[3464] 【世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展】を観て

投稿:  著者:  読了時間:27分(本文:約13,000文字)


《YMOも過去のものか?》

■武&山根の展覧会レビュー
 記憶の明かりは坑道を照らす
 ──【世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展】を観て
 武 盾一郎&山根康弘

■グラフィック薄氷大魔王[342]
 「デジカメの中のホコリ」他、小ネタ集
 吉井 宏



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■武&山根の展覧会レビュー
記憶の明かりは坑道を照らす
──【世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展】を観て

武 盾一郎&山根康弘
< http://bn.dgcr.com/archives/20130417140200.html >
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武:こんばんは!
山:はいよー。こんばんはー。
武:そういえば、前回ベーコンだったじゃないですか。
< http://bn.dgcr.com/archives/20130314140200.html >
山:そうやね。

武:そしたら、ツイッターでベーコン展のキュレータさんからリプライありまして、「@Take_J ベーコン展担当者です。レビューを書いていただき、心より御礼申し上げます。なお、ドイツ人として言及されているウィリアム・フォーサイスですが(現在の国籍までは存じ上げませんが)アメリカ生まれのダンサー・振付家です。ドイツに在住している期間の方が今や長いですが。一応。」直々にご指摘頂きました。ありがとうございます!
< https://twitter.com/kenjirohosaka/statuses/313161464452096000 >


山:サイトの展覧会情報に「同じくドイツを代表する振付家」って書いてるから、ドイツ人か、って思うやないか!
武:いろいろ転々とした人なんだろうね。

山:しらんがな。例えばもし「○○と同じく日本を代表するアーティスト、ウィリアム・フォーサイス」って書いてたら、へー、日本に帰化したんかな、って思うやん。いや、そういうアーティスト名って思うか。

武:確かにw まあ、それはそれで置いといて、と。今回はなんと東京タワーに行ってみました!
< >

山:登ったん?
武:登る金がない。
山:スカイツリーが出来たおかげで、いま東京タワーは空いているって聞いてたけど、以前はどれぐらいの人がいたのかわからないので、空いていたのかどうかわからん。そこそこ人いたぞ。

武:やっぱり東京タワーってちょっとテンション上がるんだよなw
山:そうすか。
武:テンション上がらないの?
山:うーん、、特には。

武:ああ、でも増上寺に入った瞬間の方がテンション上がったかな。
山:まだその方がわかる気がする。別に東京タワー嫌いじゃないけど。
武:久々に埼玉県から上京したんでテンション上がったんだなw

山:まあええねん。でだ、東京タワーにわざわざ行ったのは、展示を観に行く為だった訳です。
武:おおそうだった。

山:炭坑絵師「山本作兵衛展」です!
< http://www.tokyotower.co.jp/55/index_05.html >
武:ユネスコ世界記憶遺産日本登録第1号!
< >
山:ユネスコ世界記憶遺産ってなんなんやろ?

武:アンネの日記とかグリム童話とかベートーヴェンの交響曲第9番の自筆楽譜とかなのか。
< http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E8%A8%98%E6%86%B6 >
山:なんかすごそうやな。

武:「炭坑労働の絵」と聞くとなんとなく観る気起きないよなあw
山:そうやな。それだけ聞くとあんまり。
武:俺は画集を借りたことがあって、それで知ってたからとっかかりがあったけど「ユネスコ世界記憶遺産」という名誉がなければきっかけがないよな。

●不思議な絵

山:僕も一応知ってたんで、実際に観てみようと思って行った訳ですが、さほど期待はしていなかった。がしかし、スミからスミまできっちり観ましたよ。非常に魅力がある。不思議な絵なんよな。

武:絵はね、ホント面白い。画集で観るのとは当然だけど違ったなあ。本物面白かったねえ。
山:画集やと、あの独特の「紙の手描き感」ってでないからな。
武:うんうん。

山:それがあるとないとでは、全然ちゃう絵やろね。
武:凄く良かったよ。山根の言う通り、「不思議な絵」なんだよね。
山:いったい何が不思議やったんやろな。

武:不思議に感じることの大きな理由は、炭坑も筑豊(ちくほう)も知らない。今はもう「ない」ってのが関係してるんじゃないかな。
山:ふむ。

武:炭坑のイメージって言ったら、なんかの写真で見た、モノクロの暗くて汚くて重労働って感じで、「とてもじゃないけどそんなの無理。その時代のその場所に産まれてなくて良かった。。」っていうものですよ。そんなヘヴィなイメージとは打って変わって、山本作兵衛の絵は愛嬌があるからかな、そのギャップで不思議を感じた、とか? 

