[3412] 2013年版三位一体の人生改革

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《致命的だわ、ダーリン》

■歌う田舎者[41]
 2013年版三位一体の人生改革
 もみのこゆきと

■ショート・ストーリーのKUNI[133]
 片付ける
 ヤマシタクニコ

■ところのほんとのところ[90]
 展覧会ラッシュ!
 所幸則 Tokoro Yukinori




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■歌う田舎者[41]
2013年版三位一体の人生改革

もみのこゆきと
< https://bn.dgcr.com/archives/20130131140300.html
>
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年末に郵便物が来た。差出人は男女2人の連名で、封にはinvitationと刻印された銀色のシールが貼ってある。もしや、もしやこれはアレではないのか。表をひっくり返してみると、切手には格調高き筆文字で「寿」という文字が燦然と輝いている。

「なっ、なんじゃこりゃ、なんじゃこりゃーーーーっ!」

ジーパン刑事のように腹に銃撃を受けて殉職しそうな気分である。あ、殉職する職がないんだった。

つい先日、デジクリでも「結婚式のご祝儀を払い続けるばかりで、1円たりとも回収できていない」と涙ながらに訴えたばかりではないか。
デジクリ:同情するなら金をくれ(2012.7.26掲載)
< https://bn.dgcr.com/archives/20120726140100.html
>

だいたい40を過ぎると結婚式などほぼ終息しており、あるのは葬式ばかりだ。姪っ子甥っ子の成人まで、もう結婚式などないと油断していた。

しかも、よく考えたら着るものがないのである。先日から減量6kgをスローガンに、厳しいトレーニングに励んでいるのは気持ちだけなのだが、ウエストのボタンが全く閉まらなくなった服は根こそぎ妹に送りつけてしまったので、残っている服はユニクロ的カジュアル服しかない。

「肥満は着る物を駆逐する」という有名なグレシャムの法則どおり、これすなわち結婚式用の服も買わねばならないということを意味するのではないか。出費合計予想を思い浮かべ、わたしの脳味噌は恐慌をきたした。

しかしシンプルに考えれば、お金がないなら、あるところから持ってくればいいのだ。繁盛してそうなお店から「いやいや儲かってまんな。ちょっと失敬しますよ」といただいてくるとか、銀行の金庫から「これはこれはいつもお勤めお疲れさまです。ちょっとお借りしますよ。無金利無返済でよろしく」と言いながらもらってくるとか。いや、簡単なことではないか。

まぁ、一般的にはそれを泥棒とか銀行強盗とか言うかもしれないが、この際そんなことどうでもいい。だいたい銀行強盗は日本の年末の風物詩だったはずだ。それなのに、最近ではとんとそのような犯罪が起こらぬ。季節感もへったくれもないぞ。日本人はいつからこのように侘び寂びもわからぬ朴念仁になってしまったのか。

資金繰りに苦しむ中小企業の窮状を日本国民に思い出していただくため、ここで一発、銀行強盗をしてみるというのはグッドアイディアではなかろうか。強盗といえば「俺たちに明日はない」であろう。よし、映画を見て強盗スキルについて勉強だ! そして2時間後......。

いやだ。あんな死に方をするのはまっぴらごめんだ。何故こんな映画を見てしまったのか。ボニー&クライドは87発の銃弾を浴びたというが、いったい何発目くらいであの世に行ったのだらうか。死ぬほど痛そうではないか。いや死んでるのか。

えぇい、ヘタレと呼びたければ呼べ! 中小企業の窮状など知ったことか。わたしは強盗にはなれぬ。蜂の巣になって死ぬのはいやだとか言っている人間は、強盗には向いていないのだ。

さて、そんなわけで、とにかく今年は何が何でも稼がなければならないため、近年まれに見る真面目さでもって、元旦に初詣に出かけたわたしである。願い事は、酒と仕事と男とお金。♪飲んで〜飲んで〜飲まれて〜飲んで〜♪ 強盗になれないなら、神頼みしかないではないか。ちなみに思い出す限り、わたしの正月と言えば寝正月というかひきこもりがデフォルトであって、元旦に初詣など行ったこともない。

