[3408] 彼女が最も輝いていた映画

投稿:  著者:  読了時間:23分(本文:約11,400文字)


《昔の俺は、一体何を見ていたんだ》

■映画と夜と音楽と...[574]
 彼女が最も輝いていた映画
 十河 進

■エンドユーザー大変記[40]
 滑って転んで立ち直れるか?
 ジョニー・タカ




━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■映画と夜と音楽と...[574]
彼女が最も輝いていた映画

十河 進
< http://bn.dgcr.com/archives/20130125140200.html >
───────────────────────────────────
〈三等重役/素晴らしき日曜日/酔ひどれ天使/静かなる決闘〉

●60年間にわたって映画に出た千石規子という女優

先日、朝日新聞の訃報欄に「黒沢映画などで活躍 千石規子さん死去」と出ていた。その瞬間、あの独特の喋り方と声が甦った。90歳だったという。亡くなったのは昨年末のこと。「東京タワー、オカンとボクと、時々、オトン」(2007年)にも出ていたから、80代半ばまで現役の女優だったのだ。もっとも、あの映画のどこに出ていたのか、僕は思い出せなかった。樹木希林の姿しか浮かばない。

年老いて引っ張りだこの樹木希林だが、千石規子も似たような存在の女優だった。1947年(昭和22年)の銀幕デビュー以来、名脇役として出演作が途切れたことがない。先日、衛星放送でやっている「山田洋次が選んだ日本の100本・喜劇編」で「三等重役」(1952年)を見たが、その中でも幹部社員の奥さんを演じて目立っていた。

戦後、進駐軍によって戦争協力をした政治家や財界人がパージされ、思いがけず社長になった主人公が、パージが解けて先代社長が復帰するというニュースに心が騒ぐ。妻も社長夫人として美容院でも社員の奥さんたちにちやほやされていたので、夫が社長の座を追われるのは穏やかではない。

その美容院の常連で、夫たちの賞与を直接妻に手渡しさせることを、社長夫人に直訴するのが千石規子扮する幹部社員の妻だった。1922年(大正11年)生まれの彼女は、このとき30歳。僕は「若いなあ」と思いながら見ていた。しかし、声は変わらない。あの独特の記憶に残る声と喋り方で、ああ千石規子だなあとわかる。本当にうまい女優だった。

映画デビューした翌年には、黒澤明監督作品「酔ひどれ天使」(1948年)に出演する。黒澤明は彼女のひとまわり年上で、このとき38歳の若さだった。僕は黒澤作品の破竹の勢いは、三船敏郎と組んでから始まったと思っている。黒澤が監督として三船と組んだ一作目が「酔ひどれ天使」だった。ただし、主人公は場末の診療所の医者(志村喬)だ。彼は酔っぱらいだが、誰でも分け隔てなく診療する医者(天使)なのである。

黒澤明と三船敏郎のコンビは「赤ひげ」(1965年)まで続き、数々の傑作を残した。黒澤作品をあまり好きではない僕としても、この17年間の17本の中には何度も見る作品がある。17作品の中で三船が出ていないのは「生きる」(1952年)だけだ。「生きる」は志村喬の代表作だが、志村喬は「酔ひどれ天使」「七人の侍」と三本で主役を演じている。

三船敏郎と志村喬が黒澤作品に最も出演した俳優だとすれば、黒澤作品に最も出演した女優は千石規子である。「酔ひどれ天使」「静かなる決闘」(1949年)「野良犬」(1949年)「醜聞」(1950年)「白痴」(1951年)「七人の侍」(1954年)「生きものの記録」(1955年)などモノクローム時代の黒澤作品の常連だった。

もっとも、僕が初めて千石規子という女優をスクリーンで見たのは、「ゲンと不動明王」(1961年)だと思う。小学4年生だった。月に一度「映画教室」なるものがあり、校庭で整列した僕たちは映画館まで隊列を組んで歩き、映画館で特別上映される「文部省推薦」の映画を見た。「ゲンと不動明王」もその一本だった。当時の東宝映画には、便利な脇役として頻繁に登場していたのだ。

●黒澤明の失敗作と言われる「静かなる決闘」

新聞の死亡記事によると、千石規子は映画デビューする前には「新宿ムーランルージュ」で踊り子をしていたらしい。それで、「静かなる決闘」の元踊り子の役がきたのかな、と僕は思った。千石規子の訃報が出る少し前、僕は長く気になっていた「静かなる決闘」を見て、「こりゃあ、千石規子の代表作じゃないか」と感嘆したばかりだったのだ。

