[3444] 手動と自動・能動と受動

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《85円なら即買いします》

■アナログステージ[94]
 酉の市で奮発して買った10万円の熊手で背中を掻いているようなアプリ
 べちおサマンサ

■デジタルちゃいろ[33]
 手動と自動・能動と受動
 browneyes

■デジアナ逆十字固め...[130]
 「プレトマソン31」開催!
 上原ゼンジ

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 「はじめてのソングライティング メロディに吹き込む言葉」




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■アナログステージ[94]
酉の市で奮発して買った10万円の熊手で背中を掻いているようなアプリ

べちおサマンサ
< https://bn.dgcr.com/archives/20130319140400.html
>
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なんだかんだとiPhoneを利用し始めて早数年。ダウンロードしたアプリは、有料、無料問わず、数知れず。ダウンロードが終わって開いてみては、10秒も経たないうちにプルポチ(アプリ削除)した数も相当ある。有料アプリを、即プルポチしたときに思うのは、優秀なアプリを見抜けるための勉強代としてあきらめる。

なにが使い易いのか、なにが使い難いのかは、利用するヒトの環境というか、触手の動きかたによって様々だろう。appストアに掲載されているレビューを読んでみても、「大変便利です!」という書き込みもあれば、「85円返してくさい、最悪です、☆1もつけたくありません」という書き込みもある。

無料ならば、とりあえずはレビュー無視でダウンロードしてみて、気に入らなかったらプルポチしてしまえばいいけれど、有料だと、なんか金払ったのに削除するのがもったいない感が強く、使わないのにiPhoneの中に大切に仕舞ってあったり。

アプリ整理をしているときに、頻度が高いアプリは前のほうに整理され、頻度が低いというよりも、すでに存在すら忘れられているアプリは、どんどんと後ろのほうへ追いやられていく。「あ、このアプリなんだっけ? あー、そうか、これ85円だったんだよなぁ、消すのもったいないよなぁ」といった具合に、85円の呪縛からなかなか解放されない。

いろいろ積算されてきて、iPhoneの動作がモッサリし始めたころ、メモリ解放と同時に、やっと「使わないから消すか」と85円の呪縛からも解放される。そんなことをワタクシも繰り返してきておりました。皆さんはどうです?

●ビッグヒットしました、このアプリ

アプリの中でも、ダウンロードしては「ち。使えんわ」とアレコレと試しては削除して、アプリジプシーになっていたのが、『写真アルバム』のアプリ。使い道が、ワタクシの理想とはほど遠い純正アプリがホームに鎮座していたりしたが、やっと、純正アプリを後ろへ左遷できるアルバムアプリに出会った。

・iフォトアルバム - iTunes App Store
< https://itunes.apple.com/jp/app/ifotoarubamu/id504793067?mt=8
>

一言で評価すると、「もう、ホントに凄い! 惚れたわ!」というくらい、痒いところに手が届いているアプリだ。ワタクシが推測するに、きっと、アプリ開発者さんも、あちこち痒かったに違いない。

なにがそんなに凄いのかを、ワタクシが痒かったところ(こんな機能が欲しかったのよ、ダーリン♪)をズラズラと書いてみたい。

「それって、オマエが知らないだけで、ほかのアルバムアプリでも同じような機能あるぞ、このビックマック丼野郎!」と怒られてしまうかもしれませんが、なんせ、情弱者なので勘弁しておいてください。

ちなみに、ビックマック丼とは、下記をご参照のうえ、グルメな諸氏はお試しいただければ幸いでござる。ワタクシは、白米にコーラを注いで炊く勇気がなくて試せていない。というか、たぶん試さない。実際に作って食べる動画が、つべ(YouTube)にあがっているので、併せてどうぞ。

・ビックマック丼 by 世界のキッチンから[クックパッド]
< http://cookpad.com/recipe/1761542
>

・BigMac丼 %7ECooking Rice with BigMac[YouTube]
<
>

うーん......。 出来上がりのお味よりも、なぜプラコップによそっているのかが、日本人としては気になるところだ。

●そこそこ、そこが痒かったのダーリン

本当に旨いのか気になるビックマック丼の話はさておき、iフォトアルバムならではの、ほかには見られない機能をご紹介してみます。パスコードロックや、メール送信、Twitter、Facebookの投稿は、ほかアプリでも当たりまえの付加機能だとして、正直、ここまで必要な(欲しかった)機能をオールインワンで賄っているアプリって、そうそうないです。

・痒かったところ、その1:『DropBoxで共有できる』

これは本当に欲しかった。いままで幾つものアルバムアプリを使って試してきたけれど、オプション(課金)でもなかったサービス。iPhoneというよりは、スマートフォンというガジェットの、魅力と機能の恩恵を実感できると同時に、オンラインストレージサービスで、安心して手軽にできる。

