アナログステージ[85]いまさらマジメにインスタ
── べちおサマンサ ──

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前回、チラ裏っぽいニュアンスで書いたSNS放置。このままだと、2013年を迎えるまえに、ソーシャルネットという、リアルでも非リアルとも云えない、中性的な世界から足を洗ってしまいそう。それはそれでスッキリするところもあるだろうが、そこでしか繋がっていない、貴重な繋がりまで途絶えてしまうことになる。

というわけで、「嵌りすぎず、放置しすぎず」というスタイルで、SNSの世界を個人レベルで見直し、いま表立って動いているところから方向転換してみよう! と、見直してみたのだ。




○いまさら真面目にInstagramを愉しんでみる

すでにTwitterで方向転換を図るのは難しい。急な方向転換をするのならば、別アカウントを取得して「べちおサマンサ」の匂いを消さなければ、やる意味がない。そもそも別アカウントで、もうひとりのボクを作る必要性が見えないどころか、いちいちキャラを切替えるのが面倒くさい。

「ちょっとだけおかしいヒト」だと十分に認識されているようだから、本当に精神崩壊してしまえば、想定外な人物の出来上がりになるけど、これ以上おかしくなる必要もない。もちろん、「真面目で誠実なヒト」という認識はゼロに等しいので、いまから改善運動を始めても仕方がない。疲れるからいつも素のままでいい。

しかし、素のままというは、疲れないかわりに、マンネリ化してくることもある。マンネリが長期化すると、そのモノから興味を失ってしまうのが人間の性だ。これはどうしようもない。夫婦生活もそうだが、あれこれ趣向を凝らしながら、「意外な一面」を潜ませているほうが面白い。年を重ねていくと開花してくる場合もあるし。

さてさて。とりあえず、いま継続して遊んでいるSNSの中から、方向転換を図ってみたサービスが、INSTAGRAM(以下、インスタ)。もう説明がいらないくらい、世界中に認知されているアプリケーションソフトウェアなはずなので、下手な説明は省略。

「いんすたぐらむ? T-REXのテレグラム・サムなら知ってる」という方、いらっしゃいますか? 惜しい! 実に惜しい! 近いけど全然違う。「しらねーよ、どうせiPhone持ってないとできないんでしょ?」って投げやりにならずに、まぁまぁまぁ。今年の春から、Android版もリリースされたようなので、そちらからでもどうぞ。「ガラケーなんですけど、なにか?」

サービス開始から、少し時間が経ってから始めたインスタだけど、気まぐれでiPhoneから撮った写真を、ただ漠然として載せていただけのインスタワールドから着手してみることに。ここから先、「オマエはなにをいまさらなことをウダウダと書いているんだ、このトリックオアトリート野郎! ブロッコリーでも齧ってガン予防してろよ」って言われそうですけど、まぁまぁまぁ。

インスタに載せている写真は、オープンに公開しているんだから、世界中のたくさんの人から見てもらえるようにしてみよう! と実験スタート。しかし、なにをすれば世界中のヒトたちから見てもらえるのか分からない。分からないけど、なにかしら行動に移さないと、方向転換はできない。

無差別にフォローを増やしたところで、たくさんの目に触れてもられるかと云えば、否。フォローを増やしても、自分のタイムラインがギッシリと埋まるだけで、フォロワーが増えなければ目にとめてもらえることはない。それはTwitterと同じ。おまけに性格が捻くれているので、フォローを無意味に増やすのは嫌いときている。ノイズ減にもなるし、ストレス抱えそうで精神安定上、よろしくない。

かといって、ポピュラー狙いの博打にでるのは、当たる気がしない宝クジを、延々と買い続けているようなもの。でも、投稿しないことにはポピュラーにも選ばれない以前に、誰の目にもとまることすらないということだ。宝クジも買わないことには当たらない。ポピュラーも宝クジも、いつか当たったらいいなぁ... くらいで宜しいのかと。

○気が付けば簡単なことだった

では、どうしたらいい? ということで始めたのが、ハッシュタグを付けて投稿してみた。それだけ。それだけなのに、世界中からの反応速度が急激に上がった。フォロワーさんからの「いいね!」ではなく、まったく知らない、世界中のヒトたちからの「いいね!」。

これは面白くなりそうだと味を占めてきたので、過去に投稿した写真たちもどうかな? と、それなりに関連性があるハッシュタグを付け直して再コメントしてみると、もの凄い反応。「自分が撮った写真が、世界中のヒトたちに見てもらえるようになった、わーい!」と、自己満足して終わりそうな試みだったが、意外というか、予想していなかった付加価値があった。

フォロワーさんが自然と増えてきたのだ。インスタでフォロワーさんが増えるのは、Twitterと違って、目に見える「色(景色や人など)」の価値観が共有できたような、そんな嬉しさがある。TwitterはTwitterで、140文字のテキストの中から想像する楽しさもあるが、写真という、明確な「色」がある以上、好みもハッキリと別れる。

今回のインスタでの着手は、「いいね!」をたくさん付けて貰うことや、フォロー数を増やすなどの目的ではなく、自身の中で枯れはじめているSNSに、もう一度、潤いを与えて楽しく遊べる場にしてみよう! という試みです。単純に「いいね!」だけをたくさん付けてほしいヒトは、方法がいろいろあるみたいなので、そちらをご参照ください。

以前にも書いたけど、SNSは自分に合った棲み分けが大切だなぁ...... と、しみじみ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
>

○30代前は間違いなく、うどん派だった。ソバなんて見向きもしなかった/30代に入り、うどん8割、蕎麦2割くらいで食べるようになってきていたのが、いまでは見事に逆転しており、店で食べる際は、蕎麦を頼む率が高い/しかし、それ以上にラーメン率の高さが異常。美味しいソバ食べ終えたあとの満足感って、ほかの麺類にはない幸福感がある。