どうしても権威主義や事大主義、ひとりよがりなヒューマニズムやメッセージ性が鼻について黒澤作品が苦手な僕なのだが、前述のように何度も見た作品はある。「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」「赤ひげ」の四本だ。「酔ひどれ天使」も嫌いではない。ただ、初期作品でいくつか見ていなくて気になっていたものがあった。その一本が「静かなる決闘」だ。

軍医として従軍していた主人公が、戦地での手術中に梅毒に感染し、戦後、その秘密を抱えて禁欲生活を送り、ひとり静かにスピロヘータと対決する......という話は積極的に見たくなるものではなかった。「酔ひどれ天使」で破滅的なヤクザを演じて人気が出た三船敏郎が一転して禁欲的な医師を演じるのだが、あの野性味を封じ込め、どんな演技を見せるのかは気になっていたのではあるけれど......。

昨年、WOWOWで「黒澤明全作品放映」があり未見作品を録画し、少しずつ見ていった。戦争協力作品「一番美しく」(1944年)や、戦後すぐの民主化バンザイ映画「わが青春に悔いなし」(1946年)は僕の肌には合わなかったが、感心したのは「素晴らしき日曜日」(1947年)だった。これは何10年か前にも見ていたのだが、「昔の俺は、一体何を見ていたんだ」と途中から背筋を伸ばした。

この映画の制作の裏話は、脚本を担当した植草圭之助の「わが青春の黒沢明」という小説(?)に詳しく書かれているが、植草圭之助の資質が前面に出ているため、黒澤作品としては女性的なイメージがある。戦後の貧しい恋人たちの一日のデートの紆余曲折を描いているだけで、他の黒澤作品に比べるとドラマチックな要素は少ない。しかし、その繊細な描写は、後の黒澤作品からは消えてしまったものだ。それに、美人ではないけれどヒロインの中北千枝子がとてもいい。

ただし、映像作家としての黒澤明の片鱗は随所にうかがえた。ふたりがコンサートにいくことになって手を取り合って走るシーンの躍動感には、画面に釘付けになった。走るふたりと移動するキャメラワークが流麗で、ハッとする。恋人たちの高揚感が映像で表現されたのだ。だから、その後のふたりの落胆が観客の心に深く落ちる。ラストシーンのふたりだけの野外音楽堂のシーンでは、「畏れ入りました」と最敬礼をした。

だから、「静かなる決闘」を見たのは、中北千枝子を見たいのがきっかけだった。後にテレビCMで「ニッセイ(日本生命)のおばさん」として一般的に有名になる中北千枝子は、「素晴らしき日曜日」を唯一の主演作として、長く東宝映画の脇で様々な映画に出演した。特に成瀬巳喜男監督作品では、印象的な演技を見せた。僕は「流れる」(1956年)のだらしなさを強調した演技が忘れられない。

●医者を主人公にした黒澤作品には外れがない?

黒澤明が医者を主人公にした作品に外れなし、と僕は言ったことがある。といっても、僕が見たのは「酔ひどれ天使」「赤ひげ」だけだ。「静かなる決闘」は医者が主人公の黒澤作品の三本目である。主人公は戦後の場末のヤクザやダンサーがやってくるような診療所の献身的な医者でもなく、江戸時代の名医でもなかった。ごく普通の町の病院の息子である。

冒頭、南方の戦地なのだろうか、雨が降り続く夜のシーンだ。いきなり、憂鬱な雰囲気が漂う。イヤな予感がする。観客の不安感を掻きたてる。疲れ切った軍医の藤崎(三船敏郎)と助手の看護士のところに怪我人が運び込まれる。手術が始まる。困難な手術で、藤崎はいらつくようにゴム手袋を外す。メスがアップになる。陰翳の深い画面だ。何かよからぬことが起きるのだ。

メスをとろうとした藤崎は、刃をつかみ指を切る。傷自体は大したことはない。藤崎はそのまま手術を続け、怪我をした兵隊の中田(植村謙二郎)は助かる。次のシークェンスは病床で隣の兵隊と話をする中田だ。その会話の中で中田が女にだらしない男で、梅毒に感染していることがわかる。その会話を聞いていた藤崎は自ら検査をし、指の傷から梅毒に感染したことを確認する。

