クリエイター手抜きプロジェクト[336]電子書籍編 Kindle Paperwhiteも来た/古籏一浩

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先週のkobo gloに続いて、今度はKindle Paperwhiteが来ました。電子書籍リーダーとしては最も有名な、あのKindleです。KindleはKindle Fire/Fire HDが来月12月上旬に発売される予定になっています。今回はKindle Paperwhiteを使ってみて、kobo gloと比較しつつ書いてみます。

まず、Kindle Paperwhiteは電子ペーパー(E INK)を使った端末なのでkobo gloと同じディスプレイです。電子ペーパーでは画面書き換え時に電気を消費するだけなので、バッテリーは長持ちです。Kindle Paperwhiteもkobo gloもバッテリーが長持ちという点では、iPad miniやNexus 7と比べて圧倒的に有利です。

kobo gloとKindle Paperwhiteを並べてみると画面サイズは同じ。ただ、画面以外は違うところがいくつかあります。まず、スイッチ類。

Kindle Paperwhiteには電源ボタンしかありません。電源ボタン以外ではUSB接続用の穴があるだけです。シンプルな作りになっています。kobo gloの場合は電源ボタン、バックライト点灯用ボタン、USB接続用の穴、マイクロSDカード用のスロットがあります。




どちらが、よいというわけではありませんが、先週散々に書いてしまったkobo gloにもいいところがあるのに気づきました。それはマイクロSDカードのスロットがあるという点です。kobo gloはマイクロSDカードにPDFをコピーして本体に差し込むと、手軽にPDFを閲覧することができます。

手元にあるタブレット型(iPad mini/Nexus 7/Kinlde)では、kobo gloが唯一マイクロSDカードスロットを持っています。32GB SDカードを入れ替えるだけで、大量のPDFや書籍等を持ち歩く(手元に所有できる)ことができます。

Amazonの意向によって勝手に書籍が消されたりする心配はありません。また、kobo gloの次のモデル/将来的にもっとよい性能を持った端末が出た場合、SDカードスロットがあれば、そのまま利用できるはずです。kobo gloの最大のメリットは手元にデータを残せて将来に安心して(?)引き継げるということかもしれません。

......と、とりあえずkobo gloを褒めた後は、Kindle Paperwhiteです。Kindle PaperwhiteはAndroid端末なので、USB接続ケーブルはそのまま利用できます。また、電子書籍を購入する場合は、既存のアマゾンのアカウントを使うことができます。ここらへんは、楽天のIDが必要なkobo gloとあまり変わりません。

Kindle Paperwhiteの電源を入れると、使用する言語の選択画面になります。日本語を選択すると、普通に読める日本語が表示されます。ちゃんとローカライズされていました。端末の表示速度はkobo gloとほぼ同じでした。ただ、ソフトウェアキーボードの反応速度はkobo gloよりもよく、うまくプログラムが作られているようです。

Wi-Fi設定が終わると、後は例によって「ジョジョの奇妙な冒険」を購入してチェックです。1巻を購入しようとしたら、すでに購入済みですよとのメッセージ。他のKindle端末/アプリで購入したから、再度購入する必要がないわけです。仕方ないので2巻を購入することにしました。

Kindleストアで「じょじょの」とだけ入れると一覧が表示されます。kobo gloの検索結果とは違い、長い書名の場合2行に渡って表示されます。というか、これが普通でしょう。

購入はアマゾンらしく「1-Click」で買うボタンをタッチするだけです。間違って購入してしまう事が前提にあるみたいで、後からキャンセルできますよといったメッセージが表示されます。購入に手間のかかるkobo gloより手軽です。

しばらくすると、データがダウンロードされ読めるようになります。Kindle Paperwhiteはその名のごとく、バックライトが点灯しているため白い紙のように見えます。kogo gloが再生紙で、Kindle Paperwhiteが普通紙といったところです。ちなみにKindle Paperwhiteもバックライトを暗くすると、kobo gloと同じ感じの色合いになります。

漫画本を読んで見るとkobo gloとあまり変わりません。反応速度表示とも似たりよったりです。ただ、ページめくりなどのUIは違いがあり、kobo gloの方が楽な場合もあります。ページめくりはkobo gloの方が直感的で楽です。文字のハイライト機能などはKindle Paperwhiteの方が楽です。どちらも一長一短があります。