ダイエットとバス代の節約も兼ねて、薩摩藩最大の神社、照国神社まで歩いて行ったのであるが、ひきこもりのわたしは知らなかった。元旦の神社なるものがこんなに混雑していようとは。大鳥居のあたりまで人々が行列をなし、拝殿なんぞ遥か彼方なのである。しかも行列は遅々として進まぬ。そのうえ傘も持たぬのに雨まで降ってきた。

♪つ〜めた〜い〜雨に〜打たれて〜参道をさまよった〜の〜♪

ちっ! 出てくるんじゃなかったよ。あ、いや待て。このような厳しい環境の中、拝殿までの遠い道のりを待ち続け、参拝までこぎつけたなら、きっと100倍くらいご利益があるのではないか。そうだ、そうに違いない。......このように無理やり自分を納得させ、そぼ降る雨の中、『ミッション参拝』は無事終了したのであった。

しかしながら、わたしは気付いてしまった。「もしやわが家系は仏教徒ではなかったか」と。なんだかそこはかとなくそんな気がしてきた。いや、きっとそうだ。しかれば寺に参らねばならなかったのではないか。いかん、これはいかん。罰当たりな行いであった。そして照国神社にお参りしたその足で、西本願寺別院に向かった。

ほほう。元旦と言えば神社の風景しか報道されないので知らなかったが、お寺にお参りされる方もおられるのであるなぁ。まっこと、この世には吾輩の与り知らぬことがまだまだあることよのぅ。よしよし、お寺にもお参りしたことだし、今年は安泰であろう。

しかしながら、わたしはまた気付いてしまったのだ。「何か忘れてやしないか? 神道、仏教ときて、キリスト教を蔑ろにすると天罰が下るのではなかろうか」と。わたしは平等原理主義者なのである。

オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ様もこのように申しておられる。「自由、平等、博愛......この崇高なる理想の、永遠に人類のかたき礎とならんことを......フランス、万歳!」オスカル様がそのように仰せになっているということであるから、神道も仏教もキリスト教も、崇高なる理想のもと平等に取り扱わねば、フランス国民が許さないであろう。

ラ・マルセイエーズを高らかに歌いつつ、西本願寺別院からキリスト教伝来の地、ザビエル教会まで赴いてみたところ、さすがに元旦の教会には誰もいない。聖堂で黄金色に輝く仏像......じゃないな、ええと、あなたはマリア様ですかいな......に向かって、間違って柏手を打ちそうになったが、おおっと違うではないかと思い出し、十字など切ってみた。

カンペキだ。カンペキである。これで三大宗教三位一体ご利益でごわす。このようにして、わたしの2013年は薩摩藩聖地巡りで始まったのであった。

もし今年が不幸の坂を転げ落ちるような一年であったなら、宗教的に節操のないわたしに仏罰神罰イエス罰が降りかかったということであろう。

しかしながら、そもそも日本人とは神社に初詣をし、寺で葬式をし、クリスマスを祝うという節操のない人種なのである。さすれば、わたしだけに仏罰神罰イエス罰が降りかかるということはないのではありますまいか。

もし三大宗教三位一体ご利益で、酒と仕事と男とお金ががっぽがっぽ入ってきたなら、年末にはミュージカル「ジーザス・ブッディスト・アマテラスター」(作・演出・主演 もみのこゆきと)を奉納上演し、今年一年の感謝の気持ちとして、寺と神社と教会に、ふたたび100円ずつ寄付したいと考える今日この頃である。

※「太陽にほえろ」(なんじゃこりゃーーっ)松田優作
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※「酒と泪と男と女」河島英五
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※「冷たい雨」ハイファイセット
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※「俺たちに明日はない」Final Scene
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※「俺たちに明日はない」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0000C9VCI/dgcrcom-22/
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※「ジーザス・クライスト・スーパースター」
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006QJSEZW/dgcrcom-22/
>