ここまでがプロローグだ。カットが変わると、戦後の町の病院である。戦後だとわからせるために、ハモニカで「リンゴの唄」が流れる。待合室でふてくされたような顔で坐っているのは、千石規子演じる見習い看護婦るいだ。警官がやってきて、るいに声をかけ、彼女がその病院にいるわけが警官との会話でわかってくる。

るいは踊り子だったが妊娠し、それがわかって相手の男は逃げる。男に棄てられ、堕胎するために病院にやってきたところ、逆に藤崎に説得され、見習い看護婦になれと言われている。だが、るいにとってはありがた迷惑だ。シングルマザーと言われるような現代ではない。当時、「ててなし子」を産んだ女は後ろ指を指される存在だったし、子供を抱えて女がひとりで生きていける時代ではなかった。

るいは、聖人ぶった藤崎を偽善者だと思っている。ある日、先輩の看護婦が梅毒の治療に使う注射薬がなくなっているのに気付く。その後、るいは藤崎がその薬を射っているのを見て、藤崎を偽善者だと確信し、さらに反撥する。ある日、院長である藤崎の父親(志村喬)に、るいは藤崎が梅毒治療をしていることを告げる。それは彼女の悪意である。

自分が院長に告げたことで親子の間で諍いが起きると期待し、るいはふたりの話を盗み聞きする。そこでわかったのは、藤崎が梅毒に感染した経緯である。また、復員した後、待っていた婚約者(三條美紀)に婚約破棄を申し入れた理由である。藤崎は女性との接触を断ち、禁欲に耐えて生きているのだ。

このとき、さすがに黒澤だなあと思ったのは、先輩の看護婦に「どこへいくの」と訊かれたるいが「面白いことが起こるんだ」と言って部屋を出た後、藤崎親子のシーンだけを見せたことだ。観客には、るいが盗み聞きしているのはわかっている。だから、彼女のシーンはいっさい見せないし、親子の話が終わると表情が変わったるいが茫然と看護婦室に帰り、頭から布団をかぶってしまうだけだ。

それだけで、るいの気持ちは見る者に伝わる。彼女は「私を助けるつもりなら、腹の子を堕ろしてくれるのが一番だよ」と恨み、藤崎の偽善者の顔を暴いてやろうと思っていたのだが、藤崎が病気をうつさないために肉体的な欲望を抑え、献身的に医療活動をしていることを知ったのである。そんな人間もいるのだ、と彼女は思ったに違いない。

だが、るいは照れくさいから正面切って藤崎に詫びたり、改心した様子は見せない。何度も尋ねてくる婚約者に藤崎のことを誉めたり、子供を産むことを決意して準備を始めたり、看護婦試験のために勉強を始める。その気持ちの変化を、千石規子は見事に演じた。ふてくされていた表情が、気がつくと晴れ晴れとした顔になっている。ふっくらとした千石規子のほほが輝き始める。

●千石規子がヒロインへと成長していく「静かなる決闘」

「静かなる決闘」の後半のヒロインは、完全に千石規子演じるるいだった。お嬢さん育ちで、藤崎と出征前に婚約し、生きて戻ったと喜んだのに、婚約破棄を言い出され、その理由も告げられず、とうとう他の男と結婚する三條美紀は、美人でヒロインを演じることに慣れた清純派女優だから面白みには欠ける。一方、千石規子はふてくされた汚れ役として登場し、人を想う心のきれいなヒロインへと変貌する。

るいは、三條美紀の結婚式の日、藤崎に梅毒治療の注射をした後、診療室で藤崎に「男の欲望」について遠まわしな質問をする。その後、「わたしでよかったら、先生の相手を...」という意味のことを口にする。そのときの千石規子は、完全に「静かなる決闘」のヒロインである。あんなに美しい千石規子を、僕は見たことがない。彼女は、藤崎の病気がうつってもいいと思うほど、彼を愛している。

ある日、藤崎は警察から「いきなり警官をステッキで殴った男を拘留したが、変なので診察してほしい」と言われ、警察署にいく。そこで出会ったのは、彼に梅毒をうつした中田である。立派な紳士風の身なりで、結婚し子供も生まれるという中田だが、梅毒を完全に治療していないことを知った藤崎は、必ず検査にくるようにと言う。

中田は、藤崎のアンチテーゼである。事故のように梅毒になり、女性とのセックスを知らないまま禁欲を通している藤崎とは逆に、欲望のままに生きて梅毒になり、その結果、藤崎に感染させ、妻にもうつし、子供さえ産ませようとしている無知な中田である。彼は接する人間たちに悪疫をまき散らす存在であり、藤崎は聖人のように生きる立派な人間である。