純正アルバムに保存してiCloudを利用するのも有りだが、出先などから気軽に操作するならば、やはり、オンラインストレージの利便性には敵わない。ついでに本音を云うと、iCloudの共有フォトストリームを使っているヒトっているんだろうか。

・痒かったところ、その2:『画像データの品質がそのまま』

これはワタクシの勘違い、もしくは気のせいなだけかもしれないが、純正アルバムに保存された写真を、ほかのアルバムに保存すると、画質が劣化しているような気がする。実際に出力したりして比べてみたわけでもないので、気のせいなだけかも。

iフォトアルバムに保存された画像たちは、データそのままのような気がする。オフィシャルにも「画像データはそのまま」と謳っているので、気のせいではない。ついでに各々のEXIFを見ることもできる。これは気のせいではなく、間違いなく見れる。

ワタクシ、へタれ写真撮りなので、EXIFから「あー、なるほど、この場合(写り具合)は、こんな条件で撮れるんだ」といった具合に、お勉強させてもらったりもしているので、かなり重宝いたします。

・痒かったところ、その3:『アルバムアプリなのに写真が撮れる』

最近の類似アプリでは、標準的に、カメラ機能も備わってきている傾向がありますが、iフォトアルバムでは、豊富なフィルタも標準で備わっている。すげー。標準のフィルタで物足りないかたは、85円でフルパックを購入できます。欲をいえば、課金でもいいので、アスペクト比が3:2と1:1を選択できる機能がほしい。85円なら即買いします。

・痒かったところ、その4:『画像エディタが標準装備』

回転だけとか、トリミングだけとかは、ほかでもある。美顔デカ目細工しちゃうヨ! とか、可愛いフレームをくっつけちゃうワ♪ とか、そういったものは、特別必要としないので、それ専門のアプリにお任せして、iフォトアルバムに標準装備されているエディターは、画像エディターとしてもかなり優秀。

冗談抜きで、タダでついている機能なのに、有料のエディターより使いやすかったりする。ノーマルで撮影した画像も、ここでフィルターかけることもできる。しかもエディター機能が、かなり多機能で豊富。なんなの、このサービスっぷり。

・痒かったところ、その5:『カレンダー機能まで装備』

以前まで、先住の写真カレンダーアプリを開いては、一週間撮り溜めた写真をインポートして、休日にニヤニヤしながら眺めながら、イタリアントマトかタリーズでお茶するのが楽しみだったけれど、最近は、一日一枚のMy365に投稿して楽しんでいる写真メモリアル。

iフォトアルバムから撮影した写真はもちろん、インポートした写真たちも、日付によって自動的に振り分けされるので、先住の写真カレンダーアプリにはご隠居していただいて、こちらに住み替えを始めております。My365はガツガツとしない、マッタリとしたSNS域で楽しんでいるので、棲み分けはできているかな。

●アプリもスマートだけど、売りかたもスマート

どうですか、どうですか、孫の手でチョコチョコと背中を掻くどころか、酉の市で奮発して買った10万円の熊手で背中を掻いているような、このボリューム感。そんなステキなダーリン(開発者さん)のWEBがこちら。

・写真管理を思いのままに、iフォトアルバムをリリースしました。無料です![プログラミングノート]
< http://d.hatena.ne.jp/ntaku/20120310/1331333858
>

・AppStair:
< http://appstair.com/
>

iPhone(Androidもね)がなくならない限り、次々とリリースされてくるアプリたち。利用するユーザを無視するかのようなアプリが実在していることも事実だし、広告が邪魔すぎて(なかには、故意に押しやすい場所に広告を配置しているアプリもある)、使う気すら失うアプリも多々ある。

アプリ開発者たちにとっては、一攫千金を狙えるマーケットであることは間違いないが、ユーザは正直なもので、たとえ無料であろうとダメなものはダメと評価するし、有料でもダメなものはダメと評価する。当然のことながら、逆もありで、無料であろうが有料であろうが、良いものは良いと評価する。

アプリ吟味も、触手が動いたアプリの評価が☆1であったり、レビューに書かれている内容が酷評だらけといっても、あまり真に受けず、とりあえずは自分にとって使い易いか、そうでないかの判断を、使ってみて評価してみるのも大切かも。

先に触れたように、ほかのヒトが使い難くても、自分では使い易いってケースもありますし。でも、有料の場合だと、購入するかしないかの判断材料は、レビューになってしまいますよね......。

今回紹介したアプリのように、無料なのに邪魔な広告などは一切載せず、写真保存容量の追加で、始めて課金されるような、そんなオシャレでスマートなやり方は大好きだ。惚れないわけがない。使い始めれば、当然のごとく容量の追加は必須になってくるので、そこまで使って課金を渋るヒトは、まずいないだろう。

iフォトアルバムとLens+のふたつで、写真絡みのインフラは整ったので、後ろに左遷されている関連アプリたちを、バッサリとリストラして、iPhoneを身軽にしてみる。AppStairさん、これからもステキなアプリをリリースしてくださいね! 応援してます!

