[3483] アイデアのエコシステム

投稿:  著者:  読了時間:21分(本文:約10,100文字)


《なに言ってんのこの人? あたまへーき?》

■アナログステージ[98]
 アイデアのエコシステム──前編
 べちおサマンサ

■ローマでMANGA[64]
 モーニング編集部とヨーリのやりとり
 midori

■どうしたらできるかな?[step:03]
 基本が出来てないから応用が利かない
 平山遵子


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  怒りのブドウ球菌 電子版 〜或るクリエイターの不条理エッセイ〜
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◎デジクリから2005年に刊行された、永吉克之さんの『怒りのブドウ球菌』が
電子書籍になりました。前編/後編の二冊に分け、各26編を収録。もちろんイ
ラストも完全収録、独特の文章と合わせて不条理な世界観をお楽しみ下さい。
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■アナログステージ[98]
アイデアのエコシステム──前編

べちおサマンサ
< http://bn.dgcr.com/archives/20130528140300.html >
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またもや個人的な話をウダウダと書こうといているのだけど、ネタが尽きたわけではない。ネタをまとめあげる時間がないのが正解で、ネタをまとめてデジクリでリリースする頃には賞味期限が切れてしまっており、ゴミ箱に捨てるというのが大正解なのだ。もったいない。

肉や野菜、魚などの生もの素材を購入し、それを調理してデジクリのネタが出来上がるわけではないので、ネタを腐らせて捨てても現実的な出費はゼロ。これが仕事として受託し、時間換算すれば話はまた変わってくるのだけれど、デジクリでこうしてダラダラと書かせていただいているのは、お金に換算できない楽しさと面白さがある。

第三者な目で自分のコラムを読み返すと、「オマエの私生活なんかどうだっていいんだバカタレ。それよりも、もっと業界の際どい話を読みたいんだ、火のないところに煙は立たないような裏話を読みたいんだ、この、ワンオクのLIVEで年齢考えないで横のギャルたちとピョンピョン飛び跳ねていた擬装ヤング野郎!! ちゃんと書けぇぇっ!」と憤りを感じたりする。

ということで、今回は少し違う視点から「モノつくり」に携わる経緯を書いてみたい。何度も書いておりますが、ワタクシはクリエイターはクリエイターですが、作品を残すようなクリエイターではございませんので、なにかが歪んでいるような視点もあるはずですのでご承知くださいね。

●アイデアを分かり難く数式で表現してみる

ゼロからモノを考え、それをカタチとして世にリリースするクリエイターなら、いままで培ってきた知識や技術のストック量は相当なものでしょう。枯れて木の枝から落ちた葉から、街頭路の灯りから映される影など、アイデアの引き出しに仕舞えるネタは、人それぞれであり、対象となるものもそれぞれです。

引き出しの中に仕舞ってあるアイデアたちをひとつひとつ並べ、組み合わせを何度も何度も変えて、基となるアイデアの一つが出来上がる。そこから足りない部分をプラスしたり、過剰になった部分をマイナスしたり、頭の中で出来ているラフスケッチに近づけていく。

ここでいうラフスケッチとは、紙に描いた視覚的なラフスケッチではなく、その時点まではほぼ完成形に近い、脳内で描かれているラフスケッチ。なので、誰にも知られることはなく、全体のイメージを理解しているのは自分だけ。

テキストだと「なに言ってんのこの人? あたまへーき?」と、ニュアンスが伝えきれないかもしれないので、数字を小アイデア、アルファベット小文字を数字を組合わせた中アイデア、アルファベット小文字組み合わせてできたものをアルファベット大文字にして簡単に表現してみると......

1+2+4=a (中アイデア1)
3+5*6=b (中アイデア2)
a+b=A  (大アイデア)
A-余計な部分=Ab (Aのとりあえずの状態)

10+8+9=c (中アイデア3)
Ab+c=Ac  (Aとcのとりあえずの状態)

Ac+11=B  (Acに小アイデアを追加)
B-余計な部分=Ba

と、足し算と引き算、場合によっては掛け算の繰り返しではないでしょうか。ここまで書いていて気がついたんですけれど、制作中に割り算チックな考えかたってあまりというか、ほとんどしないかも。どちらかというと、割り算は制作が終わって生産に入ったりするときに出てくる。

一日で完成まで持っていけるものもあれば、数日、数週間かかるものもあり、日を重ねるということは、新しいアイデアも追加されてくる。制作途中でも、新しく引出しに仕舞ったアイデアのおかげで、途中まで出来上がっているものに追加で加えたり、ときにはゼロに戻して再作成というケースもあるでしょう。