山:確かに憎めない感じするよな。
武:あるいは古代都市とかみたいな「かつてあった都市」の記録絵があったとしたら、その画風がどんなでも不思議な感じはすると思う、そういう不思議感とか。

山:それとはまたちょっと違う気もするが、、いや、僕も思たんですよ。炭坑を知らない、ちっとも自分とかすってない、って。例えば親戚が炭坑に関係してた、とかもない。まったくの未知の場所やね。
武:そうですね、未知。

●戦争と炭坑という未知

山:それで思い出したのが戦争画やねんけど、戦争画も記録画であったりする。
武:はい。
山:戦争を僕は知らない。がしかし、関係は感じる。炭坑よりはもうちょっと近く。

武:そりゃあまあ、親や祖父母が戦争を体験してるからだろうなあ。
山:だけど、戦時中の実際の雰囲気とかは、自分の体験がないのでわからない。ましてや戦場も。

武:それに国民の行事として、敗戦の日とか、広島・長崎の原爆の日とか、戦争のことを振り返る日がある。それが戦争に関係する体験として認識される、と。

山:そう。自分は体験してないけど、映像、イメージは沢山ある。でですよ、その二次体験というか間接体験が、非常にネガティヴな体験になることが多い。とくに記録としてのものが。それ自体は、そりゃ当然やとも思うよ。事実、悲惨なことが起こった訳やし。でも自分も辛くなるよな。
武:確かにね。

山:だけど、だいぶ前に僕の親父の戦時中の体験を聞いたことがあって。どんな話やったかと言うと、軍人さんが学校に泊まってて、わらじの編み方教えてもらったとか、蜂の子食ってたとか、なんか楽しそうに話してたわけですよ。空襲受けてないし、戦地に行ってない子どもやから、たいしてわかってなかったんかも知りませんが。

武:そういう風景も戦争だったりするんだろうね。戦争は必ず「悲惨」なものでなくてはならない的な思い込みってあるから、牧歌的な戦時って意外に感じちゃうよね。
山:あんまり「辛かった」と言う話を聞かなかったんよね。話さなかっただけなんやろか。

武:そう言えば、俺の親父も戦争体験してて、伊勢崎は空襲があって恐かったとは言ってたけど、食べるものがそんなになかったからイナゴを沢山捕まえてた話とかを自慢げにしたりと、やはり、ドキュメント番組や映画で観る、絵に描いた「緊張の続く悲惨な戦争」というよりかは、「普通の日常のテンションの中にある戦争」、だったりするんよね。

山:そういう一般かて、たくさんあるよな。でだ、話を戻しますが、
武:はいな。

山:山本作兵衛の炭坑画、きっと炭坑も重労働で、危険な仕事やったやろう。死人も多く出たやろし。だけど、あんまりそこをフューチャーしてないというか、感じさせない。事実として、死人が何人、とか書いてたりするけど、妙にサラッとしている。

武:「事件」を描いてるのではなく「日常の暮らし」を描いてるからなのかな。
山:事件も書いてたけどな。
武:「会社の喧嘩」とかかw

山:あと、水が出てどうだこうだ、とか。「会社同士の喧嘩」が何度も取り上げられてたけどw
武:男が二人集まれば「会社の喧嘩」の話が始まる、ようなこと書いてたよね。
山:あったな。
武:死者まで出す伝説の喧嘩。

山:そうそう。でもそれも淡々と書いてる。言わば、私情が入ってない。辛い労働の作業風景でも、感情的なことは一切書いてない。事実を書き記す、描き記すだけ。そこから妙な不思議さを感じたんかな。ネガティヴな間接体験としては感じなかった。
武:そうはならないよな。

山:むしろ興味深く入り込めて、スミからスミまで観て読んだ。
武:伝えたいことが自分の気持ちや感情ではなくて、「ヤマ(炭坑)での暮らし」ってことだからかな?
山:そう言ってるしね、本人も。自分自身も忘れたくなかった、ってのもあるんかもね。