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り男子。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa
>
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio
>

△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し▼△

●愛犬4号(お名前:ケイト 犬種:ボルゾイ)が危篤状態なことを、前回の後記で書いた3日後の深夜、家族が見守るなかで息をひきとりました。その顔は、「やっとゆっくり寝られる」という、いつもの優しい表情。危篤状態になってから、残された時間で、すべてを目にしっかり焼きつけるかのように、殆ど寝ていなかったのを見ていた。

毎日、ラボのオイラの机の横で寝ていた。昼休みは、表でクッションの上で日向ぼっこを愉しんだ。小春日和の、生暖かくなった風を気持ち良さそうに受けながら、目を細めていた。息をひきとる日も、一緒に日向ぼっこをした。

その日は、わざとケイトの横から離れて、物陰に隠れてみたりして様子を伺ったら、「ひゅん、ひゅん」と、出ない声を一生懸命出して、オイラのことを呼んでいた。心のなかで、「今夜でもうダメかもしれない」と覚悟をしていたので、最後にオイラのことを呼んで欲しかったのだ。

死ぬ間際まで、オシッコがしたいことを教えたり、とにかく、家に来てから最後まで、粗相ひとつなく、本当に利口なイヌだった。ケイトに限っては、躾という躾は一切していないにも拘らず、飼い主の謂うことをきちんと理解し、素直で明るく、上品なイヌであった。

長女(二ナ)のときは、あまりにも突然の死だったので、なにもできなかった(してあげれなかった)ことから、後悔の渦に飲み込まれてしまった。ただただ、涙を流すだけの毎日で、抜け出すまで半年以上かかってしまったけれど、ケイトは、やれることはすべてやったので、後悔はしていない。

でも、こうやって思い出しながら文章にすると、かなり辛いもんですね。ケイトを心配して応援していただいた、イヌ友の皆さん、SNSで陰ながら応援してくださった皆さん、本当にありがとうございました。あの世ライフは、二ナがいるので安心しております。仲良く走って遊んでいればいいけど、寝床の取り合いでケンカしてないかだけ不安。


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■デジタルちゃいろ[33]
手動と自動・能動と受動

browneyes
< https://bn.dgcr.com/archives/20130319140300.html
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●驚きのググる春の大掃除祭り第二弾

どこかの季節のパン祭りっぽい気分で書いてしまいましたが、開発者絡みのものが多い中、久しぶりに(?)ググるからまたひとつ大きめな定番サービスが消えることとなった。ググるリーダー(Google Reader)である。

□Official Blog: A second spring of cleaning
└< http://j.mp/130IrEr
>

(今回話題の中心ではないものの、つい最近買収したばっかりのSnapsheedのデスクトップ版も既に消え入るのですね。まぁ、デスクトップで使うかと言えば使わないのですが。)

終了のお知らせ発表以降、ワタシの目に触れる範囲では、フィードリーダーやRSSフィードそのものについてまでの終末論だとか、終わりの始まりだとか、一般人とギークの乖離だ、それみたことか、とか、色んな方角からの若干ネガティブ寄りで感情的な悲鳴や罵声が目につきます。

ネガティブ寄りなのは話題の対象がググるリーダーだからなのか、ネットのコミュニケーションの特質なのかすら最早よくわかりませんが。

そんな自分もググるリーダー利用者ではあったのでびっくりしたクチではありますが、動揺よりは各所の動向を興味深く眺めております。

いずれにせよ、終了理由が「ユーザー数の減少」の割には、大量の難民が国内外にいるような気がしますが、ユーザー数って、一体、何をどうカウントして、どのくらいを閾値に「少ない」とするに至ったんでしょうね。

発表早々に立ち上がった署名サイトでは、初日で8万、4日経過時点で12万の署名が集まってるようです。ユーザーの母数も相当なものだろうし、この数字すらもう、多いんだか少ないんだかよくわからないなぁ。

□Petition | Google: Keep Google Reader Running | Change.org
└< http://j.mp/130Ks3q
>

●ググるとフィードとソーシャル

そこここの記事を読み囓った程度ですが、どうやらググるリーダーはググるのソーシャルの新参花形であったググれタス(Google+)の立ち上がり頃から、事実上開店休業になってたようですね。