人間の記憶力って、相当な高スペックであると同時に、一番あてにならない力であったりもする。歳を重ねると、嫌でも現実味深い症状が『物忘れ』だ。アイデアの量が増えると、消えてしまうアイデアもある。記憶から抹消されるわけではなく、一時的に忘れている。

これが、なにかの拍子に突然思い出して、「あ。あのときのヤツ、このアイデアを加えていればもっと違ったモノになっていたかもしれない」と、忘れてていいのに、いきなり思い出したものだから、作り上げたものに不満を持ち始めたりもする。その思い出したアイデアが逸材なアイデアなら、未練が付きまとったり。

それはそれでとてももったいない話だ。それらのアイデアたちを無駄にしないため、いつでも引き出せるために便利な道具となるのが、パソコン。時代の恩恵に授からない手はない。

100パーセントまでとはいかなくても、相当な量を脳ミソから引き出すことはできる。脳ミソの容量も気しないで済むので、エコなことこの上ない。思い出せないストレスからも解放されるので、身体環境保護だ。

アイデアのエコシステムは、その当人にしか使いまわしができない技だ。時間がなくなったので、久しぶりにネタ分割。次回は、自分にしか分からない(知らない)エコシステムを書いてみる。

【べちおサマンサ】pipelinehot@yokohama.email.ne.jp
NDA拘束員であり、本当の横浜を探しているヒト。ぶら撮り散歩師。
Twitterはコチラ→< http://twitter.com/bachiosamansa >
まとめはコチラ→< http://start.io/bachio >

△▼過酒雑記──今日の酒は明日の肥し▼△

●「忙しい忙しい」と毎回懲りずに念仏のように言っているが、もうどうしようもないくらい。おそらく過去最高。ベンダー(下請け)さんもまったく追いついていなく、納期遅延の連続。そりゃそうだ、いきなり「生産台数を増やしますから、御社のほうも対応お願いしますね」って、リードタイムを無視した納期で発注だせば、そうなるわ。

コンビニで買ってレンジでチンして品物が出来上がるわけではないのに、自分の都合しか考えていないバカな会社に成り下がっている。いやだいやだ。

●すでに、アチラコチラで話題になっている、乙武氏の「イタリアン入店拒否について < http://ototake.com/mail/307/ >」だけど、いろいろな声があがることはもちろん、飲食店など接客業の立ち位置すら揺れ動く騒ぎでした。「でした」というより、まだ継続中だけど。

その場に居て、事の内容を一部始終把握しているわけではないのでコメントは控えるけれど、どちらかが一歩譲って対応すれば、ここまで大きくならなかったのでは。お互いが一歩譲り合えば、なお良しだっただろうに。お互いもったいないね。乙武氏とお店の攻防は置いといて、オイラなりの別視点というか、ちょっとした意見を。

幸いにも、入院を強いられたりするような、病気や怪我を今まで患ったことはないんだけど、昨年の5月初旬に『酔っ払って階段から転げ落ちてキッチンのガラスドアにメガダイブ事件』で、右足を数針縫う怪我をした。

・アナログステージ[53]守る側と守られる側の隙間
< http://bn.dgcr.com/archives/20110419140300.html >

初めての松葉杖生活で、とにかく苦労したのが横断歩道を渡ることだった。歩行者用信号機がついていても、信号機の横断時間が短くて、道路を最後まで渡りきることができないのだ。信号を一回待って、歩行者用が青になってから渡り初めても、渡りきることができなかった。

片側3車線の広い道路だと、中央分離帯のところに退避所みたいな場所があるので、2回に分けてギリギリ渡ることができた。これ、まだ体力があるうちはなんとかなるけれど、体力が落ちている高齢者や障がい者には相当キツいのは実感として良く分かった。

信号機の横断時間は、日本の行政がやっていることだから、あれこれと統計をとった平均時間を採用しているんだろうけれど、その統計時間だって健常者時間の統計がメインであるはず(よく調べていないので間違っていたらごめんなさい)。

いまの日本の技術なら歩行者をカメラで判別して、いくらでも横断時間の加減はできるだろうに......と探してみらありました。車にも人にも、お互いストレス溜めずにスムーズな環境を築いていくのが一番。

・高齢者対応の信号機本格導入へ 渡りきれない人に時間延ばす
- 47NEWS(よんななニュース):
< http://www.47news.jp/CN/201101/CN2011012301000225.html >


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■ローマでMANGA[64]
モーニング編集部とヨーリのやりとり

midori
< http://bn.dgcr.com/archives/20130528140200.html >
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●1992年ヨーリは講談社とコンタクトをとった

