デジタルちゃいろ[26]山ライオンに最低限のWeb制作環境/browneyes

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●Mac mini(2010)がやってきた

前回の後記にチラりと書いたのですが、仕事の事情で我が家にMac mini(2010)が、Mountain Lion(山ライオン)とメモリ8GBとフォトショとイラレのCreative Cloudを詰め込んで送りつけられてきた。「Web系仕事、そらやれ、もっとやれ」の最低限フル装備詰め合わせパック的に。

Web制作をしているものの、ワタシは長年、基本的にはWindows使いである。が、事情というのは、チーム内と連携してワタシの方でやらなければいけない作業の一部が、Apple Scriptやら、イラレのCS5から搭載になったらしきスクリプトなどを使わないと追いつかないから。

基本がWindows使いとはいっても、Webの仕事をしている限りMacとも縁は切れないのでMacもそこそこ操作は出来る。とはいえ、HTML周りはローカルの制作環境がWindows側でひと通り整っているので別段困ってない。困ってないので必要な時以外は相変わらずWindows。




●思いつきで急場しのぎの制作環境

ところが、先日Windows機が微妙に不具合で、まる一日使用不能になってしまった。「あら、作業できないわー」と何故か半日近くボーっと無駄にした後で、思い立って間に合わせにMac miniにも作ってみることに。散々「MacはUnixだし、Apache標準装備だし、開発環境作るの簡単」と聞いていたので試してみたかったというのも多分にありますが(笑)。

簡単なのね、と思ってサラりとググってみる。あまりOSも気にせず出てきた検索結果の開発環境の作成方法を見ると、お約束のように出てくるApacheの起動方法、「Web共有をON、はい、おしまい!」のWeb共有設定はどこを探しても山ライオンにはない。早速ぽかーん。

●山ライオン以前・以降

しょうがないのでその辺りを改めてググってみると、Lionまでは存在していたWeb共有というGUIでのApache起動は、山ライオンからはなくなっている、という。ここでなんとなーく、今後の雲行きを不安に思い、テキトウにググリながら片手間にやるのはちょっと躊躇。ひと通りの流れをキチンと把握してからやりたいぞ、と。

山ライオンで、しかも完全に新規の環境構築リソースはまだまだ意外に少ないもんですね。それが、実行前に色々探し始めての印象。あっても大半が、過去OSで構築済みの環境の、アップデートによる補足設定情報だったりする。結構な記事数をウロウロ眺めた結果、以下のふたつの記事のコンボなら、まっさらな開発環境構築も迷わなそう。最小構成なら。

下記のひとつ目の記事のその1については、実際ワタシは、散々ググった末にやったつもりだったのに、ひっかかってしまったポイントでした。

今まで環境構築をしたことのない山ライオンに特化した手順を把握:□Mountain LionでWeb共有を有効にする方法 | おったん徒然日記
└< http://ottan.me/archives/1294 >

上記を参考にこっちの詳細な流れで実作業(基本は、平地のライオン向け):
□LionでApache+PHP+MySQLを動かしましょう、そうしましょう | gaspanik weblog
└< http://j.mp/U2XCUR >

●わかっちゃえば簡単

今回は間に合わせなので、最低限の制作環境だけ作ればよい、という前提だったので、ワタシは

・Apache起動
・バーチャルホストの設定

のふたつのみで完了。なので、Homebrewについての解説部分はスキップ。デザイナーには敬遠されがちなターミナル画面についても、懇切丁寧に書かれてるので、「おー、これが噂のvi!」などと思いつつ作業が進められた。

黒くて恐ろしい、と、都市伝説のモンスターばりに聞いていた(大袈裟)ターミナル画面も(少なくとも)山ライオンの初期設定は白くて、ブツブツ言ってたら、Twitterのマカーな皆さんから「設定で変えられるよ」と聞いてわざわざ黒くしてみたり。そんな、いささかミーハーな感じで。

最低限だったせいもあって、確かに解ってしまえば難易度はちっとも高くはありません。しかし、まっさら環境構築の「イチから始める」的なリソースがこれだけ少ないというのは、Web系の人の大半はMac使ってる、という刷り込みがあっただけにちょっと不思議。

新参のWeb系の制作者母数が意外に少ないのかしら。意外、でもないのか。Windowsでの開発環境構築の方が多少手間なせいか、その分わかりやすいリソースは多かったような気がします。

いずれにしても、これでMac/Windowsどっちでもコーディング出来るようになった。PHPとMySQLも時間見て入れておけばもう十二分。エディタもここ最近、Mac/Windows両方に対応しているSublime Text 2を試し始めてるので、水陸両用環境が大分進んだ...かな。更に余力あったらSaSSとか試したい。

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■今回のどこかの国の音楽

□Gumnaam "Jaan Pehechaan Ho" by Mohammad Rafi
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古いボリウッドの、伝統系も好きですが、その時代その時代のイマドキ風がまた、当時の流行が極限までデフォルメされた感じでかなり好きなのです。中でもこの1965年公開の映画「Gumnaam」のミュージカルシーン。はじめて観た時もなんか色んな意味で衝撃受けたのですが、未だに引き続き色んな意味で大好きな一品です。

いや、多分ね、多分ですけど、はじめて見るとポカーンとするか、大爆笑されるかもしれませんが、ワタシ、真顔ですごいって言ってますから(笑)。

70年代も結構西洋風サイケを取り入れた曲や、直球すぎるほどにディスコな曲もあったりして、そっちもいちいちぶっ飛びな感じなのですが、この日本で言うところのGS的な曲に合わせたゴーゴーダンス(?)の突き抜けっぷり、すごい。メインで踊ってるねぇさん、脳震盪起こすか首落ちそうなシェイクっぷり。

さすがにこの時代はよくわかりませんが、こういう音楽って世界中流行ってたのでしょうか。本流はやっぱりベンチャーズあたりなんでしょうか。日本もまぁ、当時は印度のコト笑える身分でもなく、今見るとプッてなる音楽やファッション量産してた時代ですよね。

遡って考えてみても、やっぱり60〜70年代のあれだけの闇雲なテンションとかエネルギーって、どこの国でもあまり残ってませんよね。あの時代にちょいワルの20代前半くらいだったら、それはそれで楽しかったのかもしれないなぁ、とたまに思います。

【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

先週の後半頃から印度のムンバイでは政治的影響力の大きい、ヒンドゥ至上主義政党の創設者が危篤だ、いや死亡だ、いやまだだ、という錯綜した情報が流れはじめ、実際はいつだったのか解らないが、遂に土曜日、正式に死亡の報道が流れ、現地日曜日は物凄い人数の参加する葬儀が行われた。

90年代に死者1000人以上を出すことになった国内の宗教対立を煽った前例もあるし、そもそも政党自体が過激な極右組織のため、現地は土曜の正式な死亡報道が流れた直後から事実上の戒厳令状態となっていた。どうやら月曜は平常に戻るらしい、という話のようでひと安心。

しかし、週末だったが故か、オンラインの現地知人・友人の話をよそに、日曜深夜現在、外務省の危険情報も更新されることはなく、日本語のニュースメディアにも殆ど上がらずだった(現状確認出来たのは短い記事ひとつのみ)。

在住者もさることながら、日本からの旅行者もそれなりに多いであろう国の都市部の情報であっても、これだけ情報網が発達していても、情報の伝達はまだまだ即時性を持ってはいないのか、単純に印度の重要度が低いのか、その両方なんだろうなぁ、というのを妙に生々しく感じた週末でした。