●まじめな絵

武:「伝えたい」という気持ちの強さはすごくあったんだろうな。絵そのもので言えば、水彩で描いてるみたいだけど、体の線とか直していたりするんだよね。後ろ姿の男のお尻のラインなんか直しててさ、そこにこだわったのかあ、、なんてちょっと笑ったw

山:出したい形があるんやろなw
武:そういうことだよね。そこら辺も「不思議な絵」に繋がるのではないだろうか。

山:そこは不思議と言うか、僕としては、「あ、同じや」と思た。と言うのは、僕が小学校の低学年の時に描いてた絵日記とそっくりなんですよw 人物の感じ、配置、物に対する細かさ、とか。つまり、子どもの絵なんよな。子どもが描く「まじめ」な絵。非常によくわかる。
武:あー、なるほどね! 分かる気がする。

山:けっして洗練された線ではないけれど、しっかり描いてる。先生に褒められる。
武:世界記憶遺産に登録されたってことは、子どもが先生に褒められたと同じわけだw
山:おんなじではないと思うがw

●繰返す絵

武:あと「執念」もあるような気がするんだよな。例えば、風呂場の絵があったじゃないですか。あれって年代別に5作あるじゃん。ほとんど同じ絵が。どこをこだわってるか、ちょっと分からなかったけどw
山:もっとあるんかもやで。あそこに展示されてるのはごく一部なんやし。

武:1000点あるわけだしね。
山:それですまないんかもしらんw
武:でも子どもはそんな同じ絵を描かかなくね?
山:そんなこともないぞ。電車好きの子で、ずーっと、同じ電車を描き続けてる子とか。絵画教室やってたときにおったな。

武:ああ、そうか。アールブリュットでもあったなあ。電車ずっと描いてくの。
山:そうね。
武:気に入ってたんだ、お風呂場w
山:お風呂場いっぱい描いてる、ってのが面白かったから、ああいう風に展示したんちゃうか?

武:「セナ」だっけか? 棒の両端にカゴ付けてる道具で働く女性の絵なんかも同じのを何枚か描いてるし。
山:そうそう、たぶん他のも同じ絵をいっぱい描いてるやろ。それって「執念」
  ではないと思うんよね。天真爛漫に描いてるんやと思うよ。

武:気に食わなかったから描き直したわけじゃないのか。
山:そんな気がする。ほぼ同じ絵やしw そこに嫌みはないよな。
武:そうなんだよw 洗練されて行ったりしないんだよねw

山:しないねえ。画力はもう決まってるんやな。
武:7〜8歳くらいであのくらい描けて、ずっとそうなんかもね。
山:洗練はされずとも、上達はしてるんちゃうか。色違いの絵とかもあったな、構図は一緒で。

●唯一の嘘

武:それはあれだよね、古い方の絵は青いんじゃなかった?
山:覚えてないけど。
武:年代が新しくなるほど、黄色くなって行く、というか。炭坑が明るくなる、気がした。

山:本人曰く、唯一の嘘は、「炭坑はあんなに明るくない」と。
武:そうそう。嘘が嫌いな作兵衛さんがついた唯一の嘘。
山:嘘がないと言ってるけど、ほんまか? この炭坑画、そもそもは膨大な文字から始まってるって書いてたよな。

武:そうなんだよね。記録というか、日記?は付けてたんだよね。当時の風景をここまで詳細に文字にはしてないだろうから、労働時の服装や体の姿勢は記憶ってことだよね。刺青の絵柄にしても。

山:そうやな。で、「絵の方がパッと観てわかるから」という理由で、絵も描き始める、と。
武:文字が先なのか。

山:そうやね、物語が先。でですよ、文はどうなのか、ってのを見てみると、炭坑専門用語がいっぱい出てきて非常に読みづらい、ってか読めないw だけど拾い読みすると、とても記述的。事実のみやな。米の値段とかしょっちゅう書いてるw 炭坑節みたいなのも書いてたな。
武:あったね。

山:「ゴットン」って間の手みたいなの書いてたのがおもろかったw
武:どんな節回しなんだろうなあ。聴いてみたいなあ、って思ったよ。文字というとっかかりがあるとはいえ、60歳過ぎてからさ、炭坑労働の現場の隅々まで絵におこせるって、もの凄い記憶力だよ。