元々ググるリーダーの開発をやっていたスタッフが、ググれタスに持って行かれていた。で、その後、ググるリーダーに備わっていた社会の窓であった共有機能という手足をじわじわともいでいった、と。

ググれタス立ち上がり当初にちょこちょこあった議論をふと思い出しました。「ググれタスにフィードも登録出来たらいいのに」「いや、全員が敢えて手動投稿だから質も担保されていいんだ」なんて議論。

ソーシャル不得手と名高いググる、実は、「キュレーション」ありきのコミュニティを作るべく、計画的に虎視眈々と取り組んでるのかな、そんな気がする。

うーん、とっくに終了になったBuzzとググるリーダーの合わせ技の頃の方が、個人的には理想的なソーシャル合わせ技だったんだけどな。まぁ、でも、コケちゃったもんね。

□Google Readerはなぜ終了? 元責任者が理由を推測[ITmedia ニュース]
└< http://j.mp/ZzUAd7
>

●ワタシとググるリーダー

先に書いた通りで、ワタシもググるリーダーは長いこと愛用している......というと、やや語弊があるのかな。いや、確かに使ってる。使ってはいるものの、ワタシの場合はちょっと一般的ではないかもしれない。一般的、が何なのかもわからないけど。

基本的には見ない。少なくとも定期的に、日課のように見る、ニューススタンド的な使い方はしていない。なんというか、ライブブックマーク感覚なのだ。

任意の有用な個別記事は別途、静的なブックマークをするのだが、サイトが相対的に有用そうだと思うと、フィードを探してググるリーダーに放り込む。気になるナニカに行き当たって、そこにフィードに出来るナニカがあればフィードにして放り込む。

なので、日々購読フィードを消化する前提の人と比べると、とんでもないフィード登録数にはなってるし、未読件数は基本、常に「1000+」である。この終了騒動で、そんな使い方をするヤツはバカである、と明言してるブログ記事もあった。使い方が間違っとる、と。

厳密に言うと、その記事で指してた「バカ」は、全部読むつもりでフィード登録するけど、読み切れず、溜まった未読を後ろめたそうに「全て既読にする」ボタンで消化する人のコトを指していたので、そもそも全てを読み切る必要も感じてないし、既読・未読にあまりこだわりがないワタシの使い方とも違うんだけど。

必要があった際に有象無象が入った「ライブブックマーク」なるググるリーダーを検索して、検索エンジンとは違った形で抽出される情報を横断して記事を読む。なんというか、検索対象サイトを手動でいい加減に絞り込んだオレオレ検索エンジンみたいなもの。

フィードに限らず、極端にノイズを除去しない一次篩いを保持しておくのが好きなようである。

●移民受け入れとRSSゴールドラッシュ

さて、難民......というか移民受け入れ。日本だったら大抵はLDR(livedoor Reader)で済んじゃうのかもしれませんね。個人的には検索機能がないのでLDRメインには出来ませんけど。

以前、LDRのグローバル版だったfastladderを使ってた時期もありますが、そっちは既にサービス終了。あれが今もあったら世界に向けて代替アプリとして名乗り出る国産アプリになれたのに......。

さっき「登録フィードは読まない」と書きましたが、それでもたまに暇をもてあましてググるリーダーで読み物漁りをしたりすることもあります。そういう時、ここ数年はもっぱら純正ググるリーダーではなく、ググるリーダーの情報をオサレUIで見せるサービスのfeedlyを愛用してました。

そんなfeedlyが頼もしいことに、ググるリーダー終了のお知らせから、いの一番に、代替フィードリーダーとして名乗りを上げてるので、今回ワタシは、そのまま何もせず、feedlyへのシームレス移行で済みそうです。取り敢えずは。

終了のお知らせで一番始めに思ったのが、最近は(まさにfeedly on ググるリーダーのように)情報そのものは借り物で、見せ方だけを最適化するサービスも増えてるので、そういうサービスはどうなっちゃうんだろう、と思ってたので、そのまま代替サービスとしてのし上がるなんて、ちょっとうれしい驚きでした。

ググるリーダーで大活躍だった検索機能が最も気になるところでしたが、細かい設定はないながら、そこそこしっかり検索できますね、feedlyの検索も。見栄えがいいだけじゃない優れもの。

唯一気になるのが、feedlyからの、登録フィードのエクスポート機能というのだが、今のところ見当たらない。安全を見て、現状のググるリーダーのデータをそっくりLDRには移植しておこう。feedlyのフォーラムでもその辺の質問・要望が続々と出ては来てるようなので、そのうち実装されるかな。