まさに、黒澤流の二元論的対立構図だ。正か邪か、善か悪か、という単純な構図にしたがる黒澤の悪癖(その最たる作品が「天国と地獄」だと思う)がここでも現れて鼻白むけれど、戦後すぐという時代性がその単純な構図を正当化する。逆にドラマチックな効果を生み出す。中田は荒れ、妻が死産したスピロヘータに冒された未熟児の姿を見て狂う。この辺は、黒澤映画らしい説教臭さだ。

中田の妻(中北千枝子)も梅毒にかかっている。だが、病室のベッドで身を起こす中田の妻に、るいは「気長に治療すれば、きっと治ります」と希望を与える。その溌剌としたるいの笑顔を見て、中田の妻は「あなたは、先生を愛してらっしゃるのね」と、るいの気持ちを観客に伝えるように口にする。るいの照れた顔で、映画は終わる。教訓的ではあるけれど、気持ちのよい終わり方だ。

だから、見終わって最も印象的なのが、千石規子だった。朝日新聞に訃報が出たのは、年が明けて10日も過ぎた頃だった。「千石規子〈本名・森礼子〉さんが昨年12月27日、老衰のため東京都内の病院で死去していたことが10日、分かった」とあった。録画した「静かなる決闘」を僕が見たのは、12月29日だ。年末休暇の初日、「溜まった録画を処理するぞ」と僕はテレビの前に腰を降ろした。

そのとき、90歳の千石規子は、すでに亡くなっていたのだ。亡くなった二日後、彼女の息子の年齢の、彼女とは何の縁もゆかりもない男が、「千石規子って、こんないい代表作を持っていたんだ」と、27歳の彼女を見てテレビの前で感嘆していた。それって、何だか、ひどく、不思議なことじゃないだろうか。

【そごう・すすむ】sogo@mbf.nifty.com < http://twitter.com/sogo1951 >

久しぶりに外部の編集プロダクションにお願いして、ムックを一冊制作している。懐かしい「昭和のお菓子」カタログだ。「シルシルミシル」みたいに、お菓子工場のルポも何本か入る予定。2月末に出す予定だけれど、そろそろプレッシャーがかかり始めている。

●長編ミステリ三作の配信開始→Appストア「グリフォン書店」
→以下でPC版が出ました。
< http://forkn.jp/book/3701/ > 黄色い玩具の鳥
< http://forkn.jp/book/3702/ > 愚者の夜・賢者の朝
< http://forkn.jp/book/3707/ > 太陽が溶けてゆく海

●第25回日本冒険小説協会特別賞「最優秀映画コラム賞」受賞 既刊4巻発売中
「映画がなければ生きていけない1999-2002」2,000円+税(水曜社)
「映画がなければ生きていけない2003-2006」2,000円+税(水曜社)
「映画がなければ生きていけない2007-2009」2,000円+税(水曜社)
「映画がなければ生きていけない2010-2012」2,000円+税(水曜社)

●電子書籍版「映画がなければ生きていけない」シリーズもアップ!!
「1999年版 天地創造編」100円+税
「2000年版 暗中模索編」から「2009年版 酔眼朦朧編」まで 各350円+税
※書籍版も電子書籍版もhonto.jpで購入できます
< http://honto.jp/netstore/search_10%E5%8D%81%E6%B2%B3%E9%80%B2.html?srchf=1 >


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■エンドユーザー大変記[40]
滑って転んで立ち直れるか?

ジョニー・タカ
< http://bn.dgcr.com/archives/20130125140100.html >
───────────────────────────────────
えーと、このテキストは、本来なら実家の群馬で書いてて群馬から送るはずでした......。今は横浜で書いてます。

というのは、1月14日の大雪が降った翌日、自宅の前にある階段で滑って尻餅をついた上、一番上から滑り降ちてしまう......という大失態を犯してしまい、結局打った腰が腫れ上がってしまい、更にお尻が内出血して一面が紫になってという怪我で、大事をとって私は帰省を回避した次第です。

歩くのにも杖が必要で、寝る時は寝返りが打てず、椅子やバスタブの背もたれには慎重に腰掛けないと腫れてる所に当たって激痛が走るわ......と散々な2013年の滑り出しでありました(滑るだけに)。

さて、今年のCESが、前回紹介したNVIDIAの「Project SHIELD」以外目ぼしいものがなかっただけに、後はアップルの決算待ちかなぁ......と思ってたところにHMVとアタリの倒産が。

