デジタルちゃいろ[27]Kindle満喫、そして出版/browneyes

投稿:  著者:  読了時間:8分(本文:約3,900文字)


寒くなって参りましたが、インターネット廃人のみなさま、如何お過ごしでしょうか。え、一緒にするな? ......ですよねー......。すいません。

すいません、なんて言ってみたものの、果たしてワタシ自身はどうなんだろう。実は廃人の自覚はない。ただ、ご飯を食べる、風呂に入る、トイレに行く、眠る、以外の大半は大概、ネット(と共)に暮らしてる観は否めない。

Twitter連携サービスで一日に一度、24時間のつぶやき数だけをカウントして自分の代わりにポストしてくれる自動投稿的に、これを書いている前日は、

   "私は 12/1 12:09 以降 27回呟きました。(前日比:-31回)"

あら、珍しく口数が少ない。具合でも悪いのか。
多少の波はあるものの、少し真人間に近づいているだけかもしれない。




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いや、恐らくは読書量が一時的に増えているせいかもしれない。Kindle Paper White購入にあたり、お古のKindle 4が自分で専有できるようになったのだ。

Paper Whiteと違って縦書き非対応、ルビ非対応、バックライトなしだが、むしろ、紙の本の体裁を踏襲する保守的(?)な感覚よりも、読めればよい、読みやすければそれでよい、というタイプなのでKindle 4でまったく不満はない。

バックライトはiPhoneでも常々、目に辛いよ......、と思いつつ使う日々なのでおなかいっぱいだし、むしろ環境光依存なe-inkの優しさときれいさが目に心地よい。

専有後に乱読しはじめた限りでは、PDFデータはどんなにきれいにスキャン・整形されたものも、テキストデータから作成されたものも、個人的には思いの外、ダメな感じが強いようでした。なんだろう、せっかくのデジタルデバイスなのに、文字の大きさが好きに変えられないのがダメなのかなぁ。

もちろん拡大表示は可能なのだが、なんというか、拡大した途端、画面の中で「ページ」としての体裁がみるみる崩れてしまう感覚になるコトが多く、擬似書籍から、ただのビューワーに成り下がる。それなら別にもっと大きく眺めることの出来るPCで眺めればよい話。でも辛抱強くPC前で「読書」にはならない。

iPadなら両方のいいとこ取りっぽくも思えるが、少なくともワタシは先述のiPhone同様iPadも、長時間文字を読む端末にはしたいと思えないし、ページとしての体裁が崩れるのは同じコト。

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「書籍」に限らず、ぽいぽいとネットで気になった長文記事もSend to Kindleで放り込んでは眺めてる。それがまた、人間関係に続いて文書のオンラインとオフラインの垣根も下がった観があってよい。

あとは、オープンソースの電子書籍管理ソフトCalibre(カリバー)も使い出したので、Calibre経由でニュースサイトや長文前提な読み物フィードを登録しておくと、KindleがちょっとしたオレオレKioskニューススタンドにもなってしまうという。

あぁ、そういえばワタシもその昔、社会人のたしなみ気分で週刊誌買ってたりしたわ、なんていう甘酸っぱいコトを思い出した。

□calibre - E-book management
└< http://j.mp/Ru9jqT >
□オープンソースの電子書籍管理ソフト「Calibre」を使いこなそう!
[gihyo.jp]
└< http://j.mp/SpFBQU >

そんなこんなで、ああいうガジェットはなんと呼ぶのがしっくりくるのか。電子文書リーダー? デジタル書庫? とにかく電子「書籍」リーダーは利用シーンを限定してしまう気がしてしっくりこない。

ここだけの話ですが、長湯も増えました。古き良き洋画みたいに紙の本を持ち込んで長湯......は子供の頃から憧れつつも、コレクター気質も持ち合わせるワタシには本を湯船になんてとてもじゃないけど出来ませんでしたが、ジップロックに詰め込んでのKindleならページ送りも余裕! 人にはオススメしませんが、風呂Kindle、なかなかよいです(笑)。

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Paper Whiteを買ったのは、実は配偶者がKindle Store日本上陸を受け、現在、自分の小説を販売するべく準備を進めているためなのです。動作確認用。

販売開始直後に買いそびれ、Amazonで予約したら「お届けは2013年1月」と。そんなに待てない! ということで、伊勢佐木町の書店に「Kindleください!」と買いに行きました。実体のない本のための道具を、実体のある本を売る店で買う、ってちょっと不思議。