【もみのこ ゆきと】qkjgq410(a)yahoo.co.jp

かつてはシステムエンジニア。その後、名ばかり経営指導員。現在、失業ときどきWEBの原稿書き仕事。招待状の返信はがきには、「披露宴で乾杯時にお飲みになるドリンクをご指定ください。また、食べられないものがありましたらご記入ください」と書いてあった。「赤ワイン」と書いて返送したあと、新婦に「それ、樽でよろしく」とメールした。ついでに「若い男以外食べられません」と書いておけばよかった。


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■ショート・ストーリーのKUNI[133]
片付ける

ヤマシタクニコ
< https://bn.dgcr.com/archives/20130131140200.html
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妻「あらダーリン、朝から何をしてらっしゃるの」
夫「ああ、起こしてしまったか。すまないな。いや、ちょっと部屋を片付けていた」

妻「どうしていまごろ、急に」
夫「君には黙っていたが、一年の計は元旦にありということわざがある」

妻「知っていますわ」
夫「それで、毎年この時期になると部屋を整理しようと思うんだ。自分に必要なもの、不要なものを分けるのだ」

妻「いいことですわ。最近はやりの断捨離というやつね。でも、あれ時々転倒してけが人が出るそうよ」
夫「それはだんじりだ。断捨離ではない」

妻「あら、ごめんなさい」
夫「とりあえずこちらは『残す』こちらは『捨てる』。かたっぱしから分類してるところだ」

妻「すばらしいわ。あら、小学校のときのテストね。93点。これは残すのね」
夫「もちろんだ。それを見るといまでも当時の教室の風景がよみがえる。始業を告げる鐘の音や校庭のざわめきも聞こえてくる」

妻「それは幻聴よ。で、これは捨てるのね。算数のテスト。17点」
夫「あたりまえだ」

妻「まあなんでしょこのズボン、ウエスト70センチ。これは残すの?」
夫「もちろんだ。いまでもちょっとダイエットすれば入るさ」

妻「いま88センチなのに?」
夫「万が一入らなくても、ものには思い出というものがあるじゃないか。思い出をとっておくことも大切だろ、ベイビー」

妻「確かにそうね。でも、このウエスト93センチのズボンは捨てるの?」
夫「それは悪い思い出だ。そもそもいまの私とかけ離れすぎている。今後はくことがあるとは思えない」

妻「あら。古いプリンタが『残す』に入ってるわ。スカジーだからもう使えないんだ、と先週言ってたんじゃなかったかしら?」
夫「私も悩んだ。去年は悩んだあげく『捨てる』に入れた。一昨年もとても悩んだあげく『残す』に入れた。その前の年は泣く泣く『捨てる』に入れた。その前の年は」

妻「ダーリン、もういいわ」
夫「君は私のことをきっとこう思ってるだろうね。なんてめめしいやつだと。いや、『めめしい』は差別語だからこんにゃくの腐ったようなやつだとかふやけた春雨のようなやつだとか思っているんだ。いや、こんなことを言えばこんにゃくや春雨がかわいそうだ。じゃあどうすればいいんだ」

妻「私とあなたは去年結婚したばかりですもの。私の知らない側面をあなたが持っていても不思議じゃないわ。こんにゃくや春雨にはあとで謝っておけばいいのじゃないかしら」
夫「そうだね。ということはやはり、こんにゃくの腐ったようなやつだとかふやけた春雨のようなやつだとか思ってるんだ」

妻「思ってないわ、ダーリン。それに、いつか異星人が地球を侵略して、地球のすべての機器をスカジー仕様に統一する、そんな日がこないともいえませんわ」
夫「それは遠回しに私をばかにしているね」

妻「あらどういえばわかってもらえるのかしら。それよりこの手編みのセーターは何なの。『残す』に分類されてますけど」
夫「あ、それは」

妻「タグもついていないから、本当の手編みのようね。あら、どうなさったの。妙にうろたえて......わかったわ。これにも思い出があるのね。とてもすてきな思い出が。そうね、そうなのね」
夫「誤解しないでくれたまえ。それは」

妻「いいのよ。だれにでも過去というものがあるのよ。あなたがかつてほかの女性からプレゼントに手編みのセーターをもらったからといって不思議じゃないわ。でも、今度から私の目にふれないようにしていただきたいわ。ぐすん」
夫「だから誤解なんだ」