山:記憶力は確かに凄いんやろうけど、なんて言うのか、ほんまの炭坑はああいう感じとちゃうやろ ディティールは凄く近いものはあるんやろうけど。

●写真のリアリズムと絵の型

武:そうだよな。けど、それがいいんだよ。モノクロ写真の過剰に過酷そうなリアリズムの方が実は本当じゃないかも知れないじゃん。毎日働くわけだから、労働の時の人体の動きは当たり前に淡々としてるだろうし、ある意味、作兵衛さんの絵のような人物に感情があまりないような雰囲気の方が本当に近いかも知れないじゃん。

炭坑労働写真とかって、あまりにも「特別な労働」をしてる感が出ていたりしてさ、、リアリズムなのにどこか演劇的だったりするのがどうも苦手なんだよなあ。

山:写真は事実であるという同意みたいなもんがあるけど、実際には肉眼では捉えられないものやったりするしな。肉眼で捉えられない一瞬を、一方面から切り取る。で、魅せる。とは言え、山本作兵衛の絵の方が、本当に近いかどうか、ってのは疑問やけど。

武:人間が無表情なところがね、そうなんかなあ、って。
山:でも逆にもっと表情豊かな人かってたくさんいるはずやし。
武:てことは、作兵衛さんの「形式」なんかな。

山:そうやろな。人物の描写の形が決まってるから。でも定型で様々な場面を描くと返ってこっちが想像する、ってのはあるよな。

武:あるね! 型の表現を狙ってやってるのかな?作兵衛さん。でも、この「型」の原型はなんだろ? 時代的なものなんかな。当時のマンガとか挿絵とかの風潮というか。

山:この型は「まじめ」でしょ。マンガじゃない、流行じゃない。きっとそうや。だって僕かってそうやった。
武:あはは。「まじめ」に描くとこのような型になるのかw

山:そうなると思うよ。自分の記憶に忠実になろうとすればするほど、事実からは少しずれて、創造的になったりする。

●なぜ描くのか

武:作兵衛さんの目的は先生(権威)に褒められる為じゃないよね。息子に伝えたくても戦死してしまったことから、伝えたい気持ちがことさら強くなった、とかなのかな?

山:戦争画は戦意高揚、プロパガンダ、やんな。その為に、まさにお国の為に描く訳で。フジタはそれだけじゃ済まなそうやけど。じゃあ山本作兵衛は、誰の為に描いたか? 孫に伝えたい。その気持ちはもちろんあったとは思う。でも描き始めてからはもう、どうでもよくなってそうやな。だって伝える為だけなら、なんであんなに何枚も同じ絵を描く必要があるねんw

武:ふむ。伝える為だったら、描き直した場合、違いが明確に分からないとならないからな、確かに。。

山:単純に描くのが楽しかったんやと思うよ。そして、「記憶で描く」っていうのが大きく関係してるんちゃうかな。「子どもがまじめに描く絵」って言ったけど、つまりもう、子どもそのものやな。自分が子どもの頃に見た風景、そこで得た感覚、そこに常にコミットし続け得た。そこに直結してる。で、文が非常に記述的なもんだから、不思議な絵になるw

武:なるほど。60過ぎて子どもの感覚に直結できるって凄いよな。絵が「型」だからこそ、なのかな?
山:他に方法を知らなかったんやろうし、知るつもりもなかったからでしょ。
武:自然に任せると、型になるのかな。

山:普通ならないんとちゃうかw 炭坑というストーリーは歴史化されてるしな。時代の中で。
武:石油に取って代わられるところがまた、ね。
山:終わった、ってのも重要なんかな。

●人生は夏休み

武:体験として炭坑を知らないのに、「哀しさとノスタルジー」のメタファーとして炭坑はある気がする。
山:あるかも。日本の経済発展と密に関わってきたわけやから。

武:作兵衛さんはヤマは終わることを知っていた気がするんだよね。理屈で、というより現場に居て、なんとなく勘で。
山:何でそう思うの?

武:文が意図的に記録しようとしてる、気がする、というか。。もし、終わることを知らずに日記のように書いてるなら、自分の気持ちがもっと中心に来るんじゃないのかな?

