[3385] Kindle満喫、そして出版

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,300文字)


《どうせiPhoneを持ち歩いているんだから、恩恵に与ろう》

■アナログステージ[88]
 いまさらマジメに4SQ
 べちおサマンサ

■デジタルちゃいろ[27]
 Kindle満喫、そして出版
 browneyes




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■アナログステージ[88]
いまさらマジメに4SQ

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20121204140200.html >
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この前、『いまさらマジメにインスタ』というコラムを書いたばかりだけど、今回は「foursquare(以下、4SQ)」を。流行りモノについていってないというか、のめり込むタイミングが、ヒトとちょっとずれているところがミソ。

しかも、インスタのときもそうだけど、「徹底的にのめり込む!」というわけでもなく、「どうせiPhoneを持ち歩いているんだから、恩恵に与ろう」くらいのユルさ。

・アナログステージ[85]いまさらマジメにインスタ
< http://bn.dgcr.com/archives/20121023140300.html >

「SNSの世界を個人レベルで見直してみよう」と、心の標語をもとに、あれこれ動いてみると、実際に変化はあった。とくに(というか当たりまえなんだけど)、インスタでのフィールドが、かなり広くなった。マニアなかたには当然の話になってしまうけど、関連アプリ(サードパーティアプリ)も面白かったりするのが理由。

インスタ発の連携アプリは、TwitterやFacebookの大御所は当然、Flickr、Tumblr、foursquare、mixi(なんでミク?とも思ったんだけど)と、基本どころは押さえてある。インスタとTwitterとの連動率は高めだったりするけど、インスタだけに保存するケースも、近ごろ増えてきている。

今までは、各種アプリやサービスを、なんでもかんでもTwitter(人によってはFacebook)に連結させて集約させてきていたけど、TwitterはTwitter、インスタはインスタと、それぞれ単体サービスとして捉えはじめてきたのだ。しかし、先に書いたように、連携アプリの恩恵で面白さが増しているという矛盾がある。

どのSNSをメインに置くかで、各SNSの立ち位置が変わってくるのはご周知のとおりで、オイラの中では、Twitterは「アーカイブのひとつ」として、役割りをSNSから切り離して、なるべく単体でその世界を遊ぶようにしてみようかなと。すっかり頭の中から消えていたけど、Twitter本来の姿って、そこだったような気がする。

「はい? いまどきTwitterと連携もできないの?」といったように、どうしても、Twitter上位目線で見てしまうと、そのサービスが本来持っている面白さに気がつかないまま、ダウンロードしたはいいけど、少し弄っただけでアプリをプルポチ(削除)してしまうケースが、かなり多い。

アプリ自体が本当に面白くないこともあるけれど、アプリ自体はそこそこ面白いんだけど、Twitterと連結できないという理由だけで触らなくなるというような、どっぷりTwitterジャンキーから、足を洗って、曇りのない瞳の輝きを取り戻す狙いもあったり。

●いまさら真面目にFoursquareを愉しんでみる

いまさら4SQを説明するのも、釈迦に説法のような気もするけれど、「なんじゃい、4SQって?」というかたがいるかもしれないので、簡単に説明をすると、位置情報サービスを用いて、その場所(べニュー)で「ヘイ! いまココに来たゼ!」とチェックインする、所謂、位置ゲーと呼ばれるサービス。

ただチェックインして「ボクはここに来ましたヨ」という、寂しい夜の思い出観賞アプリとかではなく、ある一定の条件を満たすと、バッジを貰うことができる。バッジも、その国限定のものから、マニアックな条件を満たすと貰えるものなど、種類は膨大。収集癖があるヒトはハマるだろう。

ほか、各べニューには「メイヤー」と呼ばれる主(ヌシ)が存在している。管理人ではなく、縄張りのボスみたいなもの。しかし、とあるべニューのメイヤーになっていたとしても、ずーっとメイヤーでいられるわけでもない。

そのべニューに常連さんが多ければ多いほど、メイヤーのポジションは、簡単に他人に移ってしまう可能性がある。ネコの縄張り争いと同じだ。

インスタのように、チラチラと愉しんでいたアプリではなく、完全に遊休アプリのひとつになっていた4SQ。あいほんのTwitterクライアントを、HootSuiteにしていたころに、同時に入れていたはずなので、マイあいほんアプリとしては古株。