妻「どこが誤解だっていうの」
夫「それは私が自分で編んだのだ。実は私は手編みが趣味で」

妻「えっ」
夫「そのセーターも自分で編んだのだ。自分のために心を込めて」

妻「何それ。気持ち悪い」
夫「ところが出来上がってみて、袖を作り忘れたことに気づいた」

妻「まあほんとですわ。これを着たら両腕をしばられてるようなものね。拷問用にいいかも」
夫「そうなんだ。拷問にぴったりだから捨てられない。いや、そうではなく。極上の毛糸を使って、これを着る人の気持ちに寄りそい、心を込めて編んだのだ。この精巧な模様編みはどうだ。まったく完璧ではないか。袖がないということを除けば」

妻「致命的だわ、ダーリン」
夫「とりあえずそういうわけで、私も迷わないでもなかったが、これは捨てられないんだ。そうとも、またしても私のことを生焼けのお好み焼きのようだとでも思っているんだろうが、その通りだ。私こそは生焼けのお好み焼きだ。どこからみても生焼けのお好み焼きだ」

妻「何も言ってませんわ」
夫「では今年はこのへんで終わろうか」

妻「えっ」
夫「君には黙っていたが、一年の計は元旦にありということわざがある」

妻「それはもう聞きました」
夫「それでつい、年が明けてすぐに整理を始めるのだが、そのころはいつも冬で寒い。私は寒いとやる気が出ないのだ。それでこうして毎年やっているにもかかわらず全然進まない」

妻「わかってたらどうにかしたらどうですの」
夫「うむ、確かに。そうだ。いま思いついたが、『捨てる』と『残す』の間に『中間処理場』を設けたらどうだろう」

妻「何それ」
夫「捨てようかどうしようか悩むものをしばらく寝かせておくんだ。そうしている間に適切な処理方法を思いつくかもしれない。何より『中間処理場』の設置ということでそれなりに成果があがったようにみえる」

妻「好きにしてくださいな」
夫「そうしよう。ではそのセーターもスカジーのプリンタも、それからフロッピーディスクもMOも、この57点の理科のテストや61点の社会のテストも中間処理場行きだ」

妻「どれだけテストを保管してるんですか」
夫「いやあ、つい迷ってしまって。しかし、こうなるとどんどん『中間処理場』行きが増えて、『捨てる』も『残す』もほんの少しになってしまいそうだ。これはなんだ。私はそんなに中途半端な人間なのか。ええい、私のことをこれから人間中間処理場と呼ぶがいい」

妻「そんな呼びにくい名前はいやですわ」
夫「愛称ちゅーちゃんでいい」

妻「わかりましたわ、ちゅーちゃん。ぐすん」
夫「どうして泣くんだい、ベイビー」

【ヤマシタクニコ】koo@midtan.net
< http://midtan.net/
>
< http://yamashitakuniko.posterous.com/
>

先日、新潟方面に行き、バス(越後交通)に乗ったらいつも通勤で乗っているバス(南海バス)で見るのと同じポスターがあってびっくりした。車内事故防止のための啓発ポスターで、よく見たら「公益社団法人 バス協会」のものらしい。全国的に同じポスターが掲示されてるわけだ。驚くことでもないか。でも、このポスター、前から「なんとなく不思議な絵だな......」とか「車内が透視できてるように描いてるわけだよな......」とか思ってたので。
< http://www.bus.or.jp/kinkyu/anzen002.html
>


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■ところのほんとのところ[90]
展覧会ラッシュ!

所幸則 Tokoro Yukinori
< https://bn.dgcr.com/archives/20130131140100.html
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[ところ]は今、ものすごくバタバタしています。渋谷と高松だけならまだしも、梅田も目黒も目白も加わり、大変なことになっています。

「東京画 meets OSAKA」
< http://u.jimdo.com/www56/o/s2052393aeb69d297/img/i5446da18d884516d/1358413963/orig/image >
< http://www.tokyo-ga.org/
>
会期:2月13日(木)〜2月18日(月) 13日にアーティスト・トークにも参加
会場:阪急うめだ9階アートスペース(大阪市北区)