山:それは武さんやろw
武:そうそうw
山:ちゃうと思うよ。山本作兵衛さんは。

武:ボタ山の詩が展示されてたじゃないですか。それを読んで、なんとなく感じたんだだけどなあ、ある時から終焉を知っていた、と。
山:そんなんあったっけ。
武:うん。

「ボタ山よ
 汝人生の如し
 盛んなるときは
 肥え太り ヤマ
 やんで日々痩せ
 細り或は姿を
 消すもあり
 あーあ 哀れ悲しき
 かぎりなり
 昭和四十五年一月 山本作兵衛」

山:あ、あった。それって山本作兵衛作やったんか。
武:これは珍しく、気持ちを表現してる、というか。
山:そういうとこもあるね。
武:記録じゃなくて。栄枯盛衰。ヤマもまた同じ。

山:でもこれもある意味記録やろ。昭和45年やし、もうだいぶ閉山してるんとちゃうか。何にしても山本作兵衛は、炭坑とともに生き、炭坑を描き続けた、と。これらの作品群は、いわば「人生の絵日記」やと思うんよな。おそらく、夏休みの宿題まだやってなかったからやっとこ、ってなもんでw 人生が過酷な夏休みやったと。

武:普通「夏休みの宿題」はイヤイヤやるけど、これはノリノリだしね。
山:60歳すぎて、「あんたどこ行っとったん?!」ってなって、ああ、宿題やってなかった、と。そんで宿題やったら、あんたの夏休み、どえらいことになっとるぞ! みたいなw
武:凄くいい人生だよな!

【世界記憶遺産の炭坑絵師 山本作兵衛展】
< http://www.tokyotower.co.jp/55/index_05.html >
期間:2013年3月16日(土)〜5月6日(月・振休) 会期中無休
会場:東京タワー1階 特設会場
時間:10:00〜18:00(最終入場17:30)
観覧料:一般(大学生以上)1,200円 小・中・高校生600円

【武 盾一郎(たけ じゅんいちろう)/第三の飛躍】
☆白いシャツの店「レタル」から『Real FantASIA 00』シャツ出ます!
< http://d.hatena.ne.jp/Take_J/20130416/1366066819 >
☆Team Uttoco主催「アートって楽しい! パステルと線画を楽しむワークショップ」
日時:5月3日(祝・金)
場所:アトリエ世界征服研究所
午前の部(10時〜12時)残り1名様です!
< http://ameblo.jp/uttocoichi/entry-11511371087.html >
☆picaresque主催「中目黒アートフェア」
会期:5月3日(金)〜6日(月)
会場:ギャラリー此企
< http://www.facebook.com/notes/picaresque/%E4%BB%8A%E5%B9%B4%E3%81%AEgw%E3%81%AF%E4%B8%AD%E7%9B%AE%E9%BB%92%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A7%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%81%B8/518528398208300 >

◎武盾一郎の画家活動のご支援受付けております! 10万円をご入金の方にもれなく「武盾一郎は私が育てた」と公言してよい権利をプレゼント![埼玉りそな銀行 上尾西口支店 普通 4050735]
facebookページ < http://www.facebook.com/junichiro.take >
Twitter < http://twitter.com/Take_J >
take.junichiro@gmail.com

【山根康弘(やまね やすひろ)/春休みなので宿題はない、、ハズ】
yamane.yasuhiro@gmail.com


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■グラフィック薄氷大魔王[342]
「デジカメの中のホコリ」他、小ネタ集

吉井 宏
< http://bn.dgcr.com/archives/20130417140100.html >
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●デジカメの中のホコリ

LUMIXコンパクトデジカメの中に入ってて、写真にも写り込んでたホコリ、とれた〜〜〜!! 全画面にゴミひとつ無し! 同じ機種だったので非常に参考になったブログ↓

< http://kane-kasegi.com/repair/LUMIX.html >

このブログのトップの青空の写真ほどではなかったけど、ズームすると大きな黒いゴミがいくつも見えた。沈胴式のレンズは空気が出入りするのでホコリが入るのはしかたないらしい。あきらめてデジカメを新調しようかと思ってたけど必要なくなった。

分解は簡単。参考にしたブログは余計なところまで取り外してるので複雑に見えるけど、ネジはずしてフタを開けるだけ。レンズにもCCDにも盛大に白いホコリがくっついてたのをブロワーで吹き飛ばす。

レンズの裏側の隅に一個大きいゴミがあったけど取れなかった。けど、画面には映らないので大丈夫。いやー、簡単だわ。またホコリ入ったら取ればいい。気が楽。

以前にホコリが入ったときにガンガン机に叩きつけたら取れたことがあったので、最近は壊れてもいいや、むしろ壊れてくれれば買い換えやすいと力任せにガンガンガンガンぶっ叩いてたw 丈夫だな〜LUMIX。スマンかった。もう何年かは大事に使うから許せ。