古株のくせに、使って遊んでいた記憶がない。記憶がないということは、使っていなかったということだ。当時は4SQに拘らず、先述のように「Twitter上位目線」であったが為に、Twitterに紐付けできるアプリを何でも入れていた。

結局は、一回こっきり使ってみて終わるパターンなんだけど......。それでもプルポチしないでマイあいほんアプリに居残っていたということは、なにかしら興味が残っていたのだろう。

4SQを再始動させたきっかけは、インスタから4SQに絡めて「写真と場所」のログをインスタに残しておこうと、単純にそれだけの理由なんだけど、きちんと4SQをやってみると、意外に面白い。

メイヤー取得などは、それほど興味がないので、奪おうが奪われようが、どうでもいい要素になっているんだけど、収集癖がある人間なので、バッジ集めに燃えそうなのだ。

そうなると、どうしたら条件を解除してバッジを取得することができるのか、調べたくなるのが人間の性だ。調べた。

・foursquareバッジ情報まとめ:
< http://blabber-manaka.blogspot.jp/ >

簡単に取得できるバッジもあれば、どう考えても取得が難しいだろ?! というバッジまで、選り取り見取りだ。なかには「期間限定! このチャンスを逃すと一生手に入らないですぜ、ダンナ(奥さん)さん!」というバッジも存在し、「ぐはぁ、見なきゃよかったわ」と涙を拭ったり。

●第1回:ヒトが作成したリストツアーを開催

4SQで遊んでいくと、当然、チェックインしたべニューの数も増えてくる。そうなると今度は、カテゴリ別にべニューを振り分け、リストとして管理したくなるのが人間の性だ。リスト作成機能が4SQにはある。

たまに、不親切(というより、カタコトの翻訳日本語なので。英語OKなら無問題)な運営ナビがあったりするので、リスト作成する手順が分からなかったりする。大して難しいことでもないんだけど、トリッキーな手順なので、簡単に書きとめておく。

・リスト保存したいべニューを開く
・右側にある『保存』をタップ
・『私のTo-Doリスト』を無視して、『わたしが作成したリスト』から『新しいリストを作成する』をタップ
・リストの名前を入力

手順としてはこれだけなんですけど、目的のべニューを開いてから、登録させていくのでご注意。ほかのヒトが作成したリストも、お気に入りで保存することができるので、ぜひ活用して遊んでみてくださいね♪ ということで、ほかのヒトが作ったリストで遊んでみた。

先々週の日曜日、午後から時間がポッカリと空いたので、『第1回:ヒトが作成したリストツアー』を開催してみたわけですが、たまたま近所というよりも、歩いて3分もかからないショッピングモールがリスト作成されていたので、ウィンドウショッピング兼ねて開始。

開始早々、4軒目くらいで欲しいものばかり目に入ってくる。しかし、買い物して買い物袋をぶら下げながら散策するのはイヤだ。4軒目でこれだから、リスト巡回が終わることには、背中に買い物袋を背負って歩くことになりそうだ。

あまりの人混みっぷりと、誘惑してくる冬物衣類セールのおかげで、足も気分もブルーになってくる。イタリアントマトで休憩を挟み、アイスコーヒーを飲みながら、「これ、もしかして、ただのストーカーじゃないの?」って気分になってくる。

「見知らずのヒトが作ったリストを、せっせと巡って、なにが面白いんじゃい!」と、急に現実に戻ってしまい、第1回:ヒトが作成したリストツアーは終了。第2回は間違いなくない。

4SQの意外な面白さにワクワクしながら始めたリストツアーも、うっかり、ストーカー魂を芽生えさせてしまう行動だったのかどうかを考えながら、「リストは自分で区分けして遊ぶもんだな」と、我に返りながら帰宅いたしました。

どのアプリでも、「どうせiPhoneを持ち歩いているんだから、恩恵に与ろう」くらいのユルさで愉しんでるのが、やっぱり一番かなぁ。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa >
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio >

○なんだかんだで2012年も終わろうとしていますね。分かっていたことながら、結局は仕事に追われた一年。なーんにも楽しんでなかったので、残りの日数で2012年を楽しみたい! って、去年もそんなこと書いていたっけ/あいほんで撮った写真をカレンダー形式で見れるアプリで、今年一年を眺めてみた。

1月:愛犬が亡くなる。2月:カップラーメンの写真ばかり。3月:キリンとホルモン焼き。4月:バームクーヘンを大人喰い。5月:江ノ島行ったり、観音崎行ったり、海系多い。6月:チョコバームクーヘンを大人喰い。7月:中華街と渋谷の立ち飲み。8月:ナパームデスのLIVE。9月:アジフライと鯵の刺身。10月:焼肉とスパ銭。11月:中華料理とマテ茶。