きちんと「作品」を「商品」として売るにあたり、Paper Whiteで検証しつつデータの作成に試行錯誤した顛末は以下に。

□縦書きの電子書籍(Kindle 用 mobi ファイル)作成および KDP での出版のまとめ[諸事情]
└< http://j.mp/Rvub0R >

現状、このやり方で、縦書き・ルビ・縦書き用ページ送り(右→左)・目次、その他もろもろきちんと作れます。結構色々なツールで試してはダメ、試してはダメを繰り返した結果なので、電子出版業のノンプロとしては、現時点ではこれがベストな気がします。

ちなみに表紙は2点を除いてすべてワタシの写真になります(笑)。まぁ、表紙用に撮影したものではないのでアレですし、Kindle本体ではモノクロで表示されてしまいますが。

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彼の作品は、過去に某新人賞の最終選考にまでは残った実績もあり、身内贔屓ではなく、世に出ても不思議ではないレベルの良作も少なからずあるのですよね。それでもなかなか既存の出版界では出せない。

コツコツ新人賞狙うには、書き上がってから発表まで半年くらいは余裕で作品を塩漬けにしなければならない。そして無駄に狭き門。傍目で見ていても、そろそろその流れだけしかない、というのはどうなんだろう、って思わずにはいられない。

巷では既に、完全自分メイドな電子書籍出版で話題になってる方もおりますが、ホントのホントに既存の出版界を頼らずとも、自分で作品を出すコトが出来て、作品読んでもらって評価してもらえる場が出来たのだな、と。

恐らく彼の作品は、この記事の公開と前後して正式に販売開始というコトになると思います。今ここでお知らせしちゃうと本人よりフライングになっちゃうかな? まぁ、いっか(笑)。

□Amazon.co.jp: じのん:作品一覧、著者略歴
└< http://j.mp/SpEeS9 >

最新作の「海辺のブドリ」はかなりワタシ好みです。これは前作「濡れ烏」のシリーズ的な物語です。「濡れ烏」は、以前無料公開していた際に読んだ方曰く、「このレベルの作品が無料で公開されるしかない現状の是非...」的な複雑なコメントも戴いており、かなりよい作品です。

Kindle買ったけど新しい物語、ディスカバーしてみたいぞ、ちょっと切ない系の物語とか嫌いじゃないぞという時に是非!

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■今回のどこかの国の音楽

□Abd Al Malik "Gibraltar"
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たまにはちょっと方角を変えてヨーロッパ行きましょう。おフランス。おフランスといってもシャンソンとかゲンズブールとかじゃないです。乱暴に紹介するとフランスのラッパーさんですが、もっと細分化すると彼のスタイルはSlamという、日本でいうところの叫ぶ詩人の会的なモノ、のようです。

フランス語は解しませんが、いや、女子の話すフレンチもいいですが、男子フレンチも耳心地いいですわ。でも彼、ダンスは結構なタコ踊りなので、PVによってはMP吸い取られます(笑)。

パリ生まれで、幼少期の数年はコンゴに暮らし、またフランスに戻ったそうです。デビュー前の911前々年の99年にムスリム改宗したのですね。ボーンムスリムじゃなかったんだ。911後の心境や、当時のヨーロッパでのムスリムあれこれについてはこの曲に歌ってるようです。

□Abd Al Malik "12 Septembre 2001"
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【browneyes】 dc@browneyes.in
日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes >
□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF >

一年半ぶりにスパイラルパーマで髪の毛のチリチリ充填してきました。この髪型はじめて、はや10ウン年。ゆるふわ全盛の現代に、流行していないこのチリチリパーマを、しかもロングにかける、というのは美容院に敬遠されがち。

都内に暮らしている時も、予約問合せをしては「えっ、スパイラル? ロング? やー、やってませんやってません(シッシッ)」的な扱いを多々受けてましたが、都落ちした地元の駅に、よりによってスパイラルオラオラ系の美容院と出会えた。

リピートするようになったとは言え、次回来店が一年後とかがザラなのに、しっかり前回のデータも記してくれているので「よし、じゃあ今回は更にロット細かくして更にワイルドにイッちゃいましょう!」と話も早い。いつまでこの髪型を続けるのか自分でもわからないが、安心して頼める先があるのはありがたい。