......と、ここまで書いてはじめて「あれれ、前回もワタシ、別のウェブサービスでヤドカリ的なコトを書いたばっかりだった、と思い出した(笑)。やっぱり、常に身軽で良きヤドカリになれるべく、移住に必要な最低限のデータは押さえておかなくちゃ、ってコトですね、ホント。

最近は低迷してた老舗いくつかをはじめ各所も、今まで金脈を独り占めしてた巨人が倒れて、ゴールドラッシュ的に活気づいてるみたいですね。ググるが撤退したからと言ってRSSフィード自体が終焉を迎える......はなさそう、かな。

フィードが「金脈」かどうかは微妙な所ですが、とはいえ、フィードリーダーを捨てたググるは、まだfeedburnerを握ってるので、そっちはどうなんでしょうね。器は捨てたけど具には商品価値あり、と思っているのかいないのか。

□Google Reader終了ショックの波紋〜代替サービスが続々と名乗りを上げる[INTERNET Watch]
└< http://j.mp/ZAcU63
>

●時代はキュレーションサービスへ?

ググるリーダー終了のお知らせと共によく聞こえてくるのが「もう、フィード読むなんて古い」「これからはキュレーションサービスで情報収集なんだ」的な話と、その是非論。

この数年、面白いウェブサービスのリリースがない中、考えてみたらキュレーションサービスばかりは雨後の竹の子みたいに出てきてる。たくさん出来た割に、既に潰れたサービスも結構多いが、続いてるものはしっかり定着してる。

キュレーションサービスと言っても、手動ベースで出来たものから、自動収集のものまで様々だ。

しっかり人が介在する手作業まとめありきのものだと、国内最強はやっぱりnaverまとめ、だろうか。「犬も歩けば」並に、検索すればnaverまとめに当たる。その他国産はTogetter、ONETOPI、海外だとStorifyあたり?

「まとめる」という行為を更に広義にしてしまうと、clipboardや、果てはPinterestのような、自分の気に入った外部コンテンツをほぼワンクリックで投稿して公開してるものも何だってキュレーションサービスになり得る。

使いようによってはTumblrだって可能だが、普通にブログとして使ったりする別の使い道のユーザーも混在してしまうサービスまで入れるとさすがに広がりすぎてしまうか。でも、極論すると、自分のフォロワに担保ありき、という前提であればTwitterそのものだってキュレーションサービスと言えてしまう。

実際、そんな思考ベースの、非人力でTwitterや他のSNSの情報を元にした他力本願なキュレーションサービスも既に続々と出来ている。代表格はpaper.liやCrowsnest、Gunosy、iOSアプリではオサレ系Flipboardもある。

●選択肢と選択者の多様化

確かにキュレーションサービスはここ暫く盛り上がってるようだし、そこに来て、このググるリーダー終了なので、新たなツールの時代に入る流れかのようにも一見思えてしまうが、多分これは置き換わる程に同様のツールではない。

Twitterで誰かもつぶやいていたが、「キュレーションの時代だとして、じゃあ誰がキュレーションするの? その人はどこから情報収集するの?」というコトなんだと思います。

よい記事を書く人がいて、それを能動的に紹介する人もいる、自動的に紹介してくれるサービスもある。そしてそれを更に能動的に紹介する人もいれば、受動的に受け取るだけの人もいる。

名も無き良きまとめ人も新参・古参と多様になっている上、権威や名のある人も情報を発信するようになってきている。受信側も様々だ。オフラインそのままにメジャーな権威をありがたがる人、ニッチな情報を好む人、疑心暗鬼になってる人、などなど。需要も供給も複雑化してる。

偉い・偉くないのヒエラルキーではないものの、分布は三角形に裾野が広がっていて、中腹から裾野までを構成する人々は前よりも多様になってるのかもしれない。二等辺三角形は恐らく以前より横広がりな形になってるのだろう。

それに伴ってキュレーションサービスも増えてきてるのだと思うし、自分に合ったツールを自分に合った使い方していけばよい。その為の方法は多くて悪い事はない。というか、一つの方法しかなくて、それに全員が追随する時代が終わったのかも。

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■今回のどこかの国の音楽

□Om Shanti Om "Dhoom Taana"
└<
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昨年に引き続きひっそりと真のボリウッド映画(「踊るマハラジャ」など、日本で有名なラジニは、実際はボリウッドではなくタミル映画、コリウッドなので)の日本でのメジャー公開が続いておりますが、大ヒット映画、Om Shanti Omが、邦題「恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム」として3月16日より公開がはじまりました!