実にくだらない一年だ。上記では割愛しているが、本当にラーメンの写真と焼肉、焼き鳥の写真ばかりだ。なにを撮っているんだ。今月は、どんな写真が残っているかな。予想はつくけど......。


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■デジタルちゃいろ[27]
Kindle満喫、そして出版

browneyes
< http://bn.dgcr.com/archives/20121204140100.html >
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寒くなって参りましたが、インターネット廃人のみなさま、如何お過ごしでしょうか。え、一緒にするな? ......ですよねー......。すいません。

すいません、なんて言ってみたものの、果たしてワタシ自身はどうなんだろう。実は廃人の自覚はない。ただ、ご飯を食べる、風呂に入る、トイレに行く、眠る、以外の大半は大概、ネット(と共)に暮らしてる観は否めない。

Twitter連携サービスで一日に一度、24時間のつぶやき数だけをカウントして自分の代わりにポストしてくれる自動投稿的に、これを書いている前日は、

   "私は 12/1 12:09 以降 27回呟きました。(前日比:-31回)"

あら、珍しく口数が少ない。具合でも悪いのか。
多少の波はあるものの、少し真人間に近づいているだけかもしれない。

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いや、恐らくは読書量が一時的に増えているせいかもしれない。Kindle Paper White購入にあたり、お古のKindle 4が自分で専有できるようになったのだ。

Paper Whiteと違って縦書き非対応、ルビ非対応、バックライトなしだが、むしろ、紙の本の体裁を踏襲する保守的(?)な感覚よりも、読めればよい、読みやすければそれでよい、というタイプなのでKindle 4でまったく不満はない。

バックライトはiPhoneでも常々、目に辛いよ......、と思いつつ使う日々なのでおなかいっぱいだし、むしろ環境光依存なe-inkの優しさときれいさが目に心地よい。

専有後に乱読しはじめた限りでは、PDFデータはどんなにきれいにスキャン・整形されたものも、テキストデータから作成されたものも、個人的には思いの外、ダメな感じが強いようでした。なんだろう、せっかくのデジタルデバイスなのに、文字の大きさが好きに変えられないのがダメなのかなぁ。

もちろん拡大表示は可能なのだが、なんというか、拡大した途端、画面の中で「ページ」としての体裁がみるみる崩れてしまう感覚になるコトが多く、擬似書籍から、ただのビューワーに成り下がる。それなら別にもっと大きく眺めることの出来るPCで眺めればよい話。でも辛抱強くPC前で「読書」にはならない。

iPadなら両方のいいとこ取りっぽくも思えるが、少なくともワタシは先述のiPhone同様iPadも、長時間文字を読む端末にはしたいと思えないし、ページとしての体裁が崩れるのは同じコト。

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「書籍」に限らず、ぽいぽいとネットで気になった長文記事もSend to Kindleで放り込んでは眺めてる。それがまた、人間関係に続いて文書のオンラインとオフラインの垣根も下がった観があってよい。

あとは、オープンソースの電子書籍管理ソフトCalibre(カリバー)も使い出したので、Calibre経由でニュースサイトや長文前提な読み物フィードを登録しておくと、KindleがちょっとしたオレオレKioskニューススタンドにもなってしまうという。

あぁ、そういえばワタシもその昔、社会人のたしなみ気分で週刊誌買ってたりしたわ、なんていう甘酸っぱいコトを思い出した。

□calibre - E-book management
└< http://j.mp/Ru9jqT >
□オープンソースの電子書籍管理ソフト「Calibre」を使いこなそう!
[gihyo.jp]
└< http://j.mp/SpFBQU >

そんなこんなで、ああいうガジェットはなんと呼ぶのがしっくりくるのか。電子文書リーダー? デジタル書庫? とにかく電子「書籍」リーダーは利用シーンを限定してしまう気がしてしっくりこない。

ここだけの話ですが、長湯も増えました。古き良き洋画みたいに紙の本を持ち込んで長湯......は子供の頃から憧れつつも、コレクター気質も持ち合わせるワタシには本を湯船になんてとてもじゃないけど出来ませんでしたが、ジップロックに詰め込んでのKindleならページ送りも余裕! 人にはオススメしませんが、風呂Kindle、なかなかよいです(笑)。

