エンドユーザー大変記[32]逆襲のWindows、スカしたアップル
── ジョニー・タカ ──

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遂に......その日が徐々に近づいてくる感じだ。

IFA2012で、Windows勢がWindows8向けのPCを一挙に展示した。

◆IFA 2012:Windows 8対応ノートPCとWindows RT対応デバイスをベルリンでじっくり触った(ITmedia PC USER)
< http://www.itmedia.co.jp/pcuser/spv/1209/03/news128.html
>

主流としてはタッチできる一体型か、タブレットにキーボードを付け(あるいはキーボードをスタンドとして)、Windows8の画面を実際に操作しながらキーボードを打つ、というスタイルに固まって来ている感じがする。Windows7の時はネットブックで、今考えると実用的には向かなかったのだが、今度こそ実用的にして、何とかメーカーとしてシェアを増やしたいという思惑も透けて見える。

ただラインナップ的には一体型かタブレットが当然主流になり、いわゆる"デスクトップ"は見る影もない。前にも書いたが、デスクトップはそれこそPCゲーム用かワークステーションという、極めて少数派になってしまう未来だろう。

ムーアの法則がタッチパネルには沿わないかもしれないが、普及すればそのうち平均を検索してみたらまだ18〜20万クラスではあるが、ディスプレイだけでも20インチクラスが2万円切る未来も遠くないだろう。

Androidではあるが、その可能性を秘めた21.5型タブレットが登場した。




◆一見キワモノ、実用性はあるか?:21.5型の巨大Androidタブレット(?)「Smart Display」の使い道を考えてみた(ITmedia PC USER)
< http://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1209/12/news019.html
>

Windows8でも、当然これくらいの大画面パネルに対応しているだろう。プレゼンがやりやすかったり、会議がスムースに進行することはこの先を考えればなんとなく分かる。アップルがこの先、MacOSをiOSに統合するのは時間の問題なので、どういう仕掛けをしていくかを注視すべきである。

アップルは余裕で12日の発表会に臨む。私がよく使う"余裕の後追い"であるが、逆にいえばそれだけ周囲の期待が大きい分、スカされたら周りの失望が株価という形で返ってくる。12の影になっている"5"の意味がiPhone5だけなのか、あるいはiPhone5を含めた5種類のラインナップ刷新(特にiPadとiPod)になるのか...。

ただこれまで、あまりにもリークが多すぎる。ジョブズの生前でもこんなにはなかったぞ。

あるとしたら、復帰直後に海外現地法人が先に情報を上げてしまったことと(つまりフライング)iPhone4の評価機が盗まれてギズモードに渡ったことぐらいか。

◆iPhone 4リーク事件、Gizmodo記者は不起訴 ― 他の2人は拾得物横領と盗品保持(Techcrunch Japan)
< http://jp.techcrunch.com/archives/20110810no-charges-for-chen-in-iphone-4-leak-case-others-not-so-lucky/
>

なので"リークされていないこと"に注目が集まるだろう。

と、ここまで書いたのが12日の時点。速報サイトもiPhone5が正式発表されるやタイミング悪くアクセス集中で弾かれてしまい、結果アップルの正式情報で後追い確認するしかなかった。

結局、iPhone5については大体事前にリークされていた通りであった。予測できなかったのがカメラ画素数が800万画素であったことと、NFC非搭載だったこと。LTEを搭載する分、電池を余計食うため妥協すべきところはそこだったかもしれない。

スカされたのはiPad、iMac、MBPの発表がなかった事。その代わりiPod touchとnanoを刷新した。nanoはスクロールホイールを省き当初のデザインに戻った。
< http://www.apple.com/jp/ipod-nano/
>

前世代は結局操作性に難を感じ、買う買う詐欺をしてしまった次第だが、プレイリストや曲選択画面でタッチできる範囲があまりにも小さすぎた。とりあえずアップル製品を求める場合、"初物は買わない"を是とするのは変わらないので様子見にしておく。

まぁあとは、iPhoneに関しては完全に蚊帳の外であるドコモがどう反転攻勢をかけるかも見ものだ。Windows Phone8に流れるかもしれないし、Androidと得意の囲い込みでガッチリ固めていくのか、こちらも注視すべきである。
【ジョニー・タカ】johnnytaka32(a)gmail.com

1976年、横浜・関内で生まれ、上州と越後の風を受けて育ち、来世でもFUNKを踊り続けるフリーランサー。ヴァーチャル・キャラクターに曲を付けて選曲を展開する"コンピレーション"を1998年から行っている。2012年はようやく発売されたPSPソフト『フォトカノ』のコンピレーションを展開中(と言っても勝手にやってるだけです。それを続けて14年目)。PS3でも『THE IDOLM@STER2』が発売されたので、そちらの選曲作業も始めてます。
< http://music.ap.teacup.com/cafedejohnny/
>

(日常ブログ)< http://ameblo.jp/johnnytaka/
>
(ツイッター)< http://www.twitter.com/johnnytaka1962/
>

○結局このテキストはあえてツギハギ気味に書き、カンファレンスの終了後にまとめたいと思っていたため、睡眠時間が1時間...。

○先週の水曜日から、ツイッターで急激にフォロワーが増え始めた。水曜日の段階で110名だったのが、日曜日には150名前後になっている。ちょびちょび増えるのなら問題はないが、40人近くも跳ね上がってしまうと、どこかで話題になってるんじゃないか?

と思い、普段は滅多にやらないエゴサーチをやってみたけど何もない。ただ私のハンドルネームと同じ名前の人が、浜名湖フォークジャンボリーに出てたぐらい。もちろん、私ではない。ただ、97年からこの名前を使い続けている以上、もう変えたくない。

土曜日になってやっとフォロワーが減ってきた。自分のことが話題になって増えれば別にいいのだが、何の前触れもなく急激に増えてしまうと気味が悪いとしかいいようがない。

ところが、また日曜日の夜を境にしてまた増え始めてしまい、さすがに対処に困っている次第である。なんでこんなことになったのかも分からない。

フォロワーが増えない、とお嘆きの方にとっては贅沢な悩みかもしれないが...。"フォロワーを増やす方法"は枚挙に暇がないが、"フォロワーを減らす方法"は少ない。そりゃそうだ。あるのは「暴言」「ネガティブツイート」「電波」「アフィ」...あまり意味がない...。