●「ボーカロイド」対「生身の人間」

ボーカロイドのイベントで「音楽は生身の人間が魂を込めてやるものでしょ。バーチャルのなにがそんなにおもしろいの? ふざけんなよ!」と女性歌手が叫んで乱入。だそうで。

< http://d.hatena.ne.jp/cobachican/comment?date=20130410 >

おもしろい! 歴史の変わり目には時間差があるんだなあ。僕にとってのイラストやデザインは21年前にその変わり目があった。文章書きや書類仕事はもっと前からだろうし、フィギュアの原型師さんは数年前からデジタルに置き換えが進んでるらしい。

「歌」はデジタルに置き換えが効かないと思われていた最後の一つなのかも。初音ミクなどのボーカロイドは、プロ歌手からすれば完全にオモチャみたいなもので、自分らの仕事とは関係ないと思われていたにちがいないけど、さすがにボカロの盛り上がりに危機感を感じたんだろうな。自分の技術や存在をないがしろにされてる感というか。

他の分野は全部、デジタルの洗礼受けて豊かになったんだ。歌だってそうだよ。デジタルの歌に対して生身の人間ができることは何か、考え直す機会になるだろうし。専門家の歌手がボカロを調教すれば、素人には真似できないことできるんじゃない? ボカロを使うプロの歌手なんてまだいないのかな?

まあ、まだ声のバリエーションが少ないし、ニュアンス出すためにいじれるパラメーター少ないもんな。少なくとも男声女声老若100人くらいのバリエーションがあれば。あと、数人〜数10人とかの声のサンプリングで、コーラスのボーカロイドって需要多そう。

プロ歌手が、自分の歌の魅力を最大限に出すために、音声編集ソフトとかで音程や音質やタイミングや切り貼りや、いろんな手を駆使してるってのはありそうだな。山下達郎とか。一発録りでないとプロじゃない! なんていう人はさすがに少なそうだし。

●YMOも過去のものか?

アーティストのJon Burgerman氏が、WACOMのCintiqでドローイングしてるYouTube動画。絵もすごいけど、音楽!! アメリカのアーティストが自分のムービーのBGMにこの曲をつけるってすごくないですか!?

< http://bit.ly/132FYcf >

高橋幸宏のソロアルバムに入ってた曲で、すごい好きだった。よく見るとちゃんと「The music is by Yukihiro Takahashi, the song is called Curtains.」と書いてある。YMOの「BGM」の頃のソロアルバム「ニウロマンティック-ロマン神経症」の中の曲。

レンタルレコードからのカセットテープでしか聴いてなかったからCDも持ってない。iTunesストアにはない! 音楽でも本でも、今すぐダウンロード購入できないってのはすごいストレス。一気に10年くらい昔に引き戻される気分。

当時のYMOメンバーのソロアルバムって、YMO本体の曲の数が少ないのを補う感じで、YMOそのものとして聴いてました。メンバー同じだし。そのへんまとめてTSUTAYAで借りてこようっと。

......甘かった。近所のTSUTAYAには、高橋幸宏のコーナー見出しがないどころか一枚もなかった。細野晴臣もなし。坂本龍一はさすがに10数枚あった。そもそもYMOですら三枚しか置いてない(確認のため寄った他の店舗にはYMOコーナー自体がなかった)。YMOはもうすでに忘れ去られる寸前か。

YMO、人気の全盛期って33年前だから無理もないんだけどね。33年がどのくら昔かというと、僕が高校生のときの戦後すぐくらいだもん。「東京ブギウギ」とか「青い山脈」くらいww

ダウンロード時代のレンタルCDは、現代の高校生が利用することあるのか? ってのもあるけど、そもそもダウンロード販売してないんだから存在しないに等しいわけで。YouTube等で探すと全部聴けたりするけどね。あ、そっちか。

その後、CD買いました。やっぱもうCDを買ってアマゾンで届くってこと自体がおかしな気分。

【吉井 宏/イラストレーター】
HP < http://www.yoshii.com >
Blog < http://yoshii-blog.blogspot.com/ >