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Paper Whiteを買ったのは、実は配偶者がKindle Store日本上陸を受け、現在、自分の小説を販売するべく準備を進めているためなのです。動作確認用。

販売開始直後に買いそびれ、Amazonで予約したら「お届けは2013年1月」と。そんなに待てない! ということで、伊勢佐木町の書店に「Kindleください!」と買いに行きました。実体のない本のための道具を、実体のある本を売る店で買う、ってちょっと不思議。

きちんと「作品」を「商品」として売るにあたり、Paper Whiteで検証しつつデータの作成に試行錯誤した顛末は以下に。

□縦書きの電子書籍(Kindle 用 mobi ファイル)作成および KDP での出版のまとめ[諸事情]
└< http://j.mp/Rvub0R >

現状、このやり方で、縦書き・ルビ・縦書き用ページ送り(右→左)・目次、その他もろもろきちんと作れます。結構色々なツールで試してはダメ、試してはダメを繰り返した結果なので、電子出版業のノンプロとしては、現時点ではこれがベストな気がします。

ちなみに表紙は2点を除いてすべてワタシの写真になります(笑)。まぁ、表紙用に撮影したものではないのでアレですし、Kindle本体ではモノクロで表示されてしまいますが。

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彼の作品は、過去に某新人賞の最終選考にまでは残った実績もあり、身内贔屓ではなく、世に出ても不思議ではないレベルの良作も少なからずあるのですよね。それでもなかなか既存の出版界では出せない。

コツコツ新人賞狙うには、書き上がってから発表まで半年くらいは余裕で作品を塩漬けにしなければならない。そして無駄に狭き門。傍目で見ていても、そろそろその流れだけしかない、というのはどうなんだろう、って思わずにはいられない。

巷では既に、完全自分メイドな電子書籍出版で話題になってる方もおりますが、ホントのホントに既存の出版界を頼らずとも、自分で作品を出すコトが出来て、作品読んでもらって評価してもらえる場が出来たのだな、と。

恐らく彼の作品は、この記事の公開と前後して正式に販売開始というコトになると思います。今ここでお知らせしちゃうと本人よりフライングになっちゃうかな? まぁ、いっか(笑)。

□Amazon.co.jp: じのん:作品一覧、著者略歴
└< http://j.mp/SpEeS9 >

最新作の「海辺のブドリ」はかなりワタシ好みです。これは前作「濡れ烏」のシリーズ的な物語です。「濡れ烏」は、以前無料公開していた際に読んだ方曰く、「このレベルの作品が無料で公開されるしかない現状の是非...」的な複雑なコメントも戴いており、かなりよい作品です。

Kindle買ったけど新しい物語、ディスカバーしてみたいぞ、ちょっと切ない系の物語とか嫌いじゃないぞという時に是非!

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■今回のどこかの国の音楽

□Abd Al Malik "Gibraltar"
└< >

たまにはちょっと方角を変えてヨーロッパ行きましょう。おフランス。おフランスといってもシャンソンとかゲンズブールとかじゃないです。乱暴に紹介するとフランスのラッパーさんですが、もっと細分化すると彼のスタイルはSlamという、日本でいうところの叫ぶ詩人の会的なモノ、のようです。

フランス語は解しませんが、いや、女子の話すフレンチもいいですが、男子フレンチも耳心地いいですわ。でも彼、ダンスは結構なタコ踊りなので、PVによってはMP吸い取られます(笑)。

パリ生まれで、幼少期の数年はコンゴに暮らし、またフランスに戻ったそうです。デビュー前の911前々年の99年にムスリム改宗したのですね。ボーンムスリムじゃなかったんだ。911後の心境や、当時のヨーロッパでのムスリムあれこれについてはこの曲に歌ってるようです。

□Abd Al Malik "12 Septembre 2001"
└< >

【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

一年半ぶりにスパイラルパーマで髪の毛のチリチリ充填してきました。この髪型はじめて、はや10ウン年。ゆるふわ全盛の現代に、流行していないこのチリチリパーマを、しかもロングにかける、というのは美容院に敬遠されがち。

都内に暮らしている時も、予約問合せをしては「えっ、スパイラル? ロング? やー、やってませんやってません(シッシッ)」的な扱いを多々受けてましたが、都落ちした地元の駅に、よりによってスパイラルオラオラ系の美容院と出会えた。