というコトでOm Shanti Omより一曲。現地公開は6年ほど前ですが、ストーリーの舞台自体が昔と今のボリウッド映画界なので豪華絢爛。これとは別のミュージカルシーンでは、映画賞受賞シーンから続いてそのまま友情出演的に、印度の超有名新旧スターが30人も登場します。

□映画『恋する輪廻 オーム・シャンティ・オーム』公式サイト
└< http://www.uplink.co.jp/oso/
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今年は他にもロマンスあり、コメディあり、アクションありと既に公開が予定されてます。ひゃぁ、忙しい!

【browneyes】 dc@browneyes.in

日常スナップ撮り続けてます。アパレル屋→本屋→キャスティング屋→ウェブ屋(←いまここ)しつつなんでも屋。
□立ち寄り先一覧 < http://start.io/browneyes
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□デジタルちゃいろ:今回のどこかの国の音楽プレイリストまとめ
└< http://j.mp/xA0gHF
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毎年インド大使館で行われるさくら祭り、4月上旬で予定が発表されていたのだが、桜の開花が早まったのに伴い、ここにきて3月の最終週末に突然繰り上げ、との情報が当日会場でボリウッドダンスを踊る友人から流れてきた。

日本人的には予定がフワフワするのは困りものだけど、南亜細亜のこういう臨機応変さって、実際的にはいいのかもしれない。......お陰でワタシは行けるかどうかは怪しくなったけど(笑)。

上に書いた通りで、ボリウッド映画も続々ですが、その他の南亜細亜なイベントも続々でお尻ばかりがむずむずしております。


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■デジアナ逆十字固め...[130]
「プレトマソン31」開催!

上原ゼンジ
< https://bn.dgcr.com/archives/20130319140200.html
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前回は、タイムラプス、シネマグラフ、3D宙玉など、次々にいろんな技法にちょっかいを出しているという話を書いた。しかし、それはさらにさらに続いていて、昨日もまた新しい撮影にチャレンジしてきた。

自分でも少し病的なものを感じるが、まあビョーキが入ってるぐらいがちょうどいいのかもしれない、などと自分に言い訳しながら、日々実験をしている。

試してみたのは360度パノラマ写真だ。それは、カメラを中心に前後左右真上から真下まで写っている写真のこと。当然一回では撮影できないので、何回かにわけて撮影し、撮影した画像をつなぎ合わせる。

たとえば、180度撮影できる魚眼レンズで前後方向2カット撮影したものをつなぐというのが一番撮影回数の少ない方法。ただし、周縁部の画質が落ちてしまうので、もう少しカット数を増やして行けばクオリティーは上がってくる。

たとえば、水平に回転させながら6カット撮影し、さらに天地を撮影するとか、水平ではなく、ちょっと斜め上を向けて3カット撮影し、地面を撮った画像をプラスするとかいろんなバリエーションがある。

スピーディーに撮影したいか、じっくり撮れるのか。WEBで発表するのか、大きくプリントするのか、といったことを考えながら、それぞれがベストな方法を模索するというわけだ。

基本的には三脚を使って撮影するのだが、三脚は写っちゃわないの? という疑問が当然出てくる。きれいに消したい場合には、三脚をはずして三脚消し用の写真を撮影し、映り込んだ三脚部分の上から重ねて隠してしまう。手間はかかるが、そんな工夫で撮影者もカメラも三脚も映り込まない不思議な360度パノラマ写真が撮れるというわけだ。

印刷したりする場合には、平面にしなければいけないので、天と地が大きく歪んだ写真になる。一方、WEBなどの場合はマウス操作などで回転させ自分が見たいところを見ることができる、360度VRパノラマでのブラウジングが可能。最近では報道分野などでもよく見かけるようになってきた。たとえばイベント会場などでは、その場の雰囲気をよく伝えることができる。

◇パノラマで見る CP+2013(産経ニュース)
< http://photo.sankei.jp.msn.com/panorama/data/2013/0131pentaxricoh/
>

◇福島第一原発4号機の最上階(朝日新聞デジタル)
< http://ev.digital.asahi.com/special/panorama/20130220fukushima/
>

あるいは、全周パノラマの動画なんていうのも見かけるようになってきた。これはカメラを複数台使って同時に撮影するそうだが、やはりインタラクティブに操作できるようになっている。これはかなり不思議。

◇「Matchbox Twenty」のPVのインタラクティブ版
< http://klooz.jp/supadupa
>

私の周りにはこの360°のパノラマ撮影をしている人がけっこういるのだが、私自身はやろうとは思っていなかった。というのは、その人達は何年も前から取り組んでいて、すでに素晴らしいパノラマ写真を発表している。そこに私が後から参入しても勝てるわけがない。それにパノラマでオリジナリティーを出すのはけっこう難しい。