「エスプリ・ド・パリ展」
会期:3月1日(金)〜4月1日(月)
会場:GALLERY ENTRE DEUX(東京都文京区 椿山荘/ホテル椿山荘東京)
< http://www.klee.co.jp/entredeux/
>

「渋谷ラバーズフォトグラファーズ」結成展
会期:3月8日(金)〜3月18日(月)
会場:渋谷ハチ公広場 アオガエル(東京都渋谷区/東急5000系)

「AROUND SHIBUYA PARCO写真展」
会期:3月26日(火)〜4月14日(日)
会場:ギャラリーコスモス(東京都目黒区)
< http://gallerycosmos.com/main/
>

パリがテーマの展覧会は、2008年にパリを撮り始めた頃からの目標のひとつでした。パリと[ところ]との関係は、31年前学生時代に「マリ・クレール」のアートディレクターや、「ヴォーグ」「zoom」にパリに行ってからアポをとったりした時から始まります。

その後5度の訪仏にかかわらず、パリという街に写真を「撮らされてしまう」という懸念から、ずっと写真を撮らなかった[ところ]が、やっと2008年から撮るようになったという深い因縁もあり、今回の展示はなんとしてでもOKしたかったのです。

そして、フォトラボKでの展示も3月5日(火)から25日(月)ぐらいまであるという。そんな中、高松での住環境もまだ整備中なのに、東京のマンションの設備が故障......環境は非常によくありません。
< https://www.e-topia-kagawa.jp/kouza/photolabk.asp
>

そして、今年は渋谷も高松も凄く寒くて、なかなか撮影も進まなくて......。

でも、2月1日になれば僕の冬用の戦闘服と呼んでいるコートが直ってくる予定なので、撮影が順調に進み始めるかもしれません。

そのコートは5年も着ていますが、世界を回り、世界中の地面で座り込み、沢山の作品を撮ってきたものです。愛着があるだけではなく、とても暖かくて[ところ]にとってとても頼りになる相棒という感じなのです。

あいつが帰って来るのが楽しみな理由には、実はその日が[ところ]の誕生日でもあるからです。これもまたすごい偶然!

そして高松に所幸則の作品の常設展示のスペースができそうです。このことは次回詳しくお話しますね。

さて、大阪での展示についてボランティアを募集したいのです。ぜひ、ご協力をお願いいたします。

■東京画 meets OSAKA 2013 ボランティアスタッフ募集!

近畿地方在住の学生を中心にボランティアスタッフを募集いたします。写真及びアートに興味がある学生で、健康で明るいコミュニケーションが出来る方であればどなたでも参加可能です。

2/12(火)は作品の搬入と会場設営、2/19(火)は作品の搬出と撤収のサポートです。今回はサポーターの皆さんには、実際の展示作業を通して、作品展示のポイントをコーチングするワークショップ型の活動となります。

さらに、展覧会初日(2/13)に会場に来られる場合は、ギャラリートークの合間に東京画プロジェクトのコミッショナーによる作品のヴューイングを、無料で受ける権利も得ることができます。ふるってご参加ください。なお、定員に達した段階で締め切りとさせていただきますので、ご了承ください。

日程:2月12日(火)18:30集合 19:00〜21:00
   2月19日(火)17:30集合 18:00〜19:00
場所:阪急うめだ本店9階 アートステージ
募集人数:2月12日(火)5名/2月19日(火)5名
仕事内容:会場の設営、撤収、作品展示補助、搬入、搬出
※交通費支給などの金銭的報酬はありません

応募要件:2/12、2/19の両日、またはどちらかの日程で集合時間内に来られる方。近畿地方在住の大学生。実施日に会場まで通える方。
応募方法:氏名、住所、電話番号、所属学校名を記載の上、メールにてにお送りください。info@klee.co.jp 担当:小川
応募締切:2月8日(金)
主催:東京画事務局(東京都港区赤坂8-12-25-401 Tel.03-5410-1277)

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/
>


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編集後記(01/31)