漫画本を最後まで読むと、Kindle Paperwhiteとkobo gloでは明らかな違いがありました。kobo gloでは読んでしまえば、それで終わりです。

ところが、Kindle Paperwhiteは違います。「ジョジョの奇妙な冒険」のように続きものの場合、次の巻(関連するもの)を購入するかどうかの画面になるのです。やはり続きが読みたくなれば、ここで購入する人は多いでしょう。

kobo gloのように読んだら終わり、『はいさようなら』という冷たい対応ではないようです。このような対応の違いが、そのまま売り上げに繋がってくるはずです。端末の良し悪しではなく、それを売っている会社の良し悪しが出てしまったというところでしょう。

とりあえず手元にiPad mini、Nexus 7、Kobo touch/glo、Kindle Paperwhite、 Android 3.xのタブレット(SONY、FUJITSU、TOSHIBA)があるわけですが、最終的にどうなったか(どうなりそうか)というのを書いてみます。

▽ Android 3.xのタブレット
箱に詰めてしまっても問題なし。倉庫行き。ワンセグ機能もうちでは映らず、防水機能も無駄だった(風呂場でワンセグ映らないので)

▽ Kobo touch/glo
kobo touchを使う事はないでしょう。kobo gloもKindleがあるので使わない。倉庫行き。

▽ Nexus 7
使う頻度は高いけど、背面カメラ、SDカードスロットがないので、そこを解消した端末が出たら用済み。でも、次の端末が出るまで使うかというと使わない。意外とネックなのが手に持つと重く感じること。ちなみに、私のサイトではNexus 7のページへのアクセスは桁違いに多い状態。

▽ iPad mini
見た目よりも軽くていいけど、現時点では使い道がない。というか12月にiPhone 5(SoftBank)がテザリング使えるようにならないと分からないというところ。iPadも全てのモデルを持っているけど思ったほど使わない。

▽ Kindle Paperwhite
Kindle Fire HDが手元に来たら多分倉庫行き。

来月発売されるKindle Fire HDも予約してあるので、到着したら比較してみたいと思います。


【古籏一浩】openspc@alpha.ocn.ne.jp
< http://www.openspc2.org/ >

普通に使える端末では、原稿を書いても面白くないことが分かりました。koboという素晴らしい端末を提供してくれた楽天には感謝しなければならないでしょう。太宰治風だと、こんな感じでしょうか。

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恥の多い端末を送ってきました。
社長には一般人のITリテラシーというものが、見当つかないのです。
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という事で、メインで使っている端末はiPhone 5。地図が貧弱でどうしようもないのはWeb上のGoogle MapとMapFanアプリでカバー。タブレットは映像を見たり、ちょっとした調べ物をして皆で一緒に見るような用途くらい。

ただ、Nexus 7の場合はキーボードとマウスが使えるので、原稿書き用の小型タブレットとして使えなくはないのですが、実際にやってみると2日で挫折しました。

例によってKindle Paperwhiteの使い方のページを用意しました。

・Kindle(Paper White)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Kindle/paperwhite/ >

・kobo glo 使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/kobo/glo/ >

・iPad mini(アイパッドミニ)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/iPad/mini/2012/ >

・Nexus 7(アンドロイドタブレット)使い方辞典
< http://www.openspc2.org/reibun/Android/Nexus7/ >

・すべての人に知っておいてほしい jQuery & jQuery Mobileの基本原則
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844362984 >

・HTML5ガイドブック 増補改訂版
< http://www.amazon.co.jp/dp/4844332937 >

・JavaScript逆引きハンドブック
< http://www.amazon.co.jp/dp/4863541082 >

・改訂5版JavaScriptポケットリファレンス
< http://www.amazon.co.jp/dp/4774148199 >

・ハイビジョン映像素材集
< http://www.openspc2.org/HDTV/ >

・クリエイター手抜きプロジェクト
< http://www.openspc2.org/projectX/ >

・Adobe Illustrator CS3 + JavaScript 自動化サンプル集
< http://www.openspc2.org/book/PDF/Adobe_Illustrator_CS3_JavaScript_Book/ >
吉田印刷所の「印刷の泉」でも購入できるようになりました。