パノラマ写真を本格的にやろうと思ったら、魚眼レンズや専用の雲台などが必要だし、きれいに写真をつなげるためのアプリケーションとその取り扱い技術も必要なのだ。

ただ、今回そんなところに新規参入しようと思ったのは、ちょっとしたアイディアを思いついたから。まだ内緒なんだけど。「おっ、やった。これはイケル!」と思ったら止まらなくなってしまった。本当にイケルのかどうかは分からないんだけどw

●今月末に「プレトマソン31」を開催

超芸術トマソンの展覧会「トマソン31」をこの秋にやるということは、すでに書かせていただいた。超芸術探査本部トマソン観測センターの発足からちょうど31周年ということで、ここ最近の物件を集めて新宿眼科画廊で発表会を行うのだ。

なぜ31周年なのかということには、深い意味はない。本当はもっと前に思いついて30周年だったら区切りが良かったのだが、誰も思いつかなかったというだけの話だ。

私自身はセンターが発足した翌年の1983年に美学校の赤瀬川原平さんの授業を受けていたので、あれから30年も経ってしまったのかと感慨深い。トマソン観測センターというのは、赤瀬川さんと美学校の先輩達が作ったものだ。我々が入った年にちょうど写真時代誌上で盛り上がっていたので、授業の一貫としてみんなでトマソン観測をしていたのだ。

さて、そんな「トマソン31」に先駆けて今月末に「プレトマソン31」が開かれる。これは秋の発表会に向けて報告書を集めたり、新しいトマソニアンの発掘をするために行われる。トマソンを発見した人が報告書を書いて持ち寄るという会だ。

もし物件をお持ちの方は、ぜひ報告書をお書きください。報告書は以下のページよりダウンロード可能。初めての人は写真だけ持ってきて、当日記入するということでも構いません。オジさんばかりの会に新しい息吹をもたらしてください!

◇報告用紙ダウンロード
< http://p.tl/WUAD
>

◇プレトマソン31
超芸術探査本部トマソン観測センター
公開 物件報告・認定会
2013年3月31日 13:30〜16:30
文京区民センター 3階3C 参加費無料。定員30名。
< https://www.facebook.com/events/519249904792188/
>

【うえはらぜんじ】zenji@maminka.com < http://twitter.com/Zenji_Uehara
>
上原ゼンジのWEBサイト
< http://www.zenji.info/
>
Soratama - 宙玉レンズの専門サイト
< http://www.soratama.org/
>
上原ゼンジ写真実験室のFacebookページ
< https://www.facebook.com/zenlabo
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■イベント案内
Creative Now クリエイターセミナー/音楽制作セミナー&ライブ
「はじめてのソングライティング メロディに吹き込む言葉」
< http://book.mycom.co.jp/user/event/CNS07.shtml
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< https://bn.dgcr.com/archives/20130319140100.html
>
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電子雑誌「Creative Now」は、3月22日(金)に音楽制作セミナー&ライブ『はじめてのソングライティング メロディに吹き込む言葉』を開催します。

音楽制作をテーマにしたリアル体験セミナーの講師を担当するのは、坂本真綾や中島愛、原田知世、夏木マリなど多数の女性アーティストや、アニメ『マクロスF』などに楽曲提供し、自身もアーティスト/作詞家/作曲家として活躍する山田稔明(GOMES THE HITMAN)氏です。

また、このセミナーにはスペシャルゲストとして作詞家・作家として活躍する高橋久美子(ex.茶チャットモンチー)氏も登場します。高橋氏はロックバンド チャットモンチーのドラマーで、多くの楽曲で作詞を担当。バンド脱退後は、ももいろクローバーZの楽曲『空のカーテン』等で作詞を担当しています。

セミナーでは、山田氏と高橋氏が、音楽制作における作詞について、初心者にもわかりやすく解説する予定です。また、デビュー前のアイドルの曲に山田氏と高橋氏が詞を書いてみるなど、実践的な作詞テクニックが披露される予定。

セミナー内では、山田氏のミニライブや高橋氏のポエトリーリーディングも予定されています。ポエトリーリーディングでは、自動音楽制作ツール『Band in a Box 20』でリアルタイム生成された曲に合わせて、リーディングするというユニークな試みも行われます。

特典として、セミナー参加者全員に、インナーイヤーヘッドフォンがプレゼントされます。また、抽選で各1名様に山田氏の特製グッズや高橋の最新著書がそれぞれサイン入りでプレゼントされます。

日時:2013年3月22日(金)19:00(18時半開場)から21:00
会場:パレスサイドビル マイナビ本社 マイナビルーム 9F-L
参加費:1,000円(「Creative Now」メルマガ登録で参加無料)で定員は80名。参加には、事前登録が必要です。セミナー参加申し込みや詳細はサイトから。
< http://book.mycom.co.jp/user/event/CNS07.shtml
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編集後記(03/19)