◆HMVだけじゃない。英国の小売りを襲う"倒産ドミノ"[日経ビジネス]
< http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20130117/242385/ >

◆米Atariが破産法適用を申請 独立モバイルゲームメーカーとして再建を目指す [ITmedia ニュース]
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/22/news035.html >

いずれも伝統ある会社だっただけに、これは日本も対岸の火事という訳にはいかなくなったようです。業種によっては日航やルネサスのように、政府が援助してくれるかもしれませんが、電機メーカーが苦境にあるだけにどこかで大きな企業が潰れてもおかしくないかもしれません。

だから、CESで「4Kテレビで巻き返す」と言われてもこの数字を見せられて説得力はゼロ。

◆テレビ国内出荷 落ち込み最大 [NHKニュース]
< http://nhk.jp/N45f6HaM >

◆相場英雄の時事日想:「4Kテレビ」は日本を救うのか? 米CES報道にみる"いつか来た道" [Business Media 誠]
< http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1301/17/news006.html >

相場さんがお書きになっている通り、ソフトが拡充しないと普及は程遠いし(それは3Dテレビも同様)、バブル期にハイビジョンが出てきても普及に10年以上かかったわけですから。

参考:wikipedia
< http://goo.gl/uRHA6 >(ハイビジョン)
< http://goo.gl/wDtL9 >(高精細度テレビジョン放送)

テレビだけでなく一体何をすれば浮上できるのか、模索を続けて行かないと"対岸の火事"が飛び火するぞーと、腫れた腰を労りながら考えるのでありました。

そしてアップルの決算が発表になりましたが、

◆Apple決算、iPhoneとiPadの販売台数が過去最高で売上高・純利益も過去最高に [ITmedia ニュース]
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/24/news033.html >

◆アップル 業績伸び悩み鮮明に[NHKニュース]
< http://nhk.jp/N45h6Iii >

少なくとも、生産を抑制し続けるのか、それとも端末を頻繁に出し続けないといけないのか? これまでの3年に一度のアップデートでは間に合わない、ということも分かります。

アップルはそう簡単に対岸の火事が飛び火する会社ではないですが、ただどこかで抜かりがあると最終的にはジョブズの復帰前(1995年)みたいになるぞ......と思った次第です。

【ジョニー・タカ】johnnytaka32(a)gmail.com

1976年、横浜・関内で生まれ、上州と越後の風を受けて育ち、来世でもFUNKを踊り続けるフリーランサー。ヴァーチャル・キャラクターに曲を付けて選曲を展開する"コンピレーション"を1998年から行っている。2012年はようやく発売されたPSPソフト『フォトカノ』のコンピレーションを展開中(と言っても勝手にやってるだけです。それを続けて14年目)。PS3でも『THE IDOLM@STER2』が発売されたので、そちらの選曲作業も始めてます。
< http://music.ap.teacup.com/cafedejohnny/ >

(日常ブログ)< http://ameblo.jp/johnnytaka/ >
(ツイッター)< http://www.twitter.com/johnnytaka1962/ >

○火曜日(1/22)、朝からツイッターが繋がらず。前日の深夜から挙動がおかしかったが、朝から繋がらず、結局繋がったのは15時頃。9時間もかかったのか。ツイッターを再開してから、ここまで大規模障害の煽りを受けたのは初めてだ。

◆Twitter、断続的にアクセスできない状態 [Cnet Japan]
< http://japan.cnet.com/news/service/35027189/ >

○Nokia、Lumia 820のケースを3Dプリンタで自作できる開発キットを公開[ITmedia ニュース]
< http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1301/20/news006.html >

そうそう、こういうのが今まで何でなかったんだと思っていた。これが日本でも一般的になったら自由度が広くなる一方、アクセサリーメーカーが潰れそうなデメリットもある。

○2013春モデルの主な特長 | NTTドコモ 2013春モデル
< http://bit.ly/TXk6J0 >

意地でもiPhoneは取り扱わないという決意が見えたものの、サービス自体がドコモユーザーの囲い込みという段階で抜け出せていない感じがする。特にこの「dTab」は既にiPad、nexus、kindleというライバルが先行してるだけに、それ並みの成果はあげられるかどうかは疑問。

◆新製品一覧 : dtab | NTTドコモ 2013春モデル
< http://bit.ly/WHshpW >

○amebaやめました。べちおさんからpostelousを勧められましたが、自分の個人ブログはまだ模索中です。


━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
編集後記(01/25)