おとといからガーっと仕事してたせいか首と肩が痛い〜。以前、タブレットPCを一日中首を下に曲げて使ってて、首を痛めたのと同じ感じ。なので、下を向くのがキツい。鉛筆や液晶タブレットでラフスケッチしてたけど、やはり下を向くのでやりにくい。こういう時、板タブは正面を向いてできるからラクなんだよな〜。

・iPhone/iPadアプリ「REAL STEELPAN」ver.2.0がリリースされました。
REAL STEELPAN < http://bit.ly/9aC0XV >
・「ヤンス!ガンス!」DVD発売中
amazonのDVD詳細 < http://amzn.to/bsTAcb >

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編集後記(04/17)

●「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」で注目された、カメラ主観の疑似ドキュメンタリー映画を「モキュメンタリー」というとは初めて知った。類似スタイルの映画は数多くつくられてきたが、「トロール・ハンター」(2010、ノルウェー)はなかなかの傑作だった。とはいえ、巨大な怪物のばかばかしいパッケージを見て、レンタルしてみようかと思うのはB級マニアしかいないだろう。わたしでさえ、なかなか手をのばさないでいたのだ。

冒頭にうやうやしく「2008年10月13日 フィルムカメラテネ社に283分のテープが匿名で届いた この映像はそれを編集したものである 映像には一切手を加えていない 専門家のチームが一年以上費やし映像の信憑性を検証した その結果本物と断定した」と告知がある。ボルダー大学の学生3人(解説、音声、映像担当)が伝説の怪物(妖精)トロールを追う男ハンスに同行し、本物のトロールが出現する驚異の一部始終を取材する。それが件のテープなのである。最後に「テープはここで終わる 映像の中の学生たちの行方はいまだわかっていない」と出る。モキュメンタリーのお約束通りだ。

ノルウェーの山中にトロールは実在している、というアイデア(虚構)をあくまでも真面目なドキュメンタリーで貫き通すところが潔い。学生カメラマンの主観映像もしっかり撮影されているので、類似映画のよくわからないヘタな素人映像とは違う。暗視モードも効果的。ハンスはトロールの生態を知悉しており、語られる内容は理論的でリアルである。そして彼らは実際、何体ものトロールに遭遇し、危険な目にもあう。映像はトロールをバッチリ捉えている。もちろんCGだが(メーキング見てないので不明)、景観になじんでいい出来だ。

全部が全部大ウソだから、おかしな点はいくつもあるが、そんなこと言い立てても意味がないくらいのおもしろさ。モンスター映画としてもいい出来だ。トロールはクリスチャンを襲うという唐突な設定がよくわからなかったが、北欧の神話や信仰を侵略したキリスト教に対するメッセージだという説もある。ハリウッドでリメークされるようだが、この部分はどうなるんだろう。気持ちよく積極的にだまされたB級映画。いいね!(柴田)

< >
「トロール・ハンター」予告編
< http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0071FQK1A/dgcrcom-22/ >
トロール・ハンター


●ロビの3号が届いた。3号は4月下旬と聞いていたから、早めに来て嬉しいような、組み立て時間がとれないから悲しいような。これで歯抜けはなくなり、7号まで揃ったことになる。この日曜日には8号と9号が届く。8号までで頭部が完成し、テスト稼働ができるようになる。頭が動かせるのが楽しみ。9号からは腕。

目は以前紹介した人のブログを真似して、クリアコート予定。油性クリアー、保存ビン、薄め液、塗料皿は購入済みだ。本体もコートした方がいいんだろうなぁ......。たぶんやらないな。この人のブログに製作中のロビを保管するケースの話があった。部品類も入れるため、内寸238x358x240のものを選んでらした。無印商品の同様のものは2cm足らず。惜しい。が、ロビだけを入れるならちょうどよさげなのを見つけた。引き出し型のCD・DVDケース。

定期購読の申込受付は一時停止中。増刷予定が決まり次第、再開予定らしい。バックナンバーもすべて品切れ。バインダーは増刷中、全員プレゼントの『ボイス付クロック』も6月到着予定になった。(hammer.mule)

< http://blogs.yahoo.co.jp/kawacha3500/10464463.html >
デアゴスティーニ週刊「ロビ」創刊。目のコート
< http://www.muji.net/store/cmdty/detail/4945247721584?searchno=17 >
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< http://blogs.yahoo.co.jp/kawacha3500/10527184.html >
ロビは120x340x160
< http://deagostini.jp/rbi/series_end.php?t=1366001877 >
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