リピートするようになったとは言え、次回来店が一年後とかがザラなのに、しっかり前回のデータも記してくれているので「よし、じゃあ今回は更にロット細かくして更にワイルドにイッちゃいましょう!」と話も早い。いつまでこの髪型を続けるのか自分でもわからないが、安心して頼める先があるのはありがたい。


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編集後記(12/04)

●池田清彦「アホの極み」を読む。副題は「3.11後、どうする日本!?」である(朝日新聞出版、2012)。テレビ「ほんまでっか!?」などでお茶の間にもおなじみの、生物学者池田清彦教授の週刊朝日連載の人気エッセイが、新たな書き下ろしを加えて単行本化、だという。そんなテレビ見たことないし、ましてや週刊朝日なんてほとんど手に取らないから、全然知らない人。タイトルと「軽妙洒脱で痛烈な皮肉を効かせた『池田節』が炸裂!」という惹句が気になったから読んでみた。

第一章〜第三章のエネルギー、環境問題、政治経済の話はちょっと抵抗がある。同意できる意見もないではないが、無責任な言いっぱなしが多くてうんざりする。ベーシックインカムを推進し、補助金や公共事業をやめて、税収の範囲内で国家予算を組めば日本は立ち直るという机上の空論の持ち主。「すべての斬新なアイデアは、最初は机上の空論だったのですよ」と胸を張られてもなあ。

エネルギーについては、原発の代わりに火力発電所を増設して電力需要に対応せよの一点張り。政治は一に経済、二に経済、三、四はなくて五に福祉、憲法改訂などアホの極み、と言い切るお方。なんか了見が狭いような頑固オヤジ(わたしより一歳下だが)。まあ「週刊朝日」連載じゃこんなもんだろう。「週刊新潮」の藤原正彦「管見妄語」と比ぶべくもない。

ところが、第四章「あまのじゃくの血が騒ぐ」、第五章「しなやかな思考のススメ」、第六章「人生短し、虫と遊べば」、このあたりは平凡な政治論などと違って著者の本領が発揮されていると思う。英語がペラペラでもバカはバカ、八百長は互恵的利他主義、心の底で世間はナメていよう、どんな学説もひっくり返る、正義と健康が一番ヤバイ、......我が意を得たりって感じもする。斬新な意見ではないが。

昆虫関係の話はどこを読んでも興味津々。「世界のクワガタムシ大図鑑」(むし社)という空前絶後の本があることを知る。「この図鑑に限らず、日本の昆虫図鑑の水準は世界最高といっても過言ではなく、その担い手は専門家ではなくアマチュアである」そうだ。筆者は1984年オキナワマルバネクワガタの最大個体を採集し、一年間はギネスホルダーだった、と自慢する。ほほえましい。昆虫最終マニアに悪い人はいない(たぶん)。この本はうしろ半分だけが評価できる。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4023311138/dgcrcom-22/ >
→アマゾンで見る(レビュー3件)

< http://homepage2.nifty.com/mushi-sha/lucanidbeetles-zukan.html >
世界のクワガタムシ大図鑑 欲しい


●続き。ただ、開始時間などの要素を変更してしまった場合は、『QuickLog』は削除はせず、新たにtweetし直すので、不要なtweetは手動で削除する必要が

QuickLogの記録をGoogle CalendarやTwitterで見てもなぁと思う方もいらっしゃるであろう。Google Calendarだと、xmlとicsでのエクスポートはできる。icsだとOutlookを経由すればcsvに。icsを変換してくれる『ics2csv』があったはずなんだけど、見当たらなくなっている。最新OSでは動かないのかも。

『GTimeReport』を使えば、Googleアカウントでログイン&連携して統計が出せる。方法は簡単で、カレンダーのみか、Google Docsとの連携を選ぶ。次に出てくるのは、見慣れたカレンダー名。統計をとりたいカレンダー名を選び、期間を設定。出力は日本時間を選び、出力方法をクリック。レポート、エクセルファイル、Googleスプレッドシートなどが並んでいる。続く。(hammer.mule)

< http://support.google.com/calendar/bin/answer.py?hl=ja&answer=37111 >
カレンダーをエクスポートする(Google Calendarヘルプ)
< http://www.gtimereport.com/ >  GTimeReport
< http://goo.gl/svEJe >
googleカレンダーの内容をExcelにエクスポート「GtimeReport」
< http://www.ehow.com/how_8489326_export-ical-excel.html >
How to Export iCal to Excel
< http://www.filestube.com/i/ics2csv >
iCalをcsv形式にしてくれる『ics2csv』