"幸運が服を着て歩いている"マルチェッロ・ヨーリは、「ユーリ」の作者イゴルトとお友達でボローニャの家も近い。お友達に誘われてヨーリも講談社にコンタクトを取った。

ボローニャは毎年復活祭の頃、年によって日は変わるけれど3月の終わりから4月の初めに「国際児童図書展」が開催される。一般向けの見本市ではなく(実際、本を販売しない)出版社同士の取引の話と、出版社と作家の話し合いの機会として業界では知られている。

そこに講談社は毎年ブースを設けているので、ボローニャ住まいのイゴルトもヨーリも気軽に行けるわけだ。

講談社に対してすでにイゴルトが道をつけているし、ヨーリは幸運が服を着て歩いているまったく物怖じしない人だし、当時のモーニング編集部は気炎をあげて書き下ろしをしてくれる外国人作家を探していたから、ま〜〜ったく問題はないのであった。

外国人作家の講談社の窓口は、当時「国際室」と呼ばれていた国際版権を扱う部署だ。この部署は毎年必ず図書展に参加をしていて、後日イタリア人作家に「ユッカンドー」と呼ばれた安藤さんという才媛がいつも対応していた。いつも同じ人がいると話が早くていい。しかもユッカンドーは頭の回転が速い。

1992年、イゴルト・ヨーリコンビは嬉々として図書展を訪れて、ユッカンドーに会った。10年付き合ったのでイゴルトのリアクションが想像できてしまう。ミーティングでイゴルトがヨーリの前で、もう何年も彼女を知っているかのように振る舞ったであろう姿を想像する。

イゴルトが講談社と懇意にしている姿はヨーリに安心感を与えたろうし、打ち解けるイゴルトに、ユッカンドーはイタリアの作家とモーニング編集部の協力体制が成功しているという印象をもったと思う。イゴルトはミーティングで真剣で打ち解けた空気を作るのが上手な一人だ。

イゴルトはすでに編集部と仕事をしているのだから、直接モーニング編集部とコンタクトを取る方法も知ってるわけだけど、編集部とは翻訳を介して文のやり取りになる。図書展では直接出版社の人間と話ができる。地元だし。ただ、国際部は編集を兼ねることはできないから、結局、翻訳を介して文でやり取りすることになる。

●編集部の三条件

編集部とヨーリのやりとりで、手元にある一番古い日付は1992年7月28日の編集部からヨーリへのファックスだ。私の家に郵送されてきたヨーリから編集部へ宛てた作品企画の解説と作品のコピーがあって、ファックスはこの企画の返事だ。だから、ヨーリとの共同作業はお盆あたりに始まったわけだ。

編集部の返事は、ヨーリの提案をそのまま受け入れるわけにはいかないというものだった。というのも、ヨーリの提案は過去にイタリアの雑誌に掲載したものを、手直ししただけのものだったからだ。

モーニング誌の外国人漫画家企画は、あくまでも日本の読者へ向けての書き下ろしを基本にしていた。日本の漫画家とする作業と同じように、企画、ネームの段階から編集部が介入し、日本市場で価値が出るように模索しつつ作品にしていくことで、なにか新しいものを生み出すのが目的でもあるからだ。

編集者は、「主人公が世界旅行をしながら次々と様々な驚異を経験していく」という構想自体は面白く思えるので、これを基に日本向けに構成しなおし、次々に物語を描いていく気持ちがあるならば検討に値する、と言った。

次に、日本ではまず週刊誌に掲載され、そして単行本にまとめられる、とも続けている。日本人漫画家が相手だったらいちいち言わなくてもいいことだけれど、日本以外ではまったく当たり前ではないのだ。ヨーリへの最初の通信でこの事を伝えたということは、編集者の方でも海外の事情を把握し始めたということでもある。

そして条件を三つ出した。
1:各話読みきりで、カラーなら8ページ、白黒なら32ページ以内。
2:主人公の存在をはっきり描く。主人公が経験するものとして描く。
3:すでに描いた話は描かない。

「2」の条件は、まさにMANGAの特徴である「読者はキャラクターに感情移入をして物語を生きる」を具現するための必須条件だ。これも、日本人の漫画家に対してだったら新人だったとしても改めて言う必要のないことだ。

外国産のコミックスは、必ずしも「主人公の存在をはっきり描く。主人公が経験するものとして描いて」いないわけで、編集者はこの事実も学習した結果がここで見てとれる。

この条件で第一話のシノプシスを作って送ってくれるように、そして、通信の最後に、カラーだったら11話、白黒だったら8話で単行本になることを追加している。暗に、このエピソードの数でとりあえず話に切りがつくように構成しろよ、と言ってるわけだ。それを明記しなくてもわかるよね? とも。

