3Dプリンタ奮闘記[02]3Dプリンタとは何ぞや?/織田隆治

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●3Dプリンタの種類

3Dプリンターの原理を簡単に説明すると、山の等高線を厚紙に印刷し、それを積層していくと山が出来る。という構造的には非常にシンプルな原理である。

例えば、高さ5cmのオブジェクトを成形する場合、一枚の紙の厚さが0.5mmだと100枚。0.25mmだと200枚の切断面を印刷して切り抜き、積み重ねると、そのオブジェクトが出来上がる。

最近映画になった「ガンツ」の転送シーンみたいなものを想像すると分かりやすいかもしれない。

3Dプリンターといえば、今は色々な素材、方法で成形する種類が出ている。主なタイプを紹介すると、

1・EDENを代表とするUV硬化性樹脂を素材にするプリンター
2・ABS等の素材を溶かしながら積層するプリンター
3・Zプリンタは、石膏を主素材にしており、テクスチャー付きの3Dデータを、着色しながらプリントできる




●3Dプリンタの造形方法

1・EDENを代表とするUV硬化性樹脂を素材にするプリンターは、インクジェット方式で噴射したり、薄く膜を作る等した後、UVランプで硬化させて行く。

2・PLA樹脂(ポリ乳酸樹脂)やABS樹脂を溶かしながら積層していくプリンターは、分かりやすく言うと、ホットボンドが縦横に動くプロッタに装着されていて、テーブルの上に溶かした樹脂を積み上げて行く。

3・Zプリンタは、薄く石膏を敷き、その上からインクジェットでインク(硬化剤入り)を噴射して固めて行く。

共通している点は積層する行程である。

一段目が出来るとそのテーブルが少しずつ下がって行き、次の断面を積み上げて行く。もしくはヘッドが上がって釣り上げて行く、と言った方法だ。

積層ピッチが細かければ細かい程、その出来上がる物の精度が上がることは言うまでもない。

だが、積層ピッチが細かくなればなるほど、積層にかかる時間は比例して伸びて行く。0.125mmで積層する場合は、0.25mmの倍はかかる。

次項目では、それぞれのプリンターの一長一短を説明してみよう。

【織田隆治】
FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp >

今回は3Dプリンタの種類をザックリと紹介してみました。次回は、それぞれのプリンターのよしあしを、あくまでも私主観で語りたいと思います。