●荒山徹の「禿鷹の要塞」を読む(朝日新聞出版、2012)。彼は朝鮮と柳生をトンデモに語らせたら第一人者である。独壇場である。この分野の発明家である。後続する人はいない。2009年に「徳川家康 トクチョンカガン」で、家康の正体は影武者、朝鮮人・元信であったというSF(笑)を書いたが、その前日譚であるという。ここでの元信は城を守る側という設定で、相手は小西行長ら日本軍。場所は漢城に近い幸州山城、400年前の日朝激戦の地である。幸州山城に朝鮮軍が立て籠り、日本軍と一戦を交えたという史実をもとにしたストーリーらしい。

タイトルの「禿鷹」は小西行長の見立てだ。キリシタンの小西は朝鮮の僧侶を、人の不幸に群がり言葉巧みに心を支配し、自分たちは無為徒食を楽しむ禿鷹だと決めつける。その禿鷹らの構築した山城は、僧兵をはじめ盗賊、軍人、一般人男女、尼僧など正規軍に非ざる軍民混淆部隊約5000人が守る。一方の日本軍は3万人。小西軍だけでも1500挺の銃。どう見ても幸州山城側に勝ち目はない。

だが、この山は両軍にとって戦略上何の価値もない。日本軍を挑発し、戦闘に持ち込み、一日守り抜ければ朝鮮の勝利とされるのだ。小西軍は圧倒的戦力に加え、卑劣な手を用いてやすやすと侵攻してくる。このあたり、読者はどうしても朝鮮側に立つ。防戦一方の戦いが苛立たしい。もはや軍民混淆部隊は全滅かと思われたとき、日本軍にとって悪夢のような逆転劇が起こり(その内容はどうかと思うが)、手痛い敗北を喫する。

朝鮮軍が勝利したという報せは、相次ぐ敗戦に打ちひしがれていた朝野にまたたくまに広がり、その後の戦局に多大な影響を及ぼしたという。めでたしめでたし。この作者にして珍しいのは、伝奇色が薄い正攻法であるというところ。それでも相当ぶっとんでいる。ストーリーは朝鮮側が主役だが、カバー絵は小西軍のクルスの甲冑と山城攻めに関係のない騎馬軍団というのはちょっと変。

ところで、韓国は歴史上、主要な戦争にひとつも勝っていない。それどころか交戦国でもない。日本のような、日清・日露戦争に勝ち、世界を相手に戦ったという栄光の歴史がない国だ。400年前の日朝戦だって、明の支援がなかったら日本に負けている。それでも、いちおう朝鮮が勝ったことになっている栄光の「禿鷹の要塞」は、韓国で売れるかもしれないな。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408536172/dgcrcom-22/ >
荒山徹「禿鷹の要塞」


●タカさん、痛そう......。早く回復しますように。

続き。いままで自分が食べているもののカロリーなんて考えたことはなくて、炭水化物ダイエット主張者らの話を深く考えたことはなかったのだが、お茶碗一杯で220kcalと知り、摂取目標から差し引きしてこれじゃいかんと、初めて問題意識を持った。これがレコーディングダイエットの効力なのだな。

朝食にパンとバターなんてのはやめ、フルーツシリアルとヨーグルトとバナナにした。摂取カロリーを計算しているだけなので、無理なダイエットにはならず、ご飯も食べている。カロリーの高い肉類は減り、鶏ささみ、きのこ類や野菜が増えてくる。

間食は当然減った。これ食べたら大幅オーバーだなぁ、これを消費するには一時間は歩かないとなぁとか思い始める。なので、カロリーは低いとは言えないが、美容に良いというアーモンドを、摂取目標カロリーまで食べてみたりする。ヘルスアシストには5粒30kcalと入れていて、今日は10粒は食べられるなぁ、なんて判断したり。

続かない私が二週間以上続いていて、1.75kg減った。これは自動記録できる体組成計と、簡単に食事記録ができ、目標との差分が自動的に出るアプリのおかげ。というより、これがなかったら永遠にできていなかったと思うわ。今まで続かなかったことが、道具でできるようになるなら、今まで断念していた他のことにも応用できるかも。続く。(hammer.mule)

< https://itunes.apple.com/jp/app/gookaradarogu-herusuashisuto/id547463790?mt=8 >
gooからだログ ヘルスアシスト  iOS版
< https://play.google.com/store/apps/details?id=net.nttcloud.ft.karada >
からだログ ヘルスアシスト
< http://karada.goo.ne.jp >  gooからだログ