人ほど。県外から来ている人は2人)。まあ、CSS Niteは古くから行われており、運営スタッフ側もかなりノウハウがあるようです。受付の対応も手際よく行われてい感じでした。

こういうイベントで面白いのは、まわりの人の雑談です。イベントの醍醐味は本番より雑談です。雑談をいかに聞き逃さないようにするかがポイントです。また、今回行われた会場では上段に座ると他の人がどのような機械(パソコン、スマートフォン)を使っているかがわかります。




まず、パソコンを広げている人は5人で、全員がMac。スマートフォンはiPhone、Android、ガラケーがひとつずつ。iPadが2人。最後のセッションで再度確認したらiPhoneユーザーが一番多かった。

ということで、イベントがスタートしました。あいさつの後は本のプレゼント。最初にじゃんけんをやるらしい(慣例?)。まずは無職の人が当選。無職の人に当たったのはよかったと言えるかも。その後ジャンケンが続き、何冊かの本がプレゼントされていきました。

そうこうするうちに、セッションが始まりました。最初はWebデザイントレンド半期決算とのこと。イアイ・ペライチとか円窓とかセレクタブルとか云々......で、草間弥生がはやっているから円窓もよさげとか。●が複数あれば草間弥生なのか? よくわからない。すでに、眠くなってきてピンチ。でも、まわりは眠くなさそう......。

よくよくまわりを見回すと、どうみても若い人がほとんど。うむ、場違いだったか。せっかくだから老人の数を数えて眠気覚ましにしよう。......1、2......2人。う〜ん、若者のWebデザイナーのイベントか。というか、CSS Niteはそういうイベントなんだけど。

最初のセッションも終わりに近づいたところで、さらにまわりを観察すると、いました。眠そうな人が......というより寝ている......。それも一人だけではないようだ。女性の一人は完全に寝てる。男性も眠そうだ。でも、多くの人は熱心に聞いている様子。

セッションは非常にこなれていて、HTML5勉強会などの、ちょっとダサい感じがない。よどみなく続くトーク......。

で、ようやくセッション1が終了。面白かったですか? の司会者の質問に会場はシーン......。まあ、そこはそれでうまくカバー。ようやく休憩。

次のセッションはAdobe CS6。個人的にはこれだけ聞けば、あとはどうでもOKというような感じ。東京などだったらAdobeのイベントとかあるけど、信州で生で聞けるのは皆無に近いので貴重。でも、その前にやはりジャンケンが行われ、本のプレゼントという流れ。

Webデザインをバリバリやっている人は? の質問には4〜5人。印刷も2〜3人。コーディングは10人ほど。

講師は社内で"Adobeの旅芸人"と呼ばれるほど全国を飛び回っている人。一年で300回もセミナーやっていたりするとのこと。セミナーで解説するアプリはDreamweaverとFireworks。どっちも、使ってない......。

最近のトレンドとしてHTML5云々。iOSではFlash動かないから、やはりセミナーでは解説されず。やはりFlashは捨てられたのか。でも書き出し時にCreate JSを使えばよいらしいけど、Flashは使ってないのでよくわからない。Webでアニメ作るならAdobe Edge Animateを使ってください、ということらしい。また、Fireworksをつかっているユーザーは30人ほどでかなり多い。

ということでCS6の解説が始まりました。せっかくなので、講師がやっている操作を、そのまま真似て学習。時間がないので、セミナー中に学習してしまえばよいかなあ、と。基本的に一度体験すればなんとかなるはず。防災訓練でも言っていたのですが、訓練(体験)したことしかできないそうです。

にしても、なかなかよいプレゼン。会場のユーザー層にあわせて、解説されるTIPSが変わり、よどみなく解説が行われるという......。さすが、ここらへんは知っているだけでなく数をこなさないとできない芸当。あと、EPSは、もうやめてくださいと何度もアナウンスしてました。

休憩後は次のセッション。でも、やはり先にプレゼントタイム。今度は順番ではなく番号札で当選者を決めます。あきないように、いろいろ工夫してあるみたい。

このセッションでは何人かがライトニングトークを行うというもの。現場で作ってる人の方がやはり面白い。開発のために2日間合宿すると、開発効率があがるそうです。

一番面白かったのは、会場の脇からカンペが出てくるということ。いろいろ用意してあるわけですね。

また、静岡県から来て発表していた、radiko.jpでIPアドレスをチェックして、他地域から聞こえないようにしているサービスをてがける(IPアドレスチェックから地域割り出し)会社とかも。Google Analyticsでも使われているみたい。

最後のセッションは、代表者である鷹野雅弘さんのレスポンシブWebネタ。デザイナーの配慮が現場で喜ばれるわけではない、というのが印象的。デザイナーと現場(顧客・ユーザー)の乖離というネタで本があれば面白いかも。あと、このセッションはメモしている人が多かった。寝てる人はまったくいなくて皆真剣。まあ、内容からしてもそうなるでしょうけど。

ということでCSS Nite in 信州も無事に終了。地元で開催されるのは割とよかったかなと。どこに誰がいて何をやっているかが、田舎ではわかりにくい。だから、イベントによっていろいろな人とのつながりができるのはかなりメリットがあると思います。

【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

MacBook Pro(Retina)を用い、現場でリアルタイムにこのテキストを書きました。セミナーは5時間近くありましたが、バッテリーはちゃんと持ちました(液晶の輝度は最低レベル)。HDDではなくSSDなのでバッテリーの持ちがよいみたいです。ひざの上に乗せていても重くないので、けっこうMacBook Pro使えました。

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