ところのほんとのところ[91]「東京画 meets OSAKA 2013」のトークショー
── 所幸則 Tokoro Yukinori ──

投稿:  著者:


さて、[ところ]は久々に新幹線を使って大阪へ。なぜかというと、次の日は朝から「東京画 meets OSAKA 2013」でのトークショーだからというのもあり、高速バスより楽な新幹線で。

久々に大阪下車というのもあり、ちょこっと戸惑う。以前は梅田が目的地ではなく、心斎橋とか、天王寺までいくことが多かったため、新大阪駅からいつも地下鉄で向かっていた。梅田へ行くならJRで大阪駅まで行くほうが早くて、地下鉄代もいらないことをうっかり忘れていて、危うく地下鉄に乗るところだった。あぶなーい。

しかし、梅田について、ものすごく景観がかわってることに戸惑う[ところ]であった。なんだか知らないビルがやたら多い。学生時代にも、ほとんど西梅田側には行かなかったというのもあって、なおのこと新鮮。

ホテルに荷物を置いて、夕食に串カツ屋さんに行ってみたくなって、フロントで店の情報を聞いた。その途中で丸ビルが見えたが(梅田と言えば丸ビルなイメージ)回りのビルがやたら大きく未来的で、丸ビルが古く貧弱に見えて何か哀愁を帯びていたように思えて、ちょっと感傷的になった[ところ]です。




さて、そのお薦めの串カツ屋さんについてみると、なんだかちょっとお洒落でリーズナブルなスィーツ屋さんとか、軽い食事をするデリみたいで、またまた戸惑う。[ところ]は一瞬悩んだのだけど、他に探す元気もなかったし、雨も降っていたので入ってみた。

やはり、、二度つけ禁止のソース壷とかなどなくて。塩とだし醤油とソースの付けだれが出て来て、うーむ。。たぶん、いつも串カツを食べ慣れてるような人達にとって、こういう方が新鮮で行きたい店なのかもなー。。

まあ、おいしかったので文句はないのですけどね。とくにイカスミのムースにムール貝の串カツをつけるとか、アメリカやスペインの新感覚料理のような雰囲気。実際、油や素材も良いものを使ってそうで健康にもよさそうだ。昔ながらの立ち食い串カツ屋は次回にしよう。

さて、朝から「東京画 meets OSAKA 2013」をやっている、リニューアルした阪急梅田に向かう。少し歩くと、回りのビルもずいぶん変わってるけど、なぜか阪急はすぐわかった。不思議なものだなあ。。

会場に入るとそこには作品がたくさん展示されていたが、いままで見たことがないような展示スタイルもあって不思議な感じがした。実際、写真作品を展示したのは初めてのスペースだったらしく、面白いやり方だった。

まあご自分の目で見ないとわからないと思うので、ぜひ行ってみて下さい。【ところ】の作品集「one second 01」も、こういう場所でしか手に入らないので是非どうぞ。(宣伝)

トークショーに出演する5人が揃って、まずコミッショナーの太田菜穂子さんから「東京画」のコンセプトが語られた。その後、5人の写真家がほぼ年齢順に、自分の作品の前にお客さんを集めて説明するというかたちで、会場内を回っていく。

5人がそれぞれ好きなだけ話していくとかなり長時間になって、[ところ]はけっこう疲れてしまった。でも、お客さんはずっと熱心に聞いてくれてとてもいいトークショーになったと思う。やはり話す作家とお客さんとが、かみ合うって大事ですね。

その日は二回あったトークショー、残念なことに[ところ]は本当に疲れていて、一回目の方がよかったような気がした。一緒にトークをしていた河西春名さんからも、一回目の所さんの方が面白かったですと言われてしまった。。

反省した[ところ]でした。もっと体力がいるなあと思ったのでした。香川からも、広島からも、名古屋からもわざわざトークを聞きに来てくれた人がいてすごく嬉しかった。ますます、反省ですね。。

トークショーが終わり、少し休憩したあと30年ぶりに大学の同期達と軽く飲んだのだけど、小学校の同期や、中高の同期よりもなんか話が盛り上がって、学生時代に戻ったような気分だった。まあ、写真学科のメンバーだから共通の話題が多いの当然だろう。もっと集まろうと思う[ところ]でした。

「東京画 meets OSAKA 2013」
会期:2013年2月13日(水)〜19(火)
会場:阪急うめだ本店 9階アートステージ(大阪市北区)
< http://www.tokyo-ga.org/topics/2013/02/06.html
>

【ところ・ゆきのり】写真家
CHIAROSCUARO所幸則 < http://tokoroyukinori.seesaa.net/
>
所幸則公式サイト  < http://tokoroyukinori.com/
>