3Dプリンタ奮闘記[04]メイン材とサポート材&私的な印象 その2/織田隆治

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さて、今週はプリンタ紹介の続きです。

いきなり本題へ!

[樹脂を溶かしながら積層]

細い材料(樹脂)を、高温で溶かしながら細い線状態にして積み上げるプリンタである。ホットボンドの細いものがヘッドに付いている、と思うと想像しやすい。

長所◎ABS樹脂やPLA樹脂を使用出来るので、長期保存に向いていると思われる。実際、私はこのプリンタを使って、ディスプレイ品や展示模型の制作をしている。素材は安価で、ランニングコストが比較的安い。

短所●積層ピッチがあまり細かくなく、ヘッドが物理的に動く為、どうしてもブレのあるものになってしまいがち。こちらも形状を把握する程度なら問題なし。サポート材を使用するとなると、自動的にヘッドを入れ替えての制作になるので、時間がかかる。




[石膏を薄く敷いて固める]

テレビでよく紹介されるZプリンタがこれにあたる。
石膏を薄く敷き、その上からインクジェットでインクと糊をプリントしていく。それを積み重ねて造形する。

長所◎このプリンタの最大の特徴は、着色しながら出力出来るという事。これに尽きる。フルカラーとまでは行かないが、(確か)256色の再現が可能。

OBJや3DS等のテクスチャ付き3Dデータを、ほぼそのまま着色しながら立体化する。あと、入り組んだ形状でも、石膏の粉がサポートの役割をするので、サポート材をわざわざ出力する必要がなく、高速に立体化出来る。要はサポートがほぼいらない、という事だ。

短所●素材が石膏であるため、出力したての造形物はもろく、それを石膏の中から発掘して取り出し、硬化剤の液に付けてやる必要がある。この「取り出す」際に1〜2mmくらいの細いオブジェクトは壊れてしまう。

あと、素材が石膏ベースのため、落とすと割れる...という事である。私が見た限りでは、着色されている物は耐色性が低いように思えた。

以上が、まずサックリとした「私が実際に見て体験した3Dプリンタの"印象"」である。

【織田隆治】
FULL DIMENSIONS STUDIO(フル ディメンションズ スタジオ)
< http://www.f-d-studio.jp >

前回〜今回は3Dプリンタの特徴を主観入りまくりで紹介してみました。
次回は、私がどのように使っているかを紹介します。