●グリム童話を新解釈してダークファンタジー、ホラーとして映画化するケースは多い。2012年と1997年の「スノーホワイト」を見比べてみた。よく知られた「白雪姫」の話が基本で、2012年版は白雪姫が戦闘的なところに、1997年版(テレビ映画)は物語がシリアスからホラーに転じるところが新しい味付けといえるのだろうか。

どちらがよくできていたかというと、ビジュアルは圧倒的に2012、ストーリーは1997だ。どちらがきれいな白雪姫かといえば、2012のクリステン・スチュワートだ。1997はもはやどんな顔だったのか記憶にない。でも、一番きれいなのはシャーリーズ・セロンの悪の女王だ。ひれ伏したいほどの美しさだ。

1997の悪の女王はあろうことか、シガニー・ウィーバーである。この配役は違うだろうと思いながら見ていたが、性悪な姫リリーによって狂わされていく悲劇の女王の役だから(と、わたしは解釈)、相当な凄みを醸し出す演技力が必要で、これはこれでよかったのだと思った。最終的には安直なホラーになるのだが、シガニーが特殊メイクで老婆になって姫にリンゴをすすめるシーンが印象的だった。それにしても、白雪姫リリー、いやなヤツ。

戦闘的お姫さまの方は、7年間も塔に幽閉されていたはずなのにこの優れた身体能力はなんだ。裸馬には乗るわ、森の中を走るわ、終りのほうではまるでジャンヌ・ダルクだ。なぜか統率力があり、抵抗軍を組織し女王を倒すべく進軍なんてトンデモな展開で、結局は悪の女王を追いつめて滅ぼすのだが、あまり爽快感は感じられない。

両作ともひとまず退屈な映画ではなかった。わたしはお姫さまご一行には感情移入できず、むしろ女王さまを支援したくなった。次はファンタジー・コメディ「白雪姫と鏡の女王」を見たい。これは楽しそうだ。ところで、クリステン・スチュワートがすてきだ。「トワイライト」シリーズを4作目まで見たが、第1作でその美貌の虜になった(話が進むに連れて美貌は減衰する感じだが)。普通の人間である彼女が吸血鬼に恋して、人狼もそれにからんでくる、三角関係がめんどうくさい物語である。完結編を見たら感想を書きたい。(柴田)

< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B006DWI7Y0/dgcrcom-22/
>
スノーホワイト 2012
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B000PJZYSE/dgcrcom-22/
>
スノーホワイト 1997


●「残っている服はユニクロ的カジュアル服しかない」「肥満は着る物を駆逐する」。わかりますわ〜!/油断していた......断捨離。うちにも『中間処理場』がある......。/近畿地方在住の大学生はチャンス!

撮影で使った子供用の靴が二足あった。小学四年生を筆頭とする四人の甥を想定して購入していたが、二足しかないため、あと二足必要に。悩んだ挙げ句、前々からプレゼントしたかった電子辞書を買うことにした。来年から五年生だから、もう使えるだろうと機種の絞り込みをしようとしたら、去年から小学生用のものが出ていて、レビューでは絶賛。

ルビがついている、小学生用のコンテンツがある、書いて入力ができる、百科事典がついている、メモができる、五年生から英語の授業があるため辞書は必要で音声が出るのは良いだろう、などと考える。中学生用のを無理に触らせて、難しいからと使わなくなるより、まずは調べる癖をつける方がいい。二年で卒業したっていいじゃないか。

甥二人で共有させようと思ったが、この頃の子供だとケンカになるだろうし、調べたいことがあるのに順番待ちなんてさせたくない。なので同じのを二台。下の子たちに受け継がれることを願ったり、お下がりは嫌がるかなぁ、とか思ったりもしつつ。伯母は頑張ったよ。自分も欲しいのにっ(笑)。続く。(hammer.mule)

< http://casio.jp/exword/products/XD-D2800/
>
買ったのはこれ。XD-D2800
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00A2DM5B2/dgcrcom-22/
>
アマゾンならケースつきのセットがある
< http://www.e-casio.co.jp/shop/g/gXD-D2800WE/
>
公式ショップなら名入れサービスがある
< http://morningmanga.com/blog/zuccazuca/1357610152
>
うっとおしいからバッサリしたいのに、誤解されたり、あんまり切ってもらえ
なかったり。