まにまにころころ[10]Amazon的と書店的と
── 川合和史@コロ。 Kawai Kazuhito ──

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こんにちは、今日から10月がスタートですね。実はまだ冷房に頼っていますが、さすがにもう「秋」ですね。中秋の名月は台風に飛ばされてしまいましたけど。とりあえず今日は「天下一品の日」ということで、みなさんお昼や夜は天一に。

・天下一品祭り2012
< http://www.tenkaippin.co.jp/festival2012/index.html
>

・毎年この日を教えてくれる(非公式)天下一品botは4000近いフォロワーが。
< https://twitter.com/10_1
>

◎──神戸ITフェスティバル2012と、KOF2012

さて10月といえば、ここ数回でもさんざん書いてきた神戸ITフェスティバルがいよいよ今週末の金・土に開催されます。

・神戸ITフェスティバル2012
< http://kobe-it-fes.org/
>

超豪華ゲストの数々、多彩な展示、それらが無料で楽しめるといった話はもうさんざん書いてきましたので、詳しくは上記公式サイトを見ていただくとして、この秋にはもうひとつ、大きなITイベントが開催されます。

・KOF2012 関西オープンフォーラム
< http://2012.k-of.jp/
>

こちらも以前少し書いたように思いますが、毎年大阪で開催しているイベントで、今年でなんと11年目。「関西オープンソース」と「関西コミュニティ大決戦」の2つのイベント(というか2つのテーマ)からなる、ITの一大イベントで、今年は11月の9日・10日に大阪南港ATCで開かれます。

Facebookなどで連日、神戸ITフェスのことをせっせと書いていたら、KOF仲間から突っ込まれましたが、個人的には8〜9年ほど実行委員として関わっている、地元大阪のKOFのほうが断然、縁深いです。I love KOF!(ツッコミ回避施策)




◎──「ジュンク堂書店 KOF店」とか

この神戸ITフェスとKOF、なんとイベント会場内に書店ができるという、本好きにはたまらない共通点があって。もちろんイベントに沿った技術書中心ですが、どちらのイベントも、会場のあちこちにそれらの本の著者がいるんですよ。

どちらも一部、サイン会も開くんですが、サイン会を予定している方以外でも、もう著者だらけといった状態で、技術雑誌に記事を書かれている方も含めれば、本の紹介だけでイベントできそうなくらいです。

イベントで講演を聴いた方の本をその場で買えたり、逆に、普段読んでいる本の著者の話を講演で聴けたり。講演だけでなく、合間や懇親会で直接交流したり。なかなかに贅沢な場だと思いますので、是非ご利用ください。

◎──どこで本を買うか

イベントに関係した書籍の購入について、私は、予習がてら事前に買って読んでいくことが多いのですが、KOFや神戸ITフェスなど、複数の講演を聴ける場合、聴いてから興味を持って、後から買うこともよくあります。

前者は決め打ちで買うパターン。後者は「出会い」きっかけで買うパターン。イベント云々関係なく、本を買う時って大抵、このどちらかのパターンですよね。前者はAmazon的、後者は書店的な買い方だと思います。

「この本を買う」ってのが予め決まっている場合、一秒でも早く手に入れたいとか都合良く本屋に行くことができるとか、そういう理由がなければ、私はAmazonで買っちゃいます。だいたい翌日には持ってきてくれるし。中身見なくても、もう、買うことは決まってるわけだし。

でもしょっちゅう書店に行ってしまうのは、思いがけない出会いがよくあるから。たまたま目について手に取った本が、すごく面白そうだったり、ノーチェックで知らなかった新刊が平積みになってるのを見つけてしまったり。

基本、安全運転で生きてるので、「話題の新刊」なんてすぐには飛びつかないで、評価がそこそこ出てくるのを待つタイプなんですが、書店ならその場で軽く中身チェックできるので、それで買ってしまうこともよくあります。

出会いだらけで、逆に書店に行くの怖いんですけどね。ジュンク堂行ったらまず帰りには買い物カゴいっぱいになってたりするんで。いつもレジで「無料で配送できますが?」と聞かれては、「いえ、持ち帰ります」と。すぐ読みたいもん。あ、読む話はまた今度。

◎──頑張れ町の本屋さん

Amazonで買う話と書店で買う話を書きましたが、出会いを求めて行く書店は、先に挙げたジュンク堂(MARUZEN&ジュンク堂含む)などの大型書店。やっぱりそれだけ出会いが多いから。決め打ちはAmazon、出会いは大型書店となると、よく言われているとおり、町の本屋さんは苦しくなる一方。というか、もう、あらかた淘汰されてしまってる感じもします。今も残っているのはそれだけの理由がある本屋さんくらいじゃないでしょうか。

「それだけの理由」のひとつは、得意分野がはっきりしている本屋さん。大阪だと、天神橋筋商店街の中にある西日本書店とか。ここは、デザインや広告の書籍が豊富で有名です。もともと印刷会社の多かった地域だからですかね。

・西日本書店
< http://www.books-nishinihon.com/
>
< https://twitter.com/BooksNishinihon
>

また、うちの事務所が入ってるビルの向かいにも、小さな本屋さんがあります。ここは、小さくても、谷町六丁目の隆祥館書店といえば業界でも、ものすごく有名な本屋さんとのことで、雑誌の書店特集などでもよく取り上げられるほど。

ここは店長のおねーさんをはじめ、お店の方がとってもコミュニケーション上手で、常連さんというか、ファンをがっちりつかんでいます。地域の皆さんにとってかかり付けのお医者さん的な、ブックコンシェルジュになっている感じです。会社の向かいなので、私もよく伺ってます。

・隆祥館書店
< http://atta2.weblogs.jp/ryushokan/
>
< https://twitter.com/ryushokanbook
>

町の本屋さんがどんどん減っていく中、逆に言えば、残っている本屋さんにはそれぞれなんらかの理由がある(立地に恵まれてるとか、学校に教科書を納入しているとか、そういうのも含めて)と思うので、町で本屋さんを見かけたらその理由を想像するのも面白いです。



イベント話のはずがいつの間にか本の話になって、しかも長文になりましたが、よくよく考えてみれば、最初まにころは本の話を書くって言ってたような気もするので、また本の話もちょいちょい書きたいと思います。今度は本の中身の話もたぶん。ということで、今回はここまで〜。

【川合和史@コロ。】koro@cap-ut.co.jp
合同会社かぷっと代表
< http://cap-ut.co.jp/
>
< http://m2.cap-ut.co.jp/
>

最後にまたセミナーイベントのご案内。

・おおさか地域創造ファンド コンテンツ企業「Osaka ブランド形成」事業
大阪から世界へ!「コミュニケーションが切りひらく新世代のIT経営」

創業以来「インターネットで日本を良くしたい」「IT経営で日本を、そして世界を変える!」をビジョンに掲げ、12年目の今年、ITビジネスの一大集積地シリコンバレーへと踏み出したChatWork株式会社(旧社名:EC studio)。
9月にサンフランシスコで開催された「TechCrunch Disrupt」への出展レポートを交えながら、これまでの軌跡から現在、そして展望を踏まえて、「超選択と超集中」を繰り返す同社が見つめる新世代のIT経営をお話しいただきます。

日 時:平成24年10月10日(水曜日)14時開演(開場13時/16時終演予定)
会 場:マイドームおおさか 8階 第3会議室(大阪市中央区本町橋2番5号)
参加費:無料(事前申込み要)
定 員:120名
参加申込:< http://dcc-net.biz/event/
>