●安倍首相がTPP交渉参加を宣言した翌日の新聞社説はみな似たようなもので、朝日は「TPPでヒト、モノ、カネ、技術、情報の流れを活発にし、アジア太平洋地域のさらなる発展を促す。その活力をわが国も取り込んで、デフレと低成長からの脱却につなげる」と書き、読売は「自由貿易と投資を拡大し、アジアの活力を取り込むことが、日本の経済成長に欠かせない。そのための大きな一歩となるだろう」と書く。いままでの抽象的推進論と変わりはない。

産経は「強調しておかねばならないことがある。自民党はTPP交渉参加に関する委員会の決議で、聖域(死活的利益)確保を最優先し、それができないならば離脱も辞さない、としたが、日本にとってTPPに加わらない選択肢はあり得ないということである」と書く。なにを根拠に? 誰の言い分?

と思ったら「首相が提起した『アジア太平洋の安全への寄与』という視点で国内議論を深めていけば、おのずと『TPP参加』は正しいという結論が導かれよう」と、これまた抽象論。TPPは国益戦争だ。アジア太平洋より、アメリカより、まず日本を考えなければならないのが政治家だ。国益が守られないのなら離脱って当然ではないのか。

自由民主党外交・経済連携本部TPP対策委員会が決議し、安倍首相がTPP交渉参加を宣言する前日に申し入れた決議文はじつに真っ当だ。安倍首相もそれを充分に理解した上で参加宣言したわけだから、国益を守る交渉をやりとげる自信があるのだろう(そうとう心配ではあるが)。参加したものの、国益を守れないことが明白になったら交渉打ち切りだ。それができなかったら、国会で批准案の否決だ。

もはや「TPP反対」と言っても仕方がない。国益に背く決定がされてしまったら、「TPP脱退」を叫ぶつもりだ。安倍首相は記者会見で「最も大切な国益とは何か。日本には世界に誇るべき国柄があります。(略)これらの国柄を私は断固として守ります」と言った。マスコミはこの重要なメッセージをきちんと国民に伝えるべきだ。しかし、若い人は「国柄」ってわかるかなー。わかんねえだろうな。(柴田)

< http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/pdf091_1.pdf
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【TPP対策に関する決議】自由民主党外交・経済連携本部 TPP対策委員会


●週刊ロビ続き。あるイベントでMさんと話す機会があった。なんだかとても久しぶりな気がした。雑談していて、ロビの話になった。買わない理由が欲しかったので、友人の話をしつつ、いいですけど高いですよね〜と言ってみたら、Mさんも定期購読を始めたとのカウンターパンチ。

買ったばかりのエボルタの限定パッケージを見せてくれたり、同型ロボットがロケットに乗るとかまでの話を聞き、我慢できなくなってしまった。それでもそれから数日悩んだんだよ。

組み立ては難しくないのだろうか。子供の頃から雑誌付録を組み立てるのが好きだった。弟や妹らのまでやっていた。買うより楽しいと思ってしまう。

飽きないだろうか。一年半も楽しめるだろうか。完走できないんじゃないだろうか。Mさんや友人に相談できるだろうし、心強い。それこそヤフオクに出そう。喜んで続けてくれる人はいるだろう。完成品に愛着はわくだろうか。わかなければプレゼントしよう。やらない後悔より、やっての後悔!

iPhoneのロック画面はロビ。踊っているところ。創刊号が届き、テンションあがりっぱなし。仕事や私用があって、まだ取り組めない〜。(hammer.mule)

< http://deagostini.jp/rbi/
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週刊ロビ。
< http://blog.livedoor.jp/seihinmatome/archives/25159579.html
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デアゴスティーニのロボット組立雑誌「週刊ロビ」創刊号、売れすぎて品薄に 重版決定!
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きぼうロボットプロジェクト 予告映像
< http://desktop2ch.info/robot/1359429644/
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「ロボットのことが知りたかったらエレキットの方が」「古汚い実家のボロ部屋でパンツ一丁で汗だくになりながら作業している光景と」
< http://www.elekit.co.jp/
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甥にはエレキットかな
< http://blogs.yahoo.co.jp/kawacha3500/10464463.html
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ロビの目のコーティング方法
< http://deagostini.jp/rbimt/movie.html
>
ロビの組み立て動画
< http://news.mynavi.jp/photo/news/2013/02/28/160/images/006l >
ロック画面

< http://garakuta-vooool-9.ldblog.jp/archives/1898110.html
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こうならないように頑張ってみる。【グロ】・・・の死体を発見!【注意】
< http://shop.joshin.co.jp/shopdetail.php?cd=0985
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「ロボット専科」国内最大級の品揃え。ジョーシン・テクノランド