ヨーリの返事はもちろん了解だ。
そのやりとりは次回に。

【みどり】midorigo@mac.com

前回のあとがきで書いたインタビュー記事がウエブ雑誌に載りました。
< http://www.marieclaire.it/Attualita/Intervista-a-Midori-Yamane-al-Romics-di-Roma >

メールで送られてきた質問がとても表面的なものだったので、ちょっと意味ないじゃんと思い、表面的な答えにとどまらずに、現代社会の問題点など私の意見を結構長々書いて送信しました。

初めての受け答えは笑いをとったほうがいいのはわかってたけど、根が真面目なもので......。

この記事は表面的な受け答えのみに拠ってます。ちょうどローマのコミックスフェアが終わったばかりだったので、そのことに集中した対応のみで、残りはdonnareportorという別のウエブ雑誌に載せると言ってたけど、一か月以上経っても音沙汰なし。まっいいか。このページに私のマンガのリンクも載せてくれたし。

主に料理の写真を載せたブログを書いてます。
< http://midoroma.blog87.fc2.com/ >


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■どうしたらできるかな?[step:03]
基本が出来てないから応用が利かない

平山遵子
< http://bn.dgcr.com/archives/20130528140100.html >
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慣れない手付きで裁縫とぬいぐるみ制作を始め、2か月が経過しました。時々、針で自分の指を刺し、夜中に「いてぇ〜!!」と叫ぶこともありますが、イライラすることもなく、時間は掛かるものの楽しくぬいぐるみが作れるようになってきました。

練習のために作ったオリジナルキャラクターのぬいぐるみも数が増え、ぬいぐるみを作る楽しさが以前より増してきました。

今、当時作ったぬいぐるみを見てみると「うわっ! ひどい縫い方しているな」とあきれますが、当時は針と糸の感覚を掴むのに必死だったんだなと思います。

ある日、いつものようにオリジナルキャラクターのぬいぐるみを制作中、いつにも増して苦戦を強いられることになりました。「プリン博士」というキャラクターがかぶっている博士帽が上手く作れないのです。

・プリン博士
< http://www.j-allstars.com/gallery.html >
 ※オリジナルキャラクターブース1と9の写真を参照。いちごと生クリームが
 のった博士帽を被ったキャラクターがプリン博士です。

ひとまず落ち着いて、紙で工作をするように博士帽の型紙を色々検証してみました。その結果、何とか博士帽は出来ましたが、博士帽の上にパフェのように盛られているいちごと生クリームが上手く作れません。型紙を丹念に検証して、形としては再現が可能だと分かりましたが、問題はどうやってこれを縫うか?ということなのです。

「プリン博士」のチャームポイントは、いちごと生クリームののった博士帽。これがないとただのプリン星人......。

悩んでいても仕方がない。とりあえず、縫ってみます。なんとかいちごと生クリームの形になって来たものの、いちごの丸みや種をどうやって表現すればいいのか? 悩んで手が止まってしまいます。そんな時でした。

「ちょっと。縫いかけのそれ貸してみなさい! いいから!」

そう言うのは以前、裁縫をはじめると意気込んでいた私に意外にも冷たい態度を取った母でした。母は怒らせるとスーパーサイヤ人ばりに怖いので、恐る恐る縫いかけのいちごと針と糸を渡しました。私は黙って彼女の針と糸さばきを見ていました。

すごい! なんという手際の良さ! 早い! 縫い目がきれいだ!思わず見惚れている私に、

「丸みを表現したければ、運針でこの周りをサクサクと縫って、最後に口を閉じるように思いっきり糸を引っ張るのよ。ほら、やってみなさい!」

母が教えてくれた通り二つ目のいちごを縫ってみたら、みごとにいちごの形に!でも、問題はいちごの種。私は恐る恐る母に聞いてみました。

「いちごの種? あぁ、あなた玉結びは出来るようになったわよね。こうしてみれば」

母の言うとおりに針と糸を動かしてみたら、なんと種が表現できました。いつもの玉結びのやり方で、糸を巻く回数を増やすだけ。それをいちごに縫い付けると、いちごがよりいちごらしくなったのです。

作業を進めようやく「プリン博士」のぬいぐるみが完成しました。喜んでいる私に、母はこういって笑いました。

「だから、最初に言ったでしょう。針と糸の感覚がまったくない人には、いくら教えても無駄だと。そろそろ、教えても大丈夫かと思って教えてみたの。裁縫ってやり方は色々あるのよ。だから、基本がちゃんと出来てないと駄目なのよ。型なしって言葉があるでしょう。型、基本が出来てないと応用が利かないってことかしら。まぁ、あなたがいつまで続けるかわからないけど頑張ってね」

オリジナルティーという言葉が大好きだった、無鉄砲な私にこの言葉は胸にグサッ! と刺さるものがありました。基本って大切なんだと改めて思い知らされました。そして、身近にこんないい先生がいることに気が付きました。

裁縫、ぬいぐるみ作りを始めて、ひとつ目の目標が出来ました。この人、母を、あっと言わせるぬいぐるみが作れるようになりたいと!

【平山遵子・ひらやまじゅんこ】
J★(Junko allstars)〜思い出を形に未来につなぐハンドメイド〜
< http://www.j-allstars.com/ >
夢は「世界一楽しいぬいぐるみ」を作る!


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編集後記(05/28)

●ここしばらく(正確には13日間)夕食時のビール(正確には第3の)がうまいったらなかったが、その後(正確には2日間)は不味く感じて、さらにその後はまた普通にうまいのであった。大相撲5月場所のせいだ。贔屓にしている稀勢の里のせいだ。苦手の把瑠都、琴欧州、日馬富士に勝っているから、待ちに待った初優勝は確実と思っていたのに......。大相撲の15日間は落ち着かない。毎日17時半ごろになるとテレビ桟敷へ行く。稀勢の里の取り組みのときには決まって立ち上がる。げんを担ぐのである。こうするときっと勝つ。15分の13だったけど。

以前、稀勢の里が先に構えるときは負けることが多い、という発見を書いた。何場所かはほぼその通りだったが、稀勢の里は変わった。今場所は下位を相手にしても、明らかに後からゆっくり構えるということはなかった。同時か、先に構えるかしていた。また、上げていた片方の拳をついてから立つというアクションをやめて、両手をついてすばやく立つようになった。立ち合いが早く、鋭くなった。腰も低い。失敗したのは千秋楽だけだ。

稀勢の里が所属する鳴戸部屋は、独自のポリシーをもつ先代鳴戸親方が出稽古を禁止していた。その先代が死んで、4年ぶりに出稽古が解禁になり、各部屋の強敵を相手とする稽古が可能になった。それが5月場所の快進撃につながったのだと思う。だから稀勢の里はますます強くなる。今年中に横綱になる。15日が終わると憑き物が落ちたように、平穏な気分にひたるわたしだ。隔月でこういう刺激があるのもいいものである。勤め人には味わえない、リアルタイムの楽しみだ。

ドッペルギャンガー 202 blackmax、とっても快調。ハンドルとディレーラーの不具合は簡単に調整できた。昔取った杵柄。元サイクリングクラブだもの。このサイズの自転車なら、スポーツ車のような極端な前傾姿勢にならないから、体は楽だし眺めがいい。車体が重くないからペダルを踏み込むだけスピードが出る。いつもの図書館往復なんか、アンパンマン号に比べたら2/3くらいの時間で済む。キャリアがないので夏場のデイパックはつらそうだが。(柴田)


●続き。普通はここまでやらないよね、ということは、他では見られないよね、ということでもある。体質に合わなければ受け入れられないし、一度受け付けてしまったら、「何度再演するのよ、もう見たくないわ〜」と言っていても、見てて恥ずかしいのに、「ああ、これだったわ!」と再燃する。ええ、再燃しましたとも。そして突っ込んだり、パロったりできる隙があるところもいいなぁと思ったりする。

最初に書いたように、長い話の切り貼り。説明のためのシーンと名シーンとがあって、説明シーンは眠くなる。主要人物が少ないため、他の人たちの場面も必要みたいで、ここやるよりはカットされたあっちのシーンの方が良かったのに〜と思うことも。「彼の死を無駄にしてはならない。自由と平等と友愛のために。シトワイヤン行こーー!!」というシーンが凄く好きだ。血が騒ぐ。

フェルゼン(王妃の恋人・いわゆる不倫相手)に失恋し、ジェローデルとの結婚話が来たオスカル。アンドレが人にとられるならと毒薬を盛り、我にかえって告白する。はじめてアンドレを意識しはじめ、死を覚悟した出陣前夜に結ばれるオスカル。で、そのやーーっと手にした幸せを、アンドレの死によって砕かれてしまう。こう書くと身もふたもなく、オスカルの逆ギレっぽいシーンになってしまうのだが、まぁ半分はそう。彼の死を〜で民衆がどんどん増えていき、行こーーー! と叫び戦闘シーンになる。(続く)(hammer.mule)